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エンジニアが転職する場合GitHubのアカウントを持っていると有利って本当?

今やエンジニアにとって必須のアイテムとなりつつあるGitHub。最近では、GitHubのアカウントを持っているエンジニアは、転職でも有利になると噂されています。とはいえ、実際のところ本当なのかは定かではありません。今回は、GitHubのアカウントを持つエンジニアは本当に転職で有利なのか、という部分について解説します。

そもそもGitHubって?

 

 

ソフトウェア開発向けのサービス

 

エンジニア界隈に限らず、IT業界にいる人の多くは耳にしたことがあるGitHub。そもそもGitHubとはいったいどういうものなのでしょうか。

ざっくり説明すると、ソフトウェア開発者向けの支援サービスです。ソフトウェア開発は基本的に、複数人のチームで行います。そのチーム内でのバージョン管理や、コードの共有などをする際に用いられることが多いです。

 

また、作成したコードなどをGitHub上に公開することも可能です。つまりGitHubは、ソフトウェア開発に特化したツール付きのSNS、のようなものなのです。

 

なぜ多くのエンジニアに愛されるのか

 

このサービスは日本だけでなく、世界中のエンジニアが利用しており、その数は1000万人を超えています。ではなぜ世界中のエンジニアに愛されているのでしょうか。その理由は使い勝手の良さにあります。

基本的にGitHubを操作する際、Gitという言語を使用します。とはいえ、経験の浅い駆け出しのエンジニアの中には、Gitを扱うことができない人もいるはずです。そんな方のために、GitHubで使えるツールも実は用意されています。

そのツールを使用することで、Gitを知らない人でも簡単にGitHubを使いこなすことができます。

 

エンジニアにGitHubアカウントは必須?

 

 

持っているといろいろ便利

 

将来エンジニアとして働きたいと考えており、そのために今プログラミングの勉強をしている人も少なくありません。その中には、エンジニアになるにはGitHubのアカウントが必須なのではないか、と考える人もいるはずです。

結論から言いますと、必ずしも必須というわけではありません。しかし今後エンジニアとして活動するには、あると非常に便利です。

 

独立を視野に入れているなら入れておくべき

 

では具体的にどのような時に必要になるのか、気になる人も多いはずです。もちろん、エンジニアとして企業で仕事をする場合でも、必要となることがあります。しかし、会社に勤めて実績を作ってから独立するとなると、その必要性はかなり高まります。

特にフリーのエンジニアとして活動する場合、同じ仲間同士で開発を進めるには、GitHubは欠かせない存在となります。今後独立も視野に入れているという人は、今のうちにアカウントを作っておくことをおすすめします。

 

転職におけるGitHubアカウントの重要性

 

 

大企業ほどなくてもいける

 

独立することを考えると必要となることはわかりましたが、転職する場合は果たして必要なのでしょうか。こちらの回答についても先ほど同様、あると便利です。

しかし本当に重要かどうかは、企業が求める人材によって異なります。特に大企業の場合は、そこまで重要視されていません

大企業の場合は元々の社員数が多く、開発チームを結成するときも、基本的に社員のみとなる場合がほとんどです。当然社員となると、わざわざそのようなものを使わなくても開発を進めることは可能であるため、アカウントを持っていなくても特に問題はありません。

 

小規模企業や即戦力重視の企業で効果を発揮

 

しかし、もし転職先が小規模の企業であったり、即戦力となる人材を募集している会社だった場合、GitHubのアカウントがあるだけで、十分有利となる可能性が高いです。小規模になればなるほど、開発において外部の人間とかかわる可能性が高く、その関係でGitHubを用いることは多々あります。

GitHubのようなサービスはほかにもいくつかありますが、やはりどうしても知名度などが高いことから、企業の業務ツールとしてGitHubを導入しているところは多いです。そのような会社に転職することを考えると、アカウントは必要となります。

 

転職でGitHubはこう使える

 

GitHubが使えるだけでもポイント高め

 

転職でもGitHubのアカウントがあると有利になることがある、ということをここまで説明しました。では具体的にどのような部分で有利になるのでしょうか。

実はエンジニア界隈では、GitHubを使えるだけでも十分ポイントは高いです。アカウントを持っているだけでなぜポイントが高くなるのか、疑問に思う人もいるはずです。

このサービスを導入している企業からすると、アカウントを持っているだけで基本的なスキルは身についている、という証明になります。そしてそれがわかると、即戦力であるアピールはもちろん、育成においても手間を省くことができるのです。そうしたことで有利になることはよくあります。

 

GitHubがポートフォリオに早変わり

 

IT関連で企業などに見せる実績のことを、ポートフォリオといいます。特にフリーランスにおいては非常に大きな役割を持ち、ポートフォリオ片手に企業などに営業をかけます。

ポートフォリオといってもその形は様々ですが、職務経歴書などもある意味ポートフォリオの一つなのです。そしてGitHubもまた、エンジニアにおいてはポートフォリオとして活用できます。

冒頭で少し触れましたが、GitHubでは自分が開発したコードなどを公開することが可能です。

つまり、自分が今まで開発してきたものはもちろん、扱うことができる言語などを簡単にアピールすることができます。これがあれば、余すことなく自分をアピールすることができます。

 

GitHubを使うときに気を付けるポイント

 

 

情報漏洩に注意

 

GitHubは非常に便利なツールですが、使い方次第では重大なことに発展してしまう可能性もあります。特に情報漏洩については、細心の注意を払うようにしましょう。コードだけだったら別に漏洩しても大丈夫なのでは、と思うかもしれませんが、違います。

実はこのサービス、コードだけでなく写真文書などのデータも公開することができます。エンジニアが扱うのは、決してコードばかりとは限りません。写真や文書などのあらゆるデータを扱うこともあります。

そしてそのようなものがもし外部に漏れてしまうと、情報漏洩となるのです。

 

実績の内容が仇となる場合も

 

先ほどの部分で、転職においてはポートフォリオとしても役に立つ、というようなことを述べました。確かに実績をアピールするにはうってつけの武器ではありますが、それと同時に自分の実力があらわになってしまう、ということも覚えておきましょう。

どれだけ多くの言語を扱えても、どれだけ多くのものを作ったとしても、そのほとんどが簡単なコードばかりだと、企業によってはあまりスキルが高くないと判断されることもあります。量ばかりにこだわらず、にも気を遣うようにしましょう。

 

GitHubは転職でも有効活用が可能

 

 

今回はエンジニア界隈の転職において、GitHubのアカウントは有利となるかについて解説しました。

 

これからの時代こそ必須となる可能性も

 

GitHubはインターネット上のサービスであり、アカウントさえあれば世界中のエンジニアとつながることができます。もちろんそのエンジニアと開発を進めることも可能です。

そしてこのことは、これからの開発の進め方においてもかなり重要なものとなります。

今までチームメンバー同士で集まり、同じ部屋で作業するのが当たり前だった開発環境も、今ではGitHub上で集まって開発を進めるのが一般的となりつつあります。今回のコロナウイルスでは、その動きが一層強まったといっても過言ではありません。

 

最後に

 

GitHubと聞くと、エンジニアのためのツールだと考えている人は多いはずです。しかしここ最近は、デザイナーライターでも使用している人が多いのをご存じでしょうか。

このサービスの機能の一つであるレビュー機能は、エンジニアにとってはコードの改善などを提案することに用いていますが、使い方次第ではデザインや文章の修正依頼や、改善の提案をすることも可能です。これからチームでデザイナーやライターをする場合にも、ぜひGitHubを使ってみてはいかがでしょうか。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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