インフラエンジニアのキャリアパス丨今後の需要・求められるスキルまで徹底解説!
インフラの設計から運用までを担うインフラエンジニア。IT技術の進化に伴い、仕事の幅や求められるスキルも変化しています。
本記事ではキャリアパス例や今後の需要、求められるスキルなどを解説しています。現在インフラエンジニアとして働いている方やこれから目指す方もご参考ください。
目次
インフラエンジニアの需要と将来性
クラウドの普及により、インフラエンジニアの仕事内容や需要は変化しています。
今まで物理的なサーバーなどの管理が多かったものが、現在はインフラ環境をクラウド上で構築することができるようになりました。
そのため、これまで以上にソフトウェアやクラウドに関する知識・技術が業務で求められます。
クラウドサービスの拡大に比例して、今後はクラウド環境下で活躍できるインフラエンジニアの需要が高まり続けていくでしょう。
インフラエンジニアには3つのキャリアパスがある
①スペシャリストになる
インフラエンジニアの関わる技術領域は以下のように複数にわたります。特定の技術領域を極めることでその分野のスペシャリストとして働くことができます。
- ・ネットワーク
- ・サーバー
- ・セキュリティ
- ・クラウドサービス
自身のスキル向上を目指したキャリアパスならスペシャリストを目指すことをおすすめします。
「この分野は◯◯に任せれば安心だ」と専門性に優れたプロとして認めてもらうことができれば、スペシャリストとしての市場価値を高めることにも繋がります。
②ゼネラリストになる
スペシャリストと違い特定の技術領域に関係なく、幅広い技術領域の知識に知見があり、インフラ環境全体の最適化ができるようになるのがゼネラリストです。
全体を把握して業務を進めていくため、チーム内のマネジメントやインフラ領域でのプロジェクトマネージャー(PM)の役割を担っていくこともあります。
そのため、インフラエンジニアのキャリアアップとしてゼネラリストになる人は、多くの知見やスキルを習得した人が多いです。つまり、技術力以外の部分が求められるのです。
③マネージャーになる
マネージャーはプロジェクトがスムーズに進むように、進捗全体を管理する責任者です。下記のような業務が該当します。
- ・クライアントからのヒアリング、予算作成、納期調整
- ・プロジェクトの進行に必要なメンバーを集める・チームの取りまとめ
- ・進捗管理
- ・トラブル対応
キャリアチェンジも一つの手段
インフラエンジニアの仕事を続けていく以外に、おすすめのキャリアパスとして別職種への転職をすることも選択の一つです。
セキュリティエンジニアや社内SEといった仕事にキャリアチェンジすることができれば、インフラエンジニアとして身につけたスキルや知識を活かせるキャリアパスが描けるはずです。
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キャリアチェンジ例と役立つ資格
ITコンサルタント
クライアントが抱えるIT分野の課題解決をする職種です。ヒヤリングを通してクライアントの課題を抽出し、課題解決の提案からプロジェクトの進行管理までを行います。
役立つ資格
【ITストラテジスト】
ITストラテジスト試験は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)によって2009年から認定が開始された高度情報処理技術者試験の一つです。
ITの高い専門知識を用いて事業戦略にフィードバックし、事業改革やサービス開発の提案などを行うことができるという証明になる資格です。
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ITアーキテクト
システムの全体像であるグランドデザインや、実現に向けてシステム全般の設計を担当します。また、開発に関わるチームをまとめて管理していくことも求められます。
役立つ資格
【システムアーキテクト試験】
IPAが管轄する高度情報処理技術者試験の一つです。
システム開発の上流工程に関わり、システムの開発から設計までを主導するもののための資格です。
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プロジェクトマネージャー・リーダー(PM)
プロジェクトを成功に導くためチームのリーダーとして、全体管理やマネジメント業務を行います。クライアントの要望ヒアリングからスケジュール、メンバーの構成をしてプロジェクトを進めていきます。
役立つ資格
【プロジェクトマネージャ試験】
IPAが管轄している国家資格の一つです。
プロジェクトの責任者として必要な経営、戦略、プロジェクトを成功に導くマネージャーを目指す方におすすめの資格です。
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キャリアパス診断を受けて、キャリアの可能性を知ることもおすすめ
Geekly(ギークリー)では「キャリアパス診断」を用意しており、数分でキャリアパス診断を受けることができます。
将来どのような職種・役職を目指せるのかインフラエンジニアからのキャリアパス形成にお悩みの方は、以下のボタンから診断を受けてみてください。
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インフラエンジニアとして活躍するために必要なスキル
クラウドに関する知識とスキル
クラウドサービスを導入する企業は増加しており、オンプレミス(システムやインフラの自社管理)からクラウドへインフラ環境がシフトしてきています。
そのため新たにクラウドの知識を習得しているインフラエンジニアが求められるようになっています。
特に3大クラウドサービスに含まれるAWS(Amazon Web Services)、Azure(Microsoft Azure)、GCP(Google Cloud Platform)などのクラウドサーバーに関する知識は必要とされる機会が多く、おさえておきたいクラウドサービスです。
プログラミングスキルの習得
インフラエンジニアにプログラミングスキルの習得は必須ではありませんでした。
ですがクラウド環境でのインフラ構築が広まっている背景もあり、ITインフラはプログラミングで操作するように変化しています。
今後のインフラエンジニアにはプログラミングスキルを習得している人材が重宝されるでしょう。
コミュニケーションスキルが高い
チーム業務を円滑に行う、トラブル発生時に的確に状況を伝える、またクライアントが何をしたいのかヒアリングを行いながら業務を進めていくためにもコミュニケーションスキルは必要です。
英語力がある
ITインフラ機器やシステムのトラブル発生時にマニュアルを確認することもあります。
製品に関する仕様書や説明書は英語で記載されていることもあるため、英文のマニュアルを読み解く能力があると業務に役立ちます。
資格を取得する
資格を取得していることでスキルを保有していることの裏付けや、面接時のアピール材料になります。
今後目指すキャリアに適切な資格を取得しておき、扱えると自身のキャリアの幅を広げることにもなります。
インフラエンジニア未経験のキャリアパスは?
インフラエンジニアは未経験からでも挑戦しやすい
保守・運用案件やヘルプデスクといった職種で経験を積んだ後、設計・構築といった上流工程に携わることが可能です。
またインフラエンジニアは人手不足で需要が高いため、未経験からでも挑戦しやすい職種です。未経験からでも着実にスキルを習得していけば、インフラエンジニアとしてのキャリアを築いていくことができます。
おすすめの資格
【AWS認定資格】:Amazonが運営するクラウドサービスであるAWS(Amazon Web Service)の認定資格であり、国内シェアトップのため、実用的なクラウドスキルの証明になる
【CCNP】:CCNP(Cisco Certified Network Professional)とは、シスコシステムズ社が認定するプロフェショナルレベルの資格であり、ネットワークの構築~保守までの知識の証明になります。また大別して5つのクレードが用意されており、中でもCCNP Data Centerはクラウド化などで用いられるデータセンター技術に関する知識の証明にもなる
【Linux技術者認定(LPIC)】:LPIC-1からLPIC-3まで3段階のレベルがあります。Linuxサーバーだけでなく、セキュリティや仮想技術技術・クラウドなどのサーバー構築に関連する知識の証明になります。
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キャリアパスの考え方
キャリアの方向性を考える
今後インフラエンジニアのキャリアを続ける、続けないに関係なく、今後やっていきたいことを箇条書きでもいいので書き出します。
マネージャーとして仕事の進捗管理などがしたい、特定の技術領域を極めてスペシャリストとして経験を積みたい、キャリアチェンジをして別の道で活躍したいなどキャリアの方向性を考えてみましょう。
また、スキルシートを活用して現時点でどの程度のスキルを身につけているのかを把握し、自分の長けているスキルや今後伸ばしていきたいスキルを整理することもおすすめです。
整理したスキルの中からキャリアの方向性を絞るのも考え方の一つです。
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情報収集する
キャリアの方向性を考えることができたら、興味をもった業界や企業情報、気になるポジションの求人など、最終的に自身が進みたいキャリアを決めるために情報収集をします。
目標を定め、計画を立てる
自身のキャリアを決めることができたら、実現のための計画を立てます。
目標と現在の自分のスキルと照らし合わせて、現在のスキル感と目指すキャリアとの間にギャップがある場合は、転職は踏みとどまり技術の習得期間にあてることも重要な選択です。
知見を広げたのちに転職をしても遅くはありません。
転職エージェントに相談する
転職エージェントを利用して実際に求人を紹介してもらったり、どうしても自身のキャリアを決めかねるときは転職エージェントに相談してみましょう。
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インフラエンジニアのキャリアパスに迷ったら、ギークリーにご相談ください
インフラエンジニアのキャリアパス、さらにはインフラエンジニアに求められるスキルや今後の需要についてご紹介しました。
インフラエンジニアはクラウド技術の発達により、今後も需要が増していき、IT業界でも注目の仕事です。
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