中小の転職エージェントの特徴ってなに?メリットやデメリット、使い倒し方まで徹底解説します
「転職エージェントを使いけど、たくさんありすぎてどのエージェントを活用すればいいか分からない。」という方は多いのではないでしょうか?今回は中小転職エージェントの特徴を解説します。大手の転職エージェントとの違いから、どのような特徴があり、どのような人に向いているか説明します。
目次
中小転職エージェントを使うべき理由とは?
中小の転職エージェントを使う理由は、自分に合ったエージェントを使うことで、能力を十分に活かせる企業に転職できるためです。
中小の転職エージェントは従業員の数も少ないため、多くの企業にアプローチすることは難しいです。
そのため、多くの転職エージェントは何か分野に特化しています。
例えば、「金融系」や「IT系」等の業界、また「スタートアップ企業」「年収○○以上で募集している企業」といったような条件を設け、そのターゲットに当てはまる求人者の支援をおこなっているのです。
このような特徴を理解したうえで中小の転職エージェントを選ぶことで、より自身の経験を活かせるミスマッチの少ない転職が可能となります。
中小転職エージェントと大手転職エージェントの2つの違い
ここからは、中小転職エージェントと大手転職エージェントの違いについて大きく2つ紹介していきます。
転職を検討する上で、「どこの転職エージェントを使えば良いかわからない」という方はまず、中小か大手かで分けて考えてみると良いでしょう。
どちらが良いということはなく、それぞれに違った魅力があります。
違い①:取引先企業の数
中小転職エージェントと大手転職エージェントの1つ目の違いは、取引先企業の数です。つまり保有している求人の数が違うのです。
上で記載したように中小の転職エージェントは、取引先企業に下記のような条件を設けて取引している場合が多いです。
●業界特化型の転職エージェント:IT系・金融系など
●職種特化型の転職エージェント:エンジニア・コンサルなど
●待遇特化型の転職エージェント:年収800万円以上など
ですので「IT業界に転職したい」などの意向があれば、特化した中小転職エージェントのほうが、マッチした求人を見付けやすいです。
反対に大手の転職エージェントは条件を定めないことがほとんどです。人材を必要とする企業と求人者がいれば、職種や業界を問わずに転職の斡旋をおこないます。つまり幅広い業界・職種の求人を見ることができるのです。
違い②:コンサルタントの業務範囲
中小転職エージェントと大手の転職エージェントの2つ目の違いが、コンサルタントの業務範囲です。
中小転職エージェントの場合、担当コンサルが取引先企業との商談から求人者の対応まですべての業務を一気通貫しておこなっている場合が多いです。
そのためコンサルタントがより詳しく企業の内部情報について知っている可能性があります。
中小転職エージェントと大手転職エージェントですが、基本的にサービス面に違いはありません。
どちらもエージェントも求人の紹介はもちろん、キャリアプランの相談や面接対策、履歴書のブラッシュアップ、スケジュール調整などの業務をおこなっています。
大手の場合は複数人で対応しますが、中小の場合は担当コンサルタントがすべて担う場合が多いです。
そのため担当コンサルタントとの相性は非常に重要です。
中小の転職エージェントが活用すべき人の特徴
中小の転職エージェントを活用すべき人の特徴をご紹介します。
希望する業界や職種がはっきりしている人
中小の転職を活用すべき人の1つ目の特徴は、希望する業界や職種がはっきりしている人です。
中小の転職エージェントは取引先企業を絞っていることもあり、特化した分野あれば新鮮な情報を保有しています。
また、エージェント自身が取引先企業との打ち合わせや、求人者のサポートをおこなっているため、希望する業界や職種がはっきりしている方の疑問や不安をしっかりと解消してくれます。
選考対策の細かいサポートを受けたい人
選考対策のサポートを受けたいという人も、中小の転職エージェントを活用すべきと言えます。
中小の転職エージェントは、一部の業界や職種に関するプロです。
コンサルタント自身が取引先との打ち合わせもおこなっているため、面接などの選考をクリアする手段にも精通しています。
大手エージェントが合わなかった人/迷っている人
「大手転職エージェントが合わなかった人」「そもそもどちらを使えばいいか分からない人」は中小転職エージェントも利用することをおススメします。
大手エージェントは分業制を設けているため、求人者の要望が正しく伝達されないといったリスクがあることも事実です。
中小の転職エージェントであれば、必ず不満が解消されるというわけではありませんが、試してみる価値があることは事実です。
中小のエージェントを使い倒す3ステップ
中小のエージェントと大手エージェントの違いを理解したところで、理想とする転職を実現する3ステップを紹介していきます。
繰り返しになりますが、「どちらかのエージェントを使うべき」ということはありません。
転職者自身が抱えている疑問を明確にすることで、利用すべき転職エージェントを明確にできるでしょう。
ステップ1:転職の軸について検討する
中小の転職エージェントを使い倒すための、1つ目のステップが自己分析をして転職の軸を検討することです。
言い換えれば、自分がイメージしている転職に、どの中小の転職エージェントが適切かを考えることです。
中小の転職エージェントといっても非常に多くあります。
自分自身が転職をして実現したいことを明確にすることで、どちらの転職エージェントを利用すべきがを明確にすることができます。
その為にはまずは自分自身を知る必要があります。
自己分析をしっかりおこない、「何故転職したいのか」「転職して何を実現したいのか」を明確にしましょう。
ステップ2:中小転職エージェントの情報を集める
中小転職エージェントの情報を集めることも、非常に重要なステップです。
中小の転職エージェントは、以下のように取引企業に条件を設けています。
●業界特化型の転職エージェント:IT系・金融系など
●職種特化型の転職エージェント:エンジニア・コンサルなど
●待遇特化型の転職エージェント:年収800万円以上など
また、言わずもがなではありますが、過去の実績に関する情報を集めておくことも大切です。
これまでに「どのくらいの求人者の転職をサポートしてきたか」と確認することで、中小転職エージェントのサービスの質を知ることができます。
ステップ3:複数の転職エージェントに依頼する
中小転職エージェントと、大手転職エージェント等複数社に依頼するのが良いでしょう。
転職エージェントによって紹介される求人や転職活動の進め方は異なります。
これまでに、中小の転職エージェントにこだわるべき理由の確認、中小転職エージェントの情報収集といったステップを紹介してきました。
しかし、実際に試してみないとわからない部分があることも事実です。
「大手の転職エージェントにこだわろうと思っていたけど、サービスを受けてみたら気が変わった」ということもあるわけです。
求職者は大抵2~3社転職エージェントを掛け持ちする場合が多いです。もし迷っている方は是非複数社登録してみましょう。
まとめ ~エージェントをうまく活用して転職成功させよう~
転職エージェントは、使い方によっては理想的な転職をサポートしてくれる強い味方です。
ただし、中小と大手の転職エージェントには、それぞれに違った魅力があることは、事前に理解しておきたいポイントです。
中小の転職エージェントは取引先企業に条件を設け、エージェントが取引先企業との打ち合わせと転職のサポートを一貫しておこなっています。
そのため、サポートの質が高まる一方で、大手の転職エージェントよりもレスポンスが遅くなる、企業を紹介してもらえないというリスクが高まるという側面もあるのです。
そして、中小転職エージェントと大手転職エージェントの双方に依頼することが、こういったリスクを抑える有効な手段となります。
それぞれの良し悪しを理解し、正しく使い分けることが理想的な転職を実現する、もっとも有効な方法を検討しましょう。
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