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【ゲーム業界職種図鑑】ゲーム業界にはどんな職種がある?仕事内容や必要なスキル、平均年収などまとめて紹介します!

スマートフォンゲームが普及し、ゲームがより身近な存在になっています。テレビゲームやスマートゲーム、最近ではVRのゲーム等、幅が広がっています。今回はそんなゲームに関わる職種をご紹介していきます。ゲーム業界への転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

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ゲームはどうやって作られる?

 

 

ゲームを作る際にはまず

 

・どのようなジャンルのゲームにするのか
・どのようなストーリーにするのか

 

など大まかなコンセプトなどを決めます。

そこからキャラクターのデザイン。音楽の挿入。細かい仕様や設定の作成。その仕様通りの動きをするためのコーディング。といった工程を踏んでゲームが出来上がります。

 

また、出来上がったゲームをそのまま公開するわけにはいきません。

しっかりとデバッグ(動作のテスト)を行う必要があります。

デバッグを綿密に行い快適にプレイできることを確認して初めて完成です。

 

ざっくりとした説明ですが、このような工程でゲームは誕生していきます。

この工程の中には多くの職種が存在します。

例えばキャラクターを作成する職種。作成したキャラクターを実際に動かすためのプログラムを組む職種。このようにゲームが誕生するまでには様々が協力して1つのゲームを作り上げます。

 

【あわせて読みたい】ゲーム会社はやめた方がいい?よく言われるゲーム業界の噂についてはこちら⇓

 

ゲーム業界の職種5分類

 

ゲーム業界の職種は大きく分けて次の5種類です。

 

企画職(プランナー /ディレクター /企画 /営業)

ゲームの製品開発に携わり、ゲームの売れ行きを左右する重要なポジションです。

プランナー・ディレクターはゲーム制作のスケジュールや予算を管理したり現場を指揮します。

企画・営業はマーケティングやプロモーションを通して販促を行います。

 

デザイナー職(2Dデザイナー/3DCGデザイナー/背景デザイナー)

ゲーム内のキャラクターはもちろん、背景なども手掛けるのがデザイナー職です。

ビジュアルや世界観はゲームにおいて最も重要な要素のひとつです。

キャラクター・背景・モーションなど細かく担当を分け、それぞれの分野のプロがチームになって作り上げます。

 

サウンド職(サウンドクリエイター)

ゲームの世界観においてはBGMや効果音などのサウンドも重要です。

サウンドクリエイターは後ほど詳しく解説しますが、専門の機器を使いゲームの雰囲気に沿ったサウンドを作ります。

 

エンジニア職(ゲームエンジニア/ゲームプログラマー)

ゲームエンジニアやゲームプログラマーと呼ばれる職種が該当します。

最新のテクノロジーも用いてゲーム機の開発を専門に行うITエンジニアがゲームエンジニアです。

一方でゲームのプログラミングを行うのがゲームプログラマーです。

 

バックオフィス(人事、採用、経理など)

上記のゲーム業界の職種を事務面で支えるのがバックオフィスの仕事です。

経理や総務、品質管理、カスタマーサポートなどの職種があります。

 

本記事では、これらゲーム開発に関わる1つ1つの職種や年収までを詳しくご紹介します。

 

 

ゲーム開発に携わる職種の紹介

 

 

ゲームプランナー

 

ゲームプランナーの仕事内容はゲーム自体の企画立案。また、どのようにしてゲームを作成していくかを決めていくことです。どのようなゲームを作るのか、どのような物語にするのかなどの一番大枠の部分を決めます。

ゲームプランナーはある程度のスキルや経験が必要で、ゲーム業界である程度の実績を積んだ方担当できる職業です。

まず、こんなゲームを作りたいという企画書を作成。そして案が通った場合に、更に詳細の仕様書の作成。つまりゲーム作りの第一歩を踏み出すことができます。

いわばゲームの最重要ともいえる部分を作るのがゲームプランナーです。

 

年収の平均

600万円

 

ゲームディレクター

 

ゲームディレクターはゲーム開発をする上で、現場監督のような立場にあたる職種です。

「開発するゲームはどんな演出にするか」「どこに協力依頼をするか」「予算はどのくらいに収めるか」「どのようなスケジュールで作業を進めるか」など開発をする上で必要な調整を行い、関係者に適切な指示をします。いわばゲーム開発の監督を務める職種となっております。

ゲーム開発するには多くの人との連携が必要です。その間を取り持ちスムーズに作業が行えるようにしなければなりません。

ゲームディレクターはしっかりとコミュニケーションを取って、作業が滞ることのないように上手にチームを引っ張っていく役割を担います。

 

年収の平均

500万円

 

ゲームプログラマー

 

ゲームプログラマーはその名の通りゲームを仕様書通りにプログラミングする職種です。

実際にキャラクターを動かしたり、設定を再現します。

この部分を誤るとユーザーが快適にプレイすることができません。つまり非常に大事な部分を担当する職種と言えます。

ゲームでバグが起こると大きなクレームに繋がります。バグが起こしてはならない繊細な作業となります。

 

年収の平均

400万円

 

ゲームグラフィックデザイナー

 

ゲームグラフィックデザイナーの仕事内容はキャラクターや背景などの「デザイン」にあたる部分を担当するお仕事です。

2Dデザイナー・3Dデザイナー・アーティストと呼ばれる職種です。

大まかにどのようなキャラクターを作りたい、という指示のもと自分の感性を頼りにキャラクターや背景をデザインします。ゲームによっては武器や小物などのデザインも担当します。

 

年収の平均

400万円

 

サウンドクリエイター

 

サウンドクリエーターはゲームで使う音楽を作るお仕事です。

ゲームのオープニングやエンディング、戦闘曲など至るところで流れるBGM。また、キャラクターが動いた時や剣で相手を切った時に使う細かい効果音なども担当します。

サウンドクリエーターの職種は専門知識が必要です。音楽大学などの卒業生が多い傾向にあります。

 

年収の平均

490万円

 

ゲームシナリオライター

 

ゲームシナリオライターはゲームの詳しい物語を作るお仕事です。

ゲームプランナーとの違いは、ゲームプランナーが大まかなストーリーを考えるのに対してシナリオライターはストーリーの具体的な会話等、そのストーリーの詳細を考えます。

近年のゲームは操作性やキャラクターの良し悪しのみならず、物語の濃厚さやキャラクター同士のセリフの掛け合いなども重要視されているため、ゲームシナリオライターという専属の職種が登場しました。

伏線回収など飽きのないストーリーでユーザーを楽しませる職種です。

 

年収の平均

300万円~500万円

 

ゲームデバッガー

 

ゲーム開発では思わぬバグが存在します。例え完璧にプログラミングしたと思っていても、どこでバグが発生するのかはわかりません。そこで活躍するのがゲームデバッカーです。

ゲームデバッカーは様々な条件で試し、起こるバグを見つけて報告をするというお仕事です。

例えば何回も壁にぶつかったり、何度も同じ行動を取ったりすることでバグが発生しないか確認します。非常に地道な作業であるため、根気のいるお仕事です。

ゲームデバッガーはアルバイトとして募集されるケースが多いようです。

他の人では見つけづらいバグを発見したり、リスクを自ら想定できるようなデバックを極めた方は、プロのデバッカーとして高収入を見込めます。

 

年収の平均

150万円~450万円

 

参考:【ゲーム業界】プログラマー・エンジニア転職におすすめの転職エージェント・サイトを8選ご紹介!|転職のコツも解説

 

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ゲーム開発に必要なスキルは?

 

 

1つのゲームが出来上がるまでに関わる職種についてご紹介してきました。

スマホが普及する今の時代、ゲームは身近にあります。男性のみならず女性のゲーマーも増えてきました。

今までゲームに興味がなかった層もスマホの普及でゲームがより身近になって娯楽としての認知が高まっています。
そこで実際にゲームを作りたい、ゲームの仕事に携わりたいと思う方が増えてきているのも事実です。

ここからはどのようなスキルがあればゲーム作成において有利なのかをご紹介していきます。

 

ゲームプランナーになるにあたって有利なスキルは?

 

・面白いものを作る企画力
・いかなる問題にも柔軟に対応することができる適応力
・相手を納得させる思考能力

 

この3つのスキルが非常に大事になってきます。

ゲームプランナーはどのようなゲームを作るのかを企画するだけではなく、案を出した後はプレゼンで発表しなければなりません。自分の思っていることを素直に伝えるだけではなく、相手を理解させるように上手に話せる必要があります。

現在ないゲームのイメージを伝えなくてはなりません。自分イメージを明確に相手に伝えるスキルが非常に重要です。

 

ゲームディレクターになるにあたって有利なスキルは?

 

・調整力
・チームをまとめあげるリーダー力

 

この2つがゲームディレクターに必要なスキルになります。

ゲーム開発を行う上で、関わる企業やメンバーと連携をし予定を調整する必要があります。ゲームが予定通りにリリースされるかどうか、クォリティーが良いかは、このディレクターによると言っても過言ではありません。

チーム一丸となって面白いものを作るためにチームを引っ張っていくリーダー力も不可欠です。

 

ゲームプログラマーになるにあたって有利なスキルは?

 

・プログラミングスキル
・PCなどに関する知識

 

この2つが非常に大事です。
プログラミングスキルはもちろんですが、PCやその他周辺機器に対しての知識があることでより活躍できる人材になります。

 

ゲームグラフィックデザイナーになるにあたって有利なスキルは?

 

・デザイン力
・コミュニケーション能力

 

この2つは非常に大事です。

絵を描くのにコミュニケーションが必要なの?と思う方がいらっしゃるかもしれません。

デザインを作成する上で、「どのような絵を描くのか」「どのようにしてデザインをするのか」など抽象的な内容を相手のイメージから具体的にする必要があります。

細かいヒアリングをしていかなければならないので、デザイン力と同じぐらいコミュニケーション能力も大事になってきます。

 

サウンドクリエーターになるにあたって有利なスキルは?

 

・音楽に関する知識
・コミュニケーション能力

 

この2つが重要となります。

音楽に関する知識とは楽譜を読むことはもちろん、色んな楽器を熟知しているということです。

「この楽器からはこんな音がでる」「この音と組み合わせればこんな音ができる」など音楽に関する幅広い知識は必ず有利になるでしょう。

 

ゲームシナリオライターになるにあたって有利なスキルは?

 

・国語力
・数多の経験
・柔軟な発想

 

この3つが重要です。

物語を作るにあたり国語力は必ず必要です。正しい日本語を使って面白いストーリーを描かなければなりません。

また、色んな角度から物語を作る柔軟な発想がなければ単純なストーリーになってユーザーに飽きられることもあります。

 

ゲームデバッカーになるにあたって有利なスキルは?

 

忍耐力

 

ゲームデバッカーに必要なスキルは忍耐力です。

デバック作業は延々と同じことの繰り返しが多く飽き性の方はすぐにやめてしまう、作業が苦痛に感じることがあります。

デバック作業は己との闘いと言っても過言ではありません。

 

 

ゲーム業界に向いている人

 

 

ここまでゲーム業界の職種について詳しく紹介してきました。

ではゲーム開発に適正がある人とはどんな人なのでしょうか。

 

ゲームに対して強い意志がある人

 

ゲーム開発の仕事に携わるうえで何より重要な適正と言えるのがゲームに対する強い想いです。

ゲーム業界の仕事は専門性が高い職種が多く、例え希望する職種に就いたとしてもその後も学ぶ事は尽きません。

そのため、はっきりとした理想と強い意志をもって取り組める人は適正があると言えます。

 

コミュニケーション能力がある人

 

職種によって適正は異なりますが、ほとんどの仕事においてコミュニケーションは欠かせません。

特にプランナーやディレクターの仕事では、高い国語力やコミュニケーション能力を持っている人は活躍が期待できます。

 

数学や物理学の素養がある人

 

数学や物理の教養は、IT関連の職種には必須です。

プログラマーやグラフィックデザイナーでは特にその知見が活かせるでしょう。

 

センスがある人

 

スキルは学校で習得できますが、センスはすぐに磨けるものではありません。

例えばプログラマーの仕事では基本構文をいかに応用できるか、グラフィックデザイナーの仕事ではどのような方法で表現するか、その要素はセンスに大きく左右されます。

 

興味の幅が広い人

 

センスがある人は総じて幅広い興味・関心を持っています。

常にアンテナを張り、いろいろな情報をキャッチする事が自然とできる人は向いていると言えるでしょう。

ゲーム開発には日々の思いがけない体験が活きる事もあるのです。

 

責任感が強い人

 

ゲーム開発はチームで取り組む仕事です。

必然的に、誰かが担当する業務を怠ったり遅延が発生すると、進捗に大きな影響を及ぼしてしまうという事です。

自身の業務に対し、終始強い責任感を持てる素質はどうしても欠かせません。

 

 

最後に

 

 

ゲームを完成させるまでに関わる職種についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

1つのゲームを作るまでに、様々の職種の方が協力しあってゲームを作成しています。

1本のゲームが完成するまでには莫大な時間と費用が掛かります。

これから先、スマホの性能がアップして今までになかったようなスマホゲームができるようになるかもしれません。家庭用ゲームでは次世代ゲーム機が発売されます。

これからますますゲーム業界は盛り上がりを見せてくれるに違いありません。

 

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この記事の監修者

【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平

5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。

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