AIエンジニアの面接対策!事前に準備すべき内容や合格率を上げるためのポイントについて徹底解説
IT業界において、求人ニーズが高まりつつあるAIエンジニア。その技術は、スマートフォンの音声認識や自動車の自動運転、医療への活用のほかさまざまな分野で用いられており、今後さらに人材が求められる傾向にあります。今回の記事では、AIエンジニアの転職を考えている人に向けた面接対策と事前準備などについてのお話をします。
目次
将来性からAIエンジニアを目指す人は増えている
Amazonが提供する「Alexa」などスマートフォンや白物家電の音声認識を始めとし、身近な技術として接する機会が多くなったAI。
このAIを用いた各種サービスの開発を手掛けるのが、AIエンジニアの仕事です。
今後、さらに多くの生活シーンにおいて必要とされる技術なだけに、その将来性の高さから転職先として志望する人が増えています。
AIエンジニアの面接ではどのようなことを聞かれ、どのような点に気をつければよいでしょうか。
本記事ではAIエンジニアの未経験者と経験者の場合に分けて説明します。
AIエンジニア未経験者の面接対策
面接では未経験者と経験者とで、見られる内容が変わってきます。
まずは未経験者の面接対策から見ていきましょう。
未経験者は志望動機や業務への関心の強さを見られている
AIエンジニア未経験者の面接では、大きく分け以下のようなことをよく聞かれます。
①自己PR
②弊社先を選んだ理由と、前職退職の理由
③前職で得たスキルや経験をどう生かすのか?
④AIエンジニアを希望した理由
⑤AI技術の知識やスキル、理解度
⑥興味のあるAI技術
④~⑥に関してはAIエンジニア特有の質問と言えます。
未経験である場合は、技能面よりも志望動機や業務に対しての興味の深さ、学ぶ姿勢などが重視されます。
特にAIエンジニアを目指すことに決めた動機やきっかけについては、しっかりと考えておきましょう。
ただし、願望や憧れを語るのではなく、あくまでも社会人として、これまでの仕事経験などを交えた「現実味のある回答」を話すようにしましょう。
前職の退職理由と新しいことに挑戦する意欲を伝える
まず、転職の採用面接では「前職の退職理由」に関しては必ず聞かれます。
特にAIという最先端で難易度の高い技術へ挑戦する以上が、それなりの決意があるべきことです。
この返答があやふやだったり一貫性がなく説得力がないと、面接での評価を下げる原因になります。
しっかりと自己分析を行ったうえで、挑むようにしましょう。
AIエンジニアを目指す理由を明確にする
上で記載した無いように通じる部分もありますが、AIエンジニアになりたいという動機についてもよく考えましょう。
AIエンジニアは特殊な技術を扱います。
それだけに面接官も、特に「あえてAIという専門的な技術職を選んだ理由」や「AIに対して傾けている意欲と熱意」については気にかけていることが多いです。
AI技術は今後さらに進化していきますので、当然エンジニアもそれにあわせて常に新しい知識を貪欲に学んでいかなければなりません。
軽い気持ちで挑むには、正直ハードルの高い仕事ですので、その点は十分に覚悟しておく必要があります。
志望動機としては、自身が習得した技術を振り返りつつAIエンジニアでなければならない理由を明確化していくことです。AIエンジニアを目指すきっかけとなった、具体的なエピソードなどを交えて伝えるのも効果的でしょう。
未経験者の場合は、資格の取得もアピール方法のひとつ
未経験者の場合、アピールできる材料のないまま面接を受けることに不安を持つ人もいるのではないでしょうか。そのような場合は資格を取得するのも一つの手です。
そこで注目したいのが、「G検定」と「E資格」です。
AIエンジニアの資格としては「G検定」と「E資格」が有効
2017年10月にディープラーニングを中心とした技術による産業競争力の向上を目的に設立された「一般社団法人日本ディープラーニング協会」が主催しています。
AI業界内でも「G検定」と「E資格」は徐々に知名度も高まりつつあり、AIエンジニアの知識を裏付けるためには有効な資格と言えるでしょう。
国家ではなく民間団体の資格ではありますが、AIに対しての知識を伝えるのでしたら持っていて損はありません。
未経験のまま転職活動するのが不安なようでしたら、企業に対してのアピールの1つとして取得を検討してみて下さい。
AIエンジニア経験者の面接対策
AIエンジニア経験者の面接は未経験者の場合と大きく異なり、具体的な質問を多く投げかけられます。
これまでの積んできた経験や開発したサービス、AI分野のスキルといった、即戦力としてどの程度のポテンシャルがあるのかをチェックされます。
自身の経験を振り返りつつ企業の求める人物像に沿った返答を心がけましょう。
また、経験者についても「前職の退職理由」は注視されます。
「なぜ前職で続けず、違う企業へ転職したいと考えたのか?」「新しい職場で期待していることや、やりたいことは何か?」「前職で培ったスキルを、うちではどのように活かせるか?」などを聞かれます。
所有するスキルを生かすための明確な転職理由や前向きな志望動機を伝えるようにしてください。
面接では理路整然とした受け答えを
エンジニアという職業柄、論理的な思考や回答は最重要項目といっても過言ではありません。
面接では、「質問に対して系統だった答えを出しているか」「会話に矛盾な点がなくロジカルに考えているか」など、質疑応答を通して観察されています。
漠然とした発言や抽象的な例えなどが多いようですと、AIエンジニアとしての資質に疑問を持たれたり不安を与えかねませんので、発言には注意を払うようにして下さい。
ただし、面接では人間性についても目を光らせています。
受け答えをする上で理屈っぽすぎたり、融通のきかない人という印象を与えないように気を付けましょう。
その企業を選んだ理由を明確にする
採用する側としては、その企業の事業内容や理念に対して強く共感してくれる人材を求めています。
同じAIという技術を扱うにしても企業ごとに社風や得意とすることは違いますので、その会社ならではの強みとなる特色を研究しましょう。
その上で「このような理由から御社を選びました」と伝えることができれば、採用選考時の評価が高まることは間違いありません。
面接時の服装について
AI業界で働いている人の仕事時の服装は、いわゆる一般企業のようにスーツが絶対というわけではありません。どちらかというと、カジュアルな服装の方が多い傾向にあります。
ただし面接につきましては、スーツやそれに準ずるフォーマルな服装で挑むのが無難でしょう。
きちんとした服装に対して、マイナス評価を下されることはまずありません。
特に指定が無い限りは、ラフすぎない節度を持った装いでまとめましょう。
清潔感も良い印象を与えるための大事な要素
服装だけではなく、清潔感についても十分に気遣いましょう。
長すぎやボサボサの髪、手入れされていないヒゲなどは、マイナス評価の要因となります。
見た目の上品さから清潔感に至るまで、トータルコーディネイトするように気を配って下さい。
まとめ
AIエンジニアは最先端の技術を、扱う職種です。
そのため、常に最新の情報をキャッチアップする姿勢が求められます。
AIエンジニア未経験の場合はそれなりの志望動機と、積極的にキャッチアップしていく姿勢をもって面接に挑みましょう。
経験者の方は、いままでの経験をしっかりとまとめ、即戦力として活躍できるかどうかについにてアピールしましょう。
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