Javaエンジニアの年収は高い?年収アップに役立つ資格やキャリアパス、転職成功事例まで徹底解説します。
Javaエンジニアの年収は高いとされていますが、実際はどうなのでしょうか?今回はJavaエンジニアの平均年収や、Javaエンジニアの将来性、年収アップを叶える方法を詳しく紹介します!
目次
Javaの平均年収は552万円
Javaエンジニア年代別の年収
Javaエンジニアは、20代でも600万円近い年収を得られる可能性もあるため、Javaエンジニアは高年収を目指している方にはおすすめで、資格取得やキャリアを積むことで年収アップを実現できるため、年収アップの伸びしろがある職種です。
Javaエンジニアと他エンジニア職種の年収比較
Javaエンジニアの平均年収は552万円といわれています。下記に記載している他のエンジニア職種と比較すると平均値の年収です。
- ・「AI・機械学習エンジニア」の平均年収は566万円
- ・「web系SE・PG(SI・受託)」の平均年収は440万円
- ・「web系SE・PG(自社製品)」の平均年収は554万円
- ・「スマホ系SE・PG」の平均年収は458万円
- ・「データサイエンティスト」の平均年収は565万円
- ・「データベースエンジニア」の平均年収は582万円
Javaエンジニアの年収が高い理由
Javaはシステム開発、Web開発、アプリケーション開発など使用できる環境・仕事が多く、他のプログラミング言語と比較した場合、シェアが圧倒的に高い・流行に左右されにくいといった特徴があり、自然と請け負う案件も多くなり、開発において必要とされる職種のため年収が高くなる傾向にあります。
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Javaエンジニアの求人状況からみる将来性
Javaエンジニアの求人状況
Javaエンジニア稼働求人数の推移
2023年10月にかけて、Javaを扱えるエンジニアを求めている企業が増えており、稼働求人数も右肩上がりとなっております。求人数の推移からみても、Javaエンジニアの需要は年々高くなっていることが明らかになっています。
年収の高いJavaエンジニアの求人例
世界50ヵ国以上でITサービスを提供する大企業の求人要項
クライアントとの長期にわたる実績で培ったコンサルティング、SI・ソフトウェア開発、メンテナンス・サポートなどの豊富な総合ITソリューションが強みです。
【平均年収】
800万~1,350万円
【仕事内容・求められるスキル】
手掛ける多様な新規システム構築、大規模な更改から、キャリアやスキルに応じたプロジェクトへアサイン可能。メガバンク向けシステム開発プロジェクトにおける新規システム開発、既存システム更改、クラウドリフト等の案件でJavaエンジニアもしくはリーダーとしてチームをけん引する役割を担う。
クラウド上の開発経験があるとスキルアップが可能。
SaaS業界で売上高、年収ともにランキング上位企業の求人要項
バックオフィス向けのクラウド型システム、フロントオフィス向けのコミュニケーションツールサービスを中心としたプロダクトを展開しています。月額制で自社で完結できる点が提供するサービスの強みであり、顧客の課題解決やビジネスの成長をサポートします。
【平均年収】
500万~1,200万円
【仕事内容・求められるスキル】
主力事業である製品への新機能追加、パフォーマンス向上、技術的改善や刷新などのWebアプリケーション開発が主な業務。マネジメント系とスペシャリスト系で経験豊富な人材が業務分担しており、開発における上流工程から担える人材が求められる。
拡大が続いているアプリ市場での人気が高く、今後も需要は拡大していく
JavaはAndroidアプリの開発においてもっとも多く用いられています。
日本におけるモバイル端末の主要OSの割合はiOSとAndroidでおよそ7対3ですが、世界ではその逆です。
世界規模で展開しているAndroidアプリを開発できるJavaエンジニアの需要は、引き続き拡大すると考えられるでしょう。
スマホアプリの市場規模は日本のみならず世界においても拡大傾向を続けており、Javaの需要も右肩上がりに推移すると見込まれます。
Javaエンジニアが年収アップを叶える方法と役立つ資格
Javaエンジニアが年収アップを叶える方法
Javaエンジニアとして上流工程の経験を積む
Javaエンジニアであっても、二次受けなどを任されるような下流工程の業務は、年収も低くなる傾向にありますが、上流工程である「要件定義」「設計」「構成管理」に携わることができると、年収も高くなる傾向にあります。
Javaエンジニアとして年収アップを叶えるためには、要件定義などの上流工程に携わり、顧客の要望を理解して設計書を作成できるスキルや経験を研鑽しておくことで、Javaエンジニアとして高い年収を得られる可能性が高まります。
アジャイル工程の開発経験を積む
アジャイル工程とは、一般的な上から下に流れていくいわゆるウォーターフォールモデルの開発とは違い、システム開発を小さな単位で区切り、実装とテストを繰り返す開発方法です。
このアジャイル工程はまだまだ対応できる人材が少ないため、需要が高くなっています。業務系システム開発経験だけでなくシステム開発の中のアジャイル開発に携わった経験があれば、自身の実績に付加価値をつけることができるでしょう。
アジャイル工程での開発に携われるということは強いアピールポイントとなるため、市場価値が高くなり年収アップの可能性が高くなります。
事業規模の大きい企業へ転職する
大企業など事業規模が大きい企業に転職すれば、元請けなど利益の大きい仕事を多く請け負えるため利益も太く、所属するエンジニアの年収も高くなります。
しかし大企業へ転職する際は、それなりの経験値が求められることがあるため、Java以外の言語を使える、高度な技術スキルやチームマネジメント経験などの経験もしておくと良いでしょう。
Javaエンジニアとして上流工程やアジャイル工程の開発経験を積んでいるが、現在の待遇に不満がある方は大企業への転職によって年収が上がる可能性もあります。
Javaエンジニアが求められるスキルセット
オブジェクト指向への理解
「1つ1つの部品を組み立てていき、1つのプログラムを作り上げる」、「機能や役割ごとにクラスを分割し、関係性を定義していくことでシステムを開発する」といった考え方をオブジェクト指向と言います。
このオブジェクト指向への理解はJavaを理解する上で必要なものです。近年ではこのオブジェクト指向の考え方がプログラミングの主役になりつつあります。
データベースに関する知識
ビックデータを扱ったシステムなど、データベースの分析や抽出を使用するビジネスは増加しています。
これはJavaエンジニアでも例外ではなく、どんなシステムを開発するにしてもデータベースを利用することになります。
データベースへアクセスするためのJBDCやデータベースを操作するSQLなど、基本的なデータベースに関する知識を身につけておくことも大事です。
Javaのフレームワークを扱う能力
Javaで効率的に早く開発するためには、フレームワークを扱うスキルが必要になります。Javaには数多くのフレームワークがあり、それらを扱う職能スキルはJavaエンジニアにとって重要なスキルになります。
特にSpring FrameworkはWebフレームワークの1つで、Webアプリ開発の際に使用され、非常に長い期間世界中で注目されています。
またJakarta EEはJava標準仕様のフレームワークですので、最低限身に付けておきたいフレームワークスキルです。
Java Server Pages、Java Servletに関する知識
サーバー上でJavaのコードを実行するために必要となる知識です。プログラムをサーバー上で動作させるために必要なプログラムとなります。
Javaエンジニアのスキルアップに役立つ資格
Android技術者認定試験
Android開発技術者のスキルを評価・認定する資格です。JavaはAndroid開発にも利用されるため、取得すればJavaエンジニアとしての評価を高めることができます。
Javaプログラミング能力認定試験
Javaプログラミングに特化した資格です。Javaに関する知識やアプリケーションの作成スキルなどを認定します。Java初心者から熟練のJavaエンジニアのレベルに相当するものまで1~3級と段階があります。
なお、1級にはCUI(画像やアイコンを使わず、文字だけで操作する表示システム)ベースの実技試験があります。
Oracle Certified Java Programmer
Javaベンダーであるオラクル社が認定しているJavaの資格であり、Javaやオブジェクト指向プログラミングのスキルなどを証明・認定する資格になります。
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未経験でも目指せる?Javaエンジニアのキャリアパスと転職成功事例
未経験からJavaエンジニアを目指す場合
プログラミングスクールへ通いJavaエンジニアを目指す
独学でプログラミングを学習する場合、どうしても分からないところや課題の解決に時間がかかり挫折してしまうこともあります。
実はこの「プログラミング習得を挫折させない」「プログラミング習得の持久力・集中力が増す」というポイントがプログラミングスクールを利用する最大のメリットなのです。
自力では解決できないことも解決できる力をつけることで、そういった成功体験が自信を生み、プログラミングを自力で学ぶ姿勢は自己研鑽できる人間として転職時にも評価されやすくなります。
オンラインでプログラミングを学びJavaエンジニアを目指す
Javaはシェアが高いため、その分学習に役立つ情報がネット上にも多いです。
そのため、オンライン講座などを利用して学ぶ方法もあります。有名なプログラミングサイトだと「ドットインストール」やスライド形式の講義を受けて、実際に手を動かしてプログラミングする「Progate」があります。
オンラインのプログラミング学習は、書籍で独学するよりも比較的学習のハードルが低いといったメリットもあります。
未経験からJavaエンジニアへ転職成功事例
・デジタル広告代理店からJavaエンジニアに転職したAさんの例
ご年齢:28歳
ご経歴:デジタル広告代理店のデザイン部門→Javaエンジニア
自己研鑽の内容:オンライン学習サイトにてプログラミング言語を習う
求人業種:システムインテグレーター
Aさんはデジタル広告代理店にて、広告出稿後の効果を即日分析するサポートなどを経験されており、このたび、その経験を活かしながら、新しいことにチャレンジしたいと転職活動を始められました。
これまでの業務で身に付けてきた情報分析の知識や、オンライン学習にて自己研鑽して得たJavaなどのプログラミング言語に関する知識を活かし、年収を下げることなくJavaエンジニアへキャリアチェンジ転職を成功されました。
現役Javaエンジニアのキャリアパス
上流工程の職種にキャリアアップする
一般的なJavaエンジニアのキャリアパスとしては、プロジェクトマネージャー(PM)や、現場のリーダーとして開発の責任や総指揮を取るスペシャリストといった上流工程の役割があります。
開発に関する知識を深めてスペシャリストを目指す
現場の開発にこだわってスペシャリストとしてエンジニアの道を極めることも、Javaエンジニアのキャリアパスとしては目指せる路線の1つです。
しかしJavaのエンジニアとしてスペシャリストになるためには、下記のような多種多様なスキルを身に付ける必要があります。
- ・Javaの言語仕様の理解
- ・英語力
- ・コミュニケーションスキル
- ・サーバー・ネットワークの知識
- ・処理速度などの品質面に関する知識
- ・Javaのフレームワーク「Java EE」
- ・「JDBC」や「SQL」といったデータベースの知識
上記の中でも特にデータベースやサーバーと、それに加えてAWS、Microsoft Azure、GCPなどメジャーなクラウドサービスを含めたクラウドシステムへの知見も求められます。
他言語を習得してキャリアチェンジする
他のプログラミング言語を習得して、違う分野へキャリアチェンジするのも理想のキャリアパスの1つです。
しかし、目指したいキャリアによって開発言語がことなるので、新たに言語習得をしたり、自己研鑽をする必要があるため、将来性的にどのような職種に就きたいのか自己分析を行うようにしましょう。
現役Javaエンジニアで年収アップ、キャリアアップを叶えた成功事例
・JavaエンジニアからSalesforceエンジニアに転職したAさんの例
ご年齢:20代後半
ご経歴:Javaエンジニア→Salesforceエンジニア
求人業種:システムインテグレーター
Aさんは、新卒からシステムインテグレーションの企業にて、Javaを用いた基幹システムの開発業務に従事されていました。
ですが、Salesforceの運用・開発業務の部署に異動となり、エンジニアとして開発業務メインの環境で就業したいというご意向から、スキルアップ希望の方を積極採用している企業に応募し、転職を成功されています。
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Javaエンジニアのキャリアで悩んだら転職エージェントに相談してみよう
Javaエンジニアの仕事内容や役割、必要なスキルや経験、年収などについて紹介してきました。
Javaはプログラミング言語としてここ数十年、世界で幅広く活用されており、使用できれば広いマーケットに参加できるメリットが大きいプログラミング言語です。
いざJavaエンジニアを目指そうとすると、どのような企業を選んだらよいか悩むことがあるかと思います。そういう時は、IT業界、エンジニア転職に強いエージェントに一度相談してみましょう。
Javaエンジニアという仕事に興味がある、Javaエンジニアの情報が知りたいといった方は、ぜひお気軽にGeekly(ギークリー)にご相談ください。
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