AI面接の攻略法を解説!転職希望者の資質をどの程度見抜く?AI面接の体験方法や評価のポイントを紹介!
突然ですが、皆さんはAI面接という言葉を聞いたことはありますか?これから転職を考えている方や初めて仕事に就く新卒の方はもしかしたらAI面接を経験することになるかもしれません。今回はAI面接の攻略法を体験方法や評価のポイント共に解説します。
目次
AI面接の概要
AI面接ってどんなことするの?
数年前から日本では面接官の代わりにAIを導入した面接方法を始めている企業が増えてきました。
AIの採用が増えることにより
・24時間465日の面接が可能になった
・世界中から優秀な人材を確保することができるようになった
昔では考えられないような、AI採用が始まるようになりました。
何と言っても、AI面接の方法はとても簡単な手軽さもあります。
携帯からダウンロードできる無料のアプリをダウンロードしましょう。
自動的に質問が出てくるので、その質問に答えていきます。
その質問を答えている時は、自身の映像も表示されるようになっているのです。
AI面接の質問内容は何?
携帯のアプリで出来るAI面接と聞くと誰でも答えられそうな質問ではないか気になるでしょう。
勿論ゲーム感覚で「はい」「いいえ」ですぐに答えられるような質問もあります。
しかし、しっかり考えてからでないと答えが出てこない質問内容もあるのです。
あくまでも面接アプリですから、どちらもバランス良い質問で評価されるでしょう。
面接終了した後は評価レポートを企業に報告するような仕組みになっています。
AI面接の具体的な質問内容
例えば学生生活に自分で立てた目標など面接官でも質問してきそうなことも聞かれます。
面接の内容を何も考えていない人は頭が真っ白になってしまうかもしれません。
反対に目の前に面接官がいないので人前で話すことが苦手な人はまた違うのではないでしょうか。
緊張して上手く答えることが出来ない人は自分らしく答えることが出来る可能性があります。
AI面接の企業側のメリット
時間と労力を削減できる
面接官は面接後に転職者の総合的な評価をしなければいけません。
何十人、何百人の応募に1つ1つ目を通し、しかも平等に評価をしなければいけないのです。
そのため面接だけで膨大な労力と時間が掛かってしまいます。
しかし、AI面接の導入をしておけばそういった手間を省くことができるのです。
面接官にとっては精神的負担は軽くなるでしょう。
ヒューマンエラーを防ぐことができる
面接官の評価などチェックするポイントやマニュアルはありますが、面接官はあくまでも人間です。
そこには少なからず主観が入り、ヒューマンエラーが起こる可能性はあります。
そんな時にAI面接であれば全て平等なので主観的な評価ではなく客観的な評価となるのです。
平等さや公平さを求めている方であれば、安心感はあります。
AI面接における転職者のメリット
交通費や宿泊費がかからない
交通費や宿泊費が掛からないというメリットは凄く大きいものです。
地方から都会に面接に出る場合、普通は面接会場まで泊まりがけで面接に向かいます。
東京に住んでいる学生でも何十社も面接をするとなると交通費だけでもかなりの金額になります。
そのお金がかからないのですから、とても画期的な面接ではないでしょうか。
現在コロナ禍で外出することを控えている企業が多い中、AI面接があれば安心して面接ができます。
また、わざわざ仕事を休まなくても夜から自宅で面談もできるのです。
1日1社だけではなく何社かまとめて面談することも可能なのでとても効率が良くなります。
リラックスして面接を受けられる
人見知りや極度に緊張してしまう方には自分らしく面接ができます。
どうしても何人もの面接官に見られると緊張しますし内容も上手く話せないこともあるでしょう。
そんな方にはAI面接によって自分の伝えたいことを上手く伝えられる可能性があるのです。
緊張している空気はなく自宅が面接会場なのでリラックスして受けられます。
だからこそ自分らしくありのままでお話をすれば企業側にも伝わるはずです。
面接官にも自身にもメリットが大きいAI面接になります。
どんな時間でも受けられる
本業に忙しくて転職活動に時間が取れない人も安心して下さい。
AI面接は24時間365日面接を受け付けています。
そのため週末にゆっくりしている時間でもいつでもAI面接することができるのです。
しかし、面接は録画や録音をされる場合があるので、寝ぼけた声や顔で行ってはなりません。
服装から声まで全て分析されてしまうので、気を付けて面接に臨みましょう。
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AI面接の企業側のデメリット
雰囲気に合っているかどうかを判断できない
優秀なベテランの面接官であれば面接者が来た瞬間に「この人は自社に合っている」と判断できます。
長年の経験によって培われた勘はAIよりも実は遥かに優れた評価・判断を下すことがあるのです。
しかしAI面接は機械なのでこの感覚を活かすことができず、プログラムによる評価しかできません。
面接の全てを分析や評価のみで判断することは大きなリスクがあります。
事例が少なく一般化に時間がかかる
少しずつ浸透はしてきましたが、まだまだAI面接の導入の企業事例が少ないのです。
AI面接を実施してみたいけど周りの企業が導入している事例が少ないので本当に導入していいのか悩むところです。
また、導入して失敗するのはリスクが高いと思っている中小企業も多いのではないでしょうか。
日本人は新しいことに抵抗感が強いので、浸透するまでに時間がかかる可能性があります。
AI面接の転職者側のデメリット
入社後のミスマッチが起こりやすい
完全なネットだけのAI面接になりますので、会社の空気や雰囲気が分からないまま評価をすることになります。
AIの分析で評価が高かったとしても、入社後に会社の雰囲気に合ってないとお互いに思ってしまうのです。
対面の面接でも起こり得ることがAI面接によってよりそのリスクが高まってしまうので注意しましょう。
人柄までは完璧に評価することができない
AI面接は人柄までは見てくれませんので、スキルや実績以外の部分での評価は厳しいのではないでしょうか。
人柄重視で判断する面接官であれば多少許されることもあり、場合によってはそちらの判断の方が正しい場合もあります。
AI面接により分析や評価だけで人を見られるようになると、人柄の部分までは正確に感じ取ることができません。
そのため面接官の攻略本で対策をとるだけではなくしっかり自分自身のことを伝えられるかが課題となってきます。
AI面接の体験方法
面接練習アプリをダウンロード
やはり面接は緊張しますし慣れる場所は必要です。
そこで「面接練習アプリKnockKnock」というAI面接官でトレーニングすることができます。
「スタンダード」「あれこれ」「圧迫」「カスタム」など様々な質問の形式があるのです。
自分が試してみたい質問や挑戦したい質問でAI面接官に慣れてみるのも良いのではないでしょうか。
過去に関する質問が多いアプリもある
2017年10月から展開しているAI面接サービスをしているSHaiNの場合質問は過去の体験が多いそうです。
この際気をつけなければならないことは過去の体験を長々話してはいけないということです。
過去の体験からどう課題に解決できたのかが求められる質問があり、視点はあくまでも現在にあります。
つまり今までの頑張りが今の自分にどう結びついているのか?評価のポイントとなるのです。
過去の話を簡潔に話す為には1度振り返り、ノートなどに書き集め言葉で発した後に挑むといいでしょう。
目の前に面接官がいないだけで面接内容は通常と変わりがあるわけではありません。
面接の質問は最大で100問くらいあるそうで、約1時間程度時間がかかるそうです。
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AI面接を積極的に導入している理由
AI面接を導入している理由は様々ですが、大手の企業が導入している場合が多く以下の理由になります。
・応募者の突然の辞退による採用担当側の損失
・応募者数が多い為第1次選考である程度求めている人材の確保を行う
・大幅なコストカットができる
・書類選考の大幅な時間削減
大手企業ならではの理由ともいえるでしょう。
大手企業は毎月何十人の応募者数が来ますから優秀な面接官ですら追いついていけない状態であります。
しかもコロナ禍になり感染予防の為リモートワークになった大手企業も多く、面接官の数も限られています。
その中でも限られた予算内で優秀な人材を確保し見つけ出すためにはAI面接は必須になってくるでしょう。
AI面接を受ける際の注意点
表情豊かさ
対面での面接では表情豊かな人の方が有利ですが、それはAI面接においても同じです。
AI面接は顔出しなんてあるの?と思った方、実は見える化のAI面接は多く採用されています。
顔や声に関する情報で評価されることが考えられます。
面接の必勝法には以下の要素が挙げられるでしょう。
・表情豊かに答えること
・はっきり声を出すこと
・口角を上げる
AI面接の場合にも見られていることを意識して、面接に挑んでいくことが大切です。
服装はスーツが一般的
服装は自由という企業も多くなっていますが、一般常識を考えたらスーツの方が好印象です。
AI面接は24時間365日受付可能なのでどうして好きな時間に好きな服装で受けたい方も多いでしょう。
しかしAIといえどもあくまで面接であり遊びではないので清潔感ある身だしなみが大事です。
社会人のマナーとして、基本スーツに着替えてAI面接を受けましょう。
ベストコンディションで面接に臨むこと
AI面接は普通の面接と同じくらい時間がかかります。
また会話も録音されますのでしっかりした声でハキハキと答えなければ、相手に伝わりません。
話している会話の中に「えー」「あのー」なども録音されるのでリラックスをしてから始めましょう。
また、声の調子を整える為に前日はベストコンディションにしておくことが大事です。
AI面接を受ける前にのど飴を舐めてから始めるなど体調管理は万全にしておきましょう。
AI面接は慣れれば勝ったも同然
まずはアプリで試して練習を繰り返すという実践あるのみです。
質問されたことにしっかり答えていけばスムーズに面接は終了します。
しかし上手く答えられなかったり説明が苦手だったりする人だと無言になってしまうこともあるでしょう。
だからこそ、まずは自分のことをしっかり客観視することが大切です。
自己分析が完璧なら顔の表情も穏やかになりますし、細かい態度や状態の評価も自然と上がります。
まとめ
AI面接と聞いてどんなことをするの?と疑問に思った方もいると思います。
面接者と企業側にお互いにメリットが得られるように作ったサービスであることには間違いはありません。
昔は就職活動の交通費にお金を貯め説明会の後に面接という流れで1日の時間を費やしていました。
IT化が進んだ現代の科学技術で生まれたAI面接は時間もお金も節約できる時代に合った面接といえます。
質問の内容は面接官と変わらないくらいしっかりしており、返答が曖昧だともっと深い質問を求められるでしょう。
それにより評価のポイントも変わってきますので、AI面接だから楽だということは決してありません。
現状ではまだ普及していませんが、これからAI面接が当たり前になってくることでしょう。
そうなれば、企業側は求めていた人材が集まり転職者は理想の職場で働けるようになるのではないでしょうか。
AI面接を有効に活用して是非素敵な転職活動にしてください。
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