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セキュリティベンダー厳選5社を紹介!IoT時代に必要なセキュリティ技術とは

昨今家電などにネットを繋げるIoT技術が注目を集めています。暮らしや仕事が豊かになるIoTですが、特に懸念されているのがセキュリティの問題です。そんな世界規模の問題に立ち向かう企業も多数存在しています。今回はIoTのセキュリティテクノロジーに携わる注目の有名企業5社を紹介します。

あらゆるモノがネットワークにつながるIoT時代が到来

 

 

世界中のありとあらゆる「モノ」がインターネットにつながるIoT

世の中でさまざまなデータがネットワーク上で行き交う時代となりました。中でも注目を集めている技術の1つがIoTなのです。

 

現在はインフラや産業の分野でのみならず、自動車や電化製品といった身の回りにあるものにまでIoTが活用されています。

2020年現在、IoTデバイスの数は300億を超えるといわれ、人々の日常には益々欠かせないものになっていくと予測されているのです。

また、サービスの高付加価値化や経営の効率化が求められる企業にとっても、「IoTを活用しない手はない」という風潮は広がっています。

 

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IoTネットワークの安全性を確保することが急務

 

 

IoTにより利便性が高まる一方、他方ではIoTで利用されるネットワークデータの悪用が懸念されているのも事実です。

具体的にいえば、システムや機器を狙うサイバー攻撃といった脅威などが挙げられます。

 

サイバー攻撃対策に向け国と企業が始動

 

従来の家電を含めた機器は、当然ながらネットワークにつながることなく利用されていました。

しかしそのことによって、セキュリティ対策がおろそかになっているのです。急速にネットワークとつながるようになった現代、攻撃者にとっては格好の標的となっています。

 

さらに、外部ネットワークと直接つながっていなかったとしても問題は尽きません。

従業員がUSBメモリを挿してデータ収集をしたり、他者が持ち込む端末を機器のネットワークに接続したりといった間接的な繋がりが、マルウェア侵入を許してしまうといった問題も発生しています。

 

サイバー攻撃は増加と多様化の一途をたどっている状況です。

IPAが発表した「情報セキュリティ10大脅威2020」によると、「IoT機器の不正利用」が9位にランクインしています。

こうした時代背景を受け、セキュリティリスクに対して本格的な対策を取るために、国や企業が動き出しています。

 

サイバーセキュリティの重要性とメリット

 

前述の通りIoTは世界的に拡大していき、クラウドサービスも増加したことでほとんどの企業がネットワークに依存している状態になりました。

技術の発展とともに、今後もますます企業のネットワーク依存は高まっていくでしょう。

 

セキュリティリスクに対しての対策を行うことによって多大の経済的損失が防げることはもちろん、企業の信頼やイメージを守ることに繋がります。

サイバーセキュリティの需要は将来的にも増加していくと言えるでしょう。

 

セキュリティでも活躍が見込まれる5社

 

 

無論IoTを脅かす脅威は日本も例外ではありません。実際にセキュリティ技術でこの課題に取り組んでいる企業は数多く存在します。

 

今回はセキュリティテクノロジーで特に注目される、有名企業5社とその取り組みを紹介します。

IoTの今後に興味のある人、転職を考えている人は参考にしてみてください。

 

脆弱性診断のプロフェッショナル株式会社イエラエセキュリティ

 

2013年に創業を開始した株式会社イエラエセキュリティ。2022年1月1日より、ココン株式会社から社名変更をしました。

国内最大規模のホワイトハッカー組織を有して、「誰もが犠牲にならない社会」というミッションを掲げています。

 

世界最高水準のスキルをもつホワイトハッカーが多数在籍

同社は技術的優位性を獲得するために、国内外で実績のあるホワイトハッカーを採用しているのが大きな特徴です。同社の社員は以下のように複数の国際大会での受賞歴を持っています。

・自動車セキュリティハッカソン2017 準優勝
・Google CTF 2017(スイス)世界4位
・IoT × Security Hackathon 2016 優勝

このようなハイスキルなホワイトハッカーが、Webサイトやアプリはもちろん、IoTデバイスやコネクテッドカ―といった多様なIT製品のセキュリティ脆弱性診断を行います。

 

3大クラウド一元管理サービス Orca・マルウェア対策支援サービス BitDam

同社ではマルチクラウド時代に適応して、3大クラウド(AWS、GCP、Azure)を一元管理するサービス「Orca」と、リモートワークに欠かせないツールへのマルウェア対策サービス「BitDam」を提供しています。

Orcaは業務負担の大きいマルチクラウドの資産を洗い出し、セキュリティ管理の運用不可を大幅に軽減することが可能です。

BitDamはクラウドEメールやドライブ、ビデオ会議アプリにおける新種のマルウェア感染をブロックすることができるサービスとなっています。

 

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AIによる課題解決を目指す株式会社エクサウィザーズ

 

2016年に設立された株式会社エクサウィザーズ

福祉や医療、製造、金融といった幅広い業界の顧客が抱えるさまざまな課題を解決します。

 

各業界の専門家が監修する革新的AIサービスが強み

株式会社エクサウィザーズの事業を具体的に見ていきましょう。

たとえば、

・Robot Tech

・Fin Tech

・HR Tech

・Med Tech

・Care Tech

といった事業でAIによる革新的サービスを展開している企業です。

それぞれの業界で顧客の高い要望に応えるため、同社ではその業界の第一人者とされる「ドメイン専門家」をアドバイザーとして招いています。

このように、最新の研究を取り入れた提案やサービスを提供しているのです。

 

AIサービスで産業の発展とくらしの安全を守る

この企業で注目したいのが、各種ロボットが状況・状態・物性等に適した動作を実現するAIサービス「COREVERY」です。

AIやプログラミングの知識がない人でも、さまざまな動作を手動でロボットに学習させることができます。

従来のプログラミングでは実装できなかった制御ができます。作業の振り返りや再学習を行う仕組みを持ち、ロボットを使えば使うほど理想の動きに近付くのも特徴です。

 

また同社では、視覚データやGPSを活用したレベルの高いセキュリティサービスを展開しています。

具体的には以下のような事業です。

 

・危険運転者の自動検知や車種判定

・不審者の異常行動などの可視化

・災害予測やシミュレーション

 

このようなサービスは、人々の日常生活の安全を守るために開発されました。

AIを最大限利活用した、社会貢献度の高い事業に関心が高まっています。

 

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サイバー攻撃の専門家 株式会社サイバーセキュリティクラウド

 

2010年に設立された株式会社サイバーセキュリティクラウド

国内外問わす安全なサイバー空間の創造という理念を掲げ、WEBアプリケーションのセキュリティサービスを全世界に向けて提供しています。

 

実際、世界有数のサイバー脅威インテリジェンスとAI技術を活用する事業を進めている企業なのです。

 

サイバー攻撃研究を自社サービスへ展開

一般的な攻撃や誤検知の発見はもちろん、従来では検知が困難であったゼロデイ攻撃など高度な攻撃への検知・分析を可能にしました。

 

AI技術によるWEBセキュリティサービスの開発だけでなく、サイバー攻撃の研究及びリサーチも行っています。

国内外から最新の情報を収集して、セキュリティサービスの品質向上に役立てているのです。

 

社外セキュリティ技術者を担うクラウド型WAF

同社はクラウド型WAF「攻撃遮断くん」を提供しています。外部からのサイバー攻撃を防御するクラウド型のWEBセキュリティサービスです。

仕組みとしてはディープラーニングを通じて、複数種類の学習モデルを構築する攻撃検知AIエンジンを活用しています。

国産WAFベンダーが、日本のセキュリティ情勢に合わせたサービスの運用を行っているのも特徴です。

個人情報漏洩改ざんDDoS攻撃といった脅威からWEBサイトを保護してくれます。

導入する顧客側も手間なく運用管理ができるので、セキュリティ技術者を自社内で確保する必要がなくなることが最大の利点です。

 

また非常時には24時間365日受けられる電話サポートもあります。

さらにはサイバー攻撃とブロック状況を視覚的に理解できる、解説付き月次レポートといったバックアップ体制も整備されているのです。

 

国内の導入社数・導入サイト数は12,000サイトに上り、クラウド型WAFサービスにおいてNo.1となりました。

業界のリーディングカンパニーとして、株式会社サイバーセキュリティクラウドの取り組みが注目されています。

 

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インターネットのパイオニア 株式会社インターネットイニシアティブ

 

株式会社インターネットイニシアティブは、1992年に日本初の国内インターネット接続事業者として創業されました。

 

高品質と信頼性が売りのセキュリティサービスを提供

品質と信頼性の高さを基本方針とし、ネット接続事業で培った高い技術力を礎に顧客のニーズに適応するサービスを幅広く提供しています。

 

・クラウドサービス

・ANサービス

・ネットワーク

・システムの構築と運用保守

・通信機器の開発及び販売

・システムインテグレーション

 

以上のようなトータルソリューションを提供することによって事業領域を拡大し、企業グループとしての成長を続けているのです。

 

ポイントセキュリティーサービス「IIJセキュアエンドポイントサービス」

株式会社インターネットイニシアティブは「IIJセキュアエンドポイントサービス」というサービスを提供しています。

外部脅威の防御と情報漏洩を抑止する、クラウド型のエンドポイントセキュリティサービスです。

マルウェアの検知・隔離と流入経路の追跡を実現し、原因となるユーザ操作に対策を施すことで再発を防ぎます。

 

このサービスの特徴は、

・複数のアンチウイルスとIT資産管理機能をアセットレスで導入できる
・IIJポータルサイトからエンドポイントのセキュリティ状況を迅速に把握できる
・顧客のネットワーク環境と同社のサービス設備を閉域接続できる

という点です。

社会の需要を先取りし、革新的技術を標準化した上で世に送り出してきた同社の開発力には、同業界からも定評があります。

 

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ICT技術で社会貢献に取り組むネットワンシステムズ株式会社

 

1988年に創業を開始したネットワンシステムズ株式会社

世界の最先端技術を取り入れた情報インフラの構築と、ICT利活用を実現する戦略的なノウハウを提供してきました。

ICT市場と社会、そして地球環境への三つの貢献を掲げる企業です。

ICT技術を積極的に開発導入しその発展へ寄与しつつ、人々の生活や地球環境を豊かにする取り組みを行っています。

 

あらゆるモノからのアクティブ制御を可能にした「Fore Scout」

ネットワンシステムズ株式会社の強みは、法人顧客の課題にアプローチするセキュリティソリューションの提案です。

工場や事業所といった閉鎖的な環境で稼働する専用機器には、セキュリティ担当者がいないことが多いです。

しかしこのような脆弱な体制だと、マルウェア感染と内部への拡大、情報漏洩事故、生産ラインの停止といったビジネスリスクを生んでしまいます。

 

このような課題を抱える顧客のために、プラットフォーム「Fore Scout」を提供している企業です。

すべてのIPデバイスを包括的に可視化し、コンディションを把握することができます。

IoT機器の見える化に留まらず、他機能との連携によるIPデバイス制御を可能にしました。IPデバイスのネットワークアクセスへの通知や制御、スイッチやファイアウォールなどと提携可能です。

 

ネットワンシステムズ株式会社は、自社サービスを通じて顧客のあらゆる情報資産を守るために尽力しています。

 

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売り上げランキング上位企業は?

 

サイバーセキュリティの分野でも活躍する有名企業を他にもご紹介します。

 

日立製作所

企業ごとの業務に即したサイバーセキュリティソリューションを導入から運用まで幅広く提供しています。

 

ソフトバンク

法人向けにランサムウェア、EMOTETなどのサイバー攻撃から防御するための情報セキュリティ管理体制を構築しています。

 

KDDI

不正アクセスや改ざん、標的型攻撃等のサイバー攻撃から企業を守る各種サービスを提供するKDDIは、グローバルにも対応しています。

 

富士通

企業が総合的に防御力を上げるために、IPA提言の対策に対応したソリューションを提供しています。

 

セコム

セコムはサイバー犯罪・ウイルス・不正アクセス等インターネット上の様々な脅威にも24時間対応しています。

 

トレンドマイクロ

サイバーセキュリティのリーダー企業として変化するセキュリティ脅威を予見、30年以上の経験を元に変革を試みています。

 

人気の企業は?

 

三菱電機

「サイバーセキュリティーソリューションOTGUARD」を提供し、セキュリティ対策の低コスト化にも貢献しています。

 

凸版印刷

サイバーセキュリティ対策商材のラインナップが豊富です。人材育成のオンライン研修プログラムも提供します。

 

日本アイ・ビー・エム

「IBM Security Services」でサイバー分野の不確実性に対処を試みる日本アイ・ビー・エムは、国内市場に特化したセキュリティソリューションの強化に努めています。

 

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ

Webアプリケーションサーバーに対する不正アクセスや、攻撃通信のようなセキュリティ脅威を検知・防御する機能を提供しています。

 

fonfun

Webアプリケーション診断、ネットワーク診断、標的型攻撃メール訓練など多様なWebセキュリティサービスを提供します。

 

求人を紹介してもらう

 

 

セキュリティテクノロジー企業に転職する方法

 

 

セキュリティテクノロジーの分野で活躍する職種

 

セキュリティエンジニア

情報セキュリティ考慮したネットワークやサーバーの設計・運用・管理を担います。日々情報システムをサイバー攻撃の脅威から防御し、いざセキュリティ事故が発生した場合にも迅速な対応が求められる仕事です。

 

システム管理者

主に社内の情報ツールを保守・管理する役割を担うシステム管理者は、情報漏えいやデータの破損防止も重要な仕事です。社員の業務がスムーズに行われるためのベース作りと同様に、セキュリティへの責任も大きい仕事です。

 

セキュリティコンサルタント

企業に対してセキュリティサービスを提供するのがセキュリティコンサルタントです。セキュリティ視点での戦略立案や対策実装、運用体制構築、支援などを行います。

 

関連資格

 

難易度低(一般向け)

 

  • SPREAD情報セキュリティサポーター
  • 情報セキュリティマネジメント(国家資格)
  • 個人情報保護士認定試験
  • 情報セキュリティ管理士認定試験

 

難易度中(専門職向け)

 

  • SPREAD情報セキュリティマイスター
  • 情報処理安全確保支援士(国家資格)

 

難易度高(エキスパート向け)

 

  • CISSP
  • 公認情報セキュリティマネージャー(CISM)

 

難易度高(クラウド技術者向け)

 

  • AWS認定セキュリティ
  • Microsoft Azure Security Technologies

 

徹底的に企業・業界研究を行う

 

セキュリティーテクノロジー企業へ転職するためには、業界研究と企業への理解を深める事が重要です。

一口にセキュリティーテクノロジー企業と言っても、本記事で解説して来た通りそれぞれ活躍する分野や強みが異なります。

自身が転職で実現したい事や、活かしたいスキル、キャリアパスとそれぞれの企業の展望や社風と照らし合わせて、志望する企業を絞りましょう。

複数の企業を深掘りする事で競合他社との比較を行えるので、志望動機につなげる事も出来るはずです。

 

求められるスキルを理解する

 

コミュニケーション能力や提案力のような基本的なビジネススキルの他に、情報収集スキルが求められます。

日々進化するサイバー攻撃の情報だけでなく、最新のセキュリティ製品の情報などは、日常的に自らキャッチアップしましょう。

また、セキュリティ分野の特徴としては「予防」の要素が強い点が挙げられます。

情報収集においても、今後起こりうる脅威を予測する視点が求められるのです。

日頃から危機管理能力が高い人は向いていると言えるでしょう。

「ITストラテジスト」「システム監査技術者」などの資格がウイルス対策、ファイアウォール、暗号化、セキュアプログラミングといったセキュリティ技術の習得・証明に適しています。

金融機関での活躍を目指す人は「CISA」も目指すと良いです。

 

 

今後も需要が高まるセキュリティテクノロジー

 

 

IoT技術の進化に伴い、ますます需要が高まるセキュリティテクノロジー

その技術発展を支える有名企業5社と注目サービスをご紹介しました。

変化が激しい時代の中で、さまざまなニーズが生まれます。

この事実に対し、柔軟性と高い技術力をもって「人々の情報資産を守る」というこれからの社会貢献の形が見えてきました。

 

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この記事の監修者

西内信

IT系ベンチャー企業にて法人営業を経験し、そこで培った経験を生かし総合人材会社へ転職。その後ギークリーを創業しました。今までにご相談に応じた転職者は3500名以上に上ります。転職者のご不安や疑問点など一緒に解決しながら、最適な未来が描けるようなサポートをさせて頂きます。

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