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イラストレーターの転職面接で聞かれる質問を解説!実例を元に転職エージェントが回答のポイントをご紹介

イラストレーターの転職面接で実際に受けた質問内容を元に対策を紹介していきます。これから転職しようと考えているクリエーターの方は参考になるのでぜひチェックしてください。デザイナーやアニメーターなどイラストの求人職種は多いですが、すべてに共通する内容なので転職希望者は必見です。

目次

志望動機

 

まずどこの会社に行っても聞かれる質問が志望動機です。

ここではイラストレーターの転職動機に関する回答のポイントを解説します。

 

数ある会社の中からなぜこの会社なのか?

 

なぜ

 

アニメ・ゲーム・広告などイラストレーターを必要とする会社は多くあります。

数多くある会社の中からなぜその会社を選んで応募したのかを考えてください。

特に異なる業界への転職なら何か理由があるはずだと面接官は考えています。

よくあげられるのは以下の志望動機でしょうか。

 

・その会社の持つイラストのデザインに魅了された

・会社の雰囲気や人柄がとても良い

・新しい分野に挑戦したい

 

デザイン業界は狭く面接官も大体の傾向は分かっています。

その中でなぜこの会社なのかを知りたいので、そこを志望動機のポイントとしていえるようにしておきましょう。

ネガティブな理由より前向きな志望動機の方が好印象になります。

 

長期のビジョンに基づく志望動機

 

プラン

 

志望動機にプラスしてこれからの長期仕事ビジョンを加えるとポイントがアップします。

具体的には以下の要素が挙げられるでしょう。

 

・ディレクションもできるようになりたい

・ゆくゆくイラストレーターになりたい

・○○位の売り上げを達成したい

 

10年単位での計画を交えると仕事に真剣に取り組んでいることが面接官に伝わります。

先々のはっきりした業界状況は誰も分かりませんし、実現しないかもしれません。

しかしその中でも現在の意欲を見せることが志望動機をさらに力強いものにするのです。

 

同業界・同職種からの転職

 

同業界・同職種からの転職の場合は、まず志望する企業のどこに魅力を感じているかを述べ、続けて理由を加えましょう。

企業がどんなイラストを扱っているか把握したうえで、自身の方向性が合っている事を伝えます。

前職・現職では希望する仕事ができないなど、転職を必要としているのだと納得してもらう事がポイントです。

 

同業界・異職種からの転職

 

同業界でも異職種からの転職を希望する場合は、まず前職・現職での職種を伝えます。

そのうえでなぜ現在の職種からイラストレーターに転身したいのか、同業界ならではのメリットもふまえてアピールするのが効果的です。

同じ業界視点を持っている事は強みになります。

具体的な転職意図が伝わるよう工夫しましょう。

 

異業界からの転職

 

 

異業界であっても、何かしらイラストレーターの仕事に関わった経験を志望動機につなげるとスムーズに導入できます。

学生時代にグラフィックデザインを学んだ、副業でイラストを描いているといった経験などあればぜひ伝えましょう。

この場合特に「なぜこの企業を志望するか」に注目されます。

未経験者ならではの熱意や新しい視点にポイントを置くといいでしょう。

 

志望動機が思いつかないときの対処法

 

ここまでの方法で志望動機が思いつかない場合は、次の方法を試してみてください。

 

①自己分析を見直す

志望動機が定まらない理由は、自己分析が足りていないせいかもしれません。

自己分析を見直すと、「どんな仕事をしたいか」「どんな働き方がしたいか」が見えて来ます。スキルの棚卸もあわせて再確認し、自身の強みや市場価値など企業にアピールできる材料を探しなおしてみましょう。

 

②転職軸を見直す

転職軸は「転職で何を実現したいか」です。何が譲れない条件で、どの条件ならどの範囲まで譲れるかを明確にしておく必要があります。

転職軸の見直しが必要なサインは、なかなか企業が絞れない時です。軸がぶれてしまうと入社後のミスマッチを引き起こす可能性が高まってしまいます。転職活動を進めるなかで変わることもありますので、見直しを行いましょう。

 

③退職理由を思い出す

なぜ転職したいと思ったのか、つまりなぜ現職を退職したいと思ったのかを思い出してみるのも効果的です。

退職したい理由に不安や不満があれば、それを解消できる職場で働きたいと考えるのは当然のことです。志望する企業の特色と照らし合わせることで志望動機になります。

例えば「思うように昇進できずにいたが、評価制度がしっかりした企業で働きたいと思った」「これまで残業に費やした時間を今後は資格取得のための勉強に使いたい」というように、ポジティブに言い換えると良いでしょう。

 

ポートフォリオ

 

イラストレーターの会社を受ける場合、ポートフォリオも聞かれます。

ここではイラストレーターの会社に即したポートフォリオ作成のコツを解説しましょう。

 

依頼内容に合った作品かどうか

 

ポートフォリオ

 

イラストレーターの転職で合否を左右するのがポートフォリオです。

どんなに意欲があっても作品自体が認められなければ採用には至りません。

それでは面接官に認められる作品とはどんな内容なのでしょうか?

それは依頼内容に則してお理、できるだけ早く仕上げられている成果物になります。

この点についてはポートフォリオのイラストだけでは面接官に伝わらない部分です。

作品に紹介文を添えたり面接官に直接伝えたりといった方法を取りましょう。

以下の基礎情報を記載してください。

 

・どういう企画でどういった依頼なのか?

・ツールはどれを使ったか?

・制作日数はどのくらいか?

 

こうした基本的な情報のみで十分です。

ハイクオリティで短期間に仕上げられている作品は高評価となります。

 

幅広い作品が描き分けられるか

 

描く

 

多くの違ったテイストの作品が描けるかと行った作風の幅も評価のポイントとなります。

キャラクター・背景・男女など多種類のイラストを描ける人は重宝されるでしょう。

また企画の世界観に合わせた作品が制作できるかも大切です。

応募企業の作品を研究してそれに合うポートフォリオを作るようにしてください。

自信作とそれ以外で面接官へのアピール度は5:5です。

どちらも採用に重要なポイントなので転職活動の中でも力を注ぎましょう。

 

転職理由

 

上記の志望動機とやや被るのが転職しようと思った理由です。

ここではイラストレーターの会社における転職理由のコツを解説します。

 

なぜ今の会社を辞めるのか?

 

やめる

 

現在別の会社に勤務しているのに、あえて転職する理由を尋ねています。

ここは志望動機と異なる点なのでしっかり押さえる必要があるポイントです。

転職理由としては以下のものが挙げられるでしょう。

 

・自分のやりたいことが見つかった

・今の職場よりも更なるステップアップになる

・スキルや経験値を得て自分を高めたい

 

いずれにしても現在勤務している会社と自分との関連性をしっかり整理して出してください。

この際に大事なことは転職前の職場の悪評をいわずに前向きな理由を話すことです。

前職をしっかり立てつつ更なる上昇志向を見せることが転職成功の秘訣となります。

 

また離職するのではないか?

 

転職が珍しくないデザイン業界とはいえ何度も離職を繰り返している人は気をつけてください。

今の会社の在籍年数が3年以内ならば採用してもまた辞めてしまうかもしれない人と受け取られます。

この疑いを払拭するためにもしっかりした転職理由が必要です。

志望動機と合わせてイラストの仕事に意欲的であることを伝えましょう。

筋が通った転職理由であるなら在籍年数に関係なく面接官は納得します。

 

自己PR

 

他の候補者との差別化を図るために自己PRにも力を入れましょう。

先述の志望動機は「この企業を志望した理由」ですが、自己PRは「自分の強み」です。

入社後の展望や貢献度を伝えます。

 

向上心がある

 

 

採用担当者は入社後に活躍できるかどうかを見極めるため、将来性に注目しています。

伸びしろがあると感じてもらうためには向上心をアピールしましょう。

例えばゲーム業界であれば最新ゲームのデザインや世界観の勉強を進めている、アート系の企業であれば美術館や展示会に足を運んでいる、こんな本を読んでいるといった具体例です。

どのように成長したいと考えているか、どのように企業に貢献できるかを伝える事がポイントです。

 

さまざまなツールを使いこなせる

 

向上心をアピールするひとつの方法として、イラストの勉強を継続している事も挙げられます。

新しいソフトウェアの習得やツールの技術向上など、もしまだ仕事にできるようなレベルではなかったとしても積極的に学ぶ姿勢はPRになるでしょう。

実際にどのツールでの仕事を依頼されるか分かりませんので、さまざまな技術を学び使いこなせるようにしておくと実践でも必ず役に立ちます。

 

ビジネスマナー・ヒューマンスキルがある

 

イラストレーターとしてどれほど素晴らしい作品を提示できたとしても、基本的なマナーが備わっていないとビジネスパーソンとして認めてもらう事は難しいです。

自分の作品や能力をアピールするだけの自己PRでは、企業に必要な人材だと納得してもらう事は出来ません。

仕事は多くの人が携わって進めるものですので、しっかりとコミュニケーションをが取れる事、協調性がある事を伝えるようにしてください。

 

進捗管理ができる

 

 

イラストレーターは職人として「納期を守る」事を求められます。

要求された作品を一定のクオリティで期間内に納めなければいけません。

自分の作業スピードを把握している事や実際どのように管理しているか、またリーダーなどの立場であれば全体の進捗をフォローして来た実績も伝えましょう。

 

年収の希望

 

イラストレーターの業界は少し特殊で年収の希望を聞かれることがあります。

ここではその年収の希望をどう伝えるべきかを解説しましょう。

 

どれくらいの金額なら来てくれるか?

 

お金

 

転職の理由が年収アップのためであるなら、はっきり伝えたほうが転職活動自体がスムーズに運びます。

イラストレーターの年収は300万~500万程度でそれ以上はディレクター採用になるのが一般的です。

その範囲内であれば問題なく交渉が成立する可能性が高いので年収のポイントとして押さえておきましょう。

ここで大事なのは変な遠慮をせずに自分に正直な額をきちんと提示することです。

 

今の年収の50~100万アップが相場

 

実際の年収は今の会社での年収を基本として考慮されます。

現在の年収の50万~100万アップが相場でたいていはアップされる方向です。

その上で気を付けるべきところは今の年収金額で嘘をつかないことです。

高い年収を得ようとして今の年収を多めに伝えてしまうと、転職後に露見することもあります。

現在の源泉徴収票の提出が求められることがあるので、必要なら用意しておきましょう。

会社の年収はボーナスは別として転職時の金額が入社後に突然大幅アップすることは基本的にありません。

このため入社時の金額をできるだけ上げることが満足して働いていけるポイントです。

 

チームでの仕事経験はありますか?

 

チームワーク

 

イラストレーターの仕事でも聞かれるのがチームワーク、即ち協調性の側面です。

こちらに関してもしっかり回答を考えておきましょう。

 

他の社員との共同作業ができるか

 

イラストレーターの仕事は企画全体での作業量が膨大だと分業制になります。

実際にイラストを描くのではなく着彩と仕上げのみなど特定の工程だけを担当することがあるのです。

こうしたイラストを描くこと以外の作業に対応したことがあるかを聞いています。

イラストレーターといっても個人ではなくあらゆる作業を周囲と協力してできることが必要です。

会社内、会社外とあらゆる場面で共同作業ができることが望まれます。

具体的な分担は各業界様々なので受ける会社の仕事内容を理解しておきましょう。

事前に予備知識をつけて行けば面接で具体的に話すことができます。

 

これから行っていく気があるか

 

もしチームでの仕事経験がなければ転職後に行えると伝えておきましょう。

そうすればどんな仕事にも柔軟に対応できる人物と見られます。

同じチーム内には様々な立場のスタッフがいて、決して単独作業ではありません。

多様な人と1つの企画を作り上げるという協調性を示すことが大事です。

 

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他社も受けていらっしゃいますか?

 

他の会社

 

会社によっては他の会社を受けているかどうかも聞かれることがあります。

ここではその質問に対する答え方のポイントを解説しましょう。

 

他社が欲しがる人は弊社にも欲しい

 

この質問を面接官が聞いてきたら採用の可能性が高くなります。

転職活動は1社だけではなく数社を受けていることが多いです。

そのため他社より先に優秀な人を確保したいと面接官は思っています。

具体的に現在の選考状況を聞かれることもあり内定が決まっている場合は素直に伝えてください。

年収も確定しているのなら、さらに良い待遇を提案されることがあります。

 

両方採用されたらどちらへ行くか?

 

この質問には「弊社に本当に入社する気があるのか?」という意味も含まれています。

面接官は知りたいところですが転職者は正直に答える必要はありません。

一般的に待遇がよく将来性が高い会社へ入社する可能性が高いです。

合格後に辞退する予定の会社であっても「採用決定後に改めて考慮する」と伝えておきましょう。

 

英語はできますか?

 

英語の勉強

 

全部の会社ではありませんが、英語ができるかどうかを聞かれることがあります。

ここではその質問の意図と対処法についてお伝えしましょう。

 

実際に英語が必要な場面で困らないか?

 

イラストレーターの転職活動では英語の資格が直接合否に影響することはありません。

資格よりも実際に英語が必要な場面で困らないことが重要なのです。

英語のマニュアルが理解できるなど実用的な読み書きが求められます。

 

これまでに英語を使って仕事をした経験があるか?

 

イラストの仕事は海外のチームと共同作業していくことがあります。

その国は様々あり欧米・アジア圏など世界中のスタッフとやり取りすることもあるでしょう。

実際に英語を使った仕事の経験があれば、大きな評価ポイントとなるので採用にプラスとなります。

英会話についてはできないからといって不採用になることはありません。

会話のレベルより実際の業務がスムーズに行えるかがポイントです。

日本国内同様、メールのやり取りができれば海外チームと仕事をすることはできます。

あくまでもプラスαの判断材料という風に捉えておいてください。

 

結婚の予定はありますか?

 

結婚

 

未婚者の方には結婚の予定を聞かれることがあるかもしれません。

そのような場合どう答えればいいのでしょうか?

 

結婚後もイラストレーターとして働く意思があるか

 

この質問は未婚の女性に多いです。

結婚適齢期なら結婚の予定を聞かれることもあるので答えを用意して下さい。

質問の意図は結婚後も仕事を続けていく意思があるかということです。

会社としては採用しても寿退社をする予定の人より仕事を選ぶ人を採用したいものでしょう。

 

気持ちを正直に伝えること

 

結婚については本人も分からない部分がありますが、そこで気持ちに嘘をつかないで下さい。

もしするのであれば結婚後どうしたいのか大体の予定を伝えると面接官も理解してくれます。

今では育児休暇への理解を示してくださる方も多いし、リモートなどで出来る仕事もあるのです。

1度入社したならできるだけ長く働いて欲しいので結婚後も働く意欲を示しましょう。

イラストレーター自体をずっと続けていきたい意思を伝えると評価が高くなります。

 

どんなイラストレーターになりたいですか?

 

未来

 

求められる人物像を把握する

 

イラストレーターを募集している企業にもそれぞれの特色があります。

まずはどのような人物を求めているのか、募集要項だけではなく事業内容やコンセプト、将来の展望などをしっかりと調べておきましょう。

要望を絵にする力量も伝えられるよう、企業の考えやテイスト、扱う商品や戦略に沿ったポートフォリオの提出を心がけます。

 

オリジナリティーもアピールする

 

求められる人物像を把握したうえで、オリジナリティーを磨いているかどうか仕事への熱量も見られています。

絵を描くことが「好き」に留まらないだけの熱量を持っているかどうかは、スキル以上の表現力に現れるからです。

一度見たら忘れられないような個性を表現できるかどうか、そしてその力を志望する企業でどのように活かそうと考えているのかを伝えるようにすると良いでしょう。

 

何か質問はありますか?

 

質問

 

面接で必ず最後に聞かれるのが何か質問があるか?です。

ここではその質問の意図と答え方について解説します。

 

自分の会社に本当に興味があるか

 

会社にどれだけ興味があるかどうかを示す絶好の機会なので積極的な質問は高評価になります。

質問内容は待遇に関することでも仕事内容のことでも何でも構いません。

この質問を受ければ自分から聞きたいことを自由に聞くことができます。

合否はともかく転職活動自体にプラスとなる情報を得ることが大切です。

 

逆質問は自由な自己アピールの機会

 

転職者からの逆質問は面接では出せなかった自己アピールの機会になります。

イラストレーター系なら以下の種類が考えられるでしょう。

 

・今後どのようなイラストを手がけるのか?

・リモートや在宅などの働き方はどうか?

・味のあるイラストを描くコツはどこにあるのか?

 

デザイン業界で長く仕事をしていくなら知りたいことなどを質問しましょう。

 

まとめ

 

絵描き

 

イラストレーターの転職面接での質問について紹介しました。

会社を変えることはイラストレーターとしての分岐点となる過渡期になります。

できるだけ多くの情報を得て長いイラストレーターのキャリアをより良い方向に変えていきましょう。

その為にもしっかり事前準備をして下さい。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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