2020年で最も注目を集めたプログラミング言語とは??今後の需要も含めてご紹介します。
近年ITによるサービスが多く展開され、エンジニアのキャリアを歩むために様々なエンジニアスクールが注目を集めています。今回は、2020年に注目を集めたプログラミング言語について転職エージェントがご紹介します。また2021年に人気が出そうな言語もあわせてご紹介していきます。
目次
近年プログラミングが注目されている理由
近年プログラミングはその人気に拍車がかかっています。
未経験からでもプログラミングを学び、IT企業に転職しようとする人が増えています。
まずはその理由についてご説明します。
リモートワークでも仕事がしやすい
web会議やクラウドサービスの発達により、どこでも働けるテレワークや在宅勤務が非常に人気です。
エンジニアは、パソコンさえあればどこでも仕事をできる場合が多く、場所の制限をされないことが人気の理由の一つです。
仕事が見つけやすい
エンジニアは年々不足人数が増えており、外国籍人材を雇用検討している企業もたくさんあります。
日系企業の場合、英語対応が追いついていないことが多いため、日本人は優遇される傾向にあります。
仮に、転職をしたとしても、転職先が簡単に見つかることも人気の理由です。
もし、ITエンジニアとして転職を検討している場合は、一度転職エージェントに相談してみるとよいでしょう。経験年数にもよりますが、かなり多くの求人を見つけることができます。
将来性がある
今後、正社員としてはもちろん、フリーランスとして活躍できるなどキャリアパスが多くあります。
エンジニアは他の職種に比べて、非常に将来性があり、選択肢も多いため、プログラミングを学習しITに携わりたいと考える人は多いようです。
2020年に注目を集めたプログラミング言語は何?
それでは、2020年に人気があったプログラミング言語をひとつずつ見ていきましょう。
参照元:日経XTECH
C / C++
最も注目されている言語がこのC/C++です。
C言語とは、1972年にアメリカで開発された言語です。汎用性が高いことが特徴で、ハードウェアはもちろん、ソフトウェア、組み込みソフトにも使用されています。
転職要件の部分にも、C言語が書かれていることが多くあるため、学習する言語としても非常に人気がある言語です。今後も間違いなく、使われていく言語でしょう。
しかし、習得難易度は比較的高く、専用の開発環境が必要であるため、初学者には難しい言語と言えます。
Python
そのシンプルで、覚えることが少ない構文から、初学者に最もおすすめの言語の1つです。
アプリ開発はもちろん、機械学習を使った人工知能の開発、仮想通貨でおなじみのブロックチェーンなどもPythonを使ってプログラムを組むことができます。
AIの開発にも用いられていることから、これからまだまだ人気があがっていきそうです。
JavaScript
プログラミング言語をしらない人でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
エンジニアとして活躍したいなら必須と言っても過言ではないプログラミング言語。最近の案件ではC言語かJavaScriptの経験を求める企業は増えています。
JavaScriptはフロントサイドで動きをつけるために必要な言語で、サイトをよりみやすくするために用いられます。
PHP
2019年には非常に人気のあったPHP。
しかし、2020年には他のプログラミング言語と大きな差をつけられてしまいました。
PHPがダメというわけではありません。今でもプログラミングスクールで学習している方はたくさんいます。PHPは会社のウェブサイトやSNSなどの作成において非常に重要なポジションを占めます。
しかし、現在の開発環境とマッチしていない点や将来性を考えると若干見劣りしてしまいます。
移り変わりの早いWEB環境だからこそ、起こりうる人気の変化が感じとれます。
2021年に需要がありそうなプログラミング言語のポイント!
2020年に人気があった言語を見てみるといくつかに分類することができました。
2021年の需要もこのカテゴライズから大きく逸れることは無いでしょう。
汎用性があること
一つの言語を覚えることで様々なプログラムが組めたり、案件が受注できれば、非常に楽ですよね。
以前から人気があり、現在のシステムの中核を担うC言語は引き続き、人気がありそうです。
また2019年のプログラミング言語1位のJavaScriptに関しても、引き続き人気の状態が続きそうです。
学びやすさ
プログラミング言語の中で、非常に学びやすいのがPython。次に学習したいプログラミング言語ランキングをみても上位にランクインしています。
Pythonのいいところは、学びやすさだけではなく、AIやアプリ開発などまだまだ需要があるということ。2021年もPythonの上位ランクインは間違い無いでしょう。
トレンドに適している
Pythonがここまで上位にランクインするようになったのは、AIが原因です。つまり、トレンドによっては、今まで注目されていなかった言語や新しい言語が注目される可能性は非常に高いです。
例えば、Goはその良い例です。Goは2009年にGoogleが開発した比較的新しいプログラミング言語で、誰が読んでも読みやすい言語として注目を集めています。
すでにYouTubeにも取り入れられており、Pythonのような立ち位置で今後は人気を獲得していくのではないでしょうか。
またAndroidのソフトウェア開発に適したKotlinやApple製品のソフトウェア開発に適したSwiftなど、製品と相性の良い言語もあります。
今のところ、スマートフォンを超えるデバイスは登場していませんから、その業界に在籍するならば必要かもしれませんが、多くの需要があるかというと難しいでしょう。
これからプログラミングを始める場合の注意点
この記事を読んでいる人の中には、どの言語を学習しようか迷っている人もいるかもしれません。その場合、いくつか注意が必要です。
汎用性がある
学習した言語があまりにもニッチすぎて、転職や案件獲得に繋がりにくい場合があります。
本記事で紹介したランキングを参考にしながら、どの言語を学ぶべきなのかを考えてみてください。
他の言語とも関連性のあるものもおすすめです。
専用の開発環境が必要
言語の中には、専用の開発環境がなければ作動しない言語が存在します。
はじめに学習言語としては、テキストエディタやメモ帳だけで動作確認ができる言語を選ぶようにしましょう。
難しすぎる言語は避ける
プログラミングスクールの受講者に対し、日本のエンジニアの数は圧倒的に少ないです。それは、大抵の人が途中で投げ出してしまうことが原因です。
初めから、難しいものや完璧を目指さず、比較的容易に習得ができる言語を選びましょう。
1つでも言語を習得することで、他の言語の学習ハードルはさがります。まず「プログラミング言語」に慣れることを意識しましょう。
まとめ
プログラミング言語の人気の浮き沈みは、ITのトレンドによって大きく変化します。2020年はC言語やJavaScript、Pythonなど、AIやアプリ開発などを中心としたプログラミング言語が人気でした。おそらく、来年も同じような言語が上位を独占するでしょう。
しかし、新しい言語はもちろん、IT界のトレンドの変化によってその予測も大きく変わる可能性は十分考えられます。だからこそ、しっかりと情報を収集しながら学習を進めてみてください。
業界のトレンドは、ブログ記事やまとめ記事はもちろん、求人票の必須要綱などにも顕著に現れてきます。もし最近のトレンドを知りたい場合は、一度転職サイトや転職エージェントに相談してみることも良いでしょう。
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