面接における声の重要性を解説!好印象を与える声の出し方は?気持ちの伝わる声で転職面接を突破しよう!
面接時の発言内容や経歴紹介などは転職希望先の会社とマッチしているかどうかのフィルターにすぎません。では、声に関してはどうでしょうか?実は面接で差が付くのは声だと言われており、今回は転職面接を突破するための声について解説します。
目次
なぜ声が重要なのか?
面接で重要なポイントを断言すると面接時の第1印象です。
何が採用合否の決め手になるかというと面接時の第1印象=外面から読み取れる情報となります。
この外面から読み取れる情報は見えるモノと聞こえるモノ、つまり外見と声の2つです。
外見は清潔感のあるフォーマルな格好・姿勢などを注意すればいいでしょう。
しかし「声」という部分に関しては転職者の意識が中々届きにくいものです。
面接官はその意識が届かない部分にどれだけ注意を払えるかを見ています。
好印象を与える声
好印象を与える声というのは潜在的な声質よりも寧ろテクニックによるものです。
まずは以下の3つのテクニックを覚え意識して声を出す練習をしましょう。
自分の話し方に自信のない方はこれらを意識するだけで声の印象が劇的に向上します。
気持ちが大きめの声
面接では誰しもが萎縮・緊張してしまいその結果声が小さくなります。
そこで、意識的に気持ち大きめの声を出すように普段から訓練しておきましょう。
具体的には「面接官が3メートル後方にいる」と思って話してください。
極端に大きな声でなければマイナスな印象にはならないどころか好印象です。
むしろ声が小さくて語尾など会話の内容が聞き取りづらい方がよくありません。
落ち着いて話す
面接になると誰しもがアピールするのに必死でついつい冷静さを失い早口になります。
自分の話を伝えたい気持ちが先行してしまうばかりに足元が疎かになりがちです。
そこで焦らないように1つ1つの言葉を丁寧に紡ぐように話しましょう。
具体的には5秒ごとに1呼吸する程度で話すようにすると落ち着いた声になります。
抑揚をつける
何が伝えたい言葉なのかがわかるように抑揚をつけて話しましょう。
声に強弱をつけることで面接官も大事なポイントを理解しやすくなり、印象がよくなります。
また抑揚をつけるような話し方が難しいと考えている方はジェスチャーを交えて下さい。
身ぶり手ぶりを行いながら話すと自然と話に抑揚がつきます。
心を動かす声とは何か?
好印象を与える声のテクニックの話をしましたが、これだけではまだ面接は突破できません。
自分の気持ちを伝え面接官の心を動かすには至ってないからです。
これからはここだけでしか話せない自分の気持ちを伝え心を動かす声について解説します。
感情の動く声
今までの人生で親や友人などから譲れない提案や人生相談など真剣に説得された経験があるでしょう。
その時心から出た相手の言葉は心を動かす真に迫る声だったことが多いはずです。
もちろんそれは相手が本気だからこそ真に迫る声になります。
それによってあなたの心も動き「そこまで真剣に考えてくれるなら」と感情が動くのです。
面接官は感情で判断する
面接官も人なので採用の合否を出す際に面接の発言内容を大事にしますがそれだけではありません。
最終的には感情の部分で「いいな」と思えるかどうかで全てを判断します。
この「いいな」と思う部分の決め手は転職者の真剣な気持ちが声に表れて伝わってるかどうかです。
感情は声にもっとも表れるため熱意や真剣な気持ちも当然声に出ます。
あくまでも人間は理性ではなく感情の生き物であることを忘れてはなりません。
面接官に気持ちが伝わること
転職者は当然面接先の会社に転職したいという真剣な気持ちがあるはずです。
しかし、その気持ちは面接時間の中で面接官に本当に伝わっているでしょうか?
面接時は緊張や自己PRなどの話さないこと意識などに集中力が持っていかれがちです。
その結果自分が転職したいという強い気持ちが声に表れず面接官に伝わらないことがあります。
気持ちを伝える声になるためには声の大きさなどのテクニックだけでは解決できません。
面接時の心の持ち方で本質的に変えていくしかなく、それがまた難しいのです。
「伝える」ことと「伝わる」ことは別物であることを理解して下さい。
正直な気持ちが大事な理由
気持ちを伝える声を出すために最も重要なことは正直な気持ちを話すことです。
面接なので嘘や誤魔化しを言わないことは当たり前なのです。
それでは嘘はついていないとしても面接で自分が話していることは正直な気持ちでしょうか?
転職者の多くが面接でいい印象を与えたいという気持ちが先行して上辺だけを取り繕った発言になりがちです。
そのような正直でない気持ちは自信を持って伝えられないため、その結果声に気持ちが表れなくなります。
遠慮をしない
正直な気持ちが面接で出ない最大の理由は発言内容を遠慮してしまいがちだからです。
面接時に「面接で印象をよくするために○○のように発言しよう」と考えていませんか?
実はこれが面接において不採用にされてしまう大きな理由になっているのです。
印象をよくすることは重要ですが、そこに固執しすぎて自分の気持ちを正直に伝える意識が薄れてしまいます。
面接官も様々な人を見てきていますから転職者のそういう気持ちは見えているのです。
明らかに失礼な話でなければ正直な気持ちで話すことが1番重要ではないでしょうか。
それこそが気持ちを伝える印象の良い声につながります。
事前に正直な気持ちを整理する
面接前に転職者が自己PRを含め話す内容は当然整理がつけられていることでしょう。
しかし、そこで印象をよくするために何を話すかを最初に考えていませんか?
そこから考えるともう面接の前から正直な気持ちがどこかに吹っ飛んでいます。
まずは自分の正直な気持ちや転職して何がしたいか、何故この会社を選んだかを最初に整理して下さい。
正直な気持ちを整理した上で、話すべき内容を検討することが大事です。
そこで自分の軸がしっかり固まれば話す内容も正直になり自然と気持ちもこもります。
その結果として面接時の自分の発言に自信が持てて気持ちが伝わる声になるのです。
素直な自分を面接で出す方法
正直な気持ちで話すことができれば、次は素直な自分で面接に望みます。
素直な自分とは正直な気持ちと同じように捕らえられそうですが、両者は似て非なるものです。
ここではその素直な自分を出す方法について解説していきます。
「素直」の意味を履き違えない
「素直」とはリラックスしすぎてフランクになれという意味ではありません。
当然面接ですから面接官は勿論会社のどの方にお会いしても好印象を持ってもらうことが大切です。
声や身ぶりで好印象を伝えたい気持ちが先行しすぎて不自然になり失敗しないようにすることを意味します。
ここでいう「素直」とはあくまでも「嘘偽りがない」という意味での「素直」です。
小さな失敗を受け止める
例えば面接中に緊張してしまって声が小さくなってしまうことは誰しもがあるでしょう。
その時無理に取り繕うとするより素直に「緊張してしまって・・・」と伝えた方が好印象です。
緊張したり言葉につまったりして結果的に少し考え込んでしまったくらいでは即不合格にはなりません。
むしろ、それらを取り繕おうとするあまり「やってしまった」と不安になることがダメなのです。
そのような負の連鎖に陥り声に自信が持てなくなることのほうがマイナスになります。
開き直りではありませんが多少の失敗を気にするのではなく自分の主張を伝えることに集中しましょう。
そうすれば気持ち的にも前向きになり自然と気持ちが伝わる声が出せるようになります。
相手のことを好きになる方法
素直な自分の姿で正直な気持ちを話すことで気持ちが伝わる声になることになることを解説しました。
最後に気持ちが伝わり面接官の感情を動かす1番重要なポイントをお伝えします。
転職先の仕事を好きになる
まずは転職希望先の会社や仕事を好きになることがとても大事です。
面接官も一緒に仕事をしたくなるほど好きでいてくれるかということに心が動きます。
転職先の仕事が好きだと伝えられて嬉しくない面接官はいないでしょう。
何より転職者自身がその仕事に魅力を感じたからこそ会社に面接を受けに来るのですから。
転職先の仕事を好きになることはとても大事な条件です。
入社後に働いている姿を想像する
2つ目に自分が入社後に働いている姿、特にやってみたい仕事をしている姿を想像しましょう。
想像したらなぜその仕事がやってみたいかを自分の中で掘り下げるのです。
多くの転職者は面接を合格することに意識が向きがちですが、本当に大事なのは入社後になります。
その意識をより強く向けていくとその会社で働きたい理由・気持ちがより強固になっていくのです。
そのようにして自分が前向きに働く姿をありありと想像しながら面接に望んで下さい。
転職者の強い熱意と真剣な想いが面接官に気持ちが伝わる声となって表れ、面接を突破できる筈です。
アウトプットするための練習法
ここまでは好印象の声を出すためのテクニックや気持ちが伝わる声にするための心の持ち方を解説しました。
それではそのインプットした情報をアウトプットする練習法をここでは解説していきましょう。
好印象の声を出すテクニックの練習
上記したように、好印象の声はテクニックなので実際に声を出して練習してください。
面接練習をする場があるのであればそれらを積極的に活用しましょう。
そういった場がないのであれば、声を出す場所を自分で作ってください。
自宅では厳しいのであればカラオケでも声を出して恥かしくない場所であればどこでも構いません。
具体的に書き出して言語化する
正直な考えや素直な自分に関して思いつくアイデアを全て具体的に言語化しましょう。
要は徹底した自己分析であり、現状の自分を全て書き出すことによってポイントが整理されていきます。
1番だめなのが自分の心の中だけでわかった気になることであり、それだと実行したことにはなりません。
思い描いたことは具体的な実践を伴ってこそ初めて意味のあるものとなるのです。
内容と気持ちを一致させる
そしてこれが最も大事ですが、面接で正直かつ素直な自分である為には内容と気持ちを一致させて下さい。
その一致させた内容と気持ちこそが正直で素直な自分となり面接における最大の武器となるのです。
面接で不合格になる大きな理由がこの内容と気持ちを一致させることができていないからに他なりません。
心で思ったことと表面上の行動が一致して初めて面接官にも気持ちが伝わる声となって出て来るのです。
テクニックも大事ですが最後の決め手になるのはこの部分ではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
最後にここまで解説したことを簡単にまとめます。
面接で差がつくのは声であり、その中でも好印象な声や気持ちの伝わる声について解説しました。
好印象な声の出し方は「気持ち大きめの声」「落ち着いて話す」「抑揚をつけて話す」の3点が重要です。
気持ちの伝わる声は「正直に話す」「素直な自分を出す」「会社の仕事を好きになる」が大事なポイントになります。
そしてテクニックと気持ちをしっかり実戦で発揮できるように何度も練習を繰り返して下さい。
そうすればきっと面接官に伝わり合格する素敵な声が出来上がるのではないでしょうか。
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