レベルデザイナーとは?仕事内容や年収、必要なスキルを解説
レベルデザイナーは、ゲームのステージ構成を魅力的なものにするための専門ポジションです。今回はレベルデザイナーの仕事内容や必要なスキル、年収やゲーム業界経験者・未経験者別にレベルデザイナーになるために身につけておくべきことを紹介します。
目次
レベルデザイナーとは?
レベルデザイナーとはゲームの難易度によるステージ構成を担当する仕事で、ゲームデザイナーのなかでもステージやマップ・面のルールやデザインに特化した職種です。
プレイヤーがキャラクターの能力を最大限に活かせるよう、レベルアップするための経験値の設定や排出率の調整といった演出を担当します。
レベルデザイナーの仕事内容
レベルデザイナーはゲームのステージ構成に関する仕事に特化しています。
レベルデザイナーの仕事は主に「エリア空間の演出」と「ルールやゲーム全体のバランス調整」の2つが中心です。
エリア空間の演出
「エリア空間の演出」では先ほど言及した敵キャラクターの配置や仕掛けの設置に加え、アイテムやギミックなどの構成も該当します。
この構成によってプレーヤーが楽しみやすいような「エリア空間の演出」を行っていきます。
ルールやゲーム全体のバランス調整
「ルールやゲーム全体のバランス調整」ではルールを調整する他、ステージごとの難易度調整も対象です。
レベルデザインとは?
レベルデザインとはゲームの難易度に関わる要素(ステージ構成)をデザインすることを指します。
例えば、敵キャラクターの配置やフィールドに落とし穴などの仕掛けを設置するなどといったことが該当します。
これらの要素はゲームの難易度はもちろん、プレーヤーが楽しめかる、充実してプレーできるかといった面白さを左右するため、大変重要な仕事です。
ゲームデザイナーとの違いは?
レベルデザイナーはゲームデザイナーと混同されることもありますが、これらは異なる仕事です。
ゲームデザイナーは先述したようにゲームのコンセプトから操作方法まで、総合的に勘案します。
しかし、レベルデザイナーはゲームの中のステージ構成に特化した仕事です。
レベルデザイナーのやりがい
レベルデザイナーはゲームの「面白さ」に携わる仕事です。
ユーザーが実際にプレーする画面を構成するため、一から手掛けたゲームがリリースする時の達成感は大きなものとなります。
開発現場ならではの学びも多く、何よりもイメージしたものが形になる時にやりがいを感じることができます。
レベルデザイナーに転職する方法
レベルデザイナーになるにあたって、ゲーム業界での職務経験があるかないかで活かせる経験やスキルがかわってきます。そのため、事前に身に着けておくべきこともゲーム業界経験の有無で変わってきますので、それぞれご紹介いたします。
ゲーム業界経験者の場合
ゲーム業界を経験している場合、ゲームプランニングの経験やゲームエンジンの実務経験があると大きな強みになります。
ゲームプランニング(ゲームデザイン)は作品のコンセプトから世界観、操作方法など、ゲーム制作に全体的に関わる仕事です。
ゲームプランニングで培ったスキルはレベルデザイナーで大いに役立つでしょう。
ゲーム業界未経験者の場合
ゲーム業界未経験者であってもレベルデザイナーになることは可能です。
実際に、ゲーム業界未経験者OKの求人もあります。
しかし、ゲーム業界への転職を希望する人は多く、人気の業界でもあります。業界経験者の方が有利な側面もあるので、自分でゲームプランニングを経験しておく必要はあります。
転職活動をする際には自分の制作物を用意しておきましょう。Unreal EngineやUnityなどのゲームエンジンをダウンロードして、ゲームプランニングをしてみるというのもおすすめです。
「スプラトゥーン3」では業界経験不問の求人も
大きな話題となった「スプラトゥーン3」ですが、実はゲーム業界経験不問でレベルデザイナーが募集されていました。
任天堂の公式X(旧Twitter)アカウントで大々的に募集され、マップやブキの課題点を分析・改善する仕事です。
このように大手ゲーム会社から未経験可の求人案件が出されることもあるため、レベルデザイナーに興味がある人は日常的に情報収集を行っておくとよいでしょう。情報源として転職エージェントを活用するのも1つの方法です。
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レベルデザイナーに求められるスキル
求められるスキル
レベルデザイナーには主に3点のスキルが重視されます。
演出力
ゲームがプレーヤーにとって面白いものであるためには「どのようにすればより面白くなるのか」という視点が必須です。
構成力
演出力を最大限に発揮するにはキャラクターの登場や配置、タイミングなどを細かく構成する必要があります。
わかりやすいゲームにするために、プレイヤー視点に立った構成が求められます。
コミュニケーション能力
レベルデザイナーは直接プログラミングまで行うことはあまりありませんが、プログラマーなどと深く関わることになります。
そのため、プログラマーと密にコミュニケーションをとりながらデザインしていく必要があります。
また、ゲーム制作には様々なチームが関わっており、ステージ構成に加えて円滑に制作を進めるためにも様々な人とコミュニケーションできる力が求められます。
あると望ましいスキル
続いて必須ではありませんが、あると優遇されやすいスキルもご紹介します。
AIに関する知識
ゲーム開発にもAIが活用されるようになり、コンテンツの中だけでなく開発工程にいおてもゲームAIが役割を持つようになりました。
AIを搭載したキャラクターを扱う場合だけでなく、テスト自動化などの面でもAIが用いられる場合もありますので、知識や経験があると役立ちます。
プログラミングへの理解
直接プログラミングを行うことはありませんが、開発側に携わるうえで知識があると有用です。
実装の可否についてプログラマーと意見を交わす際にも、プログラミング知識があるのとないのとではコミュニケーションのスムーズさが変わってきます。
ゲームエンジンの経験
近年「Unreal Engine」「Unity」のようなゲームエンジンが制作現場で用いられることが多いです。
無料でダウンロードできるので、業界未経験者は特に一度これらのゲームエンジンを使ってゲームプランニングしてみると良いでしょう。実務で扱ったことがある経験者であれば、即戦力とみなしてもらえることもあります。
レベルデザイナーに向いている人
レベルデザイナーに向いている人の人物像は主に3点です。
とにかくゲームが好きであること
ゲームをより面白くするためにもゲームが好きであることは前提といっても過言ではありません。
また、自分の創るゲームで老若男女、国境問わずプレーヤーを楽しませたいという情熱も忘れてはいけません。
細かい部分を含め、たくさんのことを考える必要がありますが、イメージにあるものがそのままゲームになるというのはゲーム好きにとって魅力的です。
何らかの成果物を出したことがある
ゲームを含め、成果物の作成は基本的に長期的に忍耐を持ちながら取り組むことになり、ゲーム制作においても同様です。
そのため、このような経験がある人はレベルデザイナーにも向いています。
コミュニケーションが好き
先述したように、レベルデザイナーの仕事はコミュニケーションを多く伴います。
そのため、チームワークができる、様々な立場の人と交流できるコミュニケーション能力がある人はレベルデザイナーに必須条件です。
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レベルデザイナーの年収・将来性
レベルデザイナーの年収
平均年収350万~400万円前後
ゲーム業界では所属する会社の規模や個人の持つスキルによって収入が変動しやすい傾向があります。
そのため、レベルデザイナーについても同様に収入が会社の規模や個人の持つスキルに大きく左右されやすいです。
このような傾向がありますが、全体的には上記の年収が相場となっています。
レベルデザイナーの将来性
近年ではゲーム内のストーリーや美術的な演出が高度化しています。
そのため、レベルデザイナーはステージ構成を行うにあたってより洗練されたストーリーや美術的な演出などを行う必要があります。
今後の技術発展でさらに高度化することが予想され、レベルデザイナーの重要度は今後さらに増していくことでしょう。
つまり、レベルデザイナーは将来性のある仕事といえます。
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ゲーム業界への転職はプロに相談しよう
レベルデザイナーはゲームの面白さを左右するステージ構成に特化した、ゲーム制作においてとても重要な仕事です。
ゲーム業界での経験がないとなれないと思われがちですが、ゲーム業界未経験者であっても転職することはできます。
さらに、ゲーム内のストーリーや美術的な演出が高度化していることで、レベルデザイナーの重要度は増しています。
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レベルデザイナーの仕事に興味がある方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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