株式会社RevCommのビジネスモデルを分析!蓄積データの活用事業に迫る【ビッグデータ企業への転職】
音声解析搭載型IP電話、MiiTelで業績を上げているRevComm。この企業ではAIを駆使したビッグデータサービスを扱っています。当記事ではRevcommの会社概要や採用情報、メインサービスとなるMiiTelの詳細なども幅広く解説します。
目次
会社の概要
株式会社RevCommは2017年に設立された新しい会社です。
AI x Voice x Cloudのソフトウェア、データベースの開発を事業内容としています。
ビジネスモデル
RevCommのメインサービスとなるのがMiiTel(ミーテル)と呼ばれる音声解析AI搭載型のクラウドIP電話です。
電話営業する際には「聞き間違い」や「議事録の漏れ」「なぜ成約が取れなかったのか」という悩みを持ちますよね?
MiiTelでは、会話中に自動で文字を起こして自動録音をするためトラブルを未然に防げます。
さらに会話の内容やスピード、沈黙回数を可視化し、AIの解析によって成約率の向上を実現します。
また、顧客管理システムによりワンクリックで発信でき、着信時に顧客情報を表示することが可能です。
MiiTelの実績
これまで累計300社以上、ユーザー10000人以上、通話回数2200万回以上という実績を持つMiiTel。
2017年から順調に業績を伸ばし、ソフトバンクやビズリーチ、楽天など大手の企業にも導入しています。
ビズリーチの例ではなんとMiiTel導入後4か月で商談数62%UP、成約率56%UPという結果も報告されています。
これらの実績は少しずつ知名度を上げており、RevCommやMiiTelについて様々な企業から紹介されています。
会社が解決する社会課題
RevCommのMiiTelはAI搭載型のIP電話ですが、具体的にはどのような社会課題を解決してくれるのでしょうか。
この答えとしては大きく3つあり、「会話のブラックボックス可視化」「コスト削減」「売上アップ」です。
具体的な内容について解説していきましょう。
会話のブラックボックス可視化
電話営業では顧客との会話内容やなぜ成約した・しなかった理由がわかりづらくなりがちです。
このようなブラックボックスに対し、MiiTelは「自動録音」や「自動文字起こし」で原因探れます。
また、音声通話のビッグデータを蓄積することで、業績の良い人のトークや成果が出ない人の特徴も可視化できます。
具体的には以下の項目などを可視化し、グラフで分かりやすくしてくれます。
・スコア比較
・通話回数
・抑揚の強弱
・被り回数
・平均話速
・平均スコア
・平均Talk比率
・被り回数
・沈黙回数
・平均ラリー回数
沈黙回数が多いと顧客相手は不安になり、コミュニケーション能力が十分ではない新人では被り回数が多くなります。
また、会話速度が速いと顧客の話を聞かずに自分の言いたいことばかりを言っている可能性があるでしょう。
このように話者の特徴を可視化することでブラックボックスの状態を改善できます。
コスト削減
これまでの電話営業では教育の観点から悩む管理者が多くいました。
電話営業担当者からは「ヒアリングがうまくできない」と相談されても、具体的な修正点がわかりません。
しかし、MiiTelを導入することで、
「顧客から〇〇と言われたときの返しの言葉がうまくできなかった」
「〇〇との取引のときは被り回数が明らかに増えてしまう」
というように具体的な相談ができます。
また、可視化されたグラフは営業担当者自らが見直せるため、自主的に成長していきます。
結果、電話営業での「教育時間」の短縮や「成長速度」の加速により、コスト削減へと繋がるでしょう。
売上UP
RevCommが電話営業を可視化するのは、やはり企業の売上UPにつながるからです。
新規顧客の獲得や商談成立は売上に大きな影響を与えます。
RevCommが扱うビッグデータとAIにより、成約率を上げるためのアドバイスがもらえます。
また、管理職の中には「教育する時間が限られている」「新人に教えるのはどうしても苦手」という方もいるでしょう。
また、伝えたい意図がうまく伝えられないことも多々あります。
MiiTelによって可視化されたグラフは分かりやすく、新人の方にも分かりやすい内容となっているので安心です。
さらにメンテナンス不要、初期費用無し、月額たった5980円(税抜き)という点は魅力的といえます。
今後の事業展開
ここではRevcomの今後の事業展開について見ていきましょう。
事業拡大に向けた課題
業績向上中のRevCommは現在従業員74名と決して大企業とは言えません。
さらなる発展を考えると、今後事業の拡大や組織作りが必要です。
毎日の会話データの蓄積はビッグデータとなるため、専門人材でサポートできる体制を作る必要があります。
事業拡大に向けた戦略
MiiTelは電話営業を可視化できる有能なツールですが、RevCommは新興企業のためまだ認知度は低い状態です。
RevCommが事業を拡大するには、市場を広げる優秀な営業マンや広告、マーケティング戦略が求められます。
Revcomの組織づくり
会社では営業だけが大勢いても成り立ちません。エンジニアやマネージャー、人事や経理など様々な職が必要です。
人数のバランスが取れなければ残業時間もバラツキが出ますし、一部の部署に負担がかかり過ぎると社員のストレスが溜まります。
また、見えないストレスは企業の経営を悪化させますのでしっかりとした土台となる組織作りが求められるでしょう。
RevCommではこうした組織作りも視野に置いているため、多種多様な求人を募集しています。
RevCommの中途採用
現在RevCommの公式サイトを見ると、23件もの求人を募集しています。(2020年10月現在)
採用職種や仕事内容についてポイントをまとめました。
インサイドセールスアソシエイトの採用
インサイドセールスアソシエイトでは法人向けの営業活動を実施し、新規案件獲得へ取り組みます。
直接企業へ訪問するのではなく、電話やメールといった内勤営業です。
応募資格としてはIT、インターネットサービスに関する法人営業経験1年以上、新規顧客への開拓営業経験などがあります。
リモートワークも可能なので、朝の通勤ラッシュを避けたい方にとっても働きやすい職です。
テクニカルサポートマネージャー候補の採用
MiiTelのカスタマーサクセス部門のサポートチームにて、リーダーを担当します。
顧客からの問い合わせを自分で対応することもあり、その上でチームへの指示、業務の効率化を行います。
応募資格としてはネットワークやサーバーの保守運用経験、大規模開発の業務経験などがあります。
マネージャー候補として入社をするため、将来的に出世をしやすく年収も高い職種です。
自身のスキルアップや挑戦という意味でも応募する価値があるでしょう。
HRマネージャー候補の採用
採用イベントや人事、組織サーペイの導入や分析などを行います。
評価制度の運営1年以上、IT業界のプロダクトやビジネスに関心があることが応募要件です。
RevCommでは社員数が増えているため、新メンバーの研修や評価基準作りなど教育という観点でも大きく貢献できる職種といえます。
また、自身が考えた改善や評価制度の設計が実用される可能性が高いため、人事の土台作りを担うことができます。
転職する際のポイント
今後さらなる成長を期待できるRevCommに転職するには、他のライバルと差をつける必要があります。
ここではRevCommに転職する際のポイントについて説明しましょう。
すべての人に共通する内容
まずは職種に関係なくRevCommに入社する全ての人に共通して必要なものがあります。
それはHAPPYを頭文字に置く、以下の5点に共感するというものです。
H appiness 常に笑顔で
A ccountability 人から信頼され
P assion 何事にも情熱的で
P rofessionalism 世の中への提供価値にこだわる
Y outhfulness 柔軟で創造的な人
笑顔や情熱はどの職でも共通して必要なものでしょう。RevCommでは顧客が求める価値を提供し、新しい課題にも柔軟に対応する姿勢を持っています。
例えば現在モバイルアプリ作成者の採用募集もされています。これより将来的にスマホでもMiiTelを使っていく、または活用していくことが予想されるでしょう。
業種ごとの経験
RevCommでは業務経験を持っている方は歓迎されます。
例えばアプリケーションの開発やイラストレーション作成、KPIを用いたサービス設計、電話営業の実務経験などがあります。
経験と言っても長い経験が求められるわけではなく、たった1年でも経験者として他の応募者との差別化が可能です。
そのため「経験はあるけど他の人に比べるとまだまだ…」という段階でも積極的に応募をしてみましょう。
勤務形態・待遇
社会保険は完備であり、週休二日制(土・日・祝)や交通費支給など働きやすい会社ですが、特徴的なのはリモートワーク可の職種が多いということです。
さらに、勤務体制の自由度が高く年収も高いというのは理想的な環境であり、将来的に自立を視野に入れている方にとっても学べることが多い会社と言えるでしょう。
まとめ
今回はRevCommのビジネスモデルについて説明しました。
音声解析AI搭載をしたIP電話は画期的であり、業務のブラックボックス改善や商談獲得率の向上に成果を上げています。
電話営業では上司からの指示出しや教育も難しいものがあったのですが、MiiTelを導入することでAIのグラフや自主的な改善が行えるでしょう。
電話営業をする会社にはとても必要となる会社なので、今後さらなる事業拡大が見込まれます。
今後の成長を考えると転職先として視野に入れたい企業です。
RevCommのように今後の事業拡大が期待される企業はまだまだ沢山あります。
ITでコミュニケーションを変えたい方はぜひ、転職エージェントにご相談ください。
あわせて読みたい関連記事
この記事を読んでいる人におすすめの記事