成長するためのマインドや行動とは?
社会人になり仕事をし始めると、良い意味でも悪い意味でも安定を求める傾向にあります。
もちろん給与が安定している事は経済面、そして精神面でも重要ですが、現状維持をしようとすると逆に衰退してしまいます。そうならないためにも常に自分の成長を求める姿勢でいることが大切です。そこで今回は、成長するためにどんなマインドや具体的な行動を取れば良いのかについてお話しします。
目次
成長に必要な3つの要素
①好奇心
好奇心は、子どもの時には誰もが持っており、大人になればなるほど薄れていってしまう言われています。
好奇心の中でも今回大事にして欲しいのは、いろんな方向性へ興味の湧く拡散好奇心と、それを深めようとする知的好奇心を持つことです。拡散好奇心が湧いた時、成長への扉があなたの前に現れますが、それを開けるか開けないかは知的好奇心による行動を伴うことが必要です。興味が湧いて行動を起こさないままでいてはニュースを流し見しているのと一緒です。浅はかな知識にしかなりません。
②行動力
様々なことに興味は湧くけど、それが自分に合っているかわからないだとか、なんとなく難しそう・大変そうという理由で行動に移す人はそう少なくありません。でもどちらも当たり前で、やってみないとわからないですし、簡単にできそうな行動の先には大した成長は見込めません。行動した先で上手くいかなかったとしても、やってみて初めて自分には合っていなかったと気づくことができますし、気持ち良い状態で次にチャレンジすることができます。積極的に行動しましょう。
③継続力
何事も成長には継続力が必須です。3~4日ちょろっとやってみただけでは上手くいかないことの方が多いしそこで諦める必要もありません。誰かができるなら自分にもできると信じてポジティブに努力を積み重ねていくことが重要です。もちろん継続することが最重要ですが、注意点として、時間を費やしすぎない事も大切だと思います。これまでの生活スタイルをガラッと変えてしまうことになり、ストレスを感じてしまう状況になりかねないので、焦らずコツコツと自分のペースで継続していくことが確実に成長していくためのポイントではないでしょうか。
KGIとKPIを設定する
KGIとKPIを簡単にいうと、目標(Goal)と行動状況(Performance)の事なのですが、就職したことのある方は業務上、耳にしたことや実践したことのある方が多いのではないでしょうか。どちらも自己の成長にそれぞれ必要だと思いますので、わかりやすく解説したいと思います。
KGIとは
KGIは、Key Goal Indicatorの略で、一言で言うと目標のことです。成長したい気持ちだけでは自分が何を目指しているのかブレてしまう可能性があるので必ず目標設定をする事をオススメします。何年後までにどうなりたいのか、どういう自分でありたいのかを考えましょう。
「何ヶ月後、何年後までに〇〇を達成する・できるようになる」といったように数字を入れることで具体性をあげましょう。
KPIとは
KPIは、Key Performance Indicatorの略で、一言で言うと目標達成のための指標です。目標(KGI)に対して、どのようなステップを踏めばそれを達成できるのか考え、具体的な期間などを数字ベースで可視化しましょう。そうする事で自分の現在地を定期的に確認することも出来ますし、計画的な行動になるので継続しやすくなります。
KGIを決めてからKPIを決める
はじめに、KGIいわば最終到達目標を設定しましょう。数字ベースで具体的に設定する事でより目標に対する意識が明確になります。KGIを決めたら逆算してKPIを設定していきましょう。こちらも期間などのリミットを決めるために数字ベースで具体化しましょう。その中でKGIを達成するために特に重要なポイントとなるKPIの部分を考え、優先順位をつけるとなお効果を発揮します。慣れていない方は難しいかもしれませんが、是非取り組んでみてください。
インプットとアウトプットの多くする
インプット
成長すると言う事は現在の自分をアップデートする事なので、これまで自分が出来なかったことができるようになるには、当然知らない事を知るところからです。
本を読んだり勉強会に参加するなどして知識や情報を得る事をインプットと言い、誰にでもできる事です。大事なのはインプットした知識・情報をいかに自分のものにできるかではないでしょうか。
アウトプット
インプットした事を自分の力に変えるためにはアウトプットすることが重要です。
アウトプットの方法としてはテキストとして発信(note、ブログなど)、動画として発信(YouTubeなど)、たくさんありますが自分に合うものが良いのではないかと思います。重要なのはいずれにせよ、人にわかりやすく説明してあげられるくらい理解を深めたいので、そういった趣旨で発信することです。
インプットアウトプットの割合
インプットとアウトプットは両方やることが大切ですが、同じくらい大切にして欲しい事は割合です。個人的にはインプット1もしくは2に対してアウトプット9もしくは8くらいが良いと思います。
なぜかと言いますと、多くの情報を一度に詰め込んでもキャパオーバーする可能性が高いからです。
学んだことに対して自分で噛み砕き自分の言葉でまとめ自分なりの発信をすることによって初めてみになるものです。現代はツールが豊富にあり、様々な情報がたくさん取りやすい時代ですが、知った気になってしまいがちなので、自分の理解度を確認するためにもアウトプットを多めに考えると良いのではないかと思います。
関わる人を選択する
関わるべき人
あなたの成長したい分野・物事において、もうすでに力がある人もしくは達成している人に積極的に関わっていきましょう。今の自分よりも1~3段階格上だと思う人からは学べることがたくさんありますし、関わり方次第でヒントやチャンスを与えてくれるかもしれません。基本的に目上の人になるので緊張や恐怖があるかもしれないですが、成長できないことの方が怖いという考え方にシフトしてみることで積極的になれると思います。
仲間を見つける
自分と同じかそれに近い目標を持つ仲間がいれば、切磋琢磨しお互いに刺激し合うことができます。
一人では継続できない方や、競争できる相手が欲しいと感じる方は、オンライン上でもオフライン上でもどちらでも良いので仲間を見つける事をオススメします。自分が目指す方向性で検索したり、Twitterのハッシュタグなどで検索をかけると同じような目標を目指す仲間・ライバルが見つかると思います。もしくは最近流行しているオンラインサロンなども一つの手段として良いかもしれません。
反対してくる人
何かに挑戦する時、必ず反対してくる人や否定的な意見を言ってくる人が周りにいると思います。それは嫌味で言っているわけではなく、あなたの為を思っている事でもあります。
しかし、それを全て吸収して聞いてしまうと成長が一旦ストップします。だからといって、拒絶する必要もないですし、ぶつかり合う必要もないと思います。大事なのは、あなたが信念をしっかり持っているかどうかなので、そういった反対意見を言ってくれる人も大切です。ブレない軸を確立し信念を持つ事で、その熱意や気持ちが関わる人を引きつけます。
最後に
本記事は成長するためのマインドや行動について解説しました。今回ご紹介した要素や行動の手段はごく一部ですし、考え方ややり方は人それぞれあると思います。その中でも最低限やるべきだろうという視点でまとめさせていただいたので、レベルで言うと初級です。大事なのはどんなやり方かを知る事ではなく、成長したいと言う気持ちに対してどれだけ本気で取り組めるかだと思うので参考程度にしていただけると幸いです。なぜ今これをやるのか、これができるようになってどうしたいのかといった、自分がブレない根底となる土台をしっかり言語化し相手に伝えられるようになると、成長スピードが格段に増すと思います。自分に負けず、自分を信じて挑戦し続けることが重要です。
あわせて読みたい関連記事
この記事を読んでいる人におすすめの記事