外資系IT企業に転職するメリットを解説!知っておきたいポイントは?転職の心構えをエージェントが紹介
外資系企業は年収が高く、仕事もやりがいを感じやすいなど魅力があります。その反面、仕事での成果が年収を大きく左右する・高いレベルでのコミットが求められるといった側面もある企業です。そんな外資系企業のメリットや注意点、転職する際の心構えについて解説してきます。
目次
外資系IT企業に転職するメリット
外資系IT企業に転職するメリットは大きく分けて3つです。
1.能力次第で給料が上がりやすい
2.知識やスキルが向上しやすい
3.オンオフがしっかりできる
それぞれ解説します。
能力次第で収入アップを狙いやすい
自分の能力に自信がある人にとって外資系の企業はおすすめです。
外資系の企業は固定支出を嫌がります。特に家賃や人件費の高い日本では比較的少数精鋭のチームを作りやすいのが特徴といえます。
外資系の企業は給与も固定給与よりも賞与などの比重が日本の企業よりも重く、業績や成果によって年収が大きく影響される傾向が強いです。
年功序列の慣習が強い日本において、若い内は高年収にはなれないと諦めている人もいるかもしれません。
しかし外資系の企業であれば若くても高年収を得られる可能性があります。
日々スキルを向上できる
向上心を満たしたい・スキルを磨きたいという人にも外資系の企業はおすすめです。
外資系の企業は外国の資本が入っているだけに、日本に限らずグローバルな情報が行き交う環境にあります。
世界規模でのトレンドやメソッドに触れることができ、あらゆる国の情報にも手が届くよう英語力を鍛えることも可能です。
また日本の企業でもこれからは世界へ目を向けたい企業も多くあるかと思います。
外資系企業での経験を積みグローバルな視点やスキルを身につけておくことでこれからの人生の強いプラス要素にもなるでしょう。
仕事とプライベートのオンオフをつけやすい
外資系企業では仕事のスケジュールや予定が組みやすいのもメリットの1つです。
「集団」を重んじる日本の企業と比べて外資系の企業は「個人」を重要視する企業が多い傾向にあります。
能力を重視した少数精鋭型のチームで仕事をすることが多いため、より個人それぞれに合わせた動きがしやすくなるのです。
その分個人にかかる責任も大きくなりますが年収や地位に反映されます。
また自分に与えられた仕事さえこなせていれば、勤務環境や時間においても自由に働ける環境です。
日本の企業のように仕事が終わらない部署へ強制的に回されたり、手伝わされたりするということもあまりありません。
仕事量次第では自分の時間もしっかりと取ることができ、私生活も充実させやすくなります。
外資系企業に転職する際の注意点
メリットだけでなく外資系企業に転職する上で気をつけておきたい注意点についても解説します。
外資系企業に転職する際の注意点は以下の3つです。
1.成果が出せなければ収入が減少する
2.その企業の文化を知る必要がある
3.福利厚生が充実していない
それぞれ解説しましょう。
事前に成果が出せるかどうか見極める必要がある
外資系企業ではその仕事が自分にできるか、成果が出せるかどうかなど、事前にある程度把握しておく必要があります。
外資系企業は業績や個人の成果が年収に影響する「成果報酬型」が多いです。
自分に向いていない仕事をする企業へ転職してしまうと成果が出せず思うような年収を得ることができません。
また外資系企業が外国で勝ち残っていくためには、絶えず優秀な人材を揃え勝ち続けていくほかありません。
その中で勝ち残っていけるか、そして競争に負けないかどうか。
事前にある程度見通しを立ててしておくことで転職で失敗するリスクを減らせます。
転職する外資系企業の文化を知る必要がある
外資系企業に就職しても文化やコミュニケーションに馴染めないこともあります。
外資系企業はグローバルで多様性に溢れており、個人を重要視するため刺激が多く人によっては働きやすい環境かもしれません。
ただその分馴染みのない暗黙のルールがあったり日本の企業なら得られるような研修やサポートがなかったりすることも多いです。
また日本人は比較的直接的な表現を好まず、気持ちオブラートに包んだコミュニケーションを好みます。
しかし海外の文化では直接的な表現でなければ伝わらないことがあるものです。
うまく表現できず相手に伝えたいことが伝えられないなど文化の違いによる弊害を感じることもあります。
外資系企業に転職する際はその企業がどのような文化を持った人の集まりで、どのようなアピールが有効か事前に調べておきましょう。
それが能力を活かせるかどうかの分かれ目にもなります。
多少の年収アップではマイナスになることも
外資系企業では自分が自由に使えるお金(可処分所得)が減る可能性もあります。
外資系企業は住宅手当や寮制度、各種家族手当など日本の企業では補助されてきたような福利厚生がないことが多いです。
そのため会社が助けてくれていた部分を自分の可処分所得から補うことになります。
そのため前よりもむしろ生活に余裕がなくなった、なんてことにもなりかねません。
外資系企業への転職を考える際には福利厚生を今在籍している企業と比較して計算しておくことが大切です。
外資系企業は未経験でも転職可能
外資系企業は未経験でも転職することができます。
外資系企業が重要視するのは経験ではなく企業の求めるスキルにマッチしているかどうかです。
そのため外資系企業に転職するのに大切なのは専門性の高いスキルを持っているかどうかといえます。
日系企業ではジョブローテーションを採用している企業が多く、総合的に強い人材が増える傾向が強いです。
一方で外資系企業はその逆で専門的なスキルを持った人材、いわばスペシャリストを好む傾向があります。
そのため外資系企業への転職を考えている人は、企業の求めるスキルと自分の得意とするスキルがマッチしているかどうかに着目しましょう。
外資系企業の口コミもチェックしておく
転職口コミサイトを見てみると外資系企業では比較的アットホームで自由な雰囲気の企業が多いことがわかります。
ただその一方で基本的には高いレベルでのコミットが求められる傾向が強いです。
また業務内容によってはその日の仕事量がわからないなど外資系企業のメリットが活かされないこともあります。
そのため事前に企業の雰囲気を口コミサイトなどで確認しておくことが大切です。
転職する際の日系企業と外資系企業の違い
外資系企業に転職する場合、日系企業と外資系企業では転職する際の準備内容が異なります。ここでは主に異なる2つの準備を紹介します。
英語の履歴書・職務経歴書を準備する
外資系企業に応募するには英語で書かれた履歴書と、英語で書かれた職務経歴書が必要です。
また企業によっては日本語の履歴書・職務経歴書も別に必要になることもあるため事前に確認しておきましょう。
もちろん内容に不備や誤字・脱字があれば信用は下がります。
英語を話せる人にチェックしてもらったり、外資系の転職エージェントを使い履歴書の表現などをチェックしてもらったりしましょう。
英語での面接対策
外資系企業に応募するのであれば英語での面接練習をしておくことをおすすめします。
外資系企業の場合面接は英語で行われることも多いです。
英語に自信がある人でも普段使っていないと咄嗟に英語がでてこないこともある筈です。
特に志望動機や職歴などは必ずといっていいほど聞かれるので英語でスラスラといえるように準備しておきましょう。
転職エージェントを利用するメリット
外資系企業へ転職するのであれば、エージェントを利用するのがおすすめです。ここでは、そのメリットや強みを解説していきます。
自分1人ではわからなかった情報がわかる
転職エージェントに登録しておけば転職について自分1人では分からなかったことが分かります。
転職エージェントには企業からの非公開求人や市場の動向・転職のノウハウなどの情報が自然と集まってくるのです。
そのため自分1人では知らなかった情報がわかるのはもちろん、表に出ていない求人情報へ応募することもできます。
登録は無料でできるエージェントがほとんどのため複数登録しておいても損はありません。
不安や悩みを相談できる
転職エージェントを利用すれば、転職に関しての悩みや不安を相談できます。
転職エージェントは転職を成功させるプロです。
あらゆる情報やノウハウを持っているため、自分1人ではわからなかった情報や対処法も教えてくれます。
また専門家に相談することで自分の悩みや不安が明確化することも可能です。
転職が初めてでもエージェントを利用することで転職活動をスムーズに行えます。
履歴書のチェックや面接の日程調整もやってくれる
忙しい時に転職エージェントは大きな助けになります。
転職する場合現職の仕事と並行作業になって忙しくなることもあるでしょう。
そうなると履歴書を確認したり、スケジュールの調整に手が回らなかったりすることも必然です。
転職エージェントは、履歴書の確認や面接の日程調整など忙しくて手が回らないところをサポートしてくれます。
年収が上がることもある
驚くべきことに転職エージェントに登録することで収入が上がることもあります。
転職エージェントでは過去の採用実績や本人の要望や客観的な視点から年収交渉を企業へ行ってくれるのです。
特に面接時などに自分で年収交渉をした場合、内定が欲しい気持ちが先行して希望年収より低く伝えてしまうこともあるでしょう。
転職エージェントに年収交渉を依頼しておくことで、希望の年収通り転職できる確率を上げられます。
外資系企業に転職するならエージェントも考えて選ぶ
転職エージェントによって得意とする業界や扱う企業の傾向が違う、ということも多いです。
そのため転職するなら興味のある業種や業界の転職に特化したエージェントを選びます。
つまり外資系企業への転職なら外資系に強いエージェントを選ぶようにしましょう。
まとめ
外資系企業は能力次第で、高年収や自由な働き方が可能になる魅力があります。
一方で仕事に対する責任が大きく、成果が出なければ年収が下がったり解雇されたりするといった注意点もあります。
それでもグローバルな環境でスキルアップのチャンスも多く、仕事のやりがいも感じやすい環境です。
能力に自信がある人や向上心の強い人にはオススメできる企業といえます。
また転職をするのであれば転職エージェントを使うのが便利です。
求人情報はもちろん、転職に対する悩みや不安を相談できるほか、履歴書のチェックや面接日程の調整・年収交渉など行ってくれます。
入りたい企業があるならその業界に強い転職エージェントを利用するのがオススメです。
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