エンジニアの職業病を解説!PC仕事が多いSEの注意点とは?SEあるある知ってエンジニア転職に活かそう
働く人にはその職業特有の職業病があります。システムエンジニアはデスクワークが多く、デスクワークならではの職業病がついて回ります。中にはSEにありがちなこととして笑い話になるものもありますが、眼精疲労や肩の疲労など重要な健康被害に繋がる恐れもあります。今回はシステムエンジニアにまつわる職業病の具体例を見ながら職業病の予防法を紹介します。
システムエンジニアには職業病がある
職業病とはどんなものでしょうか。具体例を見ていきましょう。
職業病には要注意
どんな職業にも職業病があるといわれています。
職業病は、仕事のうえで心身に負荷がかかって症状があらわれるものです。軽度なものであっても、放置していると重症につながる恐れがあります。
少しでも異変を感じたら対応策を考えて、必要なときは病院にかかることをおすすめします。
注意したいシステムエンジニアの職業病
システムエンジニア(SE)にも職業病があります。
特に、システムエンジニアはパソコンと向かって仕事をする機会が多いです。長時間パソコンと向かうことにより引き起こされる健康被害も多く報告されています。
過酷な肉体労働は少ないシステムエンジニアですが、その分引きおこる職業病があります。自分の体の異変に気を使いつつ、業務に励みましょう。
SEにありがちなこと
SEにありがちなこととして、システムエンジニアは共通になる笑い話があります。事例を見ていきましょう。
プログラミングが得意だと思われがち
システムエンジニアはプログラミングが必ずしも得意ではありません。システムエンジニアでない人は意外に思うかもしれませんね。
これは、システムエンジニアの職務内容が関係しています。システム設計には、設計書作成とプログラミングの部隊に分かれます。
設計書作成に特化した部隊がシステムエンジニアです。プログラミングに特化した部隊がプログラマーと呼ばれます。
このため、システムエンジニアの業務には必ずしもプログラミングは必須ではありません。プログラミングを使わないうちに勘が鈍ってしまうことが多いのです。
精神を病みがち
システムエンジニアはデスクワークが多いです。
デスクワークは体を動かす機会が比較的少ないため、ストレスの発散が難しいです。そのため、知らず知らずのうちにメンタルにダメージが溜まってしまいがちになります。
ただし、あくまで傾向の話であって全員が精神を病むというわけではありません。
システムエンジニアに従事している人は、普段から体を動かしてストレス発散を心がけましょう。
日常会話で横文字を多用しがち
システムエンジニアが使うプログラミング言語は横文字が多いです。プログラムは基本的に半角英数字でほとんど構成されています。
そのため、日常会話の中にも横文字が増えてきてしまうのです。
システムエンジニアでない人が発言を聴いているとまるで呪文のようなやり取りをしているように聞こえてしまいます。
パソコンに詳しいと思われがち
システムエンジニアはパソコンに詳しいと思われがちです。
実際には必ずしもそうではなく、自分の業務に使う知識以外はからっきしというケースも多いです。
システムエンジニアはシステム設計のプロであり、パソコンのプロではありません。しかしシステムエンジニアではない人は、パソコンのことで困ったらシステムエンジニアに聞く人が多いです。
システムエンジニアはパソコンのプロではないので、パソコンのことはパソコンのプロに聞いた方が良いかもしれません。
なんでも2進数で計算しがち
私たちの身の回りのある数字は10進数で表記されていることが多いです。しかし、システムエンジニア現場では2進数で表記されていることが多いです。
2の5乗が32や、2の10乗が1024という具合に日常生活でこれらの数字を見るとテンションが上がってしまいます。
普段2進数に関わらない人からすると特に馴染みのない数字です。システムエンジニアではない人には理解してもらえず、きょとんとされるかもしれません。
チェックリスト膨大になりがち
システムエンジニアに付き物といえば、チェックリストです。現場での事故を防止するために、事前に予防策を立てておこうというものです。
しかし、多くのケースではチェックリストが膨大になってしまいます。中にはチェックリストの作成が煩雑で、リスト自体が形骸化してしまうというケースもあります。
チェックリストの記入は作業ではなく、事故を防止するためのものであるということを心がけましょう。
メール嫌いになりがち
メールは自身の発言が文書として残ります。
電話でも音声記録がある場合がありますが、そのほとんどは記録として残りません。メールでやり取りをする場合、後で言った言わないの責任追及をされる場合があります。
そのため、言質をとられないようにメールでのやり取りを避ける傾向があるのです。日頃から自分の発言には気を配ることが重要です。
SEの笑えない職業病
職業病には笑える側面もありますが、笑えない側面もあります。
デスクワークが職業病を引き起こす
デスクワークは職業病を引き起こしがちです。
デスクワーク自体が健康に悪いわけではないのですが、デスクで長時間作業することが健康被害をまねきます。
健康には適度な運動が欠かせません。しかし、デスクワークをしていると、中々運動をする機会がありません。
業務中であっても、意識的に運動することを心がけるといいでしょう。
ストレッチをしよう
デスクワーク中であってもできる軽度な運動といえばストレッチです。
ストレッチは体中の凝った筋肉をほぐすものです。疲れやすい肩や腰、首を重点的にストレッチすることで疲れが癒えます。
人の体は適度な運動が必要です。ストレッチとまでいかずとも適度に凝った筋肉をほぐす運動が必要です。
ほぐれた肉体が効率の良い作業を生み出します。
不調を感じたらすぐ病院へ
職業病は習慣が引き起こす病気なので、一度かかってしまうとどうにも治りがたい病です。
初期症状であればまだ回復しやすくなりますが、何年も放置していると治るものも中々治りづらくなってしまいます。
不安を感じたらすぐに病院で見てもらいましょう。
眼精疲労には要注意
システムエンジニアが最も気を付けたいのは眼精疲労です。
侮れない眼精疲労
パソコン作業には眼精疲労はつきものです。ただの疲れと侮っていると重大な健康被害を引き起こす恐れがあります。
視力の低下により姿勢が悪くなり、別の病気を引き起こしてしまいます。
目をケアするために、目を休めたり目薬をさすなどの対策を講じましょう
ブルーライトカット対策
パソコンに長時間向き合っているとブルーライトで目がやられてしまいます。デスクワークにはブルーライトカット対策が必要です。
例えば、ブルーライトカットの眼鏡を使用しましょう。その他、ディスプレイの明るさを調整することで目の負担を軽減できます。
肩こり対策
肩こりの原因は肩回りの筋肉が凝り固まってしまうことです。筋肉が凝り固まることで血液の流れが悪くなり、自律神経などにも影響を及ぼしてしまう恐れがあります。
肩こりの対策は凝り固まった筋肉をほぐすことです。
具体的にはマッサージやストレッチなどです。ストレッチは作業を止めて短時間でも出来るものなので、積極的にやっていきましょう。
腰痛対策
腰痛にも気を付ける必要があります。適度に姿勢を変えることが重要です。
姿勢に注意
デスクワークには腰痛はつきものです。
肩こりと同様に、同じ姿勢で作業をしていくことにより筋肉が凝り固まってしまうことが原因です。同じ姿勢で居続けると筋肉が凝りがちになってしまうので、適宜姿勢を変えながら作業することを心がけましょう。
腰痛対策にはストレッチも有効です。積極的にストレッチを導入しましょう。
椅子を変えてみる
腰痛解消には椅子を変えてみることも重要です。
腰への負担を吸収してくれる高機能な椅子を導入することが効果的です。
背筋をピンと伸ばすように座るのが理想的ですが、中々それを続けるのは難しいでしょう。椅子の力を使って姿勢改善と腰痛予防に役立ててみましょう。
職業病が気になったら転職エージェントへ
職業病は頑張りすぎてしまうことが引き起こすものです。緊張を緩めて他所の企業に転職するのも検討してみるのもいいでしょう。
何よりも重要なのはご自身の健康です。長い職業生活を考えると、病気は避けたいものです。
転職をすることに健康状態が改善されるかもしれません。
職業病と転職
職業病がつらいと感じたら、転職エージェントに相談しましょう。
環境を変えると改善されるかも
職業病は業種特有のものです。
業種や会社といった環境を変化することで、改善される可能性が高いです。企業によって従業員の健康を重視する度合いが違います。
限界を感じたら転職エージェントに相談しよう
もし自身の心身に限界を感じたら、転職を検討に環境を変化しましょう。環境を変化することで、状況が改善する可能性が高いです。
転職エージェントに相談すれば、ご自身の状況に合わせた転職相談に乗ってくれます。職業病がつらいと感じたら、転職エージェントに相談してみましょう。
適度な休息が大事
連続して働くことは体に大きな負担がかかります。休憩中に仮眠をとるなど、適度な休息が必要です。
休息がとりづらいと感じるかもしれませんが、休息はサボりではありません。ご自身のパフォーマンスを最大限に発揮するべく、適度に休息をとりましょう。
まとめ
システムエンジニアの職業病について見ていきました。
デスクワークの多いシステムエンジニアには健康被害がつきものです。つい頑張りすぎてしまう人も多いですが、適度にリラックスをしながら仕事をしていきましょう。
短い休息が長い目で見ると効率的なパフォーマンスをうむこともあります。ご自身の体調には十分配慮しながら、業務に励んでいきましょう。
改善が難しいと感じる場合は、転職などで環境を変えることも効果的です。
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