仕事から飲み会まで!生活の「オンライン化」について徹底解説
新型コロナウイルスの流行によって、生活が一変したという方も多いのではないでしょうか。特に外出自粛の流れで、仕事や日常生活においてインターネットを利用する機会もこれまで以上に増えていますね。今回はそんな「生活のオンライン化」について、徹底的に解説していきます!
目次
これまでオフラインだった生活も「オンライン化」
新型コロナウイルスの影響
2月から感染が広がっている新型コロナウイルス。感染拡大に伴い、出勤や人付き合いなどオフラインメインで行われていたことがオンラインに移行しています。
以前から様々なサービスが提供されていましたが、外出自粛によって利用する頻度や機会も多くなりましたよね。ネットショッピングや動画視聴といった既にオンライン化されていたものを含めると、生活の大部分がオンラインになったという方も少なくないのではないでしょうか。
では生活がオンライン化することでどのような変化が起きたのか、具体的な事例を見ていきましょう。
テレワーク・リモートワークなど働き方が変化
社内・外で行っていた仕事が在宅でできる
職種や業種によっては、在宅勤務が可能となりました。今までは「マイナーな働き方」として捉えられていたテレワークやリモートワークが一気に身近に感じられるようになった方も多いかと思います。
働き方が変化すると見える景色も変わるため、これまでの仕事の不要な部分を洗い出すことにも繋がりますよね。また、在宅で仕事をしているからこその不便さや悩みにも直面するので、より実用的なサポート体制の構築や仕事の配分の見直しも行いやすくなります。
一箇所に集まらなくても会議が可能
業務上必要な会議もビデオ通話を活用すれば、一堂に会することなく行うことが可能です。特に今回のような事態では、人がたくさん集まるほどリスクが高まります。
会議に必要なのは双方の意見を話し合える環境。「同じ空間にいなければならない」わけでも「実際に顔を合わせなければならない」わけでもありません。
前述したような「業務上不要な部分」がわかりやすくなった1つの例とも言えます。
オンラインで飲み会も開催
Webカメラを利用すれば一緒にいる感覚に
会議などでよく使われる複数人でのビデオ通話ですが、プライベートでも活用することができるんです。
それは、離れて住んでいて会うことが難しい友人たちとの同時通話。普段はなかなか全員で話す機会がなくても、オンラインであればコミュニケーションを取りやすいですよね。
文章や声からはなかなかわからない情報を得られるのが、映像ならではの魅力。画面共有を使えば、おすすめの食べ物や便利グッズなどの意見交換もできますよ。
店舗の予約や待ち合わせの手間が省ける「オンライン飲み会」
飲みに行くとなったときに意外と面倒な店舗予約。慣れない土地だと待ち合わせにも苦労しますよね。その問題もオンラインを活用すれば一気に解決!
自宅でお酒を飲む、いわゆる「宅飲み」をビデオ通話し合えば、待ち合わせなしであっという間に飲み会になります。各々が好きなものを用意できるため、店舗を探す手間も一切なし。「予約し忘れた!」なんてこともありません。
生活をオンライン化するメリット
①移動にコストがかからない
オンライン化の大きなメリットは、仕事をする中で必要となっていた通勤や営業にかかる時間、交通費を削減できる点です。
勤務地が遠いと、それだけ自由に使える時間が減ってしまう上に交通費も増えてしまいます。日常生活の中でも、食料品や生活用品を扱う店舗が近くにないと日々の買い物がかなりの負担です。
オンラインサービスを有効活用すると、そういった時間的・経済的コストを大幅に削減することができます。
②予定の調整や変更に対応しやすい
直接会わなければならない場面では、場所の確保や日程調整などの準備が不可欠ですよね。また予定が延期、もしくは中止となったときには再度計画を立てなければいけません。
しかしオンラインを利用すると、ネットワーク環境さえあればどこにいてもやり取りができます。加えて、わざわざ場所を確保しなくてもよいので諸事情での変更による日程調整も比較的容易です。
③空き時間で家事などの他の作業ができる
家を空けていると、当然その間家での作業は行えません。「外出後、料理や洗濯、掃除をするのが面倒」と感じた経験がある人も多いかと思います。
その点、在宅であらゆる物事を完結できるようになれば、隙間時間でちょっとした家事を済ませられるように。自分が普段暮らしている場所なので、他の人に対して過剰に気を遣わずに仕事ができるのもメリットと言えるでしょう。
ただし、環境によっては通話中に生活音が聞こえてしまったり、家族がカメラに映り込んでしまったりするおそれもあるので注意してください。
生活のオンライン化によるデメリット
①プライベートと仕事の境界線が曖昧になる
基本自宅で仕事をすることになるため、プライベートとの境界線が曖昧になりやすくなります。人によっては「休みたいのに仕事が頭に浮かんで休めない」という場合もあるかもしれません。
また、Webカメラを利用している場合、偶然映り込んだもので個人情報が漏洩するおそれもあります。カーテンなどの大きめの布で目隠しをする、背景が画像になるように設定するなどの対策が必要です。
過度にプライベートを侵食してしまうと、毎日が息苦しくなってしまいますよね。仕事用のスペースを分けたり、プライベートの時間には仕事に関するものが目に入らないようにしたりと上手に工夫してみましょう!
②自宅の光熱費・水道代増加
案外見逃されがちなのが、光熱費や水道代の増加。普段出勤している時間も家にいることになるので、どうしても利用時間が増えてしまうのです。
特に注意が必要なのは電気代。エアコンや暖房器具は消費電力が多く、うっかりつけっぱなしにしていると電気使用量が大幅に増加してしまいます。
「使用するときには普段より控えめに」を意識するだけでも光熱水費を抑えることができますよ。
③保守や運用をしている職に負担がかかる
オンラインサービスで仕事ができるのも保守運用を担っている人がいるから。サーバーが維持され、ネットワークが繋がっているのは決して「当たり前」ではありません。
外出自粛によってテレワークやリモートワークを導入する企業が増え、プライベートでもインターネットを使用する頻度も増えています。このことにより在宅で過ごせる人たちが増える一方、それを支える職業への負担が大きくなっていることも事実です。
直接的な支援は難しいかもしれませんが、できる範囲でサービスに課金をする、不具合を報告する際には一言でも感謝の言葉を入れるなど、余裕のある対応を心がけましょう。
生活のオンライン化は「切り替え」と「配慮」が鍵
オンラインサービスを利用すれば、極論家の中だけで生活が完結します。ですが、
・在宅故の働きにくさがあること
・サービスを維持するために日々必死に働いている人がいること
・外出ができないと不便さ・息苦しさを感じる場合もあること
にも目を向ける必要があります。
仕事モードとプライベートモードを上手く切り替えつつ、自分や自分以外の人のことを考える余裕を持つことが「生活のオンライン化」をストレスなく続ける秘訣です。
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