IoTエンジニアの年収は?未経験から転職するコツや将来性、キャリアパスを紹介
IoTエンジニアは、プログラムを設計・開発する職種です。IoTの普及が進み、IoT機器やソフトウェア開発に関するエンジニアの需要が高まっています。本記事ではIoTエンジニアの年収やキャリアパス、未経験から転職する方法を転職のプロが解説します。
目次
IoTエンジニアの平均年収
IoTエンジニア全体の平均年収は約730万円
弊社の調査によるとIoTエンジニアの平均年収は約730万円で、エンジニア全体の平均年収は約540万円です。
IoTエンジニアの平均年収は個人のスキルによって大きく変わります。スキルや経験を積むことによって年収はアップが可能となる職種です。
求人の中には年収が1,500万円を超えるものもあり、設計や企画、メンバー管理といった上流工程からシステム導入までの幅広いスキルを持ち合わせていると年収がより高額になるでしょう。
他エンジニア職種の平均年収は約570万円
WEBエンジニアの平均年収
WEBエンジニアの平均年収は約570万円で、エンジニア全体の平均年収約540万円とは大きな差はありません。WEBエンジニアの年収の特徴として、全体の給与幅が360〜900万円以上と比較的広い点が挙げられます。
IoTエンジニアの方が平均年収が高い傾向にあります。
インフラエンジニアの平均年収は約539万円
インフラエンジニアの平均年収は約539万円で、年代別で見ると20代では400万円を切ることも多いですが、スキルを身に付けた40代以降は最高年収600万円まで到達することも可能です。
IoTエンジニアと同じく、スキルレベルや勤め先企業の規模、年齢が年収に影響するとされています。
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IoTエンジニアの仕事内容
IoTエンジニアとは、家電や産業機械などのIoT技術を使用した製品のシステム開発を行うエンジニアを指します。プログラミングに限らず、企画やクライアントへのヒアリングなども行うなど業務範囲は多岐にわたります。
プロジェクトの企画・設計
IoTエンジニアは、IoT技術を使用した製品の企画や設計などの上流工程に当たる業務に携わります。
クライアントへのヒアリングやIoTシステム開発の要件定義を行うなど、プロジェクト全体の方向性を定める非常に重要な工程です。
IoTエンジニアには、システム開発技術だけではなく対人関係のスキルやスケジュール管理能力も必須です。
プログラミングの実装・テスト
プロジェクトの企画・設計後はプログラミングの実装やテストを行い、IoTネットワークを適切に構築していきます。
企画や設計の工程で作成された設計書をベースにシステムを構築していきますが、上流工程での仕事がこの後の実装に大きな影響を与えるため、IoTエンジニアはプロジェクト全体の状況を網羅的に把握し、クライアントが求めるシステムを開発していく必要があります。
システムの運用・保守
IoTエンジニアは、システムリリース後もシステムの運用や保守に携わるためシステム開発が完了すればそこで終わりではありません。
クオリティ向上やクライアントの満足度を高めるには、システムリリース後も定期的にメンテナンスやアップデートを行い、品質を保つ必要があります。
またIoT技術はインターネット利用が必須なため、確実なセキュリティ対策をしなければいけません。
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IoTエンジニアは未経験でも転職できる?
IoTエンジニアとして必要な知識・スキルがあると転職しやすい
未経験からIoTエンジニアを目指す場合、IoTに関する知識や対人スキルがあると役に立ちます。特に転職に役立つ知識やスキルについて、1つずつ詳しく解説していきます。
IoTに関する知識
組み込み系システムや無線系ネットワークについてなど、IoT全般に関する知識の習得はIoTエンジニアの業務に必須です。
またシステム開発に必要なプログラミング言語に加え、セキュリティシステムについての理解やビッグデータの取り扱いなどの幅広い知見が求められます。IoTはスマートフォンアプリを使用するものが多いため、アプリ開発の知識やスキルもあると役立つでしょう。
AIや機械学習に関するスキルや知識
IoT開発とAI開発はセットになることが多いため、IoTエンジニアにはAIや機械学習のスキルや知識が必要になります。
具体的にいうと、IoTのデータ蓄積、解析にはAIや機械学習を用いる場合が多く、AIや機械学習を駆使してデータを解析をすることでシステムの質や安全性が保たれます。
AIや機械学習に関するスキルや知識を持っていることで、転職で有利になるだけではなく勤め先企業でも活躍できるでしょう。
ネットワークやセキュリティに関するスキルや知識
IoTはネットワークを経由してサーバーやクラウドサービスに接続し情報収集や分析を行っているため、IoTエンジニアにはネットワークやセキュリティに関するスキルや知識が必要になります。
インターネット上のハッキングなどの脅威からシステムを守るためにも知識やスキルを付けておくと良いでしょう。
組み込みシステムなどハードウェアやデバイスの知識
IoT技術を使ったハードウェア開発には、組み込みシステムの知識が欠かせません。
IoTエンジニア業務で組み込みシステムの開発に必ず携わるわけではありませんが、知識がある方が組み込みエンジニアとのコミュニケーションがスムーズです。
また、ハードウェアの操作や管理などの知識や実装スキルなどもあると、幅広い分野に対応できるIoTエンジニアとして活躍できるでしょう。
コミュニケーションスキル
IoTエンジニアには、開発メンバーやクライアントとコミュニケーションを取る機会が多くあります。そして複数のメンバーやチームで開発を進めていくため、クライアントのニーズを掴みつつ他エンジニアとスムーズに業務をこなしていく力が必要になります。
IoTエンジニア転職に役立つ資格の取得
IoTシステム技術検定試験
IoTシステム技術検定試験は上級・中級・初級の3段階があり、IoT技術者の育成を目的とした検定試験です。IoTビジネスに関わる方を対象に、企画・設計やネットワーク構築技術、活用に関する実践的な技術などが問われます。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、組み込み系システムの開発に関する知識や技能が試される試験です。開発対象システムの範囲が広く、専門的な知識が求められるため難易度は高いですが、取得すれば組み込み系やIoTに関する知識があることを証明できるでしょう。
情報処理安全確保支援士試験
情報処理安全確保支援士試験は情報処理試験の1つで、情報セキュリティに関するスペシャリストとして認定される資格です。
試験合格により、特にサイバーセキュリティ領域での専門的な知識・スキルがあることを証明できるため、情報セキュリティに関する深い知識が求められるIoTエンジニアにはおすすめの資格です。
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IoTエンジニアのキャリアパス
IoTエンジニアのキャリアパス
セキュリティエンジニア
IoTエンジニアとして培ったセキュリティに関する知識は、セキュリティエンジニアとして活用できます。セキュリティの知識やスキルはIoTに限らず、Webサイト・Webサービス・SNSなど幅広い分野で必要になります。
セキュリティエンジニアとして経験を積むことで、将来的にはセキュリティコンサルタントへの転職も目指せます。
データサイエンティスト
IoTエンジニアのキャリアパスとして、ビッグデータを取り扱うアナリティクス分野に特化したデータサイエンティストもおすすめです。
システム開発等の技術的スキルのみならず、データ解析・課題解決のスキルもあるとエンジニアとしての更なるスキルアップを目指せます。
IoTエンジニアに興味を持ったら転職エージェントに相談してみよう
今回は、IoTエンジニアの平均年収やキャリアパスについて解説しました。
IoTエンジニアの平均年収は約728万円で、他エンジニア職種と比較しても高い傾向にあります。平均年収は個人のスキルによって大きく変わり、スキルや経験を積むことによって年収はアップが可能となる職種です。
今後IoTビジネスのさらなる拡大に伴い、IoTエンジニアの需要も高まっていくでしょう。
未経験からIoTエンジニアとして活躍したい、IoTエンジニアという仕事に興味があるという方は、ぜひ一度IT転職エージェント、ギークリーにご相談ください。
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