面接で気になるニュースを聞かれた時の答え方を紹介!好印象を与えるコツは?回答例とNG例を合わせて解説
面接時に頻出する「気になるニュース」。面接官がどういったニュースを聞いてくるのかをご紹介します。あわせて「気になるニュース」の見つけ方や、回答の際に好印象を与えるためのポイントも解説します。回答例や気をつけるべきポイントもご紹介しますので是非押さえていただけますと幸いです。
目次
「気になるニュース」で面接官はここを探る!
企業の採用決定において、面接は特に重点が置かれる関門といえる項目の一つです。
面接で定番となっているのが「気になるニュース」についての質問です。気になるニュースとして取り上げるべき素材とはどのようなものなのでしょうか。
面接時に好印象を与える答え方のコツについて、模範回答例やNG例を交え紹介します。また、気になるニュースに限らず面接におけるコツについても解説します。
この記事を読んで面接をクリアできるよう備えましょう。
一見、フランクにも思える面接での気になるニュースへの質問。実は面接官が候補者を採用するかどうかの重要なチェックポイントが隠れているのです。
その際に重要になるポイントについて紹介しましょう。
社会や経済情勢への認知力を探る
面接官は、候補者が選んだニュースから、その人が現在の社会や経済の状況を正しく認識しているかチェックしています。
要は社会へのアンテナの高さを見ているのです。社会の動きへの感知能力は、ビジネスの将来展望を見誤らないために、社会人として非常に大切な事となります。
そのため、選択する気になるニュースの話題はしっかりと吟味することが重要です。
新たな分野への情報キャッチ力を探る
既に成熟した経済状況である日本において、あらたな成長分野を見つけることは至難の業といえるでしょう。
そのため、規模の大小にかかわらず企業が求める人材には、新たなビジネス開拓へとつながる情報キャッチ能力が求められます。情報への感度を、気になるニュースの質問から見極めようとするのです。
特にIT関連やアパレル、サービスなどでは面接における気になるニュースへの質問が多い傾向があります。
自分なりの考えや分析を盛り込む
現在、日々のニュースはネット検索することで即座に入手することが可能です。
しかしネットでの情報を型通りに暗記するだけでは、多くの候補者を担当している面接官には他者と同じように見えてしまいます。つまり十分にアピールできません。
面接官はこの質疑応答によって候補者のニュースに対する、独自の分析や捉え方を知りたいのです。
面接の気になるニュースの素材や回答には、取得した情報に自己表現力や個性を適度に加味することも必要です。
面接で話せる「気になるニュース」の見つけ方
実際に面接で使用する気になるニュースを見つけるためには、それまでにどんな準備をすれば良いかを解説していきます。
ニュースは業界ごとにピックアップしておこう
面接で使用する気になるニュースを見つけたら、分類しておくことをおすすめします。
IT系やアパレル系、製造業などというように、業界ごとに話題となったニュースを振り分けましょう。振り分けた中から一番興味を引き、かつ応募先企業に関わりの強いテーマを選ぶようにしてください。
話の組み立てもしやすく、面接官へのアピールもできます。
業界でのトレンドを知るのも大切
業界別に話題となったニュースを日頃から振り分けてピックアップするように癖をつけておきましょう。おのずとその業界でのトピックスがわかるようになります。
例えば化学関連分野での新素材の開発、薬品分野での新薬発表、IT関連での新システム導入などといった具合です。
こういった業界別のトレンドを気になるニュースと絡めることは、面接官との意思疎通を図る上で非常に有利となるでしょう。
また、業界への理解は応募先企業への志望度が高いことを示すバロメーターになります。
話題となった時期を意識しよう
気になるニュースとして取り上げようとする素材は、鮮度も大切です。
話題となった時期があまりにも古いものでは、情報へのキャッチアップ能力を疑われてしまう結果にもなりかねません。
単発的なニュースであれば、なるべく3ヶ月以内のものを選ぶのがよいでしょう。
長期的なニュースであれば必ずニュースの後追いを実施し、現在そのニュースがどうなっているかを正しく認識しておくことが大切です。
「気になるニュース」の回答で好印象を与えるには?
面接では、いくら良い話題を選択したとしても、話し方によって印象に雲泥の差が出てしまうものです。
どのような話し方が好印象へとつながるのか紹介していきましょう。
面接の基本は今も昔もコレ!落ち着いてハッキリと
面接で好印象を与えるには、今も昔も変わりはなく落ち着いて面接官の目を見つめ、ゆっくりかつハッキリと受け答えすることです。
当然ですが相手をにらむ・足を組む・ゆする・むやみに体を反らすなどは行わないようにしましょう。
また、自分が無意識にやってしまう癖についても理解しておくことが重要です。例えば緊張すると貧乏ゆすりをしてしまう人などは注意しましょう。
リモート面接での注意点は?
コロナ禍によって急激に増えてきたリモート面接。
新型コロナウィルスが終息となった後だとしても、リモート面接のままとする企業も多くあるようです。
リモート面接は場所を選ばず、地理的な不利・有利が無いため候補者にとってもプラスに捉えることもできるのです。
リモート面接でも話し方の基本は変わりません。しかし顔の印象が暗く映らない明るい場所を選ぶこと、通信が遮断されない安定した場所を選ぶことなどリモートならではの注意点があります。
面接ではここが大切!「気になるニュース」の答え方のコツ
気になるニュースの質問で面接官に他者よりも好印象を与えるためには、素材や話す姿勢に加え、回答に対する文章の構成・組み立てが大切です。
基本的でありながら説得力のある構成とは、「結論を述べる→理由付けを行う→具体例や意見を述べる」という順番です。
出だしはズバリ「結論から」
決められた時間枠で気になるニュースについて回答する場合、まず結論から話します。
面接の時間は限られているため、まず言いたいことを先に持ってくるのが鉄則です。
理由付けは自分の言葉でわかりやすく
最初に気になるテーマを述べたら、関心を持った理由を述べましょう。
分かりやすい言葉で簡潔にまとめることを心がけてください。
理由が複数ある場合は、「第一に」「第二に」という具合にナンバリングをしてから話すと伝わりやすく、スムーズに話せます。
具体例や自分なりの意見を盛り込む
気になった理由を述べたあとは、身近な具体例や自分なりの意見を加えるとより説得力が高まります。
ここで他の候補者とは違った独自の視点や自身の経験を織り交ぜて話せるとベストです。
しかし、自分の意見を強調しすぎると、企業によっては自己主張が強すぎて協調性に欠けるのではないかと受け取られる可能性があります。
あくまでも適度に自分の意見を述べ、口調は穏やかにかつ簡潔になるよう心がけましょう。
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面接で使える「気になるニュース」の回答例
では気になるニュースについての質問に対する回答例を紹介します。
気になるニュースへの回答例(面接企業:IT関連)
私が気になったのは、オンライン会議システム「Zoom」についてのニュースです。
Zoomが会議だけでなく、企業が顧客とのコミュニケーション・ツールとして活用する手法が広がりを見せています。
コロナ禍で企業活動にも制限がある中、オンキョー&パイオニアでは接客ツールとして利用しているそうです。
顧客からの問合せを内容別に、営業や技術の専門家がリアルに相談に乗るサービスを提供しています。
きっかけとしてはコロナ禍であるものの、Zoomを活用することで顧客との接点をむしろ濃いものとする好機と捉えている点に共感を覚えました。
また、Zoomの様にどの世代にも扱いやすいコミュニケーション・ツールを利用したサービス開発・提供は私のぜひチャレンジしたい分野です。
回答例の解説
上記の回答例では、結論から入り気になった理由を具体的に説明しています。
また、その後には自分の希望を簡潔に述べることで、今後に向けた意欲をアピールすることも忘れていません。
面接では避けたい「気になるニュース」とは?
この項では、面接では避けたい気になるニュースについて解説します。
できるだけ以下で紹介する話題は避けるようにしましょう。
宗教や支持政党・思想に関すること
個人の自由な価値観で選択できる事柄ですが、企業の面接時に取り上げる問題としては好ましくありません。
質問する側の回答によっては、差別につながる恐れがあるため面接官の立場では戸惑ってしまう質問です。
スポーツ・ゴシップ記事・芸能界のうわさ話など
スポーツには好き・嫌いなど、個人の感情が色濃く反映される話題となり、面接では避けるべき話題です。
また、ゴシップ記事や芸能のうわさ話なども直接面接企業に関係が無い場合は、避けるべき素材といえます。
面接時に気をつけたい「気になるニュース」のNG回答例
この項では気になるニュースについての質問におけるNG回答例を解説します。
気になるニュースへの回答NG例・面接企業:全般
私が気になったニュースは、アメリカ大統領選さなかにトランプ大統領が新型コロナウィルス感染症を発症したことです。
なぜ気になったのかというと、大統領はマスクを拒否する旨の発言を繰り返したり、ウィルスの脅威をインフルエンザ並みだと発言したからです。
特に大統領自身が発症した点については、国家の危機管理の観点から見た時に致命的だと感じました。
メディアの報道を見る限り、バイデン候補との支持率は接戦とのことです。
しかし私はトランプ大統領が次回の大統領選をもって辞職すべきだと思っています。
NG回答例の解説
上記で挙げたNG例は、構成としては「結論→理由付け→自己の希望」となり問題はありません。
しかし、避けるべき話題となる政治ネタを素材として扱っていると同時に、個人の感情が色濃く入っているためNG回答例です。
終わりに
面接の定番質問になりつつある「気になるニュース」。
その素材の選び方や注意点・話し方のコツや構成を回答例や回答NG例に交えてご紹介してきました。
面接のコツを知っていることで、通過率が大きく上がることもあります。
これから面接に臨む皆様のお役に立てたなら嬉しい限りです。健闘を祈っています。
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