ランサーズ株式会社のビジネスモデルを分析！新しい働き方を創る事業に迫る【HRTech企業への転職】

ランサーズ株式会社の概要

近年の働きかた改革により、HRTech企業への転職が大きく取り上げられる機会が増えてきました。

このHRTechという言葉の意味ですが、Human ResourcesとTechnologyがかけ合わさった造語です。

その意味するものはというと、人事や人材にデジタルテクノロジーを活用するということです。

これまで人事に関するものはすべてアナログ的手法が用いられてきました。

ですがインターネット環境の発達にともない面接や面談、会議などにもデジタル技術を駆使して行うことが可能になってきています。

そんなHRTechを上手く活用している企業の一つがランサーズ株式会社です。

ランサーズ株式会社は2008年に設立されたプラットフォーム事業をおこなっている会社です。

プラットフォーム事業というのは、クライアントである企業や発注者と、主にフリーランスの受注者をマッチングします。

またプラットフォーム事業でもっとも馴染みのあるものにオークションサイトがあります。

オークションサイトでは「物」を扱っているわけですが、ランサーズ株式会社では個人が持っている「スキル」を扱っているのです。

そのスキルを必要としている発注者と、そのスキルを持っている受注者をマッチングさせることを目的としています。

ランサーズ株式会社のビジネスモデル

ランサーズ株式会社の最大の強みが、非正規雇用のサービス形態です。

質の高いフリーランスを多く抱えていることがなによりもランサーズ株式会社の特徴であり強みになります。

そして、発注者と受注者のマッチングがランサーズ株式会社の役目ではありますが、もう少しその中身を見ていきましょう。

まずランサーズ株式会社のビジネス形態の大きな特徴として、クラウドソーシングを利用しているという点が挙げられます。

クラウドソーシングとは、インターネット上において不特定多数の人に業務を発注したり受注するサービスのことです。

この発注者と受注者をマッチングするうえでのサービス料を、手数料として徴収することでビジネスとして成立させています。

また受注と発注を一対一でおこなうのはアウトソーシングと呼ばれています。

従来のビジネスモデルですが、クラウドソーシングでは日本全国の発注者と受注者がマッチングできることが最大の魅力の一つです。

つまり発注者も受注者も場所を選ばずに働くことができるのが最大の特徴となるでしょう。

時間に縛られるわけでもないので、会社員の方の副業や主婦の空き時間を利用した働きかたなど、時間の有効活用にも非常に有利です。

クラウドソーシングというと単発の仕事をフリーランスに委託する、というイメージがあるかもしれません。

ですが、ランサーズ株式会社ではもっと長期的な案件獲得にも力を注いでいます。

そのため企業とフリーランスの融合を活発にする取り組みが今後さらに期待されるでしょう。

また、フリーランスなどの受注者の質の高さにも注力しており、フリーランスの教育プログラムを開発、提供しています。

ランサーズ株式会社が解決する社会課題

ランサーズ株式会社が設立された背景には、おもに企業の抱える人材の問題点がありました。

一般企業が発注をかけるには、それなりの信用に基づいた基準が必要になります。

しかし現実問題として、そのような基準で人材を選んでいくとやがて仕事の量やスピードに遅れや不足が発生するでしょう。

限られた人材の中で仕事をまわしていくわけですから当然と言えば当然です。

このような状況に対処できるのがクラウドソーシングになります。

仕事があっても発注できない企業とスキルはあっても受注できない受注者をうまく繋ぎ、お互いにとって良い結果をもたらしてくれるのです。

さらにオンラインでその仕事は完結できます。

場所を選ばずに、なおかつ必要な人材を確保して仕事を完遂することができるため効率の良い業務が可能です。

近年のリモートワーク推奨の動きは、ランサーズ株式会社が設立当初からおこなっていた働きかたに大いにマッチングします。

今後の事業展開

オンラインスタッフィングプラットフォーム

ランサーズ株式会社では創業当初からのサービス形態であるクラウドソーシングと、もう一つ別のビジネス形態があります。

それはオンラインスタッフィングプラットフォームというビジネス形態です。

クラウドソーシングはここまで述べてきた通り、不特定多数の受注者を対象に仕事を発注するビジネスモデルでした。

しかし一方のオンラインスタッフィングプラットフォームは、はっきりとした受注者の情報のもと個人に対して仕事の発注をかけます。

これは前述した一般企業の発注のやり方と同じですが、唯一の違いはオンラインで発注するという点です。

個人をしっかりと特定できる点は同じで、顔写真や名前は当然として、明確な個人情報のもとオンラインで仕事を発注します。

このオンラインスタッフィングプラットフォームですが、2020年10月13日時点では流通金額の9割以上を占めています。

働きかた改革

今日において、これまでの働きかたでは今後企業はやりづらくなっていくことは目に見えています。

実際のところリモートワークなどの急激な世の中の働きかたの変化に、なかなかついていくのが困難な場面も多々あるでしょう。

それは、従来のやり方がすでに通用しなくなっている現れだからです。

さらにもっと広い視野で見てみると、これらの働きかたの変化はまだ序章であり、今後はさらに変化、発展していく可能性を含んでいます。

この流れから予想すれば、ランサーズ株式会社では今後さらにリモートと社外人材に力を置いたビジネスモデルを構築していくでしょう。

転職採用例

転職する際スキルも当然大切な要素ですが、何よりも自分自身の心情が会社とマッチングしていることが重要です。

スキルの面で言えば、エンジニア出身者やベンチャー企業出身者など、広範囲においてそのスキルを求められています。

業務の主だった内容としては、IT企業とフリーランサーを繋ぐ役割であるため、何かしらの営業経験があれば強みとして活かせるでしょう。

いずれにせよ、自分らしさを追求するという思いを持って転職することが大事です。

転職ポイント

これまでの常識と新しい常識

ランサーズ株式会社へ転職するうえでのポイントをいくつかピックアップしてみます。

まず、ランサーズ株式会社はその働きかたがすでに既存の企業よりも時代の先端に位置しています。

これまでの常識に捉われない柔軟性が求められる会社です。

とはいえなにもそんなにむずかしいものではなく、とにかく自分らしく生きることが重要なポイントです。

時間に縛られない働きかたを推奨している反面、自己規律を求められていることになるため、自分を動かせる人にならなければいけません。

職種

ではランサーズ株式会社が求めている具体的な職種とはどのようなものでしょうか？

2020年10月13日時点では、おもに以下のような職種にて採用例がありました。

・エンジニア

・デザイナー

・ディレクター

・マーケティング

・広報

過去に上記のような職業を経験しているなら、転職するには非常に有利になるでしょう。

未経験の場合でも何かしらの自分の強みが有れば、それを活かす方向性で探ってみましょう。

マッチングというビジネス

ランサーズ株式会社は人と人を繋ぐのが仕事です。

やはりコミュニケーション能力が最大の鍵になるのは間違いありません。

そこには相手の意図や気持ちを汲み取ることができる能力が求められます。

会社情報

ここでは改めてランサーズ株式会社についての情報をまとめてみましょう。

ランサーズ株式会社では六つの働きかたポイントを掲げています。

これら六つを見れば、いかに自分らしさを追求している会社であるのかがよくわかるはずです。

言い換えればサービスの質を高めるための取り組みでもあります。

ランサーズ株式会社では創業時からこのような取り組みをおこなっているのです。

そして今後の日本の企業においても徐々に浸透していくことが予想されています。

その取り組みにおいてすでに結果が出ているのがランサーズ株式会社です。

※各制度については2020年10月19日時点の情報です。

オールランサーズ

雇用形態の垣根をなくす取り組みであり、給与や勤務時間の上限などの心配は無用です。

さすらいワーク

様々な地域のユーザーとの交流を促進する取り組みのため、広く沢山の方と触れ合えるでしょう。

人との交流は自分へのチャンスになり得るため大切な取り組みです。

リモートok

リモートワークが可能なため働きかたの選択ができます。

これによって、小さい子供がいる等の家庭の事情がある方でも気軽に働けるでしょう。

フレックス

フレックスタイム制を設けています。通勤時間をずらすことで通勤ラッシュに悩む事はありません。

また私生活とのメリハリもつけられるため、生活水準も上がります。

副業推奨

様々な事情で副業をやりたいと思う方もいるでしょう。

ランサーズ株式会社では副業を推奨しているため、会社に隠さずとも胸を張って副業ができます。

そのため、外部に出ることでスキルアップをはかれるでしょう。

X休暇

自分らしく休むための休暇であり、他の社員に気を遣わずにしっかり休暇を取れます。

休暇によってオンとオフを的確に分けてメリハリをつけましょう。

【GeeklyReview】ランサーズの口コミを見る

まとめ

ランサーズ株式会社では「働きかたの改革」を掲げて、様々なサービスの形態を実現させてきました。

フリーランスの積極的支援と活用において、その取り組みはさらに多様化していくことが予想されています。

それらをしっかりと支える組織作りが今後のテーマでもありますが、これらを実現させるためにも新しい働きかたが必要です。

なによりも重視されるのは自分らしい働きかたでしょう。

従来の価値観に縛られない新しい価値観を積極的に構築していく心構えがあれば、その活躍の場は必ずあります。