転職の軸回答例9選!面接で使える回答例や転職軸の作り方
「転職の軸」を固めることは、自分の理想の働き方を実現することに繋がる大切な要素です。また転職軸は志望動機にも直結するため、言語化しておきましょう。本記事では転職軸の作り方から、面接でも活用できる様々な転職軸に沿った転職軸の回答例について解説します。
目次
ケース別!面接ですぐに使える転職軸の回答例9選
ここでは実際に面接で使える回答例を、大きく分けて4つの転職軸からご紹介します。
是非参考にしてみてください。
働き方編
ワークライフバランスの改善やリモートワークがある環境で働きたい
特に、ワークライフバランスやリモートワークがしたいという軸をあげる際には、「なぜ働き方を変えたいのか」という理由を「自己研鑽したい」や「メリハリをつけて働きたい」といったポジティブな理由を添えることで、積極性や自主性をアピールできます。
私の転職軸はワークライフバランスが整っていることです。常に新しい技術を学び、仕事上でもいち早く活かしたいと思っております。
メリハリをつけて働くことで自己研鑽の時間を増やし、入社後もスキルアップを目指せる環境であることを重要視しています。
転職軸の1つとして、リモートワークができることを考えています。
通勤時間を自己研鑽の時間にあてることで、家庭とも両立しつつ仕事面でも力を入れてスキルアップを目指していきたいと思っております。
時間を有効に使い、効率良く仕事の質が向上できる環境を転職の軸にしています。
レベルの高い仕事にチャレンジしたい、スキルアップしたい
レベルの高い仕事にチャレンジしたいや、スキルアップしたいという軸をあげる際は、なぜチャレンジしたいのか、今のスキルでは何ができるのかも具体的に言及しましょう。
レベルの高い仕事にチャレンジできるということが私の転職軸です。
現在はプライベートの時間に新しい技術を学んだりと自己研鑽をしていますが、前職では中々実践する機会がなくもどかしさを感じておりました。
御社では年功序列関係なく実力でチャレンジすることができるため、私も前職で築き上げたスキルと自己研鑽での知識をさらに磨いて、よりレベルの高い仕事に挑戦をしていきたいと思っております。
キャリア形成編
キャリアアップしたい
キャリアアップを目指す際は、これまでに培ってきたスキルと、応用してチャレンジしたいスキルをセットで述べ、積極性をアピールしましょう。
私は、今回の転職でキャリアアップを叶えたいと思っております。
前職ではSEとして「××」「○○」といった様々な領域で開発を行っておりました。経験を積む中で、さらに上流の工程で、開発以降のフェーズも経験したいと思ったことがきっかけです。
多領域で培った開発経験を活かせる御社では、PMとしてプロジェクトを一貫して担当したいです。
キャリアチェンジしたい
キャリアチェンジが転職軸の場合、なぜその業界・業種にチャレンジしたいのかという理由に「異業種でも活かせる自分のスキル」をあわせてアピールすると良いでしょう。
私の転職軸は、Webデザイナーの経験を活かしたキャリアチェンジができることです。
御社ではゲームの中でも特に背景デザインにこだわりがあるため、Webでの知識や経験がゲームデザイナーとしても発揮できると思いました。
また、ゲームをユーザーとしてではなく、作り手の視点からかかわりたいと思い、ゲーム業界への転職を志望しております。
そのため、Webデザイナーとしてこれまで培ってきたUIやUXの改善という得意領域を御社のプロダクトでも活かしたいと考えています。
マネジメント経験を積みたい
マネジメント経験を積むことが転職軸の場合は、前職でのマネジメント経験の具体的なエピソードを添えると良いでしょう。
マネジメント経験ができることを転職の軸にしております。
前職では、プロジェクトのリーダーとして部下のマネジメントにも携わる経験がありました。自身の成長だけでなく、部下の成長に貢献できたことにとてもやりがいを感じた為、教育体制が整っている御社でさらにマネジメント経験を積んでいきたいと思いました。
待遇編
年収を上げたい
年収アップが転職軸の場合、「ただ単に年収しか見ていない」と思われる可能性を避けるため、なぜ年収を上げたいのかという背景もしっかりと言及しましょう。
私の転職軸は、実力ベースでの評価制度が整っていることです。
仕事をしていく中で、常にスキルアップを目指して大きな仕事にも挑戦していきたいと考えております。そのため、しっかりとした評価で実力に見合った年収アップも望めるような環境であることを軸としています。
残業時間を減らしたい
残業時間を減らすことが転職軸の場合も、働き方編で述べた内容と同様に、なぜ残業時間を減らしたいのか、残業の代わりに何をしたいのかポジティブな理由もセットで説明しましょう。
今回の転職では、プライベートな時間も大切にしていきたいと考えております。
前職では残業時間が〇〇時間ほどあり、インプットの時間が中々取れませんでした。転職後はしっかりとメリハリをつけて自己研鑽も行い、体力面でも全力で仕事に挑みたいと思っております。
環境編
自社サービスを提供できる環境で働きたい
多くのIT人材の方が「自社サービスのある環境で働きたい」と考えたことがあるのではないでしょうか。自社サービスがある企業への転職が軸の場合、志望理由にも転職軸が大きく関わるはずです。
なぜ自社サービスに関わりたいのか、なぜその会社に入社したいのかをセットで説明できるようにしましょう。
私の転職軸は、自社サービスに携われることです。
前職ではSIerとして開発を進めておりましたが、1つのサービスを完成した先も携わりたいと思うようになりました。御社では、自分たちがリリースしたサービスを、お客様に寄り添いながら改善していけるところに魅力を感じております。
最新技術に触れられる環境で働きたい
最新の技術を吸収しながら活躍したいという軸の場合、技術を学ぶことが目的に見えてしまう転職軸はNGです。
学んだ技術で何をしたいのかまでしっかりと言及した転職軸にしましょう。
私は、最新技術に触れられる環境であることを転職軸としております。
従来の技術ではやってみたいことがあっても出来ることに限りがありました。もっといいサービスや製品を最新技術の力を借りて作り上げて、顧客へより良い製品やサービスを提供できるエンジニアとして活躍したいと考えております。
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面接で転職軸を聞かれる理由
面接で必ずと言っていいほど質問される「転職軸」ですが、面接官はどのような意図で質問をしているのでしょうか。
そもそも転職軸とは
では、そもそも「転職軸」とは何を意味するのでしょうか。
転職軸とは、転職で叶えたいことや働くうえで譲れない条件のことです。例えば仕事内容・年収・福利厚生・勤務場所・働き方・会社の雰囲気・経営方針など人によって様々な要素があるでしょう。
自分の中で条件の優先順位を明確にすることで、会社選びの基準が定まり志望動機にも繋げられるようになります。
転職軸が曖昧なまま転職活動をしてしまうと、入社後にミスマッチが発生し後悔の残る転職になってしまうリスクや、転職を繰り返すリスクがあるため、転職軸は転職活動を行ううえでとても重要な要素なのです。
なぜ面接で転職軸を聞かれるのか
面接で企業が転職軸を聞く理由は、自社で長く活躍してもらうためにミスマッチがないかを判断するためです。
ただスキルや経歴だけで選定してしまっては、応募者の価値観や自社を選んだ理由が曖昧になってしまいます。いくらスキルが高くても目指す方向性が異なれば早期離職に繋がるリスクは高いでしょう。
転職軸からお互いにマッチしているかを確認するために転職軸を聞かれることは多くあります。
採用担当が転職軸から判断していること
応募者の転職軸を聞いたうえで採用担当者が判断していることは、大きく分けて2つです。
1つ目は価値観です。どのような観点から企業選びをしているのか、本当に自社で希望を叶えて満足して働くことができるのかを確認しています。
また、採用担当者が今後会社の成長のために求めている人材であるかどうかも判断しているでしょう。
そして2つ目は入社後長く活躍できるかどうかです。
面接の段階で、入社後に活躍してくれそうな人材なのかも確かめています。重要視している転職軸が自社と合わなければ、意欲もなくなり早期離職にも繋がるためです。
転職軸を答える際には、もし入社できたら貢献したい点などについても伝えると良いでしょう。
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転職軸が決まらない方必見!転職軸の作り方マニュアル
自分の転職軸が何なのかいまいちハッキリしない方に向けて、転職軸の作り方をご紹介します。
1つずつ整理することで、自分の譲れない条件や軸は何なのかが明確になるでしょう。
STEP1:転職したい理由を整理する
まずは、転職したい理由は何かを整理して考えていきましょう。
給料が低い、人間関係が良くないといった現職の不満がある場合は、「これが嫌」から「こうなりたい」へと考え方を変換してみましょう。
不満から逃げたい気持ちだけで転職をしてしまうと、ミスマッチが起きたり同じ理由で転職を繰り返すという悪循環に陥る可能性があります。
何をどう改善して、自分がしたいこと、将来どのようになりたいのかを改めて冷静に考えましょう。
STEP2:キャリアの棚卸を行う
次にこれまでのキャリアを振り返って整理します。
今まで経験してきたことを1つずつ書き出し、現時点で自分は何ができるのか自己分析をします。
そこから今後どのようなスキルを身につけ、どんなキャリアを描きたいのかを明確にしましょう。
また、キャリアの棚卸をしながら職務経歴書や履歴書も作成すると効率よく転職活動を始めることができます。
STEP5:「IT人材 仕事タイプ診断」で自分に向いている仕事を見てみる
次のキャリアでどの職種を目指すか、マネージャーを目指すか、スペシャリストになるか悩んだり、転職したいけど自分の価値観に合う企業がわからない、次の職場選びで重視した方がいいことがわからないなど、職場選びで悩むことは多々ありますよね。
ギークリーの「IT人材 仕事タイプ診断」では、自分の適性だけではなく、自分に合う働き方、企業のタイプを知ることができるので、転職軸を決めるときや求人選びに役立ちます。
キャリアや仕事選びで悩んだら、一度ご自身の価値観に合う仕事のタイプや企業のタイプを調べてみませんか?自身の適性を知ることで、納得のいくキャリア選択や求人選びができるでしょう。
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STEP3:市場価値や適正年収を知る
STEP2で整理した自分のスキルや経験をもとに、現在の自分の市場価値や適正年収を調べましょう。
転職活動を行ううえで、転職市場における自分の立ち位置を客観的に理解することはとても重要です。
特に、キャリアアップやキャリアチェンジ、年収アップを考えている人は年収診断ツールを活用して自身の市場価値を確認しておくことをおすすめします。
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STEP4:転職軸の優先順位をつける
自分のしたいことやキャリアプランが明確になったところで、転職軸の優先順位をつけます。
もちろん全ての希望が叶う職場へ転職できれば1番良いですが、中々難しい部分もあるでしょう。
自分はどこが「マスト」でどこまでは「妥協」できるのかをあらかじめ決めておくことで、企業選びもミスマッチなく行うことができます。
STEP6:転職エージェントに相談する
上記のステップを踏まえても転職軸が固まらない、本当にこの転職軸で良いのか決められないという方は、転職エージェントへの相談をおすすめします。
第三者に相談しプロのアドバイスを受けながら棚卸しをすることで、自分の転職における本心も明確になってきます。
また、転職エージェントでは無料で豊富なデータの中から自分の市場価値を知ることができるため、転職軸を固める際には活用する価値があるでしょう。
これだけはNG!面接で落ちやすい転職軸の回答
転職軸を見つけても、面接で落ちやすい回答では意味がありません。
ここでは避けるべき転職軸の回答例と、言い換え方についてご紹介します。
年収アップのみを目的としている
年収アップを目的とする転職は問題ありませんが、年収アップのみを理由とした転職軸はNGです。
転職軸が年収アップのみだと業務や企業に関心がないように見え、最悪の場合年収が上がればどこでも良かったのかと悪い印象を与えてしまいます。
その企業で挑戦したいことを話したうえで、しっかりと評価をしてもらいたいと伝えましょう。
【言い換え例】
転職をするうえで、年収アップも叶えていきたいと思っております。そのため、しっかりと評価制度が整っている御社で、自分の実力を磨きながら成果を出していきたいです。
自分が好きそうな仕事ができるかどうかで考えている
キャリアプランを考えた結果ではなく、自分が好きな仕事ができるかどうかを転職軸にしてしまうと、「好きな仕事しかしないのでは」といった印象を与えてしまいます。
「コーディングをやりたくないので社内SEになりたい」ではなく、「なぜ社内SEの仕事が好きでどのように活躍できるのか」を深堀りしましょう。
具体的なエピソードを交えて話すとより説得力が増します。
【言い換え例】
私は前職で○○のシステム開発に携わってきました。開発を進める中で、自分たちの作ったサービスをお客様と一緒に良くしていきたいという思いが強くなり、御社で社内SEとして要件定義から上流工程まで経験を積みたいと思いました。
福利厚生を重視しすぎている
福利厚生のみを重視している転職軸もNGです。
福利厚生を転職軸にしている場合は、他のプラスとなる転職軸とあわせて回答するといいでしょう。
【言い換え例】
私はオンオフのバランスを取って仕事の効率を上げたいと考えています。通勤時間などをインプットする時間にあてたりして自己研鑽を常に行いたいので、リモートワークができる環境を希望しています。
自己分析からキャリアプラン作成まで
役立つワークシート
こんな方におすすめ
- キャリアプランを見つけたい
- キャリアの方向性を再確認して仕事のモチベーションを上げたい
- 能力や興味に合った新しいキャリアの方向性を見つけたい
転職軸にマッチした環境への転職はギークリーにご相談ください!
皆さんが重要視する転職軸は見つかりましたでしょうか。
転職軸を明確にすることで、企業選びもスムーズに進むだけでなく転職後のミスマッチを防ぐことができます。
同じ理由で転職を繰り返すことがなくなるため、早期離職のリスクも下がり自分の描いたキャリアプランに向かって着々と前進できるでしょう。
「転職軸がなかなかきまらない!」
「プロに応募書類をチェックしてもらいたい!」
などのキャリアのご相談はぜひ、「IT・Web業界の知見が豊富なキャリアアドバイザー」にお任せください。
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