転職のやり方は?方法別の特徴や早く転職したい人におススメの方法を解説
転職をしようと思っても何から手を付けて良いか分からないという方は多いのではないでしょうか。しかし、早く決めたいからと焦ってしまえば転職活動がうまくいかないだけでなく、ミスマッチが起こる危険性があります。そこで、今回は転職の方法や流れと転職を早く決めるための方法をご紹介します。
目次
【2つの転職方法】流れや特徴は?
転職をしたい!と思っていても、いざ始めるとしたら何をしたらいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。
まず、基本的な転職の方法についてご紹介します。
転職の方法としては大きく分けて「自己応募」と「転職エージェントの活用」の2つがあります。
それぞれの流れや進め方、特徴について詳しく解説していくので、是非自身に合った方法を探してみてください。
転職方法①自分で直接応募する
まず自分で直接応募をする方法です。
転職サイトで求人を見つけたり自分が気になる企業サイトの採用ページから応募をします。
希望の求人を見つけたら応募書類を作成して応募し、書類選考、面接、内定という流れです。
有名な転職サイトにはリクナビNEXT、doda、マイナビ転職などがあります。
また、業界・業種に精通しているサイトもあり、例としてGreenはIT業界の求人を多く取り扱っています。
自分の希望に合ったサイトを比較しながら活用するのもおススメです。
特徴
自己応募の特徴としては、自分のペースで転職活動を進められるというメリットがあります。
自分の希望条件を絞って求人を探すことになるので、好みの企業を見つけることも可能です。
しかし、応募書類を自分で一から作成する、企業の情報を自分で収集するなどのデメリットもあるので、特に現職が忙しい方などは注意をしましょう。
転職方法②転職エージェントを活用する
転職の進め方として、転職エージェントを活用する方法もあります。
まず、転職エージェントに登録・面談(カウンセリング)、応募書類作成、求人紹介、書類選考、面接、内定という流れです。
有名な転職エージェントにはリクルートエージェント、マイナビエージェントなどがあります。
転職サイトと同様に業界・業種に精通しているエージェントもあり、弊社ギークリーもIT・Web・ゲーム業界に特化しているため専門的なコンサルティングが可能になります。
また、エージェントによってはスカウトサービスも行っていることも多く、登録していれば企業側からのスカウトが来ることもあり書類選考免除などの特典が受けられる場合もあります。
特徴
転職エージェントの特徴としては、手厚いサポートを無料で受けられることが最大のメリットです。
応募書類の添削や面接対策、面接の日程調整など全てサポートしてくれるため、自分で転職活動を行うよりも効率的に進めることができます。
また、転職サイトには載っていない非公開求人も保有しているので、求人の選択肢も広がるでしょう。
デメリットとしては、必ずしも転職アドバイザーとの相性が合うとも限りません。もし利用していて合わないと感じた場合は、担当変更や他エージェントの利用も検討しましょう。
転職活動の基本的な流れ6STEPと期間
転職活動の具体的な手順についてです。
実際の転職活動は、全体を通してこのように進みます。
1.転職活動準備(1~2週間)
まずは自己分析から、キャリアプランを練ります。応募先の業界が決まったら情報収集をして市況感を確認したら、先述の転職サイトや転職エージェントに登録します。
2.応募書類の作成(1週間)
履歴書や職務経歴書など、転職活動に必要な書類を準備します。職種によっては別途ポートフォリオの提出を求められる事もありますので、確認しましょう。
3.求人に応募する(1週間)
準備が整ったら、希望する企業に応募します。書類を作成してから実際に応募するまで、一般的に要する期間は2週間程度とされています。
4.面接(4~5週間)
書類選考が通ったら、面接へと進みます。面接対策をしっかり行っておきましょう。
5.内定・交渉(4週間)
内定連絡が来たら、承諾する前に給与などの待遇面、労働条件などすべて確認します。面接が終わった時点で提示された労働条件などをまとめておくとスムーズです。
6.退職手続き(2週間)
引継ぎや引き留めによって、意外と時間がかかりがちなのが退職手続きです。必要書類なども漏れがないよう確認しましょう。
内定から退社まではおよそ4~6週間が一般的です。
上記のすべての流れですと、かかる期間はおよそ12週間(3ヶ月)程度となります。
新卒就活と転職の違い
ポテンシャル採用と言われる新卒就活と違い、転職はキャリア採用と言われます。
年代にもよりますが、中途採用者が求められるのは即戦力となりえる経験・スキルです。
また、新卒採用では決められたスケジュールに沿って周囲と同じペースで進められますが、転職は自分でスケジュール管理をします。
上記の詳しい流れから全体像を把握しておいてください。
これらの工程をできるだけスムーズに進められる人は、次のようなポイントを押さえています。
転職が上手くいく人の特徴
平均的な転職活動期間は2,3か月と言われていますが、条件によっては大きく前後することがあります。
中には転職活動を始めてから1か月程度で決めてしまう人がいるのも事実です。
転職が上手くいく人にはどのような特徴があるのか、3つご紹介します。
退職前に転職活動を始める
転職が上手くいく人は、退職する前に転職活動を始めます。
一見すると、現在の職場を退職して落ち着いてから転職活動を始めた方がいい気がするかもしれません。
たしかに、退職前は仕事の合間を縫って転職準備をしたり、有給休暇を取得して面接を受けたりと慌ただしくなります。
しかし、一度退職してしまうと無給になり精神的に追い詰められてしまうのです。
無職の状態でメンタルがやられてしまえば、立ち直るまでかなりの時間を要しますし、最悪の場合復帰が難しくなります。
在職中は忙しいのですが、仮に転職が失敗したとしても路頭に迷うことはありません。
メンタルが不安定にならないためにも、転職が上手くいく人ほど退職前に行動を起こし始めるのです。
自分の希望条件をまとめて応募する
転職が上手くいく人は、自分の希望に合っていればすぐに応募します。
これだけは譲れない条件を持っているので、少しでも当てはまる企業があればどんどんチャレンジするのです。
転職は一大イベントですから、失敗したくないという気持ちが強くなります。
しかし、希望を持ちすぎたり理想が高すぎたりすればその分だけ条件が絞られてしまうことを覚えておきましょう。
転職が上手くいくほど転職の条件はシンプルにまとめています。
その結果、自分と企業の条件が一致することが多くなり転職も早く決まるのです。
転職準備を効率よく進める
転職が上手くいく人は効率よく転職準備を進めます。
履歴書に書く内容や面接で答える内容の型をあらかじめ決めておくのです。
また、複数の会社を同時に受けるため履歴書を書き溜めすることもポイント。
時間があるときにまとめて書いておくことで、面接の直前に焦ることはなくなります。
さらに、隙間時間を見つけては企業研究や業界研究に力を入れるので面接対策もばっちり。
転職がスムーズにいく人はとにかく時間の使い方が上手です。
転職を早く決めたい人におすすめの方法
転職活動をしている人にとって、早く転職を決めたいと思うのは当然のことです。
何度も面接に落ちれば、自分は必要とされないのではないか、転職が成功することはないのだろうか、と疑心暗鬼になってしまいます。
自己肯定感が下がれば転職活動のモチベーションも下がってしまいますから、できるだけ転職は早く決めたいところ。
嫌な思いをせず転職を早く決めるため、今から実践できる方法を4つご紹介します。
複数の転職サイトに登録する
まずは複数の転職サイトに登録しましょう。
いろいろな転職サイトを活用することで、自分の要望に合った企業やスキルを生かすことができる企業を見つけやすくなります。
一つの転職サイトだけでは、優良級の求人を見逃してしまう可能性が高いのです。
また、転職サイトによって求人数も違ってきますから、複数の転職サイトに登録することは必須です。
履歴書や面接で答える型を決めておく
時短術として活用してほしいのが、履歴書や面接の型を決めておくことです。
どの企業も基本的に履歴書に書く内容は同じです。
したがって、転職面接を受ける企業ごとに履歴書の内容を考えていては大幅な時間のロスにつながります。
長所や短所・休日の過ごし方・感情のコントロール方法などの共通事項は、あらかじめ記載する内容を決めておきましょう。
また、面接で答える内容も企業によってそれほど大きな違いはありません。
一度想定問答の型を作ってしまえば、スラスラ回答することにもつながります。
ただし、履歴書に書く内容も面接で話す内容もしっかりとした企業研究を行うことが前提です。
特に志望動機は企業ごとオリジナルのものを考えてください。
面接回数が少ない企業を選ぶ
面接が少ない回数で終わる企業を選びましょう。
最近では、転職者の負担を考慮し一回しか面接を行わない企業が増えてきました。
在職中に転職活動を行う場合、何度も有給休暇を取得して面接を受けなければなりません。
また、企業側としても役員などのスケジュール管理が難しいため、一回の面接で終わらせる企業が多くなっています。
人手不足の企業であればなおさら面接の回数は少なくなりますから、負担軽減という観点から狙い目です。
転職エージェントを活用する
転職エージェントを活用することで、あなたに合った企業を見つけることにつながります。
転職のプロであるエージェントはこれまでの経験やノウハを生かし、面接対策のため的確なアドバイスをくれるのです。
また、あなたと会社の面接日程を調整して負担を軽減し面接に集中できる環境を整えてくれます。
転職を早く決めるために必要なことも知っていますから、活用しない手はありません。
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短期間で転職するコツ
譲れない条件を決める
短期間で転職を決めるコツは、絶対に譲れない条件を決めることです。
転職することで、今よりも良い環境で働きたい・給与をアップさせたい・スキルを生かしたいという前向きな気持ちがあるでしょう。
ポジティブな理想は転職活動のモチベーションにもつながりますから、非常に重要なことです。
しかし、希望が多すぎたり理想が高すぎたりすれば、その分だけ条件に見合う会社が絞られることになります。
あなたの希望をすべて叶えてくれる会社が見つかる可能性は低くなり、その結果転職活動が長引いてしまうのです。
高い理想を持つことも大切ですが、あれもこれもと全てを求めるのではなく絶対に譲れないことを決めましょう。
転職成功のカギはスケジュール調整
転職を短期間で成功させるため、スケジュール調整がカギとなります。
スケジュール調整がうまくいかないと、時間ばかりかかってしまい1年経っても転職先が決まらない事態に陥ってしまうことがあるのです。
早い人では1か月ほどで転職を決める人もいます。
本業との兼ね合いもありますから、有給休暇を取得して面接を受けるタイミングをうまく調整しましょう。
転職活動に適した時期を狙う
一般的に求人が増える時期とは別に、採用側が少しでも早く人員を確保したいと考える時期があります。
それが大型連休前です。
ゴールデンウィークや、お盆休み、年末年始などの連休前は、内定辞退者など不測の事態によって企業側が焦る時期とも言われています。
加えて求人広告掲載料金が下がる時期です。
スケジュールの調整に迷った際は一考してみてはいかがでしょうか。
【年代別】転職のやり方と長引かせないポイント
20代・30代・40代では求職者に求められるものも変わって来ます。
それぞれの年代別の転職のやり方を改めてポイントでまとめてみましょう。
20代・第二新卒が転職で求められるもの
比較的ポテンシャルを重視される20代ですが、熱意だけが求められているわけではありません。
キャリアが浅いからこそ、職務経歴書をいかに充実させるかが転職期間を長引かせないためのポイントです。
どのような事を任されて来たのか、何が出来るのかはしっかりとアピールしましょう。
また、社会人経験がゼロではなく、かといってまだ企業の色に染まっていない柔軟さも20代・第二新卒の魅力です。
最低限のビジネスマナーや業界知識などを身に着けたうえでどのような展望を抱いているのか、どのようなキャリアパスを描いているのか、それを実現させるために志望した旨と熱意をあわせて伝えるようにしてください。
30代が転職で求められるもの
30代は退職のタイミングをしっかりと計画して転職活動を行いましょう。
志望する企業で即戦力として求められている事も事実ですが、同様に現職でも中核を担う存在であるはずです。
ゴール設定が肝心だと心得る事、自身の市場価値を正確に理解する事、能力を最大限にアピールできる応募書類を用意する事が、30代の転職をスムーズに進めるためのポイントです。
応募先にはスキル・実績に過程を添えるようにしてください。
どのような経験をしてどのように感じ、どのように活かして来たのか、そして今後どうなりたいのか、明確なキャリアパスを提示して企業の利益につながる存在になれると自身の将来性を伝えられるかどうかがカギです。
40代が転職で求められるもの
即戦力である事に加え、専門性も求められるのが40代です。
一般的には転職活動期間が長引きがちだとされる世代ですので、焦らず計画をたてましょう。
40代の転職では、軸を明確に定められるかどうかが期間を左右します。
譲れないポイントと譲れるポイントを決めておく事が肝心なのです。
アピールしたいのはマネジメント経験で、自身の強みである「経験」が企業が求める人物像や理念にマッチしているかどうかは慎重に見極めるようにしてください。
これまでに培って来た人脈や情報源も活かせるのが40代です。
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転職を早く決めるためやってはいけないこと
転職活動で焦っても良いことはありません。
早く決めたいという気持ちは分かりますが、絶対にやってはいけないことが3つあります。
あらかじめ確認しておきましょう。
焦りは禁物
転職を早く決めたいからとはいえ焦りは禁物です。
早く決めたいがために面接を受ける企業についてほとんど調べなければ、転職がうまくいくはずがありません。
仮に転職が成功しても、自分の条件と合わなかったりスキルを全く生かせなかったりとミスマッチが起こってしまいます。
その結果、また転職先を探すことになり労力と時間だけが無駄になるのです。
また、短期間で何度も転職を繰り返せばその分だけ履歴書に書くことになりますから必ず理由を聞かれます。
自分に合わなかったからなど後ろ向きの理由では、この先の転職活動にも悪い影響を与える可能性があるので注意しましょう。
職場に転職の意思を伝えない
職場に転職の意思を伝えないで転職活動をするのは避けてください。
転職活動は本業の合間を縫って在職中に行います。
有給休暇を取得し面接を受けることになりますから、職場にある程度理解してもらう必要があるのです。
忙しい時期に何度も有給休暇を取れば職場に迷惑がかかるだけでなく、コソコソ隠れて何かをやっていると悪い意味で受け取られるかもしれません。
転職を成功させ円満退職するためにも、職場には転職の意思を伝えておきましょう。
転職先を適当に選ぶ
早く転職を決めたいからとはいえ、適当に転職先を選ぶことは避けてください。
転職はあなたのキャリアアップやスキルアップにつながる重要なイベントです。
仕事内容や募集要項をよく読まず適当に決めてしまえば、転職が成功したとしてもミスマッチが発生する危険性があります。
自分の譲れない条件と照らし合わせ、あなたが成長できる会社を選びましょう。
条件を妥協する
条件を妥協することも避けてください。
転職を早く決めるには、ある程度希望を少なくしたり理想を抑えたりする必要があります。
しかし、絶対に譲れない条件は何があっても折れてはいけません。
たとえば、年収500万円以上かつ完全週休二日制という2つが条件なのに、どちらか一方は諦めなければいけない場合。
外せない条件を妥協してしまえば、転職が成功しても高いモチベーションを保ったまま働くことは難しくなります。
これでいいのだと自分に言い聞かせたとしても、心のどこかに引っかかる部分が残ってしまうのです。
後々辛い思いをしないためにも、譲れない条件は何としても貫きましょう。
早く転職が決まった実例
転職エージェントを活用したことで、短期間の転職を成功させた事例があります。
前職は建設・土木関連の内勤がメインでしたが、通信販売会社のシステム運用・保守に転職しました。
前職で営業ツールや積算ツールの導入に貢献していたため、業種が変わってもスキルを生かすことができたのです。
また、エージェントを活用することで転職先との面接日程調整や面接対策も実施しました。
在職中に転職活動を行ったことも転職を早く決める要因の一つです。
まとめ
転職の方法としては大きく分けて「自己応募」と「転職エージェントの活用」の2つです。それぞれに特徴やメリット・デメリットがあるため自身の転職プランによって使い分けましょう。
そして、短期間で転職を成功させるには転職エージェントとの連携が不可欠です。
エージェントはこれまでの経験やノウハウを生かし、あなたに合った会社を探し出してくれます。
また、転職面接のスケジュールも自分と会社の予定を加味してうまく調整してくれますから、本業と同時並行でも転職活動に集中できるのです。
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