面接時マスク着用でも印象を上げる方法解説！面接時のマスクマナーは？マスク着用で転職面接を成功させよう

面接時のマスク着用

2020年に世界的に新型コロナウイルス感染症が流行した際には、面接でもマスクをすることがマナーとされるようになりました。

表情が見えないということから以前まではマナー違反とされてきた面接時のマスクの着用ですが、不慣れな方や細かいマナー、注意点などを知らない方も多くいらっしゃると思います。

そのため今回は面接時にマスクを着用していながらも印象を上げる方法や、マスク着用時のマナーなどを解説していきます。

マスク着用の面接での注意点

マスクを着用したまま面接する場合には声が聞こえにくい状況となってしまいます。

そういったいつもと違う状況下で気をつけるべきことをご紹介していきましょう。

大きめの声でハキハキと話す

マスクを着用していると声が相手に通りにくくなってしまいます。面接の場では面接官と距離もあるため、更に声が聞こえにくい状況です。

マスクで口元が隠れているため口の動きから言っている言葉を読み取ることもできません。

こうしたマスクを着用している時のデメリットを感じさせないためにも、大きい声で滑舌良く話すことを心がけることが大切です。はきはきと話すことで面接官もマスクのデメリットを感じることなく面接を行うことができることでしょう。

また、その際いつもよりも高い声で話すように心がけると声が通りやすくなります。声色から明るく快活な印象も与えられるかもしれません。

重要なキーワードや数字など、聞き間違えられたくないワードに関してはゆっくりと話すように心がけましょう。

はっきりとした口調で話すことで伝えようとする姿勢を表すことができ、面接官に好印象を与えることができます。

聞き返されても動揺しない

マスクを着用しているとどうしても言葉が聞き取れないという場合もあります。

そうした時に面接官に聞き返されても、冷静に対処するようにしましょう。もし慌ててしまうと面接官もその様子を見て頼りにならない人材であると思ってしまう可能性があります。

マスクを付けているためこうしたことは起きるものだと割り切り、堂々と対応することが大切です。

聞き返された場合は、ゆっくりと言い直すことで相手に伝える意思があるということを表すようにしましょう。

マスク着用でも印象を上げる方法

マスクを着用している場合、表情が見えないことからどこか暗く見えたり、印象が悪く見えてしまったりする可能性があります。

そこでマスクを着用していても印象を上げられるような方法をご紹介しましょう。

以下のことに気をつければ、マスクを付けていても採用担当者から好印象だと思ってもらえるはずです。

マスクを付けていても笑顔を忘れない

マスクをしているから笑顔が見えないと考えて、笑顔でいなくても良いと考えてしまう方もいるでしょう。

しかしマスクを付けていても、目元には表情が出ます。

マスク関係なく笑顔でいることによって、目元で口角が上がっていることが分かるため印象も良くなるでしょう。

マスクを付けていても普段通りに笑顔で面接を受けることを忘れないように心がけることが大切です。

ジェスチャーを意識的に使う

マスクで口元が隠れているため、どうしても伝わりづらくなってしまう部分があります。

そのため、そういった伝わりづらい部分に関してはジェスチャーを意識的に使うことが少しでも伝えられるようにしましょう。

面接官もそうして一生懸命に自身のことを伝えようとしている様子を見て、意欲の高さを評価してくれるかもしれません。

普段はあまり使うことのないジェスチャーですが、大袈裟にならない程度に取り入れて伝える姿勢を表しましょう。

はっきりと頷く

口元が見えていないだけでなく、マスクで声も通りにくいため「はい」と返事をしても面接官に聞こえていない可能性があります。

返事が聞こえていない場合、話を聞いていないのではないかと思われてしまう可能性もあります。

そうした可能性を回避するためにも、聞いていることが見た目で分かるように面接官の話に対して大きく頷くようにしましょう。

一生懸命聞く姿勢を見せられるだけでなく誠実で前向きな印象を与えることもできます。

入社後も真面目に仕事に取り組んでくれそうだと思ってもらえるように、いつも以上にはっきりと頷くことを心がけましょう。

アイコンタクトを心がける

マスクをしていると表情が分かりにくくなってしまうため、アイコンタクトを心がけましょう。

上記の頷くことにも関係しますが、アイコンタクトをすることで話を聞いていることが伝わります。

それだけでなく自身が喋る際には、伝えたいという意思を相手に届けることができるでしょう。

口で表情を表せないため、目に自分の表情を表すように心がけることで面接官からの印象も良くなります。

自身の誠実さや真剣さを表現するために相手の目を見ることを心がけましょう。

眉の表情にも注意する

また、アイコンタクトと関連して眉の動きでも表情を出すようにしましょう。

目で真剣さを訴えるあまり、怒っているように思われないように眉も使って表情を作ることが大切です。

どうすれば怒っているように見えないか、どうすれば笑っているように見えるかなど事前にマスクを着用して鏡で練習すると良いでしょう。

目だけではうまく伝わらない表情ですが眉も使うことを心がければ少し表情が伝わりやすくなります。

口が隠れているため、表情が伝わりにくいということを意識してオーバーリアクション気味にすることを意識しましょう。

面接時のマスクマナー

マスクを着用したまま面接を行う際には幾つかマナーがあります。

これらのことを守り、自身が常識のある人材であることをアピールできるでしょう。

マスク着用したままでいいか聞く

面接時にマスクを付けているのは本来であればマナー的に良くないとされています。

しかし何か事情があってマスクをしなければいけない状況下にある場合は問題ありません。

だからといって当然のようにマスクを着用したまま面接を始めた場合、面接官もそのことが気になってしまうかもしれません。

自身がマナーを知っているのだということを知らせるためにも、面接が始まる際にマスクを着用したままで良いか聞くようにしましょう。

「マスクを着用したままでもよろしいでしょうか」などと直接聞くことで面接官からの印象も良くなります。

できるようであれば日程調整の段階であらかじめ確認しても問題ありません。

採用担当者がマスクを着用しているか否かも判断材料になるでしょう。

マスクの正しい着用方法

マスクの効果を高めるためにも、顔に合ったサイズのものを着用します。

ワイヤーが入った不織布マスクであれば、鼻に合わせてワイヤーを調整し、あごまでしっかりとフィットさせてください。

一般常識が足りないという印象を与えないためにも、鼻を出すような着け方やあごマスクは避けましょう。

（参考：厚生労働省「正しいマスクのつけ方」）

マスクは派手ではないものを付ける

面接の際のマスクはあまり派手ではないものを選びましょう。

面接官から見た時の印象なども考えて装飾のない白いマスクが1番無難です。

奇抜な柄があるものや派手なものはどうしても視線がそこに行ってしまいます。自分が一生懸命話していても面接官がそちらに気を取られてしまう可能性も考えられるでしょう。

面接官が余計な情報無く自分の話に耳を傾けてくれるように、なるべく白いマスクを付けていきましょう。

黒いマスクなどは自身の表情も暗く見えますし、面接官が黒は一般的ではないと考える可能性もあります。そうしたリスクを避けるためにも無難な選択をしましょう。

また、素材はもっとも感染拡大防止の効果が高いとされている不織布が当たり障りなく良いでしょう。

面接の最後に一言添える

面接の最後に「本日はマスク着用のままとなり、大変失礼いたしました。」といった一言を添えると、採用担当者に丁寧な印象を残す事ができるでしょう。

自身が不安に感じる事に関してきちんと確認をし了承を得て、最後にフォローの一言を付け加える事は仕事においても肝要なスキルと言えます。

特にマスク着用について尋ねた際に「本当は顔を見て話したいけど、このご時世だから仕方ない…」といったスタンスの採用担当者であれば、より印象に残る候補者となるはずです。

体調管理を欠かさない

マスクをしているからといって、咳払いなどを頻繁にすると面接官も体調を心配しますし気分は良くありません。

面接官も相手の体調が気になって話が耳に入ってこないということもあり得るでしょう。

そのため事前に体調管理は万全の状態にしておくことが大切です。

もし花粉症などで鼻水が出たり咳が出たりする場合には、事前にその旨を伝えるようにしましょう。

面接官も体調不良によるものではないと知れば、安心して面接を行うことができます。

マスクを外すように言われた場合

面接中に一時的に「マスクを外して欲しい」と言われる可能性もあります。

そのような時には指示に従い、マスクを外すようにしましょう。企業側にも何か意図があってそうした指示をしていると考えられます。

いつマスクを外しても良いように面接前に汗を拭いたりメイクを直したりといった対策を忘れてはいけません。このようなことを事前に見越して、マスクを外しても印象が悪くならないように事前にチェックを行っておきましょう。

もし急にマスクを外して欲しいと言われた場合でも戸惑わずに指示に従うことが大切です。冷静さを欠いてしまうと簡単に動揺する人材だと思われてしまいます。

焦ることなくマスクを外して対応しましょう。

マスクの正しい外し方

正しいマスクの外し方を自然と行う事で、マナーをアピールでき好印象にもつながります。

マスクを外す際は、表面に触れないようにする事がポイントです。

耳にかかっているゴム紐部分を片方ずつ外し、その後マスクケースにしまいます。

面接中にマスクを外す指示がある事を想定して、マスクケースを持参すると良いでしょう。

予備のマスクも必須です。

まとめ

今回は面接でマスクを着用している場合でも印象を上げる方法や、マスク着用時の面接のマナーなどを中心にお届けしました。

マスクを着用していることで面接時には様々なデメリットがあります。

しかし、そういったデメリットも今回ご紹介した方法やマナーを使うことでプラスに変えることができるでしょう。

転職の面接というのは、自身の今後のキャリアを左右する大切な場です。

今回ご紹介したことを参考にして、理想の転職を実現していただければと思います。