バックエンドエンジニアの年収は？年収を上げる方法や将来性を解説
「年収を上げるにはどうすれば良いの？」今よりも年収を上げたいと考える方は多くいらっしゃいます。そこで本記事ではバックエンドエンジニアとして年収アップを考えている方に向けて、平均年収やフロントエンドとの違い、求人例や将来性などを解説します。
目次
バックエンドエンジニアの平均年収
バックエンドエンジニアの平均年収は509万円
Geekly（ギークリー）独自のデータによると、バックエンドエンジニアの平均年収は509万円です。
国税庁が2022年に公開した「民間給与実態統計調査」では会社員の平均年収は約458万円とされており、バックエンドエンジニアの方が平均年収が高いことが分かります。
バックエンドエンジニアはデータベースやサーバーの設計業務など、スキルを伴う仕事が多いため平均年収が高くなる傾向にあります。
フロントエンドエンジニアとの年収の違い
フロントエンドエンジニアの平均年収は600万円前後であるため、平均で比較するとフロントエンドエンジニアの方が高い傾向にあります。
ただしいずれも年収額の幅が広いことから、スキルによって年収が大幅に変わる可能性がある職種だといえるでしょう。
【年代別】バックエンドエンジニアの平均年収
20代の平均年収は460万円
Geekly（ギークリー）の独自データでは20代のバックエンドエンジニアの平均年収は460万円で、最高年収は744万円です。
20代ではまだ実務経験が少ない人が多いため、率先して高いスキルを習得した人が高年収を得られる傾向にあります。将来の年収アップやキャリア形成のためにも、新しい職能スキルを積極的に身につけることをおすすめします。
たとえばRuby、PHP、JavaScript、GOなどのプログラミング言語のほか、RubyのフレームワークであるRuby on Railなどの知識も習得しておきましょう。
30代の平均年収は561万円
独自データによると30代のバックエンドエンジニアの平均年収は561万円で、最高年収は840万円です。
30代になると上位職のフルスタックエンジニアへの転身などを目指せるため、さらに高年収を狙えるでしょう。
システム全般の知見を広げ、プロジェクトのチームリーダを担当するなどチーム管理経験を積むと年収アップが期待できます。特に近年ではクラウドサービスに関する知識・専門性を高めることで高年収に繋がる傾向にあります。
40代以上の平均年収は558万円
独自データでは40代のバックエンドエンジニアの平均年収は558万円で、最高年収は803万円です。
40代以上の場合は、これまでに培った豊富な経験を活かして専門性を極めたハイクラスのエンジニア職に就いたり、自身で企画を立ち上げプロジェクトマネージャーになることで年収アップが期待できます。
そのためには、高いコミュニケーション能力やスケジュール管理・人員管理能力・クライアントとの交渉力が必要です。
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仕事量が多いのに周りと比べて年収が低い、評価されにくくて給料が上がりにくい、転職したいけど今より年収が落ちないか不安、など、IT・Web・ゲーム業界で勤めている方にとって「年収」に関する悩みは多いですよね。
年収のことで悩んだら、一度ご自身の年収の現在地と年収アップ予想額を調べてみませんか？
現在地から目指せる年収を知ることで、この先どうするか納得のいく決断ができるでしょう。
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- ご経歴：プロジェクトマネージャー⇒アプリエンジニア
- 勤務地：西日本⇒東京へ転職
- 転職期間：2週間以内に転職成功
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「IT人材年収診断」ご利用の流れ
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STEP2：年収診断のページから氏名と連絡先を入力してスタート
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STEP3：プロフィールと簡単な職務経歴を入力して診断
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STEP4：ご自身の年収の現在地を把握
診断後は、年収が上がる求人や、ご希望に沿った求人のご紹介、IT職種を熟知したキャリアアドバイザーに転職の相談をすることもできます。
是非一度、ご自身の年収の現在から年収アップ予想額を見てみてください。
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バックエンドエンジニアの仕事内容
バックエンドエンジニアの仕事内容
バックエンドエンジニアとは、Webサービスやアプリの裏側を担当するエンジニアを指します。
たとえばJavaScriptやPython、Rubyなどのバックエンドに必要なプログラミング言語を扱い、開発作業など処理全般を行うのが仕事です。
つまりユーザー側が直接は見られない、触れられない部分を扱うエンジニアです。具体的な仕事内容としては以下のようなものがあります。
- ・サーバの処理設計
- ・構築やデータベース設計
- ・システム運用
- ・保守など
フロントエンドエンジニアとの違い
フロントエンドエンジニアは、Webサービスやアプリにおけるクリックボタンやアプリのアイコンのデザインなど、ユーザーが直接目にしたり操作する部分の開発を行います。
フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアには、「ユーザーが直接操作・閲覧などできる部分の開発・処理を担当するエンジニア」か「裏側の開発・処理を担当するエンジニアか」という違いがあります。
フロントエンドエンジニアはHTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語の習得と、UIやUXの高い知識が求められます。
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バックエンドエンジニアの求人例
【400～600万円】バックエンドエンジニア
予約管理システム、事前注文システムを主軸に、業務効率化や顧客サービスを支援するクラウド型のソフトウェアを取り扱う企業です。
設立以来、受託開発によって蓄積した豊富なノウハウで自社開発を行い、業種を問わない汎用的なサービスは大企業から中小企業様含め3000件以上のクライアントに「継続的に」「全て有料契約」で利用されているとい特徴があります。
【平均年収】
400～600万円
【仕事内容・求められるスキル】
主軸事業であるクラウド型予約管理システムが第二フェーズに差し掛かるなかで、テックリードまたはテックリード候補としてプロダクト開発をけん引できる人材を求めています。
開発組織の中核としてチームをリードし、自社Webサービス開発だけでなく開発工程における業務改善も担うことができるスキルが必要です。
Web系企業でありながらアジャイル開発とウォーターフォール開発を併用している環境から、プロジェクトごとに最適な開発体制を選択することができるため、経験から判断する能力が活用できる環境です。
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【600～800万円】バックエンドエンジニア
大手グループ企業として設立以来、スマートフォンのネイティブアプリ開発企業として多数の実績を誇ります。
これまでリリースしたゲームが米国のApp Storeでトップセールスを獲得したこともあり、日本を代表する企業として知られる企業です。
福利厚生も魅力の1つであり、業務過多を防ぐ体制作りなどに力を入れています。
【平均年収】
600～800万円
【仕事内容・求められるスキル】
漫画事業において新規開発、運用改善などの開発をはじめCS対応を担当していただくため、開発チームをリードする技術力やヒューマンスキルが求められます。
新規性のある取り組みを歓迎する風土であるため、スピード感や品質担保のための工夫を行うことができる環境で主にGoアプリケーション開発を行いながら、積極的なライブラリ導入、Flutterを用いたクロスプラットフォーム作りにも注力していただけます。
【あわせて読みたい】詳しい求人内容についてはこちら⇓
【700〜1,000万円】バックエンドエンジニア※Ruby経験者歓迎
個人にスポットライトを当てた組織運営の仕組みを作る企業で、インターネット上で個人の知識・スキル・経験を売り買いできる国内最大級のマーケットプレイスを運営しています。
ローンチ以来順調に推移しており、2021年3月に上場を果たしました。
総合相談プラットフォーム構築を実現するためのブランディングにも力を入れており、CtoCからCtoBへと取引を拡大中です。
【平均年収】
700〜1,000万円
【仕事内容・求められるスキル】
バックエンドのエンジニアリングマネージャーとして、主力事業であるスキルマーケットの成長をけん引する高いスキルと豊富な経験を求めており、特にRuby経験者は優遇させていただきます。
サービスに関する機能の企画・設計・開発・運用や、技術的課題の方針策定や推進といったテクノロジーマネジメントを担っていただくため、プロジェクト全体の管理やメンバーの育成・採用といった経験を活かすことができます。
バックエンドエンジニアとしてだけでなく、総合的なプレイヤーエンジニアとしてのスキルが求められるため、これまでの多様な経験が評価される環境で働きたい方に向いています。
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バックエンドエンジニアの年収を上げる方法
プログラミング言語やフレームワークを学ぶ
バックエンドエンジニアとして年収を上げるためにはスキルの向上が欠かせません。
特にバックエンドでよく扱われる言語であるRuby、PHP、SQL、JavaScript、Goといったプログラミング言語のスキルを伸ばすことが重要です。
同様にRubyのフレームワークであるRuby on Railsや、サーバーサイドで用いられるJavaScriptのフレームワークであるNode.jsを扱うスキルもあると良いでしょう。
また、先述したように需要が高まっているクラウドに関連する知識があると高年収に繋がることがあるため、AWSなどを習得しておくことも推奨されます。
その他にはExpressやDjangoといった、Webアプリ開発系フレームワークの知見を習得すればその技術の高さに比例して年収アップが期待できます。
フロントエンドの知識を身につける
バックエンドと共にフロントエンドの業務も兼務できれば、年収アップに大きく役立つでしょう。フロントエンドに必要な主なプログラミング言語はJavaScriptやPHPなどです。
プログラミング言語だけでなく、コーティングスキル、マークアップ言語であるHTML、サイトの装飾に使われるCSSの知識なども習得する必要があります。
その他にもCMS構築スキルやSEOに関する知識、Webサイトやアプリデザインに役立つUI/UXの知識もフロントエンドエンジニアには求められます。
年収が高い職種へのキャリアパスを考える
バックエンドエンジニアのスキル・経験を活かして年収が高い職種への転職することも年収アップさせるための手段の1つです。
幅広い業務に携わることができるのがバックエンドエンジニアの強みであるため、エンジニアとしての様々なスキルや知識に触れる機会が多く、キャリアアップに役立てることができます。
たとえばWebサービス制作や企画の経験を積み、ディレクションやコミュニケーション能力を磨いてマネジメントスキルを向上させれば、将来的にWebディレクターを目指すキャリアパスも選択可能です。
その他にもITエンジニアとしての専門性を極め、あらゆるエンジニアリングが可能であるフルスタックエンジニアとして転職するキャリアパスも存在します。
フルスタックエンジニアは市場価値が高く、年収が500万円から高い方では1000万円を超えるケースもあるため高年収を目指している方におすすめです。
バックエンドエンジニアで得たスキルを土台とすることで高年収の獲得につながるでしょう。
【あわせて読みたい】キャリアパスについて詳しくはこちらから⇓
転職エージェントを活用して年収交渉する
「現在の年収が果たして適正なのか？」「年齢やキャリアに合っているのか？」など疑問に思ったら、IT系やWeb業界に詳しい特化型の転職エージェントを利用することをおすすめします。
サービスは全て無料で利用可能で、専門のキャリアアドバイザーがあなたのキャリアを通して希望年収に合った、もしくは年齢やキャリアに見合った年収診断・提示してくれます。
求職者本人だけではやりづらい年収交渉を転職エージェントが代行してくれるサポートも存在しますので、まずは相談してみることをおすすめします。
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バックエンドエンジニアの将来性は高い
市場規模が拡大している
バックエンドエンジニアが担う領域は市場規模が拡大している反面人材不足が続いているため、求められるスキルを保有した人材の将来性は高いでしょう。
インターネット附随サービス業は近年右肩上がりで推移を続けており、2020年には10年間で2倍ほどの3兆4,289億円に売上高を増加させました。
Webサービスが引き続き増加するにあたり、バックエンドエンジニアも需要が高まると考えられます。
さらにバックエンドエンジニアがスキルを役立てられる領域はアプリ開発にも及ぶため、市場で必要とされるスキルを向上させることで市場価値の高い人材として活躍できるでしょう。
（参考：経済産業省『2021 年情報通信業基本調査結果のポイント』）
希少価値が高い職種である
バックエンドエンジニアは必要とされる知識量が幅広く多岐に渡るため、ハードルが高い職種に位置付けられています。
習得しなければならないプログラミング言語が多く、関連するフレームワークも扱うスキルも必要であり、さらにフロントエンドの知識まで求められる職種です。
このような背景から、未経験者でも募集する企業があるほどバックエンドエンジニア人材は不足しており、バックエンドエンジニアとして身に付くスキルもIT人材としての将来性を高めてくれるでしょう。
バックエンドエンジニアとして年収を上げたいならプロに相談しよう
バックエンドエンジニアは希少価値の高い職種であり、将来性が高いバックエンドエンジニアとして活躍するためには幅広く高いレベルのスキルを必要とします。
求められる専門性が高いために年収も高い傾向にあるものの、年収アップにはさらにスキルの幅を広げ、高める努力が欠かせないため簡単なことではありません。
年収アップやキャリアアップには現在の保有スキルに何が不足しているのか、効率よく年収を上げるにはどのような方法があるか知るために、まずは適性年収を把握しましょう。
IT・Web・ゲーム業界の転職に強い転職エージェントのGeekly（ギークリー）では、バックエンドエンジニアとしてより高年収が期待できる求人案件のご紹介や、スキルを活かしてキャリアアップできる職種の情報を多数保有しています。
IT人材としての年収アップに興味がある方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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この記事の監修者
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【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平
5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。
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