転職面接で使えるボディランゲージを紹介!基本的な動きやNGのボディランゲージは?WEB面接でも活用!
転職の面接は緊張してしまう人が大半でしょう。ボディランゲージには肩の力を抜く効果があるとされています。適度なボディランゲージを用いることで面接の時に相手に好印象を与えることもできます。NGにならないボディランゲージのコツについて解説します。
目次
ボディランゲージとは
ボディランゲージとは、非言語コミニュケーションのひとつです。
ノンバーバルコミニュケーションとも呼ばれ、体の動作を取り入れたやり取りを指します。
例えば、いいね!という言葉を親指を立ててグッドの形を作って表すのもボディランゲージです。
転職面接では、ボディランゲージを取り入れることで、自分の魅力をうまく伝えることができるケースもあります。
この記事では、転職面接で取り入れたいボディランゲージについて解説します。
時節柄、Web面接を行う企業も増えています。
Web面接では、お腹から上または顔しか映らないケースも多いため適度なボディランゲージを取り入れることもポイントです。
また、NGとなる動作についても同時に解説しますので参考にしてください。
ボディランゲージは必要か否か
面接で身振り手振りを用いて話をすることに、抵抗を感じるという人もいるかもしれません。
実際に、面接官に対して、動きを交えたスピーチを披露することが果たして本当に有効なのかと疑問視する説もあります。
もちろん、あまりに大げさなボディランゲージは、あからさまな印象を与えるためマイナスイメージにもなりかねません。
ボディランゲージは、適切な箇所で適度に用いることで、面接官に対して熱意を伝えたり、魅力的に見せたりすることもできます。
つまり、使い方によっては有効なスキルになり得るということです。
言葉だけでは表現できない思いをボディランゲージを用いて、面接官に伝えましょう。
面接で使いたいボディランゲージ
では、転職の面接では具体的にどのようなボディランゲージを用いるとよいのでしょうか。
緊張した状態で、自分をうまくアピールするためにも、ボディランゲージの有効な使い方を身につけましょう。
アイコンタクト
人と話すときは、相手の目を見て話しましょう。
これは、小学校でも習うコミニュケーションの基本です。
最初の自己紹介の段階で、面接官としっかりアイコンタクトを取りながら話すこともボディランゲージのひとつになります。
アイコンタクトがうまくできる人は、アイコンタクトをしない人よりも友好的かつ知的に見えるともいわれています。
グループ面接の場合でも、アイコンタクトは忘れずに自然と行えるように意識してみましょう。
ただし、アイコンタクトもあまりに不自然だとマイナスの印象を与えます。
目を凝視するよりも、面接官の目、鼻、口などを1、2秒ずつ見るのがコツです。
まね
極端にしすぎると反感を買ってしまうため注意したいですが、比較的有効なボディランゲージのひとつが相手のまねをすることです。
不自然にならない程度に、面接官の動作をまねしてみるという方法もあります。
これをミラーリングと呼ぶこともあります。
例えば、面接官がネクタイを触ったら、同じように触ってみる。
右手でお茶を飲んだら、左手でお茶を飲む。
このような動作は、相手に親近感を与えることができるとされています。
少し高度なボディランゲージの方法なので、普段から身振り手振りを交えて話すことに慣れている人におすすめです。
手の仕草
ボディランゲージで、一番行いやすいのは手を使った動作です。
手を広げたり、指先を動かしたりする動作は相手から見てもわかりやすい仕草になります。
手の仕草は、ここぞというポイントで用いると有効的です。
自分が、ここを一番強くアピールしたいと思っている箇所で軽く腕を広げるなどの動作を取り入れることがおすすめです。
ただし、次の項目でも説明しますが腕を組む動作はしないようにしましょう。
うなずく
うなずくという動作は、相手の話に共感している感心しているという気持ちを態度で表すために有効なボディランゲージです。
笑顔でうなずくボディランゲージは、面接官にもよい印象を与えるでしょう。
ただし、貼り付けたような笑顔、ひたすらうなずき続けるというのはマイナスイメージにつながるため注意が必要です。
何でもかんでも、うなずけばよいというものではなく、うなずくタイミングをしっかりとはかることも大切になります。
面接でNGとされるボディーランゲージ
面接の際にボディランゲージを用いることが、有効であると解説してきました。
ただし、あまりに大げさなボディランゲージは面接官に違和感を与えてしまうこともあります。
例えるならば、アメリカンコメディのような大げさなリアクションは、面接では必要ありません。
ここからは、面接ではNGとされるボディランゲージについて紹介します。
腕を組む
緊張状態にあると、自分を抑えるために腕を持ったり、肘を持ったりして話をしてしまうこともあるでしょう。
腕を組む動作は、相手に対して心を開いていないと捉えられる可能性が高いボディランゲージです。
クローズドボディランゲージと呼ばれることもある態度です。
リラックスして、手は膝の上か机の上に置くなどして相手に対して自分を閉ざさない態度を示すことも大切です。
目をそらす
アイコンタクトの項目でも説明しましたが、相手の目を見ないまま話をすることは、失礼にも当たります。
じっと面接官を見続けると、にらんでいるように見えてしまうこともあるので、適当なタイミングで目をみて話す練習をしておきましょう。
目をみるのが苦手という人は、鼻や口元を見ても大丈夫です。
相手の顔から目をそらすと、マイナスの印象を与えてしまうため、心臓を相手に向けて顔も相手のほうに向けることを意識してみましょう。
拳を握る
頑張ります!というような発言のタイミングで拳を握ることはNGというほどのボディランゲージではありません。
ただし、ずっと拳を握りしめたまま話続けるのはNGです。
腕を大きく振り上げたり、何度も拳を突き上げるような仕草もNGとなります。
話の中で自然と拳を握ってしまったという程度のアクションが理想です。
エピソードの中で、1回程度の控えめボディランゲージなら有効です。
大げさなリアクション
自分を印象付けようとしてオーバーなボディランゲージをしすぎることはNGです。
うるさくて落ち着きがない印象を与えるだけでなく、なんとなく嘘っぽい印象を与えてしまうこともあります。
面接はあくまでも至近距離で自分のことを伝える場です。
大勢の前で演説をする場合なら大げさなボディランゲージも有効ですが、面接では控えめにしておくことをおすすめします。
オープンボディランゲージ
相手に好印象を与えるボディランゲージを、オープンボディランゲージと呼びます。
前項でクローズドボディランゲージについては、簡単に解説しました。
好印象を与えるポイントとしては、腕を組まない、笑顔、リラックス、アイコンタクトのタイミングがあげられます。
オープンボディランゲージで、面接官に伝えられる印象についてまとめておきます。
熱意と余裕を伝える
ボディランゲージは、発言を強調する効果を持ちます。
そのため、強調したい発言の部分でうまくボディランゲージを利用することでより熱意を感じてもらうことができるでしょう。
ボディランゲージを使うと、身体がほぐれて肩の力が抜けやすいともいわれています。
そのため、余裕のある印象を面接官に与えることもできるでしょう。
緊張をほぐすためには、身動きせずに身構えるよりも軽くボディランゲージを取り入れてみることもおすすめです。
自信を見せる
ボディランゲージを取り入れることは、熱意や余裕だけでなく自信のある様子に見える点もメリットです。
発言内容がしっかりしていても、話し方に自信がなさげであれば面接官からすると本当の話なのかと思われてしまうこともあるでしょう。
適度なボディランゲージは、相手に対して自分の意思を堂々と伝える雰囲気を作ってくれます。
相手のコミュニケーションスタイルに寄せる
相手のまねをするということも説明しましたが、これもオープンボディランゲージのひとつです。
人は、自分に似た人に好印象を持つということがいわれています。
面接の時には、面接官のコミュニケーションスタイルに合わせるというテクニックを用いるとよいともされています。
少し高度なテクニックにはなりますが、取り入れたいボディランゲージのひとつです。
相手の声のトーンに自分の声のトーンをあわせるというのもひとつの方法となります。
面接官がトーンをあげて話しているのに、こちらが低いトーンで回答すると場の雰囲気を壊してしまうこともあります。
あまりテンションをあげる必要はありませんが、相手のトーンにあわせて楽しい雰囲気を作ることも大切です。
相手に、自分と同じ気持ちなんだなと思ってもらえると、好印象を与えることができるでしょう。
ボディーランゲージ以外に効果的なテクニック
ボディランゲージを適度に取り入れることが面接には有効であると解説してきました。
ここからは、ボディランゲージを加えながら、そのほかにも取り入れたい効果的なテクニックについて解説します。
面接官に好印象を与えるポイントとして、できるだけポジティブな言葉を使うという方法があります。
例えば、「失敗しないために対策をしっかりと取ります」というよりも「成功を確実にするために対策を摂ります」と表現したほうが好印象です。
相手から褒められたときも、否定で返さないように気をつけておきましょう。
「実績がありますね」といわれたときの回答としては次の方法が有効です。
「そんなことはないです」というよりも「お褒めいただき光栄です」と答えるほうがポジティブに聞こえます。
このように、言葉のチョイスに気をつけるだけでも面接をうまく乗り切ることができるでしょう。
言葉使いは、日頃の癖が出やすいため、日常的にポジティブな言葉を使うことを心がけておくことも大切です。
ボディランゲージをうまく活用して転職活動を乗り切ろう
ボディランゲージを有効に活用する方法について解説してきました。
緊張した状態で、うまくボディランゲージを取り入れることは難しいと感じる人もいるでしょう。
ボディランゲージは、日頃から練習することができるため、友人などに協力してもらって練習するのもよいでしょう。
また、転職エージェントに相談すれば、ボディランゲージを交えた有効的な面接での対応の仕方を教えてもらうこともできます。
悩んだときは、迷わず転職エージェントに相談しましょう。
あわせて読みたい関連記事
この記事を読んでいる人におすすめの記事