ネットワークエンジニアの年収は?1000万稼げる?年収を上げる方法を解説
「ネットワークエンジニアの年収は高い?」今よりも年収を上げたい方は少なくありません。そこで今回はネットワークエンジニアの年収相場や年収を上げる方法、将来性を解説します。年収1000万まで上げる方法や求人も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
目次
ネットワークエンジニアの平均年収
ネットワークエンジニア全体の平均年収457万円
弊社Geekly(ギークリー)の調査では、ネットワークエンジニア全体の平均年収はおよそ457万円です。
日本の平均年収である約440万円と比較すると、ネットワークエンジニアの年収は高い傾向にあることが分かります。
以下、年代別の平均年収を詳しく解説します。
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ネットワークエンジニア年代別の平均年収
※2021年~2023年弊社Geeklyのデータを使用
20代の平均年収は364万円
ネットワークエンジニアの20代平均年収は364万円、最高年収は520万円です。
20代では、全職種の平均年収と比較して低い水準だといえます。理由としては、20代ではまだネットワークエンジニアとしての経験が浅いことが挙げられるでしょう。
20代でネットワークエンジニアとして、年収アップを叶えるためには、スキルを磨き経験を積むことが求められます。
30代の平均年収は467万円
ネットワークエンジニアの30代平均年収は467万円、最高年収は800万円です。
30代では、20代の平均年収から約100万円アップし、全職種の平均年収も上回っています。30代は20代から蓄積したスキルと経験があるため年収が高くなる傾向にあると考えられます。
また、マネジメントを経験する機会も増えてくる年代のため、20代よりも年収が高くなると推測できます。
40代の平均年収は600万円
ネットワークエンジニアの40代平均年収は600万円、最高年収は730万円です。
30代からさらに100万円以上年収アップしているのが40代です。40代のネットワークエンジニアは、技術力だけでなく管理能力が評価の対象となることが増えます。そのため、マネジメント経験が豊富なネットワークエンジニアの年収が上がる傾向にあります。
また、設計などの工程を担うようになることで年収が上がる点も特徴です。
50代の平均年収は567万円
ネットワークエンジニアの50代平均年収は567万円、最高年収は750万円です。
30代から40代にかけて年収が上がり続けるネットワークエンジニアですが、50代以降では伸び悩む傾向にあることが分かります。
現場で手を動かし続けるキャリアを選択した人と、管理職に就くキャリアを選択した人によっても年収は変わるでしょう。
50代以降で年収アップを実現するためには、転職やキャリアチェンジを考えることが望ましいケースもあります。
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仕事量が多いのに周りと比べて年収が低い、評価されにくくて給料が上がりにくい、転職したいけど今より年収が落ちないか不安、など、IT・Web・ゲーム業界で勤めている方にとって「年収」に関する悩みは多いですよね。
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現在地から目指せる年収を知ることで、この先どうするか納得のいく決断ができるでしょう。
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- 勤務地:西日本⇒東京へ転職
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Aさんは、スピード転職に成功、かつ年収を約120万円アップすることに成功しています。
もともとアプリエンジニアとしてのご経験もお持ちで、年収診断を行った結果、同職種・同年代のボリュームゾーンより年収が下回っていることから年収を上げたいとお考えになり、転職で年収アップを成功させました。また、開発に携わりたいという希望も転職により叶えることができました。
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ネットワークエンジニアは年収1000万稼げる?
ネットワークエンジニアは年収1000万も可能
ネットワークエンジニアが年収1000万円を得ることは可能です。
エンジニアの傾向として、上流工程の経験を通して実績を積み、スキルの幅と視座を広げることで高年収を得やすくなります。
IT業界が拡大するなか、増大する業務範囲を多く経験するために業界のトレンドや動向に目を向けて情報収集ができる人材の年収が高い傾向です。
年収1000万を目指す方法
具体的には、以下のような条件を満たすことで高年収を得やすくなります。
プロジェクトマネージャーになる
プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体を統括する責任者で、IT業界でも年収水準が高い職種です。
実際に手を動かす機会は少ないものの、開発プロジェクト全体の知識やスキルを保有していることが求められる仕事であり、ネットワークやサーバー、セキュリティなどネットワークエンジニアとして得た経験を活かすことができます。
より評価される企業に転職する
ネットワークエンジニアとしてのスキルレベルを正しく評価してもらえる環境も、高年収を得るためには欠かせません。
IT人材が活躍できる業界や企業が増えたことにより、環境の整備が追いついていないことがあります。そのため、評価制度が整っており、エンジニアの市場価値が給与に反映される企業に転職することで年収を上げることに成功するエンジニアもいます。
まずはご自身の市場価値を把握して適性年収を知ること、同時に、さらに年収を上げる具体的な方法やより評価されやすい企業を把握するために、転職エージェントの活用もおすすめです。
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ネットワークエンジニア転職事情
ネットワークエンジニアに転職しやすい職種ランキング
1位:ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは需要の高さに対して人手不足であり、ネットワークエンジニアの知識や経験を持つ人なら転職市場における市場価値は高いと言えるでしょう。
日本全体で自社にネットワークを構築・取り入れる企業も増えているため、今後ますます需要は伸びると考えられるため、ネットワークエンジニア経験者は有利に転職できる傾向も強まっています。
ネットワーク機器が扱える、クラウド知識がある、またはネットワークエンジニアの下流工程の経験がある人は、さらにネットワークエンジニアの上流工程を目指してみてはいかがでしょうか。
2位:サーバーエンジニア(受託・自社)
サーバーエンジニアはサーバーの設計、構築、運用、管理・保守が業務です。
サーバーの種類や容量などを計算して設計し、スペックを決定します。サーバーエラーなどのトラブル発生時にも、運用や管理・保守の面で対応する仕事です。
サーバーエンジニアには以下のようなネットワーク回りの作業知識も求められます。
- ・TCP/IPの知識
- ・プロバイダーの知識
- ・ルーターの知識
- ・スイッチングハブの知識
- ・DHCPの知識
- ・LANおよびWANの知識
- ・無線LANの知識
このようなサーバーエンジニアに不可欠とされるネットワークの知識は、ネットワークエンジニアへの転職に役立つでしょう。
3位:社内SE(ネットワーク)
社内SEはネットワークシステムも含めた社内システムの構築・運用・保守を行います。社内システムのスムーズな作動のためのインフラ整備も業務の1つです。
4位:ネットワーク保守運用・監視
ネットワークの保守運用・監視には、現場で利用されている技術について知見があるかどうか肝となります。
具体的にはOS(Windows、Linux系)を操作するスキルやクラウドサービスに関する知識、基本的なTCP/IPをはじめとしたネットワークの基礎やセキュリティに関する知識などが該当します。
また監視はメールやSNMPを用いることが一般的に多く、監視用ソフトのアラームに対して素早く対処できなければなりません。
ネットワークエンジニアにはセキュリティ管理やOSコマンドおよびツールの利用スキルが欠かせないため、上記のようなネットワーク保守運用・監視スキル保有者は転職の際にアピール材料にしましょう。
5位:テクニカルサポート、ヘルプデスク
テクニカルサポート(ヘルプデスク)とはハードウェアやソフトウェアなどについて技術的な問題を解決するための窓口です。
クライアント相手であればユーザーサポート、カスタマーサポート、社内の課題を担う職種としては社内ヘルプデスクとも呼ばれます。
テクニカルサポート(ヘルプデスク)では相手に対してどのようなトラブル、サポートが必要なのか知るためのヒアリング力と、PCやネット機器に関する知識が求められます。
ネットワークエンジニアでは基本としてネットワーク機器を含めたIT機器の知識が必要です。
上流工程になるほどヒアリング力が求められるため、ネットワークエンジニアへのキャリアチェンジを狙うなら、テクニカルサポート(ヘルプデスク)で培った経験が活かせるでしょう。
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20代でネットワークエンジニアに転職した方の場合
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30代でネットワークエンジニアに転職した方の場合
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ネットワークエンジニアが年収を上げる方法
プログラミングスキルを高める
ネットワークエンジニアに限らず、開発に携わる仕事はプログラミング言語が扱えることが重要なスキルの1つだといえます。
コミュニケーションスキルを高める
エンジニアは職人として坦々と一人で作業するといったイメージを持っている方もいらっしゃいますが、チームで作業することが多い職種です。
特に上流工程ではクライアントとの話し合いや他部署とのやり取りも必要となるため、コミュニケーションスキルは欠かせません。
ネットワークエンジニアにとってもコミュニケーションスキルはなくてはならないものです。
マネジメントスキルつける
ある程度の経験を積むとスタッフの管理や組織管理を任されることがあります。いわゆるマネジメント業務です。
もしマネージャークラスの仕事に従事したいのなら、日頃からリーダーの仕事の観察や、全体を俯瞰する視点を持って業務に臨むのがおすすめです。
英語力を高める
プログラミング言語はほぼ全てが英語で記述されています。
そのため英語力を高めておくことはプログラミングを深く理解できたり、最新の情報をいち早く得ることができるなど、ネットワークエンジニアにとっても大きなアドバンテージになります。
またエンジニアとして働く上で海外とのやり取りや、プロジェクトチームに外国人のメンバーが存在するケースも考えられるため、英語力を磨いておいて無駄になることはありません。
資格を取得する
ネットワークスペシャリスト試験(NW)
情報処理技術者試験の中でも最高位の高度情報技術者試験の1つで、IT系国家資格レベル4のネットワークに特化している最高位の高度情報技術者試験です。
合格率は10%~20%程度とされる難関資格であり、取得することで高い専門知識・スキルレベルを証明することができます。
シスコ技術者認定
Ciscoシステムズ社が認定するネットワークスキルを問う資格であり、世界中に大きなシュアを持っています。どのような国でも自身のスキルを証明できる、認知してもらえる資格です。
合格率は20〜30%と低く、資格取得の勉強をすることでネットワーク全般の知識を体系的に身に付けることができます。
基本情報技術者試験(FE)
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ネットワークエンジニアのキャリアパス
インフラエンジニア
インフラエンジニアはインターネットを使用するために必要なIT基盤の要件定義、サーバーやネットワークの構築・運用・保守などを行います。
さらに設計、またはサーバーの構築や運用・保守、ミドルウェアのインストールにまで、その業務範囲は多岐に渡ります。
ネットワークエンジニアとはOSコマンドの共通範囲が同じ部分も多いのが特徴です。
新規のスキルを習得するというよりも、現状のネットワークエンジニア保持するスキル向上・範囲の拡大が役立ちます。
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サーバーエンジニア
広義の意味でサーバーエンジニアやネットワークエンジニアはインフラエンジニアに含まれますが、その中でもサーバー業務に役割を持つのがサーバーエンジニアです。
サーバーエンジニアは「サーバー構築において必要な台数」や「要件を果たすために必要な容量」などクライアントや社内に対してヒアリングし、必要なパフォーマンスを満たすものを設計します。
このようなサーバーのスキルは、ネットワークエンジニアのキャリアパスを描くにあたり、有利にはたらくことがあります。
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クラウドエンジニア
クラウドエンジニアの業務はその名のとおりクラウド部分を担当するエンジニアです。世界三大クラウドであるAWSを担当するエンジニアはAWSエンジニアと呼ばれます。
クラウドエンジニアの役割はネットワーク、サーバーインフラためにクラウド環境を構築することです。
ネットワークエンジニアのキャリアパスとしてクラウドエンジニアを考えるなら、クラウド環境の高い知識が求められます。
例えば仮想環境上に必要なリソースを割り当て、クラウド環境を構築し運用するためのネットワーク仮想化の知識などです。
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セキュリティエンジニア
ネットワークによる外部からの攻撃を防ぐためにはセキュリティの知識は必要不可欠です。ネットワークエンジニアとセキュリティの関係は切っても切り離せない関係にあります。
つまりネットワークエンジニアとして培ったセキュリティの知識・経験は、セキュリティエンジニアのキャリアパスに活かすことができます。
- ・ネットワーク領域のセキュリティ診断
- ・セキュリティの分析
- ・ペネトレーションテスト((通称:ペンテスト)とは、ネットワーク、PC・サーバーやシステムの脆弱性を検証するテスト手法
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーはIT関連におけるマネジメント業務を遂行する役職であり、計画、実行、監視といったプロジェクト管理を行います。
プロジェクトの上流工程だけでなく、下流工程、プロジェクトのゴール設定や予算管理、リソースの割り当てや品質管理まで幅広くマネジメントし、プロジェクトを成功させるため尽力します。
ネットワークエンジニアにおいても年収アップやキャリアアップを狙うなら、より上流工程に携わり、コミュニケーションスキルを磨きリーダー職などを経てプロジェクトマネージャーを目指すといったキャリアパスを描くことをおすすめします。
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ネットワークエンジニアの需要と将来性
ネットワークエンジニアの求人数は増加傾向にある
近年ネットワークエンジニアの求人数は増加傾向にあり、その背景にはさまざまなビジネスのIT化が挙げられるでしょう。
特にDX化の推進はネットワークエンジニアの需要を増加させる大きな要因だと考えられます。
しかしその一方で、同様に高度なIT人材が求められているシステムエンジニアやサーバーエンジニアなどと比較するとネットワークエンジニアの求人数は低い点が特徴です。
これはビジネスの複雑化や先端技術が普及したことによって、企業が求める知識やスキルの需要が上がったことが理由だといえるでしょう。
ネットワークエンジニアの将来性
ネットワークへの依存度が増すなか、ネットワークエンジニアの将来性は高いといえるでしょう。
ただし今後ネットワークの知識しか持たない人材の需要は減少し、新しい技術にも対応できる人材の需要が高まると考えられています。
AIや機械学習、ビッグデータなどの最先端技術のなかで、ネットワークエンジニアの領域と最も関連が深いのがIoTです。
IoTはネットワークを通じてモノとサーバーやクラウドサービスを接続し、相互に情報を交換する仕組みを指します。
このIoTの技術はもともと家庭用のスマート家電などで取り入れられていましたが、5Gの普及に伴い現時点ですでに製造業や農業、小売り、建築業、運輸業、医療福祉、飲食、教育といった広い領域で活用されています。
さらにネットワークにつながれたモノ同士が直接的に通信を行うM2Mも普及し始めていることから、今後ネットワークの知見+アルファで最新技術の知識を持つ人材の需要は拡大する見込みです。
実際に、インフラエンジニアやクラウドエンジニアのような、ネットワーク技術に加えて専門知識を持つ人材の募集は増加しています。
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ネットワークエンジニアの求人例
インフラネットワークエンジニア
シーオス株式会社の求人要項
生産・流通において、センサー技術で得たデータとAIをつなぐアルゴリズムを開発している企業です。
この技術を「ロジテック」と名付け、競合がいない領域でサービス展開しています。
前例のない技術で今後は世界での展開を目指しており、ロジスティクスのアウトソーシング事業も行っているため、実際に現場での運用も可能です。
【平均年収】
480万~650万円
【仕事内容・求められるスキル】
倉庫管理システム、配送管理システム等の業務システムといった、物流業界向けの自社プロダクトのインフラ設計・構築・運用を担う。SIプロジェクトでの上流工程を担当するため、非機能要件の要件定義から設計、構築、テストまでを実施する技術力が求められる。
またAWSを中心としたクラウドインフラ上でのインフラ構築や、オンプレミス環境とクラウド間VPN接続などのネットワーク関連の知識が必要。
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【平均年収】
340万~500万円
【仕事内容・求められるスキル】
ITインフラ関連の業務全般に携わるため、幅広い知識や経験が求められる。
システム障害、ハードウェア障害への対応やベンダーコントロール、ユーザ対応等も業務に含まれるため、スキルの幅を広げキャリアの選択肢を増やすことができる。
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今よりも年収を上げたいならプロに相談しよう
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