飽きっぽい人に向いている仕事を紹介!好きなことで才能を活かすには?IT業界における飽き性の天職を紹介
趣味も仕事も長く続かない…「飽き性」という言葉に良いイメージを抱いている人は少ないのではないでしょうか。しかし、必ずしも飽き性というのは悪いことばかりではありません。この記事では飽き性の人の特徴や強み、向いている職種などをご紹介します。
飽き性でも続く仕事はあるのか
テニススクールを始めてもゴルフレッスンを始めても三日坊主、バイトも三ヶ月続いた試しがないし、現職も既に飽きてきた…。
こんな自分はどうせどんな仕事も続かないだろう…。
そんな風に考えている方もいるのではないでしょうか。
しかし、飽き性はどうせ何をやっても続かないというのは少し早まった考え方でしょう。
何故なら飽き性の人はその反面で素晴らしい能力や才能を持っているからです。
例えば飽き性の人は新しもの好きという一面がありますが、こういった点から実は多くの起業家も飽き性だったりするのです。
その才能や強みを活かせる仕事を見つけることができればきっと天職になるでしょう。
飽き性な人の特徴
まずは飽き性な人の特徴を挙げてみましょう。
熱しやすく冷めやすい
飽きっぽい人の一番の特徴は何といってもこれでしょう。
一度興味を持った物事についてはと驚くほど熱心に取り組みますが、変化や刺激が感じられなくなってくると急激に興味を失います。
そして興味を失った瞬間にそれ以上同じ作業を続けることが苦痛になってしまうのです。
ルーティンワーク・反復繰り返し・厳しいルールが大嫌い
同じことの繰り返しや、一つの作業を淡々と繰り返すような単調な仕事は退屈で続きません。
また、厳しいルールでガチガチに固められたような環境も好みません。
なので毎日同じようなことの繰り返しで厳しい校則が敷かれている学校のような所は退屈過ぎて苦痛に感じてしまいます。
好奇心旺盛で新しいこと・刺激的なことが好き
退屈することを嫌い、常に新しいものや刺激的なことを追い求めています。
そのためアンテナの張り方が上手く、最新情報をいち早くキャッチするのが得意という一面もあるのです。
フットワークが軽く、アクティブ
一つの所に長く留まっていることを嫌うので、いつでもどこへでも繰り出すことを苦にしません。
飽きっぽい反面アクティブで、興味をそそられるものがあれば労もリスクも厭わず飛び込んで行く大胆な行動力も持ち合わせています。
飽きっぽい人の強み
特徴を挙げただけでも飽きっぽいことは必ずしも悪いことばかりではないことがお分かり頂けたと思います。
次に飽き性の人にはどのような強みがあるのか挙げてみましょう。
高い集中力
向いていること・興味を持ったことに対しては人並外れた集中力を発揮します。
さらに求めるものについてはとことん追求し、執拗に追い求めていく精神的タフさも見られるでしょう。
順応力と臨機応変力
新しいものが好きなだけあって、飽き性な人は情報を素早く処理する能力に長けています。
従って、新しい環境に身を置いてもすんなり順応できたり、例外的な事態が発生した際にもその場で適切な対応が取れたりするのです。
論理的思考と実践力
飽き性の人は合理的・論理的に物事を処理し、迅速に行動に移す能力に長けています。
面白そうだと思ったものはすぐさま実行に移す反面、面白くない・限界と感じれば迷うことなく切り捨てて次へ向かうことが出来ます。
情のようなものに負けてダラダラと続けたりしません。
ある意味とても合理主義者であるといえます。
これらの強みを持ち合わせている人はstreet smart(ストリートスマート)と呼ばれます。
座学ではなく実践で学ぶ「路上(street)で成功を収めた人」の意で、学歴は高くとも実践を知らない世間知らずと対照的な意味で使われます。
有名な起業家のビル・ゲイツ氏やスティーブ・ジョブズ氏、マーク・ザッカーバーグ氏は大学を中退しており、street smartと呼ばれています。
起業家に飽き性が多いといわれているのも納得です。
飽きっぽい人の弱み
次に飽きっぽい人の弱みを挙げます。
忍耐力・コミットメント力が無い
退屈することを嫌い、常に新しく刺激的で興味深いものを求めるのは良いことでもあります。
しかし現実では面白くも斬新でもないことも多く、しばしば途中で投げ出してしまうこともあるでしょう。
そして周りからは「コミットメント力に欠ける」と判断されてしまう恐れがあります。
計画性の無さと非構造的思考
行動力がある一方で計画性がほとんど無いため、窮地に陥ったりギリギリの状態での生活を迫られることもしばしばです。
本人達は刺激的なこの生活パターンに満足しているかもしれませんが、周囲の人達にまで影響を及ぼし、人間関係の悪化を招くこともあります。
構造的に思考する能力にも欠けているため、しばしば自分で処理できる以上のタスクを引き受けてしまうこともあるでしょう。
飽きっぽい人に向いている仕事の特徴
上記に挙げた特徴・強みから、飽き性の人に向いている仕事の特徴は以下のようにまとめられます。
常に知識・スキルのアップデートが要される仕事
ずっと同じことが繰り返していれば安泰というような安定した仕事は向いていません。
常に最新情報・技術をキャッチアップし続けるような仕事の方が飽き性の人には向いているでしょう。
期間に区切りがあるプロジェクト単位の仕事
一ヶ月〜一年単位など期間に終わりが見えているプロジェクト単位の仕事は、飽き性の人には打ってつけかもしれません。
プロジェクトごとに仕事内容もメンバーもガラリと変わるので、毎回新しい会社に転職したような感覚を楽しむことが出来ます。
横断的に幅広い範囲を任せてもらえる仕事
飽き性の人は一つのことをコツコツと続けることが苦手なので、単一のタスクより様々なタスクをこなすような仕事が向いているでしょう。
例えそのうちの一つが向いていないタスクだったとしても、他に熱心になれるタスクがあれば仕事を続ける意義を感じることが出来ます。
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飽きっぽい人にお勧めの業種・職種
では前述のような特徴を兼ね備えた職種にはどのようなものがあるでしょうか。
具体的にご紹介します。
SE(システムエンジニア)
システムの企画・設計から保守・運用までを担うシステムエンジニアは、幅広い知識・スキルが求められる仕事です。
さらに、開発手法は世界中でめまぐるしく発展し続けているので、常にそれをキャッチアップしていく必要があります。
ひたすらコーディングをし続けるプログラマーと違い、クライアントから業務要件を的確に引き出すなどのコミュニケーション能力も要されます。
システム開発の上流から下流まで全ての工程に携わり、様々なシステムの開発に携われるSE職は飽き性の人に向いているのではないでしょうか。
ビジネス・ITコンサルタント
次にお勧めの職種は、ビジネスコンサルタントやITコンサルタントといったコンサルタント職です。
コンサルタントは、主にプロジェクト単位で仕事をします。
プロジェクトは言ってみれば小さな会社のようなもので、プロジェクトによって仕事内容もメンバーも文化もガラリと変わります。
あるものはSEのような仕事だったり、あるものはAIやデジタル推進するものであったり、その時々によって全く異なる仕事を経験できます。
最も求められるのは迅速なキャッチアップ能力でしょう。
全くスキル・経験ゼロの状態でアサインされることもあるので、アサインが決まってから猛烈なトレーニングを要されることもしばしばです。
プロジェクトは短いものでは二週間、長いものでは三年以上とまちまちですが、期間が区切られているのは飽き性の人にとっての魅力といえます。
一つのプロジェクトが終われば、次のプロジェクトへのアサインを求めて自分で社内就活をします。
これもまた新鮮で刺激的に感じられるでしょう。
飽き性の人の強みを最大限に活かせる上に常に刺激的な環境に身を置ける天職といえるかもしれません。
スタートアップ
最後にお勧めするのは、職種ではありませんがスタートアップ企業への転職です。
少数精鋭のスタートアップでは、社員一人一人が幅広い領域を任される上、スピード感が求められます。
さらに一人一人に裁量権が与えられることもしばしばなので、課題発生時には臨機応変に自分で対応する能力も必須です。
大企業と違い、一人で何役もこなさなければならないので、手が空いてしまって暇を持て余す時間など無いはずです。
また、日々めまぐるしく進化していく社会課題に対して新しいサービスを生み出していく環境は、変化と刺激に満ちているでしょう。
スタートアップもまた、キャッチアップ能力や臨機応変力など飽き性の人の強みが活かせる仕事といえるでしょう。
飽き性の人に向いていない職種
続いて逆に飽き性の人にあまりお勧め出来ない職種の例も挙げておきます。
事務職
まず一番に挙げられるのが事務職です。
エクセルへのデータ入力やメール対応・伝票整理など、事務職はまさに単純なルーティンワークの集合体。
チャレンジングで刺激的な仕事とはかけ離れています。
飽き性の人には最も不向きな職種といえるでしょう。
公務員
公務員の仕事もルーティンワークが多いのが特徴です。
また、斬新なアイデアやイノベーティブな思考を持った人よりは、決められたことを淡々とこなすような人材が好まれる職種でもあります。
変化に欠け、飽き性の人には退屈だと感じられるでしょう。
研究開発
研究開発職は忍耐の要る仕事です。
一つのテーマについて何度も試行を繰り返し、結果が出れば今度は難しい論文を書いては発表するという日々の繰り返しです。
一見興味深い職種に見えますが、実は地道な努力が要される仕事なのです。
よほど熱中できる分野があれば別ですが、基本的には飽き性の人に向いている職種とはいえません。
まとめ
以上の通り、飽き性の人の強みから向いている・向いていない職種を紹介してきました。
日々めまぐるしく変化していく現在の社会では、情報・技術をいち早くキャッチし素早く行動に移せる人材が求めらる傾向があります。
さらに最近では大企業の入れば安泰という概念が崩壊し、転職回数もマイナスに捉えられることも無くなって来ました。
まさに飽き性の人の時代が来たと言っても過言では無いかもしれません。
今の仕事を退屈に感じているのであれば、理想の職種を求めて転職にチャレンジしてみても良いのではないでしょうか。
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