サービスエンジニアとは?仕事内容を解説!年収や必要な資格・将来性は?
サービスエンジニアの仕事内容についてご紹介します!あまり馴染みがないような気がしますが、会社に勤めていた方であれば一度は関わっていたエンジニアです。どのような方が向いているのか、そして年収や将来性について解説いたしますので転職を検討している方は参考にしていただけましたら幸いです。
目次
サービスエンジニアとは?意外と身近な仕事です!
「サービスエンジニア」と聞いても、その仕事があまりピンとこない人も多いかもしれません。
しかし、実は非常に身近な職業ですのできっと利用したことがあるはずです。
一番わかりやすいところでいえば、働いていた会社やオフィスでもコピー機などの複合機を利用していたのではないでしょうか。
そのコピー機が突然紙詰まりなどのトラブルを起こしたときに、メーカーや代理店に連絡をして修理に来てもらった経験があるのではないでしょうか。
また定期的に機械の保守点検に来ていた人がいたことを覚えている人も多いでしょう。
その際に修理道具を持って来て作業をしてくれるのが、サービスエンジニアです。
サービスエンジニアの仕事内容とやりがい
サービスエンジニアが扱う機械はコピー機や複合機だけではありません。
所属する企業によって重機・医療機器・パソコン・空調設備など多岐にわたります。
自社の製品や機器を扱っていただいている顧客やクライアントのために、各種の点検や整備などのメンテナンスとトラブル解決に向かいます。
修理を行うなど、多くの企業や人の社会活動に携わり、手助けをするのがサービスエンジニアという仕事です。
高い期待を受けられる仕事
トラブルに直面したクライアントはわらにもすがる思いでサービスエンジニアへ依頼をする場合が多いです。
そこにヒーローのように専門家として現れるのですから、クライアントからの期待は高くなります。
クライアントや顧客など、人からの期待を受けるのが好きな人にとっては他に代えられない仕事となるでしょう。
この仕事の面白さややりがい
顧客やクライアントありきの仕事なので、そういう部分にやりがいや面白さを感じて仕事をしているサービスエンジニアの方も多くいらっしゃいます。
客先に出向くことも多く、ある意味営業同様に顧客やクライアントと信頼関係が築けるのもこの仕事の魅力であります。
サービスエンジニアの年収や収入面は?
どのような機器や設備のサービスエンジニアなのかは所属する企業、必要とされる技術やスキルにもよります。
平均的に400〜700万円くらいが相場だと見られています。所属する企業の性質にもよりますが、景気や流行に影響されにくい業界ではありますので、収入は安定しているといえるでしょう。
ベテランや特殊な技術を持つエンジニアになると、年収1000万円を目指せる人も出てきます。
また、基本的にはクライアントに合わせるので時間外の仕事や休日出勤にも対応しなければならない場合も多いといわれています。
それらの残業手当や深夜手当も付くと、さらに収入が増え、がんばった分だけ目に見える形で結果が出るのでやりがいに繋がります。
サービスエンジニアに必要な資格とは
サービスエンジニアの仕事をしようとする人が絶対持っておかなければならない技術的なものや知識的な資格は特にありません。
所属する企業や扱う機器、修理道具に応じた知識や技術の勉強は必要となります。
事前に必要となる特別な資格がないので、未経験者や新卒の方でも気軽に応募しやすい仕事として人気が出てきています。
ただし就職した会社の仕事内容によっては、必要な国家資格を取得することを義務付けられることもあります。
最近では資格取得の支援をしてくれる会社も多くなっています。
サービスエンジニアの将来性は?
経験やスキル次第でチームを任されることも
サービスエンジニアは基本的に一人で顧客やクライアントのもとへ行き、修理やメンテナンスを行う業務です。
スキルを習得してくると今度は新人や部下を指導する立場となって、エンジニアチームを任せられるようにもなってきます。
そうなると給与面もアップし、さまざまな手当もついて、収入に反映されます。
独立して起業も可能
また、最近では独立して所属していた企業によっては、その企業が行なっているエンジニア業務を業務委託という形で仕事を受けるようになります。
ひとり親方として活動されている方もいます。
社内に残っていればチームリーダーとしての活躍を見込まれ独立し、それまでのようにひとつの企業だけでなく、幅広く業務を行っていくこともできます。
それに伴い収入をアップさせることも可能になってきます。
サービスエンジニアに向いている人とは
サービスエンジニアは機械や機器を扱うだけだと、機械好きの仕事だと思う人も多いかもしれません。
もちろん機械が好きなのは大前提ではありますが、顧客やクライアントの元へ呼ばれていくことが多いのも特徴です。
そのため会話力やコミュニケーション能力も必要になってきます。
新しい機器のことを細かく勉強して知るのが好きな人にも魅力的な仕事でしょう。
医療機器や繊細な通信機器などを扱っている場合、急な呼び出しや休日の呼び出しなども起きます。
ある程度サービス精神がある人の方が続けやすい仕事でしょう。
機械が好きな人
様々な種類の機械や機器を扱う仕事なので、機械や機械いじりが好きな人には向いている仕事です。
また、機器の種類によっては専門的な知識や技術も必要となってきます。高等専門学校や工業系の大学、学校の出身者の方もこの仕事の適正があるといえます。
もちろん、文系出身の方も募集し、入社後にしっかり研修を行っている事が多いので、文系は応募できないということではありません。
直接人と接するのが好きな人
サービスエンジニアは自社やデスク内で仕事をしていくというよりも、顧客やクライアントの元へ行き、仕事をすることがほとんどです。
システム系のエンジニアの場合は、場合によってはクライアントの会社に常駐という場合も出てきます。
顧客先で円滑に仕事を進めるためにもコミュニケーション能力や会話力も必要になってきます。
あなたの対応や態度が悪ければ、所属する企業の評判にも関わってきます。
会社を代表する立場という自覚を持ち、適切なコミュニケーションをとれるような社交性は必要となるでしょう。
学び続けるのが好きで細かい性格の人
オフィス機器や医療機器、重機などは日進月歩で進化を続けているので、いつまでも同じ自社製品だけを使い続けるわけにはいきません。
また扱う機器の種類も増えてきます。そんなときに新しい機器の知識を勉強したり、吸収したりという必要が出てきます。
新しい技術や知識を吸収し、そのための細かい作業などが好きな人にも向いている職業です。
またサービスエンジニアの仕事は細かい作業などが多いので、物事を細かく根気強く進められ、大雑把ではない人が向いているでしょう。
製品知識を持っている人
所属する企業やクライアントによって扱う機械や機器は異なってきますので、常に製品知識を学ぶ姿勢は重要になります。
また部署が変わりクライアントが増えるたびにも勉強が必要になります。
クライアントは専門家としてあなたに依頼をするわけですから、しっかりとした製品知識を持っておくのは大前提となるでしょう。
外に出るのが好きな人
外回りの仕事というと営業と思うかもしれません。
でも、ずっと社内にいるのは苦痛。
「営業でお金の話は苦手だけど外に出て仕事がしたい」という方や様々な現場に出向くことができるのがサービスエンジニアです。
サービスエンジニアの現状
社会に求められるサービスエンジニアの仕事
見てきたように、サービスエンジニアは現代社会においてなくてはならない職業です。
現在の私達の社会生活は各種の機器や機械なくして成り立ちません。急なトラブルに見舞われて途方に暮れた人も多いでしょう。
そんなときの救世主がサービスエンジニアなのです。
何かを作り出すというわけではなく保守するという仕事なので、目に見える派手さはありません。
しかし、顧客の役立っていることは感じることができる仕事なのです。
しっかりした研修や指導も受けられ、入社後も安心
生活の中に機械や機器が密接に入ってきていることもあり、どの分野のサービスエンジニアも人材確保が急務となってきております。
比較的・求人が出ている業種です。
そしてサービスエンジニアに求められるスキルや知識も多く高度になってきていることもあります。
しっかりとした研修や指導がされることが多くなってきており、入社後のスキルや知識アップも非常に安心できるものとなっています。
安心して仕事をすることができる環境にもなってきているため、転職をお考えの方にはタイミングが良いといえるでしょう。
サービスエンジニアの今後
この記事で見てきたようにサービスエンジニアとは客先に出向き、現場をメインとする仕事だと思われてきました。
しかし昨今のコロナ渦で訪問するのが難しい状況も出てきました。これからもどのような不測の事態が起こるともわかりません。
最近では各種通信機器の発達で、遠隔で対応できるパターンも出てきています。
今や電話やチャット機能を使ってのカスタマーサポートは当たり前の時代。サービスエンジニアに連絡が来るのは急を要する場合が多いことが大半です。
そんなときに現場に出向くのではなく、遠隔でトラブル解決ができれば、クライアントも素早く通常業務に戻れる場合があります。
サービスエンジニアの仕事の仕方や業務内容もこれからどんどん、変化していくかもしれません。
そのためにも商品や機器の知識の勉強、知識の吸収をし続けるだけでなく、ITなどの情報技術へも対応できるようになりました。
新時代にも対応できる知識や技術を持ったサービスエンジニアとなることが、今後サービスエンジニアを目指し、生き残っていくために必要なこととなるでしょう。
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