残業の少ない仕事とは??IT業界で残業の少ない職種や企業の探し方を紹介します!
IT業界への転職を考えているものの「IT業界は残業が多いのでは?」というイメージが強く、転職に踏み切れない方も多いでしょう。そこで本記事では、IT業界の中でも残業の少ない職種や、残業の少ない企業の探し方を解説していきます。「残業の少ないIT企業に転職したい」という方は、ぜひ参考にしてください。
目次
IT業界で残業の少ない職種
IT業界における平均残業時間は、「23.2時間」です。
このデータは、弊社で実施した『IT業界における「残業」に関するアンケート』の結果によるもの。
IT業界では職種によって残業時間が異なるため、「残業時間を抑えたい」と考えているなら、残業の少ない職種に転職することが効果的です。
ここではIT業界で残業が少ないと言われている、2つの職種について解説していきます。
①社内SE
社内SEとは、自社システムの開発や保守などを行う職種です。
大手転職サイトのdodaが実施した「職種別の残業時間調査」によると、社内SEの残業時間は「13.9時間」という結果が出ています。
参照:doda
IT業界における平均残業時間「23.2時間」よりも10時間ほど少ないため、残業の少ない職種だといえるでしょう。
社内SEとして働く場合、自社の社員がクライアントであるため、納期の融通が利きやすくなります。
また、大規模なシステム開発は外部の企業に依頼するケースも多く、残業が発生しにくいのです。
②ヘルプデスク
こちらもdodaの「職種別の残業時間調査」を参考にすると、ヘルプデスクの残業時間は「16.3時間」とされています。
参照:doda
ヘルプデスクとは、社内システムやIT機器のトラブル・問い合わせ対応を行う職種です。
具体的には、「システムの使い方がわからない」「PCや社内システムが動かない」などの問い合わせに対応します。
基本的には業務時間内の問い合わせに対応するため、大きなトラブルが発生しない限り、長時間の残業は発生しないでしょう。
社内SEと比べ、未経験可の求人が多いため「初めてIT業界に転職する」という方にはおすすめです。
IT業界で残業の少ない企業の特徴
転職者のなかには、「社内SEやヘルプデスクには興味がない」という方もいるでしょう。
社内SE・ヘルプデスク以外の職種であっても、残業の少ない企業は存在します。ここでは、IT業界で残業の少ない企業の特徴を3つ紹介します。
①自社開発がメイン
残業の少ない企業を探すなら、まず「自社開発がメインの企業か」をチェックしましょう。
自社開発ではない「客先常駐企業(SES)」に転職した場合、常駐先の企業で残業が発生する可能性があるからです。
たとえば、求人には「月の残業は10時間」と記載されていても、常駐先の企業によっては10時間以上の残業をするケースも多々あります。
自社開発をしている企業かどうかを判断するためには、求人情報の勤務時間や勤務場所に注目しましょう。
勤務時間に「プロジェクト先により異なる」と記載されていたり、勤務場所が複数記載されている場合は、客先常駐企業である可能性が高いです。
②離職率が低い
残業の少ない企業の特徴、2つ目は離職率が低いこと。残業が多いと社員の満足度は下がってしまい、離職率が上がるのです。
リクナビNEXTの「Tech総研」が実施した調査では、エンジニア転職理由の3位に「残業や勤務時間への不満」がランクインしています。
この結果からも、残業が少ないほど離職率が低くなることが考えられるのです。
また、厚生労働省が実施した平成30年の雇用動向調査によると、IT業界の離職率は「11.8%」とされています。
参照:厚生労働省
そのため、「11.8%」を下回っていれば、離職率が低い企業だと言えるでしょう。
③残業が少ないことをアピールしている
残業の少ない企業は、求人情報や企業採用ページにて、残業が少ないことをアピールしています。
前述したように、残業時間に不満を抱えて転職する人が多いため、残業が少ないことは企業としての大きな強みになるのです。
たとえば以下のような記載がある場合は、残業が少ないことのアピールととらえて良いでしょう。
・月残業時間平均15時間以下
・ワークライフバランスを重視
・20時以降の残業は禁止
ただし客先常駐企業の場合は、常駐先によって残業時間が変動する可能性があるため注意が必要です。
残業の少ない企業の探し方
ここまで、残業の少ない職種や企業の特徴について解説しました。
では、どのようにして残業の少ない企業を探せばいいのか。
残業の少ない企業の探し方として「転職サイト」と「転職エージェント」の2つが挙げられます。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
転職サイト
転職サイトでは求人の絞り込み検索ができるため、残業の少ない企業を見つけやすいです。「勤務時間」や「残業時間」などで絞り込みを行い、あなたに合った企業を見つけましょう。
あらかじめ検索条件が用意されている転職サイトが多いですが、キーワード検索もできる転職サイトがおすすめです。
キーワード検索では「自社開発」「離職率」などの条件でも検索できるため、企業探しの時間短縮になるでしょう。
ただし、転職サイトに掲載されている情報は実態とは異なっていたり、情報が古い可能性もあります。そのため、転職サイトで企業を探すなら、企業について入念に調べてから応募しましょう。
転職エージェント
転職エージェントを利用すれば、業界や企業に詳しいアドバイザーがあなたにマッチする企業を紹介してくれます。
転職エージェントとは、企業探しや転職に関するサポートが無料で受けられるサービス。無料でサービスを受けられる理由は、転職エージェントが企業に対して転職希望者を紹介し、入社することで企業側から報酬を受け取っているためです。
転職エージェントを利用することで、以下のようなメリットが得られます。
・丁寧なヒアリングから、条件にマッチした企業を探してくれる
・転職サイトには公開されていない求人、企業情報を保有している
・給与や条件の交渉を代行してくれる
自力で企業を探す場合、離職率や残業時間などの情報が転職サイトに記載されていない場合もあります。その点転職エージェントなら企業から直接情報を取得してくれるため、企業選びに失敗するリスクを抑えられるでしょう。
初めて転職する方や、企業探しに少しでも不安がある方は、転職エージェントがおすすめです。
残業の少ない企業を探す際の注意点
さいごに、残業の少ない企業を探す際の注意点を2つ紹介します。
社員口コミサイトを確認する
転職サイトに掲載されている情報は、かならずしも正しいとは限りません。
そのため、転職サイトや企業採用ページ以外にも、「転職会議」や「OpenWork」などの社員口コミサイトも確認しましょう。
社員口コミサイトでは、現役社員や企業で実際に働いていた人からの口コミが掲載されており、以下のような口コミを確認できます。
・平均残業時間
・ワークライフバランス
・働きがい
口コミだけではなく求人情報も掲載されているため、評判が良い企業に応募することも可能です。
転職後に「思っていたのと違った」と後悔しないためにも、社員口コミサイトも確認することをおすすめします。
大手企業だからといって残業が少ないとは限らない
残業の少ない企業を探す際に注意したいのが、「大手企業だからといって残業が少ないとは限らない」という点です。
大手企業は知名度が高いことからも、仕事の依頼が集まりやすいもの。仕事の依頼が集まれば社員の仕事量も増えるため、残業が発生しやすくなります。
特に人手が不足している大手企業の場合は、残業時間が増える可能性が高いです。
そのため、企業を探す際は「大手企業だから残業は少ないだろう」決めつけず、残業が少ない企業であるかもチェックしましょう。
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まとめ
IT業界のなかでも、残業の少ない職種は「社内SE」と「ヘルプデスク」の2つです。
残業の少ない企業を探す際は、以下の特徴に当てはまっているかをチェックしましょう。
・自社開発がメイン
・離職率が低い
・残業が少ないことをアピールしている
残業の少ない企業の探し方としておすすめなのが、転職エージェントを利用する方法です。
転職エージェントなら「残業の少ない企業に転職したい」という意見を考慮したうえで、あなたにマッチする企業を紹介してくれます。転職サイトには掲載されていない情報も保有しているため、企業探しに少しでも不安があるなら、転職エージェントがおすすめです。
無料で利用できるため、転職エージェントを利用して残業の少ない企業を見つけてください。
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