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ビル群

同業種転職の自己PRの書き方を紹介!職種経験をアピールするポイントは?受かる自己PRの例文を紹介!

転職において、どのように自分をアピールするかはとても重要なポイントです。今回はそんな同業種転職の自己PRの書き方についてポイントや注意点を押さえながらご紹介します。同業種転職を検討されている方はぜひご覧ください。

転職の難易度が違う?同業種は転職に有利?

 

 

転職する時に前職と同じ職種を選ぶ人もいれば、全く異なる職種に挑戦したいという人もいます。

その中でも同業種は転職で有利になるのでしょうか。

まずは転職の難易度の違いについて見ていきましょう。

 

同業種とは?

 

業種とは製造業・飲食業・サービス業・医療業といった業界の種類のことを指します。

つまり同業種転職というのは製造業から製造業へ転職するということになります。

例えば同じ製造業でも車と電子機器だと異なるように感じる人もいるのではないでしょうか。

しかしこれも同じ製造業なので同業種の位置づけになります。

 

転職の難易度の違い

 

中途採用では経験やスキルをもった人を求められることが多いです。

そのため同業種や同職種の転職の方が未経験よりも有利になるでしょう。

中でも同業種・同職種が最も転職に有利といわれています。

そしてその次が異業種・同職種です。

例えば製造業の会社に所属するコンサルタントがIT業界に転職しようとした場合です。

この場合は業種は違っても職種としてのスキルはもっているため有利となります。

続いて同業種・異職種、異業種・異職種という順に難易度が上がっていきます。

その業種も職種も全く初めてという場合は未経験としての扱いになるでしょう。

 

 

同業種転職はなぜ有利になるの?

 

 

同業種転職は有利になるとご紹介しました。

それではなぜ同じ業種だと強みになるのでしょうか。

 

業界のことを理解している

 

同業種への転職は、すでにその業種のことを理解しているということになります。

製造業なら物を製造するまでの過程を知っていますし、小売業なら流通や販売の流れをわかっているでしょう。

そのため転職してからスムーズに仕事に入っていくことができるのです。

企業としては即戦力を求めていることも多く、転職の際に同業種だと強みになるでしょう。

 

企業は1から教えなくていい

 

同業種転職は先ほどお伝えしたように業種のことを理解しているため企業は1から教えなくて済みます。

業種のことを最初から教えなくてもいい分、企業側の教育の負担が減るでしょう。

もちろんその企業ならではのルールや細かな指導は必要です。

しかしベースとなる部分を知っていれば教育にかける時間も少なくて済むのです。

 

アピールしやすい経験

 

同業他社への転職にあたり、より優遇されやすいとされる経験のひとつに新規プロジェクトの立上げがあります。

特にリーダーとしてチームをけん引した経験があればアピールしましょう。

また、アシスタントサポートとして進行を俯瞰したり業務の効率化に努めるようなポジションだったのであればその経験も強みになります。

 

 

同業種・異職種の転職は難易度が高い?

 

 

先ほど転職の難易度のところでお伝えしたように、同業種であっても異職種の場合は転職の難易度が上がる可能性があります。

例えば同じIT業界であってもエンジニアとコンサルタントだと仕事が異なります。

また製造業でもエンジニアと営業職では見る立場も仕事も違いますね。

特に営業職は顧客を相手にすることになるので、接客スキルも必要となります。

しかし同業種・異職種の転職の可能性が全くないわけではありません。

その業界についての理解があることを自分の強みにすればいいのです。

ただし転職の時にはなぜ異職種を希望するのかという理由を説明できることが大切です。

 

 

同業種転職で職種経験をアピールするポイントは?

 

 

転職の自己PRでは自分をいかにアピールするかが重要です。

採用担当者の意図は次のような点です。

  • なぜうちの会社がいいのか
  • どんなところに魅力を感じているのか
  • 入社したらどんな事がしたいのか・何ができるのか
  • 前職までの実績とスキルの高さ
  • 入社への意欲の高さ

上記をふまえ、ここでは同業種転職で自分をアピールするためのポイントをご紹介します。

 

経験やスキルをしっかり伝える

 

前職での経験や自分がもっているスキルはしっかりと採用担当者に伝えるようにしましょう。

確かに履歴書の職歴を見れば同業種で働いていたということがわかります。

しかしそれだけでは経験やスキルを伝えるのには不十分です。

そのため前職でそのような経験をしたのか、自分がどういったスキルをもっているのかをアピールする必要があるのです。

 

具体的な数字やエピソードを交える

 

同業種転職では経験やスキルをアピールすることができれば有利になる可能性があります。

しかしそのアピールの方法次第では採用担当者に伝わらないことがあります。

例えば「飲食業で10年間頑張りました」「IT業界で経験を積みました」だけではどういう経験なのかが伝わらないですね。

そのため経験やスキルをアピールする時には具体的な数字やエピソードを交えることをおすすめします。

具体的な例文はこの後ご紹介するのでぜひ読み進めてください。

 

求められている人材への理解を伝える

 

業界を理解しているがゆえに、どんな人材が求められているかも理解している事、そして自分がマッチしている事が伝わるといいでしょう。

どんな業界でも年齢が上がるにつれ求められる専門スキルは高くなります。

まずは自分のスキルの棚卸と市況感をチェックして、具体的に企業が抱える課題や展望とどうマッチするかをアピールしましょう。

 

転職したら企業にどのように貢献できるか

 

企業側が採用するにあたり知りたいことの1つが、企業にどのように貢献できるかです。

同業種転職の場合はすでにその業種のことを理解しているので貢献度が高いことが期待されます。

そのため自分が転職することで、企業にどのようなメリットがあるのかを伝えるのがポイントです。

 

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例文あり!同業種転職の自己PRの書き方

 

 

転職活動ではいかにして自分をアピールできるかが重要です。

ここでは同業種転職の時の自己PRの書き方を例文付きでご紹介します。

 

同業種・同職種の場合

 

転職に有利とされている同業種・同職種の転職の場合の自己PRの例文です。

「私は5年間IT業界でエンジニアとして働いてきました。その間にプロジェクトリーダを任されるようになりました」

まずはその業種でどの程度の期間仕事をしたのか、責任ある立場にいた場合はそのことを書きます。

「新規プロジェクトの企画立案を行い、成功に導くことができました」

そしてどのような仕事をしたかも伝えましょう。

参加したプロジェクトのことや、売り上げアップに貢献したことなどはアピールポイントの1つです。

「困難もありましたがリーダーとして人をまとめることや、管理をすることを学びました」

前職で経験したことによって自分が何を学び、どのようにスキルを身につけたか採用担当者に伝えてください。

 

同業種・異職種の場合

 

同業種・異職種の場合の自己PRの例文をご紹介します。

「私は電子機器の製造業の営業職として8年間勤務しました」

「顧客のニーズを把握することに努め、2年間で売り上げを〇%アップすることに貢献しました」

こちらが先ほどお伝えした数字や具体的なエピソードを交えたアピールの例文です。

「どうすれば売り上げをアップできるか、顧客満足度を上げられるかを考えるうちにコンサルタントの仕事をしたいと思いました」

なぜ同業種・同職種ではなく異業種への転職を考えているのかを伝えます。

ここを採用担当者に伝えることができれば同業種転職で採用される可能性が高まるでしょう。

 

自己PRどう書く?

 

企業の求める人物像にいかに自分がマッチしているかを簡潔に伝えるのが自己PRである事がお分かりいただけたでしょうか。

書類上では記入欄の7割以上を目安に記載してください。

文字数で言うと100~200文字程度です。

記入欄が大きく設けられている場合は300文字を目安とします。

数字を入れ具体的にアピールすると同時に、あれもこれもとならないように企業のニーズに出来るだけ沿った1エピソードに絞る工夫も必要です。

 

 

志望動機の書き方例

 

 

企業は「なぜ数ある会社の中から自社を選んだのか」「どの程度熱意があるのか」に注目しています。

先ほどの自己PRとの違いは、自分の強みやスキル、培ってきた経験のアピールではなく、応募先企業でなければならない理由が軸になる点です。

ポイントとしては「結論(志望理由)」「結論に至った具体的なエピソード」「入社後の貢献」の順になるよう意識してください。

 

同業種・同職種の場合

 

「私は○○で3年間システム構築に携わって来ました。昨年社内で△△賞を受賞しております。」

まずはこれまでの業務内容やその成果と、表彰された経歴などがあれば添えます。

「ただし現職では規模の小さいシステム構築しか手掛ける事ができません。さらに大きな業務に携わるために資格の取得もいたしましたので、それを活かせる環境に身を置きたいと考えるようになりました。」

転職理由として、現状では叶える事ができない希望を伝えます。

「御社が展開している新規事業では取得した資格が活かせると知り、これまでに培った構築の経験で御社に貢献して行きたいと思い志望いたしました。」

具体的にどのように貢献して行きたいと考えているかを伝えましょう。

 

同業種・異職種の場合

 

「私は5年間、営業職として新規開拓営業に従事して参りました。成績は4年間事業部のトップを維持しています。」

「直接会社の利益に貢献できる仕事としてやりがいを感じておりましたが、自身が進める製品自体への理解を深めると同時に開発にとても興味を持つようになりました。」

異業種を目指すきっかけを話します。

「開発の仕事でも、これまで培ってきたコミュニケーションのスキルが大いに活かせるのではないかと思っております。御社の○○事業では、チームで業務を進めクライアントとも密に関わりながら開発を進めると募集要項で知りました。ぜひ業務を円滑に進める一旦を担いたいと感じ、志望するに至りました。」

同業種であっても異業種を志望する動機として、企業が打ち出している点やオリジナリティを絡めると良いでしょう。

 

前職の経験を活かす志望動機とは

 

「前職で培った○○の経験が御社の理念である△△に沿う」「○○を何年続けて来た実績を△△事業に役立てたい」というように、自身が持つスキル・経験を活用する具体的な展望は強いアピールとなります。

これは同業他社への転職だからこそより効果的な志望動機だと言えるでしょう。

ただし気を付けたいのが、他社でも通じるような凡庸性の高い内容になってしまう事です。

オリジナルのエピソードと、志望する企業ならではのポイント(事業内容や企業理念など)を組み合わせるとより具体性が出ます。

 

 

同業種転職で注意するポイント

 

ポイントを確認する

 

同業種転職は未経験よりも有利だとはいっても注意したいポイントがあります。

同じ業種だからこそ注意を払って転職に臨みましょう。

 

志望動機を明確に伝える

 

どのような転職でも同じことですが志望動機を明確に伝えることは重要です。

「同じ業種なので志望しました」「前職と同じく飲食業で働きたいです」という動機では採用担当者はどう思うでしょうか。

同じ業種ならどこでもいいのではないか?他の会社でもいいのではないか?と思われる恐れがあるでしょう。

「貴社では〇〇のシステムを取り入れているので挑戦してみたいです」などその企業がいいという志望動機が必要です。

同業種だから大丈夫だろうと油断せず「貴社がいい!」という思いを採用担当者に伝えましょう。

 

前職の企業秘密は話さない

 

同業種転職で注意したいことの1つに前職の企業秘密を話さないということがあります。

面接の時の受け答えの中で、企業秘密を話してしまうと面接官に悪い印象を与える可能性があるからです。

同業種ということはつまり競合他社といえますね。

悪気がないとしても競合他社に企業の内情や秘密を話してしまうのは危険視されます。

自己PRでは具体的なエピソードや数字も伝えるのがポイントですが内容はあらかじめ考えておく必要があるでしょう。

 

前職のやり方に固執しない

 

同業種・同職種の場合はこれまでの経験やスキルをそのまま役立てることができるでしょう。

しかし同業種であっても会社によってやり方や考え方に違いがあるのは仕方がないことです。

そこでどのように適応できるかが同業種転職のポイントの1つなのです。

前職のやり方に固執すると、会社の雰囲気に馴染めず居心地が悪くなる可能性があります。

郷に入っては郷に従えという言葉もあるように前職のやり方にこだわらないようにしてください。

 

無理にポジティブな理由にしない

 

ネガティブな転職理由では良い印象を与えられないからと、無理に取り繕う必要はありません。

同業他社では、仕事上どのような苦労があるか一定の理解があると考えられます。

そのため、思い切って本音を打ち明けた方がプラスに働く場合もあるでしょう。

逆に現職でネックになっている部分を正直に伝えない事でミスマッチを引き起こしてしまう可能性もあるのです。

この場合も、具体的にどういった経緯でどのように業務の妨げになっているのかを話して、そのうえで前向きな志望動機につなげる事が効果的です。

 

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同業種でも不採用になることもある?

 

 

同業種の転職でも必ずしも採用されるわけではありません。

その業種のことを理解しているはずなのに不利になることがあるのでしょうか。

即戦力がほしい企業の場合は経験者が有利になるでしょう。

しかし同職種転職で企業側が気になるのが「なぜ前職を退職するのか?」ということです。

同職種で転職を考えるのであれば前職のままキャリアアップでもいいはずです。

単純に前職が嫌になったからという雰囲気を出してしまうと、また辞めるんじゃないかと思われる可能性があります。

そのため同業種の経験がある人よりもやる気のある未経験者を採用する企業もあるのです。

その業界が初めてだからこそ一生懸命勉強しスキルアップを目指すことが期待できるからです。

同業種転職を成功させるために志望動機が重要なのはこのためです。

なぜその企業に転職したいのか、転職して何をしたいのかを明確にしなければ不利になることもあるでしょう。

 

もし自己PRや志望動機に不安なことがあれば転職相談に登録することをおすすめします。

転職エージェントが自己PRのポイントや志望動機の伝え方のアドバイスをしてくれます。

 

 

最後に

 

 

今回は同業種転職の自己PRの書き方についてご紹介しました。

同業種への転職はその業種のことを知っているため有利とされています。

しかし注意しなければ逆に不利になってしまうこともあるのです。

そうならないようにするには志望動機をはじめ自己PRをすることが重要です。

これまでの経験やスキルから企業にどのような貢献ができるのかも伝えましょう。

同業種転職を成功させるために転職相談に登録することをおすすめします。

志望動機や自己PRの書き方を転職エージェントに相談しながら新たなステージへ踏み出しましょう。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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