PM職を目指す方必見!未経験でも転職成功率を高めるための面接のポイント!
IT業界でのプロジェクトマネージャー(PM)職。プログラマー、SEと経験をした方が目指すキャリアパスの一つです。PMを目指すためにはどのような能力が必要なのか、面接ではどのようなポイントで選考をされるのかなどを実際に弊社ギークリーの実績から導き出したデータを基にご紹介します。
目次
PM経験がなくてもPMにはなれる!
プログラマー、SEからPMにチャレンジできる
PM(プロジェクトマネージャー)というと、プロジェクトの責任者という役割になるため、非常にスキルが高そうに思われます。しかし実際には、未経験からPMを目指したいという方がチャレンジできる求人案件は存在しているものです。
PMは「プロジェクトの管理」が主な役割になっているため、適切な工数で適切なメンバーに仕事を振り、適切な納期・仕様を提案する必要があります。
「管理業務、マネジメントをする必要がある」というと、求められる基準が相当高いように見えがちです。
しかし中には研修制度やOJTを充実させることで、未経験からでも活躍可能な企業も多数あるので、「プログラマー、SEからPMを目指していきたい!」という方は積極的にチャレンジすることをオススメ致します。
面接官は直近5年間の経歴で評価をする
経歴は「直近5年間」の経歴が評価されます。
10年前ですと技術環境、プロジェクトマネジメント手法など今と大きく違う点もあるためです。面接のはじめに経歴の説明をすることが多いですが、その際に経験したプロジェクトの全てを話すのではなく、プログラマー・SEとして積んできた直近5年のご経験を中心に、下記のポイントを伝えるようにしましょう。
・どのような業界(ユーザー)向けのシステムか
・どのような役割か
・どのような技術環境か
経験年数が長い、ご自身が中心的な役割を担った、ご自身が主体的にプロジェクト遂行に関わったというプロジェクトを1~2つ話せるようにご準備頂くといいでしょう。
候補者を見極めるポイント
ここから、PM職の採用面接で企業が候補者を見極めるために見ているポイントを5つご紹介します。
ポイント①:主体的に関わり、提案・改善を働きかけた経験があるか
PMは「プロジェクトの管理者」という役割の中で主体的に関わり、自ら提案・改善を働きかけた経験があるかどうかがポイントとなります。
具体的には以下のようなポイントを面接官は見ています。
・どこまでの管理業務に携わっていたか
⇒スケジュール管理・品質管理・予算管理・メンバーマネジメントの中でどこまで経験をしていたか、を確認されます。それらを管理するために注力したこと・工夫したことを話せるとより評価が高まります。
・課題を見つけて解決する手立てを「自ら」考えられているか
・自ら周りを巻き込み、推進した経験を持っているか
・関わってきたプロジェクトで利用したツール、技術環境を理解しているか
ポイント②:システム開発経験、技術力を求められる
特にWebシステム、スマートフォンアプリの開発プロジェクトでは少人数でプロジェクトを進めるため、PMの役割を担う方でもプレイングマネージャーとして手を動かす機会もあります。そのため、過去携わったプロジェクトの技術力を図ることが多いです。
面接での注意点は以下の通りです。
・得意な言語、技術環境、ツールを話せるようにする
・最新技術、トレンドのキャッチアップをしているか
最近のトレンドワードとしては以下のものが挙げられます。
技術…AI・IoT・ブロックチェーン・RPA・クラウド・音声検索・5G
ビジネスモデル…サブスクリプション
業界…自動運転・HR Tech・スマホ決済・VTuber・eSports・セキュリティ・AR/VR
開発手法…スクラム、マイクロサービス
ポイント③:今後のキャリアプランを考えられているか、そのための自己研鑽を行っているか
面接の場で重要になるのは志望動機よりもキャリアプランです。
面接官は候補者それぞれの強み・希望・適性を判断して組織上でうまくフィットするポジションがあるかどうかを判断します。そのため、自身のキャリアプランを明確に持っているかを大事な評価ポイントとしています。
以下項目を自分自身に問いかけながら回答を用意して頂けると良いと思います。
・自身が目指したいキャリアのイメージは明確か
・そのイメージに対して今の自分とのギャップはどのような点か
・ギャップを埋めるための努力をしているか
・自己研鑽をしているか…学習内容の具体性(何をいつまでに習得するかという計画を立てているか)、それを達成するための工夫
面接で評価をするポイントは実務経験だけではありません。
実務以外に、自己成長のために業務以外の時間を使い自主的に学習する行動、学び続ける姿勢を見ています。自己研鑽とは、参考書を購読する、自宅PCに開発環境を構築して自分自身でWebサイトやスマートフォンアプリなどプロダクトを開発する、勉強会やセミナーに参加するといった手段があります。
学習する項目としては技術力を高めるための行動だけではなく、これまで多く経験してきた業界や業務の知識を高めるための勉強や、英語力を磨くことも自己研鑽として有効です。
ポイント④:コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルが有る、無いというのはどのような観点で判断するのでしょうか。それは「ロジカルシンキング・思考力の深さ」となります。
面接でお見送りになってしまう理由として多いのが「ロジカルシンキングに欠ける」「思考が浅い」というものがあります。
面接官にそのような懸念を抱かせないための対策としては以下のような点に注意することが有効です。
本質的な課題を簡潔に話す
PMの業務を担う方はプロジェクトの中心にいる多く、先頭に立って物事を進めていく立場です。
プロジェクトが開始する際、何かしら「課題」があります。本質的な課題が何かを一つ一つ明確に・簡潔に話せるかどうかがポイントです。
要約して話す
経験してきたプロジェクトを時系列に話してしまうと、どのプロジェクトに一番力を注いだのか、どのプロジェクト経験をアピールしたいのかが面接官に伝わりにくいです。
これまでの経験の中で一番、主体的に取り組んだことお客様や上司から評価を得たというプロジェクトを一つ選び、
・1番の課題は何か
・そのためのアプローチは何か?
・結果はどうだったか?
この3点を話すようにすると、経験のアピールに繋がります。
専門外の方にも理解できるように話す
面接官はプロジェクトを経験していない方である可能性も高いです。
社内用語を利用していないか、専門用語を利用していないかに気を付けましょう。
どうしても専門用語を利用しなければならない際には、解説を交えながら話すようにすることで相手に分かりやすく伝えることが出来ます。
面接時、緊張することも多いと思いますが、話をしながら是非面接官の方の表情を見るようにしてください。眉間にしわが寄っている、首をかしげているという姿を見たら要注意です。
”言っていることが伝わっていない”と思い、「○○という用語はご存じでしょうか?」という解説を交えるようにしてください。
キャリアアップしたい理由を明確にしよう
PM職はキャリアとしてプログラマー、SEの延長線上にある仕事です。
なぜPMになりたいのか、PMとして何を実現したいのか、ということをまず明確にするところから始めてください。
PM職としての経験は未経験だったとしても、これらの経験はプログラマー、SE職でも培っている経験で、アピールすればPMへの道が開けます。
・システム開発経験からなる技術力
・チームで仕事を進めた経験からなる、主体的な動き、クライアント・チームメンバーへの提案・改善のスキル
これらのお話ができれば面接官の方にPM職にチャレンジしたい熱意が伝わるはずです。
PM職にチャレンジするための自己研鑽に関してもお話しすることをお忘れなく!
事前準備を徹底して、PMを目指そう
アピールする内容が固まったら、面接の準備が大事です。面接で話す内容を書き出して、声に出して練習するというのは効果的です。
面接はただでも緊張する場です。事前の準備がどれだけできるかで、面接の結果が大きく変わってきます。それが自分が経験したことがない職種であればなおさらです。
プロジェクトの責任者であるPMを経験できることが市場価値の向上につながりますので、ぜひ積極的にチャレンジしてみてください!
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