SESから転職する最適なタイミング|転職までの手順も解説
SESからの転職を考えていると、退職のタイミングやスケジュールが決めにくく悩みますよね。
タイミングを見誤ると出向先や自社に迷惑がかかったり、転職を先延ばしにしたことで自身の限界がきてしまうことにもなりかねません。本記事ではSESから円満に退職するため、転職の最適なタイミングや退職手順を紹介します。
目次
SESで働くエンジニアの転職・退職の最適なタイミング
プロジェクトが終了・一区切りするタイミング
SESとして働くエンジニアは、多くの場合チームで働いているため、プロジェクトの途中での退職となると、取引先やチームのメンバーに少なからず迷惑をかけてしまいます。
IT業界はエンジニア同士のつながりも重要であるため、できるだけ迷惑が掛からないかたちで退職した方がよいでしょう。
また、自社の選考を受けている人の評判を前職の同僚や上司から聞く「リファレンスチェック」という採用手法を導入する企業も増えています。
そのため、余裕がある場合にはプロジェクトが終了・一区切りするタイミングと退職のタイミングを合わせることをおすすめします。
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エンジニアとしてのスキルアップに限界を感じた方
実力が重視されるエンジニアにとって、スキルアップの限界を感じるということは、その会社での年収アップが期待できなくなるということでもあります。
現在の業務より上流の工程を担うことができる見込みがない、業務の幅を広げることが出来ないという場合は、転職を考えるタイミングです。
スキルアップの限界を迎えたまま勤務を続けることで、年齢だけが上がり、保有するスキルが見合わない人材となってしまいかねません。
自身の市場価値は常に確認しておくことで、転職の最適なタイミングを知ることができます。
高度な技術資格を取得した方
実務経験に加えて、資格を取得した時も転職を検討するよい機会です。
高度な資格を保有していても、エンジニアとしての実務経験がないと適切に評価されない場合があります。
そのため、実務経験を積んだうえでより上流の業務に役立つような技術資格を取得したら、キャリアアップ転職に役立つでしょう。
転職面接の際には、新たに取得した資格を志望先ならいかに活用できるかという観点でアピールできます。
SESに必要な実務経験を十分に積めた方
現職のSES企業で担当する業務が下流工程のみであった場合、1から3年ほどで一連の業務経験を積むことができたら、キャリアアップを考えてもよいでしょう。
運用・保守、テスト、コーディングといった業務で十分に知識や経験を身に付けたら、次のステップを考えるタイミングです。
その後のキャリアプランを決め、必要なスキルを身に付けることができる環境へと転職しましょう。
早めに転職した方がいいエンジニアの特徴
現在の企業で、以下のような状況の場合はできるだけ早めに転職活動をスタートすることをおすすめします。
・需要のあるスキルが身に付かない
・給与がアップしない、見込めない
・待機期間が長い
上司や先輩のエンジニアを見てもこのような状況に当てはまっている場合は、早めに転職することで、自身の市場価値を下げずにキャリアを詰むことができるでしょう。
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希望のキャリアに転職!診断利用から約1か月で転職成功した方の例
- ご年齢:30代前半
- ご経歴:システムエンジニア⇒システムエンジニア
- 転職期間:仕事タイプ診断利用から1ヶ月弱でご転職
Aさんは元々Salesforceエンジニアとして運用保守に従事されていましたが、案件が変わることが多く、知見を活かして働けない、個人よりも切磋琢磨できる仲間・チームで成長していきたいというご意向があり転職活動を始めておりました。
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【あわせて読みたい】転職でキャリアアップに成功した事例はこちら⇓
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SES経験年数別!おすすめの転職先と転職時期
SES企業入社1年目におすすめの転職先と転職時期
SES企業で6ヶ月から1年程度の実務経験を積んだ方は、経験を活かしてより上流工程を担うことができるSES企業への転職がおすすめです。
自己研鑽をして、より上流工程に携わりたいという熱意とポテンシャルを評価してもらえるようなアピールをしましょう。
また、業界知識やビジネススキルを活かせる独立系SIerへの転職を目指せる場合があります。
現職でどの程度スキルアップできるかを把握し、自身のキャリアプランと照らし合わせ、将来性を判断できるようになったタイミングが転職時期としてよいでしょう。
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SES企業入社2年目におすすめの転職先と転職時期
SES企業での経験が2年目になると、複数のプロジェクトを経験し、転職を切り出す適したタイミングが分かるようになるでしょう。
また、待機期間の長さや職場環境、待遇などを他社と比較することも増えるかもしれません。
より条件のよいSES企業、もしくはSIer企業、求められるスキルとマッチしていれば自社開発企業への転職も望めます。
経験を活かした転職では、業界知識を期待されることも多いため、積極的に最新情報を収集する、需要の高い技術を学習するなどの自己研鑽が欠かせません。
SES企業入社3年目におすすめの転職先と転職時期
SES企業で3年程度の経験を積めば、ステップアップできる十分なスキルが身についていると考えられます。
SIer企業、自社開発企業、社内SEなど、保有するスキルによって転職先の選択肢が増えるでしょう。
現在の条件に不満を感じるようになった、キャリアアップしたい、資格を取得したといったタイミングがおすすめの転職時期です。
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Geeklyを利用して転職成功された方の事例
- ご年齢:30代前半
- ご経歴:システムエンジニア⇒バックエンドエンジニア
- 転職期間:サービス登録から約2ヶ月でご転職
Sさんは”ものづくり”にご興味があり、業務改善Webアプリケーションの開発を手がける企業で、システムエンジニアとしてキャリアをスタートされました。
転職を考えたきっかけは、当時関わっていたサービスやプロダクトに共感できなくなっていった点、使用していた言語やフレームワークなどが古く、新しいものへのキャッチアップも困難だったという点でした。
SさんはGeeklyに登録してから約2か月で第一志望の企業から内定を獲得し、迷うことなく入社を決断しました。
また複数社から内定をいただいたのですが、現職の条件や環境が自分と一番合っていたので納得感があったそうです。
【あわせて読みたい】第一志望の企業への転職に成功した事例はこちら⇓
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退職への手順
SES契約でも一般的な転職と変わりはなく、契約期間中は退職のタイミングがつかみにくいでしょう。
またプロジェクトが進行中で「途中で抜けられると困る」と言われてしまうこともあります。
退職のタイミングや退職から転職までの段取りは、以下を参考にしてください。
退職理由を明確にすること
まずは退職理由を明確にしましょう。
仕事内容や出向先が「自分に合わない」「人間関係が良くない」等が退職理由なら、まだ改善の余地があります。
上司に仕事内容・出向先が自分に合っていないと感じる理由を伝え、改善してもらえないか掛け合ってみることをおすすめします。
SES契約や働き方自体が退職理由なら、退職を伝える手順に進んでよいでしょう。
【あわせて読みたい】損しない退職時期についてはこちら⇓
退職したい旨を伝えるタイミング
退職したい旨を伝えるタイミングは以下がおすすめです。
・プロジェクトの終了時期
・工程の区切り
・契約更新の時期
このようなタイミングに退職したい旨を伝えれば、会社や取引先に迷惑がかかりづらいので退職を断られる可能性が低くなります。
どうしてもすぐに退職しなければならない状態は別として、退職を申し出る際にはなるべく上記のタイミングにしましょう。
退職の伝え方
トラブルを防ぐためにも、退職を伝える際は履歴が残る方法をとりましょう。
メールで退職意志を伝え、口頭で伝える際に退職届を提出し、受け取ってもらったお礼をメールで伝える等です。
後から退職を伝えた日程を確認する必要が生じるケースもありますので、「口頭と履歴」どちらも必要だという点を忘れないようにしてください。
なお、口頭で伝える方法は電話でも構いません。
誰から伝えるべきか、順番は後述していますので参考にしてください。
転職先を決めておく
退職前に転職先を決めておく事をおすすめします。
理由としては、金銭的な心配をしなくて良い事、自身の決意がにぶらない事、会社や客先に諦めてもらいやすい事などが挙げられます。
何より次が決まっている事で気持ちに余裕をもって転職活動を進める事ができます。
転職エージェントに登録だけしておき、自身の市場価値や転職市場の市況感といった情報を先に入手しておくという方法もあります。
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退職を拒否されたらどうするべきか
意を決して退職したい旨を伝えたものの、断られるケースもあるでしょう。
断られたからといって転職をあきらめるわけにもいかず、途方に暮れる方がいるかもしれません。
退職の意向が受け入れられなかった場合、次にどのような行動を取ればよいのか解説します。
不満に思っていることを挙げて伝える
業務や待遇など、不満に思っていることを伝えます。
退職に代わる条件を出されるかもしれませんが、退職への意志が固いことを伝えれば退職へ進んでいくでしょう。
SESを辞めたいと考える人の理由として多いのは「案件が決まらない」「案件から抜けられない」「給与面など将来への不安」といったものです。
ただしその場で退職できるわけではないため、「のちの1ヶ月の業務に差し障らない程度の内容」を心がけましょう。
何度も伝える
一度断られても何度も退職の意向を伝えましょう。何度も伝えることで意志の固さが伝わります。
一方で何度も引き止められるということは必要とされている証拠でもあります。
頑なに退職の方向で進めるばかりではなく、条件交渉をしてみてもよいかもしれません。
転職先が決まっている場合はその旨を伝える
転職先が決まっている場合はそれを伝えましょう。次の仕事が決まっているのであれば引き止めにくいからです。
転職先が決まっていることを聞かされた上司は、気分を害する可能性もあります。
何の相談もなく会社側に露見しないように活動を進めていたのだと知れば、ポジティブに受け止められない方が大半でしょう。
まずは退職の意向だけを伝え、受け入れてもらえなければ転職先について伝えるという順序で進めてください。
なお、その際に転職先の企業名などを伝えるのはトラブルを防ぐためにも避けましょう。
出向先に伝える
自社に退職を断られている場合でも、出向先との関係性が良好であれば出向先に伝えて外堀から固めるのも一つの方法です。
こうなると会社側は退職を認めざるを得ない状況になります。
ただしこの方法は最終手段です。会社と出向先の関係性にも影響する可能性がありますので、円満退社のためにもまずは自社に伝えましょう。
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SES企業を退職する際の注意点
プロジェクト途中(契約期間中)に退職する時
企業間の契約期間中にエンジニアが退職することは、契約上問題ありません。
ただし、双方の迷惑にならない期間を選ぶのがマナーです。
円満退社のためにも、引き継ぎ期間などを考慮したうえで退職の意思を伝えましょう。
【あわせて読みたい】SESを辞めるときにやるべきことはこちら⇓
退職を伝える順番
会社の上司に伝える
まずは自社の上司に退職したい旨を伝えます。
退職を拒否されるかもしれませんが、退職したい旨と理由を正直に伝えましょう。こうして段取りを踏まえて準備する必要があるほど「退職」は大きな出来事です。
簡単に伝えようと思っていても緊張してしまい、伝えたいことが伝えられない可能性もあります。ある程度退職理由や伝える言葉を事前に考えておきましょう。
出向先に伝える
上司に伝えたら、次は出向先に連絡を入れます。
自社から連絡が届くはずですが、自身からも伝えておいた方が業務の引き継ぎや退職がスムーズです。
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SESから転職するか迷ったらIT業界特化の転職エージェントに相談!
SESのエンジニアとして働くことに不満を感じている場合は、何が不満なのか理由を明確にしましょう。
転職への気持ちが揺るがないのであれば、退職する際にトラブルが起きないように注意しながら退職への手順を踏み、例え拒否されても退職への強い意志と確固たる理由を伝え続けることが重要です。
もし同業種で働くことを考えるのであれば、できるかぎり円満退職ができるように手続きを進めていきましょう。円満に立ち回ることができれば同業者からのヘッドハンティングや、現職の会社ともう一度取引をする際にトラブルも起こりません。
転職するべきか迷う、転職先の選択肢を知りたいと思ったタイミングが、転職に適した時期かもしれません。
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SESエンジニアとしてのキャリアアップに興味がある方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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