金融系SEとは?平均年収や向いている人の特徴、注目の大手企業を解説
金融系SE(金融系エンジニア)は「つらい」「やばい」と聞かれることもありますが、実際のところ仕事内容や年収はどうなっているのでしょうか。転職を検討している人なおさら気になりますよね。本記事では金融系SEの仕事内容や年収、転職を目指す際に求められるスキルや注目の大手企業まで解説します。
目次
金融系SEの年収
厚生労働省2019年賃金構造基本統計調査によると、システムエンジニアの給与額は、以下の通りです。
月給:38万円
賞与:112.9万円
平均年収約:568.9万円
他の職種も同様ですが、転職の場合求職者のスキルと経験によって、契約時の年収は変わってきます。
ここでは、最新の求職事例を元におもな業界ごとに予定年収を紹介します。
【銀行】
大手メガバンク:予定年収600万円~1300万円
外資系銀行:予定年収650万円~850万円
【保険】
中小の保険会社:400万~600万円
外資系生命保険会社:700万円~1000万円
【証券】
中堅証券会社:予定年収450万円~800万円
外資系証券会社:予定年収400万円~800万円
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金融系SEの仕事内容
システムエンジニア転職希望者であれば、SEの仕事について知識はあるはずです。
ここでは、その中でも金融系SEの仕事を解説します。金融業界ならではの特徴もありますので併せて紹介します。
金融系SEとは?
金融システムエンジニアとは、銀行や保険会社、証券会社などの金融業界に属する企業向けのシステム設計や開発を担当するシステムエンジニアのことです。
金融系システムエンジニアの業務は大きく分けると、システム開発、システム管理、システム運用の3つとなります。
システム開発:企画、基本設計などの上流工程から開発に至る業務を行う
システム管理:おもに進捗管理を行い、開発業務にも携わる
システム運用:システム安定稼働を目的として、インフラ基盤の管理運用を行う
転職市場で求められている業務
次に、具体的に現在転職市場で求められている業務を紹介しましょう。
金融系システムエンジニアの転職市場で必要とされてきている業務に、システムのDX化やクラウド化への対応業務があります。
DX化やクラウド化に伴って、既存のシステムを対応させる業務への人材補給もみられます。
また、近年企業で求められてきた業務にセキュリティ関連の業務があります。
特にサイバー攻撃の脅威は深刻化が進んできており、体制強化のための求人がみられるようになっています。
金融系SEの仕事は激務でつらい?
金融系システムエンジニアの仕事が、日常的に激務で長時間の残業が続くということはありません。
ただし、重大なシステムエラーなどが発生した場合は、金融機関ですので大至急復旧しなければなりません。
その場合には長時間の残業が続く可能性があります。
信頼性に関わる仕事のため責任が重く、ライフワークバランスもとりにくいことから激務と言われることがあります。
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金融系SEの転職における注目大手企業11選
金融業界に属する企業はITシステムを必要としているため、すべての企業がシステムエンジニアの人材を必要としています。
したがって、金融系システムエンジニアの転職という視点で考えても、金融業界大手企業がそのまま当てはまります。
金融業界自体大手企業が多い業界ですが、業界ごとに最大手と呼べるのは次の11社です。
メガバンク:株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ、株式会社三井住友銀行、株式会社みずほ銀行
損害保険:東京海上日動火災保険株式会社、損害保険ジャパン株式会社、三井住友海上火災保険株式会社
生命保険:日本生命保険相互会社、明治安田生命保険相互会社、第一生命保険株式会社
証券会社:野村證券株式会社、大和証券株式会社
他にも、信託銀行、クレジットカード、投信など多くの大手企業がありますが、今回は上記11社について以下特徴と強みを解説します。
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、メガバンクの三菱UFJ銀行を傘下に置く日本最大の資産規模かつ世界有数の総合金融グループです。
グループ総合力の高さに加え、国内外に幅広いネットワークを持ちます。
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループの強み
総合金融グループとして培った、長期間で築いた顧客基盤とグローバルネットワークがグループの強みです。
MUFGが先行して推進するデジタライゼーションとの組み合わせによる、「経営課題解決型アプローチ」が優位性の1つとして挙げられます。
顧客企業それぞれの特性に沿った課題を解決するために、多面的なソリューション提供を行うことを目的として、顧客の期待を上回る役割を担う「事業共創投資」に取り組んでいます。
(出典:株式会社三菱UFJ銀行)
株式会社三井住友銀行
株式会社三井住友銀行は、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)傘下の都市銀行です。
メガバンクのなかでも特に高い収益性と効率性が特徴であり、ROE(自己資本利益率)は国内トップクラスです。
株式会社三井住友銀行の強み
さまざまな事業分野において、収益の柱を育成するスピードが強みです。
「個人向けコンサルティング」や「中堅・中小企業向けリスクテイク貸出」といった戦略分野を得意とし、経営資源を投入する一方で経費率を下げることにも成功しています。
また、特にマーケティング部門収益が増益を続けていることから、顧客へのソリューション提供などの手数料収入を中心とした非金利収益の増加によって、金利収入に依存しない安定した収益基盤の構築が進んでいることが伺えます。
株式会社みずほ銀行
株式会社みずほ銀行は、みずほフィナンシャルグループ(MHFG)傘下の都市銀行です。
グループ内には銀行のほかに信託、証券、アセットマネジメント、シンクタンクを擁しているため、グループ一体での高い連携力を誇ります。
また、メガバンクで唯一、全都道府県に支店を持つ銀行です。
株式会社みずほ銀行の強み
国内約7割の上場企業との取引と、2,400万の個人顧客による強固な事業基盤が強みです。また海外法人では、世界の大企業の約8割がみずほ銀行と取引を行っています。
銀行・信託・証券一体となったサービス提供をワンストップで行うことができるため、顧客企業の付加価値創出を最大化させる役割を担います。
高度なサービス提供力は、シンジケートローン国内市場シェア第1位、資産運用残高第1位、日経ヴェリタスによるアナリストランキング第1位、アジアプロジェクトファイナンス組成額第1位などの受賞歴によって裏付けられているでしょう。
(出典:株式会社みずほ銀行)
東京海上日動火災保険株式会社
東京海上日動火災保険株式会社は、国内だけでなく海外約45の地域にも拠点を置くグローバルな損害保険会社です。
前身が日本初の保険会社として設立された歴史の長さや、業界初のWeb完結型「生損保一体型保険」などを特徴にもちます。
東京海上日動火災保険株式会社の強み
先進的な戦略で、市場の開拓やデジタル化を積極的に行ってきたことによる強固な事業と経営が強みです。
売上は損害保険業界でトップを誇ります。
保険領域に留まらない幅広い事業を手掛け、IT・デジタル部門ではDXの推進や業務プロセスの変革をリードしています。
(出典:東京海上日動火災保険株式会社)
損害保険ジャパン株式会社
損害保険ジャパン株式会社は、国内損保保険市場で正味収入保険料がトップクラスを誇る損害保険会社です。
特に主力事業である自動車保険を中心に収益力を高めています。
損害保険ジャパン株式会社の強み
強みは、主力事業の収益力向上によりマーケットシェアでトップクラスを占めている点です。また、生保事業の成長と幅広くサービスを提供する介護事業も企業の成長を後押しします。
同時に海外保険事業では28ヵ国の国と地域に展開を広げ、順調に拡大を続ける企業です。
(出典:損害保険ジャパン株式会社)
三井住友海上火災保険株式会社
三井住友海上火災保険株式会社は国内の損害保険事業を中心に、生命保険事業を手掛ける損害保険会社です。
海外でも生損保事業、金融サービス事業、リスク関連事業を推進するなどのグローバル展開を続け、ベルギー、オランダ、フランスの中堅・中小企業に保険を提供しています。
三井住友海上火災保険株式会社の強み
欧州では元受保険事業、スイス、バミューダなどでは再保険事業、ロンドンではロイズ事業といったグローバルな展開が強みです。巨大市場であるアジアでも複数の拠点を活かしたネットワークを駆使して基盤を構築しています。
海外でのネットワークを活かし、「グローバルビジネス総合補償プラン」や「海外投資保険」などを提供し、中小企業の海外進出をサポートしている点も特徴です。
(出典:三井住友海上火災保険株式会社)
日本生命保険相互会社
日本生命保険相互会社は、医療保険、学資保険、個人年金保険など幅広い保険を提供する生命保険会社です。
明治に発足した長い歴史をもつと同時に、近年ではニトリやNTTドコモの店内に保険代理店を設置するなど新しいチャネル開拓にも力を入れています。
日本生命保険相互会社の強み
全国約5万名のニッセイトータルパートナー(営業職員)による販売網の広さが強みです。
主力事業は「個人保険」「企業保険」「資産運用」の3つで、いずれも新たなサービスの提供や時代背景に沿った事業展開により規模を拡大させています。
また、拡大の見込まれる海外市場への進出も進めます。
(出典:日本生命保険相互会社)
明治安田生命保険相互会社
明治安田生命保険相互会社は「明治生命」と「安田生命」が合併して誕生した生命保険会社です。
日本最古の生命保険会社として高い信頼性を誇り、幅広い年齢層に対応できる保険商品のラインナップの豊富さも特徴として挙げられます。
明治安田生命保険相互会社の強み
保有契約高において、団体保険、団体年金で高いシェアを誇る点が強みです。
業界トップシェアの背景には、企業ごとの社会情勢や経営環境の変化に素早く対応し、新しいニーズを的確に把握するための取り組みがあります。
同社が提供する「みんなのMYポータル」は、業界初となるさまざまなサービスや手続きを搭載したWebサイトです。
(出典:明治安田生命保険相互会社)
第一生命保険株式会社
第一生命保険株式会社は、ネオファースト生命や第一フロンティア生命などを子会社にもつ生命保険株式会社です。
日本4大生保(日本生命・明治安田生命・第一生命・住友生命)のなかで唯一上場を果たしているため、今後も成長に応じた資金調達を可能としています。
第一生命保険株式会社の強み
「国内生命保険事業」「海外生命保険事業」「資産運用・アセットマネジメント事業」の3つを主力事業として掲げるなかで、特に海外生命保険事業が強みです。アメリカやオーストラリアをはじめ、近年ではカンボジアでも事業を拡大しています。
また「資産運用・アセットマネジメント事業」では、国内外の株式や債券、貸付金、不動産といった資産で構成されているため、市場の環境によって柔軟な資産分配が可能です。
(出典:第一生命保険株式会社)
野村證券株式会社
野村證券株式会社は、野村グループの持株会社「野村ホールディングス株式会社」の子会社です。
野村グループ全体のコア事業である証券業務を担う国内最大級の証券会社であり、メガバンクの金融持株会社に属さない独立系の証券会社という特徴をもちます。
野村證券株式会社の強み
日本国内に強固な事業基盤と財務基盤を持つことに加え、海外のネットワークも拡大していること、多様な金融サービスを提供できる機能が充実していることが強みです。
また、独自の人材マネジメントサイクルによる専門性の高い人材の育成によって、変化し続ける社風も大きな特徴でしょう。
(出典:野村證券株式会社)
大和証券株式会社
大和証券株式会社は大和証券グループ本社傘下であり、メガバンクの金融持株会社に属さない独立系の証券会社です。
主要事業はリテール部門、ホールセール部門、アセット・マネジメント部門の3つで、総合的な金融サービスを提供しています。
国内証券業界においてさまざまな業界初を創出し、業界の発展をリードする企業です。
大和証券株式会社の強み
独立系の証券会社として、顧客の利益を最優先にする姿勢によって獲得した高い信頼性が強みです。
世界各地に拠点を展開し、グローバルな金融サービスを提供できる点、成長領域で着実に提携を結ぶ先見性に長けた戦略、海外における金融トレンドや投資機会に関する最新情報を入手する力も大きな魅力でしょう。
また近年では、デジタル化の取り組みによって、業務プロセスだけでなく意思決定の質・スピードの向上にも力を入れています。
(出典:大和証券株式会社)
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SE(システムエンジニア)の職種
システムエンジニアはメインで担当する業務によって種類が分かれます。
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システム開発担当
システム開発担当者はシステム開発を中心とした仕事を行います。狭義でのシステムエンジニアとは、システム開発担当者にあたります。
システム開発上級者は上流工程の設計開発を行います。
システム開発者には、2つのタイプの人がいます。
ひとつは開発要件定義や開発プロジェクト管理を行うマネージメントを担当するゼネラリスト、そしてシステム開発の特定の専門領域の作業を行うスペシャリストです。
プログラマー
プログラマーは、メインの仕事としてプログラミングやテストを行う担当者です。
システム開発担当者を目指して経験を積む段階のSEと、スペシャリストとしてプログラミングを担当するSEも存在します。
作業スピードと高品質が求められる担当者になりますので、高度のスキルを持っていると転職が有利になります。
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ブリッジSE
ブリッジSEは、海外のエンジニアと作業を連携して実施していくオフショア開発時にハブ役になるエンジニアです。
オフショア開発の目的のひとつであるコスト削減を達成しながら作業の品質を落とさない仕事が求められます。
インフラエンジニア
システムとネットワークを運用するためのサーバやネットワークの構築や設定を行うのがインフラエンジニアです。
セールス・サポートエンジニア
セールス・サポートエンジニアは、営業部門と連携してIT分野でサポート業務を行うエンジニアです。
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金融業界の特徴
転職を考える際には、転職市場の状況と求められる人材像を注視していく必要があります。
金融業界での転職を考える場合、金融業界の特徴を掴んでおくことが重要です。
世界情勢の影響を受けやすい業界
金融機関は、銀行、保険、証券、その他金融において、世界の状況に強く影響を受けます。
転職を考えるときには、金融市場はもちろん、世界情勢に注目しておく必要があります。
例えば、2020年発生した新型コロナウイルスによるパンデミック、ここ数年多発している自然災害などです。
企業の信用度が重要
金融業界は顧客の重要な個人情報を大量かつ詳細に保有しているという特徴があります。
またお金を取り扱う業界ですので、ミスは重大な問題となり、企業の信用を失い大きな企業イメージダウンに結びつきます。
過去にもシステム関係のトラブルで信用を失った金融機関は数多くありました。
金融業界への転職を考える際には、仕事が正確で間違えを起こさないという人物像が求められています。
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金融系SEの仕事のやりがい
金融系システムエンジニアのやりがいについて解説します。
経営そのものを動かす
金融業界は形に見えるものを販売しているわけではありません。
そのため、ほかの多くの業界にとってITシステムがサービス提供を主な役割としているのと異なります。
ITシステムそのものが本来業務を運用するツールであり、経営そのものを動かしているといえるのです。
つまり金融系システムエンジニアは、金融機関の経営にダイレクトに連動する仕事ということになります。
金融業界自体、社会に大きな影響を持っている業界です。
金融系システムエンジニアとして、品質の高いパフォーマンスを発揮することは、社会に貢献することを意味します。
金融系システムエンジニアの求人事例を見ると企画・基本設計などの上流工程のポジションの募集も多く、責任重大ですがやりがいもあることでしょう。
急速に進化するITへの対応
さらに、ITの進化はスピード感を増していて、対応のために更なるシステムの導入や既存システムの改善が大きな課題です。
また、金融機関に対するサイバー攻撃も巧妙化し、更なる対応が急務になっています。
これらの課題解決のためにも、金融系システムエンジニアのスキルが必要であり、金融機関におけるやりがいは大きいものです。
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金融系SEに求められるスキル
金融系システムエンジニアに求められるスキルは、ITシステムの変化によって変わってきています。
ここでは転職市場で現在求められているSEのスキルを紹介します。
スピードと品質
プログラマーの求人ではプログラム作成のスピードと高品質であることがスキルとして求められます。
複数のプログラミング言語をマスターしプログラミングのスキルを身につけている方は、転職市場で人材として価値があります。
求められるプログラミング言語は主にJava、COBOL、C#です。
新規サービスの開発・導入経験
システムの開発やリニューアル、DX化やクラウド化関連のSEの求人では、以下のようなスキルが求められます。
アプリ:上流工程からの開発と導入
インフラ:インフラの新規導入や更新、ネットワークやセキュリティ
クラウド:クラウドシステムの導入、既存システムのクラウド化、AWS等のシステム構築
このように、類似の経験やスキルを持っていることが条件となるケースが多くあります。
ITセキュリティ関連の実務経験
セキュリティ関連の業務のSEの求人では、分散系システム開発やインフラ基盤構築の実務経験が求められます。
そのため、金融業界でのITセキュリティ関連の実務経験があると有利です。 転職でのアピールポイントになる資格は以下の通りです。
有利になる資格
国内外で役立つ「CISSP」「CISA(公認情報システム監査人)」「SANS」、経済産業省認定の「情報処理安全確保支援士」などはセキュリティに関する高度な知識の証明として有効です。
そのほかにも、金融に関する「銀行業務検定」「CMA資格」や「AFP資格」なども業務に役立つスキルの証明となる場合があります。
セールス業務の知識や語学力
セールス・サポートエンジニア関連の求人では、ITシステムの関する知識だけでなくセールス業務に関する知識が必要となります。
海外との連携が重要となるオフショア開発などの仕事を担当する際には、英語力などの語学力がスキルとして求められます。
金融系SEに向いている人の特徴
金融系SEに適性があるのは、責任感、正義感が強い方です。
機密性の高い情報を扱うという金融系の仕事の特性上、特に問われる資質でしょう。
モラルを守ることができるリテラシーの高さや几帳面さも求められる職種です。
金融機関のミスは社会的に大きな問題となる可能性があるため、経験や勘に頼るタイプより、ひとつひとつ確認しながら進める正確さがあり、慎重なタイプが向いています。
また、システムの知識がないクライアントに対して分かりやすい説明が求められるため、相手の視点に立つ能力やコミュニケーションスキルも求められます。
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金融系システムエンジニアへの転職
金融系システムエンジニアの転職で注視したいのは、ミスをしない人物であることを必ず伝えることです。
なぜなら、SEがミスをしたことが原因となったシステム障害によって大きなシステム障害を引き起こすことがあるからです。
システム化が進んでいる金融業界ではシステム障害が重大な課題です。
さらに、サイバー攻撃も巧妙化し更なるセキュリティ強化も切迫した課題となっています。
転職者側からみると、金融業界はシステムエンジニアを必要としている業界であり、積極的に応募していくとよいでしょう。
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将来性のある金融系システムエンジニアになるには
金融系システムエンジニアの仕事は、ITに関する知識だけでなく、それぞれの特徴的な業務を習得していく必要があります。
それらのスキルを獲得するまでに多少時間がかかる傾向があります。
しかし、企業においてスキルと経験を積んでしまえば、人材として価値が認められるということです。
また、金融業界の特徴的な業務を取得することで、人材としての市場価値が高まることになります。
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金融系SEを目指すならIT業界特化の転職のプロに相談
金融系システムエンジニアは、銀行、保険会社、証券会社、カード会社などの金融業界に属する企業向けのシステム設計や開発を担当する職種です。
大きな影響を持っている金融業界の中での仕事であるため、責任が重大であるとともにやりがいも大きい仕事です。
「エンジニアとして金融業界の仕事に携わりたい」
「IT業界でキャリアアップ転職して年収を上げたい!」
「もっと自分の志向性に合った環境で働きたい!」
などのキャリアのお悩みは是非、「IT・Web業界の知見が豊富なキャリアアドバイザー」にご相談ください!
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