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READYFOR株式会社のビジネスモデルを分析!想いを支援する事業とは【FinTech企業への転職】

様々な業界に参入しつつあるIT技術。中でも多くの企業が携わっているのが金融とITをかけ合わせたFinTechです。今回紹介するREADYFOR株式会社も、FinTech企業の一つに数えられます。この記事ではREADYFOR株式会社のビジネスモデルを分析するほか、ステートメントを掘り下げ、想いを支援する事業とは何かについて解説します。FinTech企業に転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

会社の概要

 

ビル

 

READYFOR株式会社は、東京都千代田区麹町に本社を置く国内最大級のクラウドファンディングサービス提供企業です。

同社が運営するクラウドファンディングサービス「Readyfor」は、日本初のクラウドファンディングサービスとして広く認知されています。

2020年7月時点で、累計支援金額は140億円を超え、サイトへの掲載プロジェクト数は14,000件以上となりました。

創業者兼代表取締役CEOは米良はるか氏、代表取締役COOは樋浦直樹氏です。

米良氏は、日本人史上最年少でのダボス会議参加やベンチャー企業の「女性起業家賞」受賞など、非常に活躍めざましい若手実業家といえます。

プロジェクトを成功させるための資金調達の方法として、今やクラウドファンディングは欠かせない選択肢の1つです。

同種のサービスを提供する会社は少なくありません。

その中でも、READYFOR株式会社はプロジェクトの達成率No.1を誇り、名実ともにトップの企業として業界をリードし続けています。

 

ビジネスモデル

 

お金

 

Readyforのプロジェクトは、一部を除いて購入型寄付型で実施されます。

これらクラウドファンディングの2つの型について、それぞれビジネスモデルを確認しましょう。

 

購入型

 

購入型クラウドファンディングのビジネスモデルは、主に2つの手数料の徴収で成り立ちます。

「集めた支援金の総額から差し引く一定割合の手数料」「決済を行うに当たっての手数料」です。

Readyforが提供する2種類のプランのうち、

 

・プラットフォーム機能とメールサポートを揃えたシンプルプランは手数料12%

・プロジェクトの準備から終了までをキュレーターがサポートするフルサポートプランは手数料17%

 

となります。また、どちらのプランの手数料もそれぞれ決済手数料5%が含まれている状態です。

購入型クラウドファンディングでは、出資した人は物やサービスによるリターンを受け取ります。

 

寄付型

 

寄付型クラウドファンディングもまた、支援金の総額から一定割合の手数料を差し引くことと、決済手数料を徴収することで成立しています。

READYFOR株式会社は寄付型クラウドファンディングサービスを「Readyfor Charity」として提供しており、手数料は17%です。

基本的に、寄付型クラウドファンディングでは出資した人へのリターンはありません。

 

会社が解決する社会課題

 

IT技術

 

READYFOR株式会社はFinTech企業の1つに数えられます。

Fintechとは、最新のIT技術を用いた金融サービスのこと。

電子マネーサービスやクレジット決済サービスなどのオンライン決済サービスもFintechです。

Fintech企業の多くは、既存の金融システムに見られる非効率をテクノロジーによって解消しようとします。

READYFOR株式会社もその例に漏れません。

2019年10月、READYFOR株式会社はロゴ・サービス表記・UIを刷新し、「想いを繋ぐ金融機関」というブランドステートメントを掲げました。

その背景にあるものは2つです。

クラウドファンディングを通してプロジェクト実行者の想いに寄り添い、叶えたいという意思。

そしてテクノロジーの力で金融サービスの仕組みをアップデートしたいという思いです。

お金の流れを世界の血流と捉え、事業を展開することでその巡りをより良くし、人々のやりたい想いをつないでいく。

それがREADYFOR株式会社の「想いを支援する事業」です。

 

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今後の事業展開

 

事業

 

READYFOR株式会社は2019年7月末に法人向けの新規事業「READYFOR SDGs」を発表しました。

SDGsとは「持続可能な開発目標」のこと。2015年に国連で掲げられた、国際社会共通の目標です。

READYFOR SDGsは、SDGsに意欲的な企業と、クラウドファンディング達成を目指す実行者とのマッチングをサポートする事業となります。

READYFOR株式会社には、これまでのクラウドファンディング事業を通して築き上げたネットワークと、蓄積したノウハウがあるのです。

READYFOR SDGsを利用することで、SDGs推進に向けて企業側はより相応しい支援先の紹介を受けることができます。

資金の使途のモニタリングや活動結果の報告など、プロジェクトの進行の管理・サポートも受けることが可能です。

SDGsに関するPR活動の効果をより大きなものにできるでしょう。

 

転職採用例

 

オフィス

 

READYFOR株式会社の転職採用例を紹介します。

どの社員も、前職での経験を大いに役立てて活躍しているのが分かるでしょう。

 

法人ソリューションチーム所属の社員

 

まず紹介するのが法人ソリューションチームに所属している社員です。

大手IT企業や広告代理店、HR系スタートアップ企業を経てREADYFOR株式会社に入社しました。

入社後は新規事業「READYFOR SDGs」の立ち上げに大きく貢献し、構想から発表まで、およそ5ヶ月で実現させた経歴を持っています。

クラウドファンディングを基礎とした新規事業展開に興味を抱いたことが、入社を決めるきっかけだったといいます。

HR系スタートアップ企業時代に新規事業担当をしてきた経験を生かして働いているようです。

同時に、READYFOR SDGsプロジェクト中心メンバーとしてのプレッシャーに打ち勝つ原動力となっているそうです。

 

ソーシャルインパクト事業部所属の社員

 

コンサルティング

 

次にソーシャルインパクト事業部に所属する社員を紹介します。

大学卒業後、新卒で入ったコンサルティングファームでは日系企業の海外進出のサポートに従事していました。

ミャンマー法人の立ち上げのために2年間のミャンマー駐在も経験したといいます。

READYFORに入社してからは、各種プロジェクトのページ作りや支援者へのリターン設計など、プロジェクト実現のためのサポートを担当。

現在はソーシャルインパクト事業部のリードキュレーターとして主に国際協力関連・動物関連のプロジェクトを担当しています。

 

CSチーム所属の社員

 

最後にCSチームに所属する社員です。

大学卒業後、Slerでの金融統計システム開発や事業戦略策定、品質管理の業務などを経験した後、READYFOR株式会社に入社しました。

社会的な課題をビジネスの力で解決する金融プラットフォームに興味を持っていたことが、入社のきっかけだったといいます。

キュレーターとして約1万人の実行者のプロジェクトを担当した他、研修制度の構築や応対品質の改善などにも寄与した社員です。

現在はCSを中心としたオペレーション構築やピープルマネジメントなどを担当しています。

 

転職ポイント

 

面接

 

2020年10月現在、READYFOR株式会社は各種エンジニアの募集を行っています。

ここでは、エンジニアに求められるマインドセットスキルを見ていきましょう。

 

求められるマインドセット

 

・社会的な課題に対する当事者意識があること

・多様性に理解があり、自ら学んでいけること

・変化に対して柔軟に対応し、楽しめること

・サービス志向であること

 

READYFOR株式会社は、誰もが自分のやりたいことを実現できる世の中を目指しています。

そのために必要なのが、どうすれば社会に価値提供できるかユーザーに満足してもらえるかを共に考えることができるエンジニアです。

上記4点に見られる思考様式や価値観を備えていることが理想です。

 

フロントエンドエンジニアに求められるスキル

 

コンピューター

 

・JavaScriptフレームワークに関する知識

・UI/UXデザインに関する知識

・Gitを使ったチーム開発経験

・アジャイル開発手法によるチーム開発経験

 

Ruby on Railsアプリケーションとして構築されているReadyforシステムは現在、Webフロントエンドの分離とSPA化を進めています。

統一的なデザインシステムの設計に応じて、JavaScriptフレームワークへの移行リードする力が求められているようです。

 

バックエンドエンジニアに求められるスキル

 

・サーバーサイドプログラミングの基礎知識と開発経験

・Ruby on RailsまたはGo Webアプリケーションの開発・運用経験

・AWSを使ったインフラ運用サービスの開発経験

 

Ruby on RailsアプリケーションとしてAWS上に構築されているのがReadyforシステムです。

2020年現在では、アプリケーションアーキテクチャの整理を進めています。

READYFOR株式会社のバックエンドエンジニアには、

 

・既存のRailsアプリケーションコードのリファクタリング

・新規事業開発に向けたAPI・アーキテクチャの設計・実装を行う力

 

が求められているといえるでしょう。

 

会社情報

 

readyfor株式会社

 

最後にREADYFOR株式会社の会社情報を見ていきます。

 

組織

 

READYFOR株式会社の社員はおよそ100名ですが、インターンやアルバイトの社員も含めると130名を超えます。

社員数やチーム数が多くなると、意思決定が遅くなったり他のチームの状況把握が疎かになったりしがちです。

その点を克服するため、READYFOR株式会社はコミュニケーション情報共有に重点を置いた組織運営をしています。

 

福利厚生

 

READYFOR株式会社は健康保険や厚生年金、雇用保険、労災保険といった各種社会保険を完備しているのです。

また毎月上限30,000円の交通費が支給されます。

充実した社食制度も魅力の1つで、健康的な昼食を1食あたり300円で食べることができます。

※各制度は2020年11月時点での情報です。

 

職場の雰囲気

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READYFOR株式会社が重要視しているのは「安心してエネルギー高く働き続けられる組織」であることです。

社員は誰もが信頼と敬意を持ったコミュニケーションを大切にしています。

READYFOR株式会社で扱われるプロジェクトは多種多様です。

集まったメンバーの顔触れも実に様々です。

それでも「やりたいことを実現できる世の中」を作ろうというビジョンを共有し、皆が同じ方向を向いて協力し合い、働いています。

【GeeklyReview】READYFORの口コミを見る

 

まとめ

 

お金と計算機

 

READYFOR株式会社について解説しました。

デジタル化への移行Webサービスの浸透がいっそう進んでいくことでしょう。

READYFOR株式会社の事業はますます大規模になっていくことが予想されます。

READYFOR株式会社をはじめ、FinTech企業への注目度は年を追うごとに高まりを見せている状況です。

FinTech企業の特徴の1つとして挙げられるのは、そのビジネスモデルもサービスも、非常に多岐にわたるということ。

マーケットが広範なだけに、求められる人材やスキルの幅も広いです。

そのため金融業界経験者にもエンジニアにも、希望以上の転職を実現させるチャンスがあります。

今後の成長が大いに期待されるFinTech業界に興味を持っているのであれば、是非転職先として検討してみると良いでしょう。

 

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この記事の監修者

西内信

IT系ベンチャー企業にて法人営業を経験し、そこで培った経験を生かし総合人材会社へ転職。その後ギークリーを創業しました。今までにご相談に応じた転職者は3500名以上に上ります。転職者のご不安や疑問点など一緒に解決しながら、最適な未来が描けるようなサポートをさせて頂きます。

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