【転職】都心で転職に成功する方法を紹介!都心でIT転職するメリットは?後悔しないためのポイントも解説
経済や流行の最先端を担う東京は憧れですが、慣れ親しんだ土地を離れて都心に転職となると上手くいくのか不安になる方も多いでしょう。都心への転職はライバルも多く、成功させるには事前の準備が必要不可欠です。この記事では地方から都心部への転職を成功させるコツや話題のIT業界に転職するメリットや後悔せずにすむためのポイントを紹介します。
都心で転職を成功させるコツ
東京都心の転職はチャンスが多い分リスクも大きいので、成功させるにはそれ相応の準備が必要です。
ここでは都心で転職を成功させる具体的なコツを紹介しましょう。
成功の見込みが高い求人を探す
東京・都心部で転職を成功させるためにはまず求人傾向のトレンドを知り情報収集することが大切です。
東京産業労働局によると、2016年時点での東京の事業所数は62万所と全国の11.6%を占めています。
東京の面積を考えるとかなり企業が密集しているので、東京での求人数も自然と多くなるでしょう。
しかし、逆にいえばそれだけ競争率も高い激戦区でもあるので、手当たり次第では上手く行きません。
まずはじっくり水面下で転職成功のチャンスが高い求人を探していくことが大切です。
人手不足の業界を狙う
都心は日本全国から人材が集まるため、競争率が高くライバルが多いのは事実です。
しかし、だからといって求職者全員が同じ業界を目指しているわけではないでしょう。
人手が足りない業界に上手に自分を売り込むことで転職が成功する可能性が高まります。
そういう自分が勝負できるフィールドを選び、的を絞って戦略を立てていくのです。
転職しやすい業界を知る
それでは転職しやすい業界を知る時にはどうすればいいのでしょうか?
都心の転職に有利な情報を得るための具体的な手段を解説していきます。
求人倍率を正しく見る
まずはどこで転職を考えるにしても、求人倍率をきちんと適切に見ることが大切です。
ここではハローワークにおける求人倍率を例に取ってみましょう。
求人数とハローワークに登録している求職者を割った有効求人倍率では2020年1月の時点で東京の倍率は1.77倍でした。
求人倍率は1を割ると求人者の方が多い「買い手市場」、1を超えると求人数の方が多くなるため「売り手市場」となります。
1.77倍なので売り手市場であることを読み取ることが出来、転職には有利な状況です。
このように倍率をみながら転職しやすい業界を見ていくことが大切ではないでしょうか。
東京の一般事務の求人倍率の例
しかし、全てが売り手市場ではなく、職種や業界次第で買い手市場になっているところがあります。
例えば東京のある一般事務の求人倍率は0.61倍で求人に対して応募者の方が多いのです。
一般事務で転職を考えている方は多くのライバルと争う激戦区にあるといえるのではないでしょうか。
医療関係では3倍を超えるところもありますが、特別な資格が必要なことが多く壁が高いのです。
有利なのはIT業界
一方、自宅で仕事がしやすく現在注目を集めているのがプログラマーやシステムエンジニアなどのIT業界です。
まだまだ発展途上の業界なので求人倍率は3.69倍と一般事務に比べて約6倍にもなります。
特定の資格が必須というわけでもなく、ニーズが高い業界なので転職を考えている方の選択肢としておすすめです。
ただ、資格は要りませんがスキルや実績は必要になると思われますので、実績は作っておきましょう。
都心でIT転職するメリット
IT業界は発展途上時の分野であり、AIや仮想現実のゲームなど発展が見込まれる将来性が高い分野です。
未経験からはじめられる求人もあるため、他業種からの転職者も案外多い業界ではないでしょうか。
それでは、都心でIT業界に転職するメリットはどのような点にあるのかを見ていきます。
未経験でも応募可能な案件が多い
プログラマーやエンジニアはプログラミングのスキルや過去の経験を求められると思われがちです。
もちろんスキルや経験があればそれに越したことはありませんが、意外と未経験歓迎も多くあります。
IT業界といってもその業務は多岐に渡り、コードを書くエンジニアばかりが仕事ではありません。
興味とやる気、情熱さえあれば一般事務からIT業界に転職することも夢ではないのです。
都心部では企業の数も多いため、その分未経験を歓迎している案件も探せばたくさんあります。
リモートワークしやく働き方が多種多様
IT業界は在宅勤務がしやすいことは周知の事実であり、働き方改革という時代の先端を行っています。
実際にパソコンさえあればどこでも仕事ができるという方も多く働き方も多種多様です。
都心部に住むデメリットである満員電車を避けることができるのでかなりのストレスが軽減されるでしょう。
年収が高め
IT業界の年収は高めの傾向があり、転職サイトdodaによると2019年時点のIT業界の年収平均は約446万円です。
この値は日本全体の平均値ですが、東京と日本全国の収入格差は約1.5倍といわれています。
フリーランスとして独立出来れば、高額案件を請け負って年収1000万も決して夢ではありません。
セミナーやスクールが豊富
東京にはプログラミングやコーディングを学べる数多くのスクールが存在します。
地方でもオンラインで学べますが、都心では学びたいプログラミング言語を対面で指導してもらえるのです。
しかも交通の便が非常に発達しているので、アクセスしやすいというメリットがあります。
業務に使う言語やスキルアップを目指したいときに知識が身に付きやすい環境です。
人脈が築ける
人口が多いため、都心部では会社の垣根を超えた交流も生まれやすく、人脈が築きやすいのです。
人脈づくりは将来独立したときやさらに転職を重ねるときにきっと貴重な資産となります。
地方在住で都心への応募は不利?
「地方に住んでいることが選考で不利にならないか」という不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
そう考えてしまう理由や、実際に不利に働くのはどんな場合なのか解説します。
地方在住が理由で不利・有利になる事はない
企業の選考基準は、その求職者が業績の向上に貢献してくれるかどうかです。
そのため、基本的に地方に住んでいる事だけが理由で不利になるという事はありません。
ただし交通費などコスト面で採用をためらう一因となる可能性はあります。
あくまで企業側が提示した面接日に問題なく調整するなど、しっかりと対応できる事が前提です。
地方在住が問題になるケースは?
地方在住だからといって不利になるわけではありませんが、選考に影響を及ぼす可能性は考えられます。
その理由のひとつがコストです。
企業によっては引っ越し費用を負担したり、転勤手当てや通勤手当を支給したりする場合もあります。
都心在住で同じ条件の求職者がいた場合、コストがかからずより確実に入社が見込める人材に内定を出したいと考えるものです。
また、求職者側にも家族の生活環境の変化や各種手続きも含めた、引っ越しの作業全般といったコストが発生します。
面接のたびに上京するとなると、その費用も必要です。
Web面接の活用
近年、オンラインでのWeb面接を導入する企業も増えています。
地方在住者にとっては金銭的・時間的コストが抑えられ、企業にとっても面接日時の都合がつけやすいため、双方に有益だと言えます。
企業側が対応しているかどうか確認しましょう。
上京を後悔しないポイント
それでは転職成功のコツなども含め、上京を後悔しない為のポイントは何でしょうか?
改めてここではそのコツを解説します。
徹底した事前準備
地方から転職活動をはじめるにはまず下準備が必要なので、必要な時間やステップを逆算してみましょう。
転職を成功させるには情報収集・自己分析・応募・面接・内定・退職・引越・入社と実に多くのステップが必要です。
できれば半年ほど時間をかけて自分の将来のビジョンや現在の自分の市場価値などの構想を詰めておきます。
その中で足りないものや武器になるものなどをゆっくりと見つめ直して戦略をきちんと立ててください。
この事前準備や段取りがきちんと出来ていないと、上京してから路頭に迷うことになります。
タイムラインを決める
情報収集をしたらまずはいつまでに何をするのか、タイムラインをきちんと決めましょう。
来年のいつまでに上京するという具体的な目標を決めると、どのタイミングで動くのか計算しやすいはずです。
まずそこを計算しておくことで意識や体を動かすことが出来、方向性が固まります。
また、仕事に対しても明確な区切りが出来るために逆にメリハリをつけられるのではないでしょうか。
孤独に耐える覚悟を持つ
そしてこれが最も大切ですが、孤独に耐える覚悟というか精神力を持つことです。
上京して働き始めると、孤独からホームシックに襲われることも少なくありません。
大事なことはその時に感情に流されず冷静沈着に対処して乗り越えることです。
孤独は決して悪いことではなく、自立出来ていることの証だといえるでしょう。
上京したことを後ろ向きではなく前向きに捉えれば、孤独にも段々慣れていきます。
転職活動をするタイミング
転職活動はいつ行うのかというタイミングも大事です。
ここでは退職後のメリット・デメリットと在職中のメリット・デメリットを解説します。
退職後に転職活動をするメリット・デメリット
退職してから転職活動をはじめるメリットは自分の時間を自由に使えることです。
履歴書や志望動機作成に時間をかけ面接対策もできます。
そのため面接日の調整も付けやすく時間があることを武器に勝負できるのです。
デメリットは職歴にブランクが出てしまうことや早く就職しなければという焦りが出てしまうことです。
採用する企業側としても職歴にブランクがあれば、必ず質問されますので良い回答を考えなくてはいけません。
また、早く就職しなければと焦ってしまって希望する会社に就職できなくなる可能性も高まります。
良い環境を求めて転職したいのに、焦ってしまうと計画が破綻してしまうのです。
在職中に転職活動をするメリット・デリット
在職中に転職活動を行うメリットは仕事があるため焦りがないことです。
職歴のブランクができないので面接時の余裕も生まれて準備ができるのではないでしょうか。
一方在職中のデメリットとしてはスケジュール管理が大変であるということです。
急に仕事のトラブルがあり面接日にどうしても休めないとなってしまうことも考えられます。
ただ、ブランクは避けたいので、一般的には特別な事情がない限り在職中に活動する方がおすすめです。
事前準備のコツ
タイミングや転職希望の業界が固まったら今度は事前準備です。
ここではその事前準備におけるコツを紹介しましょう。
自分なりの軸を作る
まずは希望する転職の条件をしっかり言語化して、自分なりの転職に求める条件を書き出してみましょう。
ワークライフバランスや年収・福利厚生など、転職活動で譲れない条件は特に大事です。
それがあなたの転職活動の軸となって、あなたを支えてくれる強みとなります。
企業側が転職者を選ぶ権利があるように、転職者もまた会社を選ぶ権利はあるのです。
その上で、企業理念や社風と自身の求めるものの接点を考えて繋げていきましょう。
ポートフォリオを作る
面接用の自己分析が出来たら、それと仕事の実績を基にポートフォリオを作りましょう。
エントリーシートや履歴書・職務経歴書だけではあなたの魅力を存分に伝えきれないかもしれません。
そこで自分の実績を具体的に成果物として残すことで採用側に大きなインパクトを与えられます。
また、分かりやすく見せる必要があるのでプレゼン能力やコミュニケーション能力の証明にもなるのです。
面接突破のコツ
履歴書やポートフォリオなどの事前準備が出来たら今度は面接対策です。
ここではどのようにして面接を突破すればいいのかを見ていきましょう。
転職理由や志望動機を固めておく
転職時には地元から引越をしてまで働きたい理由や動機をしっかりと答えられるようにしておきましょう。
この際注意すべきは前職に傷がつくような悪評を口にせず、建設的かつ肯定的に話をすることです。
志望動機に関しても、企業理念や力を入れているものと自身の接点をしっかり見つけてください。
応募企業を立てながらも自分の将来のビジョンとあっていることを熱く語るのがポイントです。
ここをしっかり固めておくだけでもだいぶ違うのではないでしょうか。
面接の最後に聞かれる質問を利用する
面接を受けている際に「では最後に質問はありませんか」と聞かれたら自己PRのチャンスです。
この最後の質問は面接官に自分を評価してもらえる最大の見せ場にもなるでしょう。
質問の内容もとても大切であり、面接官がつい答えたくなるような質問である必要があります。
企業理念は勿論働く社員の姿など会社に興味があることを示すと好印象を持ってもらえるでしょう。
質問力は転職の面接で非常に大きな武器となりますので、聞きたいことをしっかり用意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はIT業界を中心に都心で転職に成功するコツや後悔しない心構えを解説してきました。
地元を出て都心部で働くことはそれまでの友好関係から離れてまた築き上げていくことになります。
一見するとそれは辛い選択かもしれませんが、同時に自己成長のチャンスでもあるのです。
思い切って1歩踏み出してみると、違う世界が見えてきて違う自分になることができるでしょう。
その為にも徹底した事前準備と方向性を固めて素敵な転職をしてください。
この記事が少しでも転職者の参考になれば幸いです。
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