転職面接で声が聞き取れない時の対処法解説!失礼にならない聞き返し方は?オンライン面接での注意点も紹介
面接のときに面接官の声が聞こえなくて困ったことはありますか?緊張しすぎて聞き取れなかった、面接官の声が小さすぎて聞き取れなかったなど理由は様々です。そんな状況に陥った時も焦らず正しい対応ができるように、面接官の声が聞き取れなかった時の対処法を幅広く説明します。
目次
面接官の声が聞き取れない時の対処方法
「面接官の声が聞き取れない」というのは意外と多くの人が体験しているのではないでしょうか。
面接官の話が聞き取れなかったことが相手にマイナスの印象を与えてしまうのではないかと心配になる人も多いと思います。
しかし実際の面接で重要なのはその後自分がどのように対応するかです。
例え面接官の話を聞き逃しても正しい対処法を身に着けていれば相手に不快感を与えることはありません。
緊張すると人の話が聞きづらくなる人は特に事前にしっかりと正しい対処法を身に着けて面接に臨みましょう。
聞き返すかVSごまかすか
まず面接官の話が聞き取れなかった時に、素直に聞き返すことができる人とそのままごまかそうとする人がいます。
中には上手くごまかすことが出来る人もいますが、私は断然素直に聞き返すことをお勧めします。
なぜならごまかそうとする人は面接官の発言に対して的外れの回答をするリスクが高いからです。
それ以外にも発言する表情に自信のなさが現れることで結果的に面接官に対しマイナスな印象を与えます。
面接官の話が聞き取れなかった時はそのままにせず素直に聞き返せるようにしましょう。
聞き返すことは失礼ではない
面接の際に面接官の発言に対して聞き返すことは失礼な行動ではありません。
緊張するとパニックで面接官の話が上手く聞き取れなくなる人は素直に緊張してしまったことを伝えもう一度内容を尋ねてみましょう。
面接官の声があまりにも小さくて聞き取れない場合などは相手に失礼にならないよう再度発言してもらえるようお願いすることが大切です。
どのように聞き返すかによって面接官に与える印象は大きく変わりますので、好印象を与える話し方を実践しましょう。
面接官に失礼でない聞き返し方とは
面接官の話を聞き返すとき、面接官の印象を左右するのは聞き返すこと自体ではではなく聞き返すときに発言する内容や態度で決まります。
以下の例文をもとに正しい聞き返し方をマスターしましょう。
正しい聞き返し方の例
面接官の話が聞き取れなかった時は以下のように丁寧で低姿勢な聞き返し方を意識しましょう。
・「申し訳ございません。お話を一部聞き逃してしまいましてもう一度お伺いしてもよろしいでしょうか」
・「すみません。緊張してお話をうまく理解できなかったので、大変恐縮ですがもう一度お願いできますでしょうか」
聞き返すことで面接官に同じ発言を二回してもらうことになるので、謙虚に自分に否があることを前提にお願いするようにしましょう。
聞き返し方のNG例
以下のような聞き返し方は面接官に悪印象を与えてしまう聞き返し方の例文です。
一見丁寧に聞き返しているように見えますが、聞き返し方は丁寧であればよいということではありません。
・すみません、声が小さくて聞き取れなかったのでもう少し大きな声で話していただけますか?
・もう一度おっしゃっていただいてもよろしいでしょうか?
・はい?何ておっしゃいましたか?
例えば面接官の声が小さいという理由で聞き返す場合も、相手の気持ちを配慮して相手を否定するような発言は控えましょう。
また聞き返すときは必ず「申し訳ありません」や「すみません」などの謝罪を入れることを忘れないでください。
くだけた聞き返し方は面接官に対して失礼になりますので常に相手を配慮した丁寧な発言の仕方がポイントです。
聞き返すタイミングについて
面接官の話が聞き取れなかった際に、聞き返すタイミングも面接官に与える印象を大きく左右するので意識しましょう。
正しい聞き返しのタイミング
正しい聞き返しのタイミングは面接官の話が終わったタイミングです。
グループ面接などの場合は他の求職者の順番を遮って聞き返すのではなく、自分の話す順番まで待ちましょう。
他の求職者の回答を聞くことで聞き取れなかった内容が明確になる場合もあります。その場合は結果聞き返す必要がなくなる場合もあります。
相手の話が終わり、自分が話す順番になったらまず最初に失礼のないように聞き返すようにすることが正しい対応です。
誤った聞き返しのタイミング
絶対にしてはいけない聞き返し方は面接官の話を遮って聞き返すことです。
面接官の話を遮ることは大変失礼な行動ですので、相手に不快感を与えないためにもタイミングを考えて発言しましょう。
面接官の声は聞こえるが意味がわからない場合
たまに面接官の声は聞こえるけれど話している内容が分からないという人もいます。
その場合も面接官に聞き返すことが必要となりますが、その際は聞き返し方に注意が必要です。
なぜなら同じことを二回繰り返してもらったとしても話の内容が分からなければ意味がないからです。
そのような状況では以下のような聞き返し方が適切です。
・申し訳ございません。一部お話の内容が理解できなかったのですが、〇〇という解釈で問題ございませんでしょうか。
・すみません。私の勉強不足で申し訳ないのですが、今のお話は〇〇という意味で間違いないでしょうか。
面接官に違う言い回しで解説してもらえるよう上記のような聞き返し方で意思疎通を図りましょう。
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オンライン面接での聞き取りやすい環境づくり
実はオンライン面接の方が対面の面接よりも面接官の声が上手く聞えないという事態が発生しやすいです。
なぜならオンライン面接ではお互いの通信機器の回線状況で急に雑音がはいったり、音が途切れたりするトラブルがよくあるからです。
また電子機器の操作を誤ってしまうと全く音声が入ってこなかったりもするので、十分な電子機器に対する環境を確保することが大切です。
マイク付きイヤホンを使用しよう
まず前提としてオンライン面接のときはマイク機能付きイヤホンをつけることがマナーです。
イヤホンをつけると外部の音が遮断でき面接官の声に集中することができます。
マイク機能付きのイヤホンにすることで相手に自分の声も伝わりやすくなるので、持っていない人は必ず事前に準備してください。
事前の環境チェックは欠かさずに
オンライン面接では電子機器が上手く作動するかを事前に確認することが大切です。
面接が始まってから面接官との間で音声が聞き取れないトラブルが多発すると面接の印象が大変悪くなります。
まずは事前にできる準備としてマイクテストや音量の設定、そして映像チェックと回線状況のチェックも必ず確認しましょう。
面接官が話しているときはミュート機能を活用
面接官が話しているときに自分のマイクから発信される外部音が雑音となり面接官の声が聞き取りづらくなる場合があります。
相手が話をしているときは自身のマイクの音をミュートにすることを意識しましょう。そうすることで余計な雑音を遮断することが可能です。
ミュートは便利な機能ですが自分が話すときに解除を忘れると面接官に声が伝わりませんので、ミュートを使用する際は注意が必要です。
オンライン面接で失礼のない聞き返し方
オンライン面接では回線の問題で声が聞きづらいことは面接官もよく理解していますので、対面の面接よりも率直に聞き返すことが可能です。
逆にお互いの意思疎通を確かめるためにこまめに相手の声が聞こえているか確認するほうが相手を思いやる姿勢が感じ取れ好印象につながります。
オンラインで面接官の声が聞き取れなかったときの対処法
オンライン面接で面接官の声が聞き取れなかったときは基本的に回線状況のせいにして大丈夫です。
・すみません、音声が途切れてしまい上手く聞き取れなかったのでもう一度伺えますか
・すみません、ただいま回線が乱れておりますが、私の声は聞こえていますか?差し支えなければもう一度ご説明いただけますか
上記のように、オンライン面接では素直に面接官に聞き返すことが可能です。
常に相手を思いやる姿勢で
あなたが面接官の声が聞こえていない時は、面接官もあなたの声を上手く聞き取れていない可能性があります。
逆にあなたには聞こえていても面接官には聞こえていない場合もあります。
オンライン面接では常にお互いに意思の疎通が取れているのかをこまめに確認する方がスマートです。
・すみません、私の声は聞こえてますでしょうか?
・これから質問への回答をさせていただきますが、音声環境は問題ございませんでしょうか?
上記のように常に聞き手の環境を思いやる発言は好印象につながりますので、積極的に面接官とコミュニケーションをとるようにしましょう。
オンライン面接での注意点
オンライン面接は対面と異なりコミュニケーションの方法も変わります。
面接官の目線からどのようなコミュニケーション方法が好印象へとつながるのか説明します。
発声による相槌はしない
対面面接では面接官の発言にたいして「はい」、「分かりました」などの返事をした方が好印象を与えられます。
しかしオンライン面接では音声での相槌は控えてください。
オンライン通信では時差が発生しますので、相槌などが多いと自分の声が面接官の声と混線してお互いに聞き取りづらい状況となります。
しかし全く相槌をしないで無表情で面接官の話を聞くと面接官に好印象は与えられません。
オンライン面接では声で反応を示すのではなくビデオカメラを通して表情や頷く仕草などで面接官に意思表示をしましょう。
仕草はゆっくりと大げさに
オンラインのビデオは途中で通信が切れたり、画像が固まることも多々あるので大きな動作を意識しましょう。
通信障害を考慮した上での立ち振る舞いは面接官に好印象を与えるポイントです。
お辞儀をするときはゆっくりと深く丁寧にすることで、面接官にもお辞儀をしていることが伝わりやすくなります。
表情は豊かに、笑顔を大切に
オンライン面接ではお互いに上半身だけが画面上に移ります。
面接官は画面から伝わる求職者の雰囲気で合否を判断するので画面上で好印象に見える自分を演出しましょう。
目線をしっかりとカメラに向けて、笑顔を意識してコミュニケーションをとることがポイントです
まとめ
面接官の声が聞き取れなかった際の対応方法は明確になりましたか。
対面面接とオンライン面接では対応の仕方が少し異なりますので間違えないようにしましょう。
緊張しやすい方や面接が苦手な方は弱点を克服するためにもエージェントに相談してみるのも一つの解決方法です。
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