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BtoBとBtoCの違いは?どちらの企業が向いている?各ビジネスの特徴も解説

企業のビジネスモデルとしてよく目にするBtoBとBtoCですが、その違いを理解できていますか?
BtoBとBtoC転職するならどちらがいいか迷っている方に向けて、両者の明確な違いを解説します。各ビジネスモデルの定義や特徴から向いている人の特徴も紹介しますので、企業研究等にお役立てください。

BtoB・BtoCそれぞれに向いている人の特徴

 

 

BtoBの適性がある人

 

BtoBでは日常的に身近ではない製品やサービスを取り扱うことがめずらしくありません。

そのため、世の中にインパクトを与えるような大きなプロジェクトに携わりたいという意思がある人が向いています。

例えば、仕事を選ぶにあたって新しいものが好き、刺激的な環境で働きたい、大きな仕事に時間を掛けて取り組みたいといった動機を持つ人です。

働き方の希望としては安定を求めるタイプ、年収をアップさせたいと考える人はBtoB向きです。

 

BtoBに向いていない人の特徴は?

BtoBは成果を感じるまでに時間がかかります。自分の仕事の実績をすぐに感じたい、それがモチベーションにつながるというタイプの人は向いていないかもしれません。

辛抱強くクライアントとの関係構築ができ、アフターフォローまで徹底できる繊細さや計画性が必要です。

目新しいことが好き、仕事に刺激がほしいというタイプは、BtoBビジネスに物足りなさを感じてしまうことが考えられます。

 

BtoCの適性がある人

 

BtoCでは、主に消費者にとって身近な製品やサービスの開発を手掛けます。

フィードバックが原動力になる、日常的に自分が携わった仕事を目にする機会があることがモチベーションにつながるというタイプの人が向いていると言えるでしょう。

仕事を選ぶ際に、企業やサービスのブランド力やチャレンジできる環境などを優先したい方はBtoC向きです。

 

BtoBに向いていない人の特徴は?

安定して働きたい、できるだけひとつの物事にじっくり時間をかけた方が成功イメージがわきやすいタイプの方は、BtoBビジネスに向いていないかもしれません。

普段の人間関係も、大勢で楽しむより少人数で落ち着いた関係を築きたいと考える方はBtoCがおすすめです。

また新規開拓に抵抗がある場合は、BtoB企業は難しいでしょう。

 

キャリアパス診断を使ってキャリアの可能性を見てみよう

 

 

自分が将来どうなりたいのか定まっていない、キャリアプランはあるが転職するべきか迷うなど、キャリアプランやキャリアパスの悩みは尽きないですよね。

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希望のキャリアに転職!診断利用から約1か月で転職成功した方の例

 

希望のキャリアに転職成功したAさんの例
  • ご年齢:30代前半
  • ご経歴:ネットワークエンジニア⇒システムエンジニア
  • 転職期間:1ヶ月ほどで転職成功

 

Aさんは元々介護業界に従事していましたが、IT化の遅れを実感しIT業界へ転職しました。

システム開発を希望して前職である企業に入社したものの、インフラ寄りの保守運用しか実施できず転職を希望されました。

 

入社後に思い描いていた業務とのギャップを感じてしまったAさんですが、キャリアパス診断によって自分が目指したいキャリアを確信し、診断から1ヶ月ほどでシステム開発エンジニアへ転職、年収は約60万円アップすることに成功しました。

 

【あわせて読みたい】転職でキャリアアップに成功した事例はこちら⇓

 

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BtoBへの転職のメリット・デメリット

 

 

BtoB転職のメリット

 

経営が安定しやすい

BtoBビジネスのメリットの一つ目は経営が安定しやすいことです。

例えばWebサイトの制作や経理システムの開発など、BtoBのビジネスは常に一定のニーズがあるため景気変動の影響を受けにくいです。かつBtoB製品では長期的な利用が前提となることが多いため、単価も大きくなります。

特にSaaS企業に代表されるBtoBの継続課金モデルは、売り上げの見通しも立ちやすく経営が安定しやすいと言われています。

 

ホワイト企業が多い

経営の安定感と同時に、ホワイト企業も多いのがBtoBの特徴です。

企業向けに製品やサービスを提供しているため、夜遅くや早朝に対応する必要がありません。

ただし、受託制作で成果物の納品が求められる場合には、納期があり業務が忙しくなることもあります。一概には言えませんので、あくまで傾向として捉えていただき、個社ごとの働き方をしっかり確認しましょう。

 

受託企業ではシステム開発のプロセスが身に着く

要件定義~開発・運用に至るまでの各プロセスをしっかりと身に着けられるのは、BtoBビジネスのなかでも受託開発を行っている企業のメリットです。

特に大規模な受託開発のプロジェクトでは、プロジェクトマネジメントや要件定義、設計・開発といった開発フェーズごとに業務が細分化されていることが多いです。そのため、各開発工程を着実に経験しながらシステム開発の全体像を学んでいくことができます。

 

BtoB転職のデメリット

 

受託のビジネスモデルは「作って終わり」

受託開発やWeb制作の企業は、「依頼物の納品まで」が仕事である場合が多いです。その場合、自分が携わったシステムやWebサイト、ゲーム等がどのように使われているかまでは分かりません。

つくること自体が好きという人にとっては非常に良い環境ですが、自分が作ったものが世の中にどのような影響を与えているか知りたいという人にはもどかしい環境になるかもしれません。

 

BtoC企業より情報が得にくい

BtoB企業は、普段の生活ではどうしても目に留まりにくいです。「隠れた優良企業」も多く、そういった企業探しや企業研究に時間がかかってしまうでしょう。

その場合の対策としては、転職エージェントの利用がおすすめです。面談で経歴や希望を伝えることで、企業を紹介してくれます。BtoBの企業についても、知らなかった優良企業を効率的に知ることができます。

 

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BtoCへの転職のメリット・デメリット

 

スマホから浮かび上がる様々なアプリのアイコン

 

BtoC転職のメリット

 

知名度や顧客の反応を得やすい

BtoC企業に入る最大のメリットは、一般大衆に向けて自分が携わったものを公開できることでしょう。
人気を得た場合には多くのメディアで見かけることになりますし、SNSやインターネット上の利用者の反応をダイレクトに感じることも可能です。

自分が作ったシステムやサイト、ゲームがどのような評価を受けているかわかることが、大きなモチベーションにつながります。

 

自分で手に取ることができる

自分が作ったものを自分で使うことができることも、BtoC企業で働くことのメリットです。

製品やサービスを作るうえで、消費者のニーズを的確に捉えて反映させていくことができるかどうかは非常に重要です。自分が一消費者であることで、UI/UXの観点での改善もしやすくなるでしょう。

 

トラフィックに対応するための技術力を磨ける

BtoBの製品やサポートは企業が稼働する時間に一定のトラフィックが発生する一方で、BtoCの製品やサービスは、時間帯や天気、季節といった外部要因によってトラフィックが大きく変動します。

例えばゲーム内のイベントやサービスでいわゆる「バズ」が起きた場合など、BtoCサービスは急激にトラフィックが増えるタイミングがあります。

急激な変動に耐えるシステムを開発できるエンジニアは、技術力が非常に高く優秀であると言えるでしょう。

 

上流工程や企画に関わりやすい

BtoB開発も含めた自社製品を持つ企業のメリットと言えますが、企画等の上流に関わりやすいこともメリットです。

受託のビジネスモデルでは多くの場合「依頼されたものをつくる」ことが仕事であることが多いです。しかし自社開発であれば「何を作るべきか」「何を依頼すべきか」といったことから考える必要があり、ただ技術やクリエイティブの能力だけでなく、ビジネスやマーケティング的な視点が求められます。

 

BtoC転職のデメリット

 

消費者ニーズの変化は激しく、企業の安定感に欠ける

製品ライフサイクル(プロダクト・ライフサイクル)が短くなっている、つまり長く売れ続けることが難しくなっているという話を耳にする方も多いと思います。消費者のニーズや心境は変化が激しいため、適切に捉えることは難しくなっています。

売れることも難しいですが、売れ続けることはもっと難しくなっているのです。そのためBtoBの企業と比較すると、企業の業績も安定感に欠ける部分があるでしょう。

 

転職希望者が多くハードルは高め

BtoCの有名な企業は、転職市場において当然人気も高いです。
選考を受ける際にはライバルも多くなるため、自然とハードルは高くなります。

選考を受ける際には、過去の質問集等も利用しながらより一層の対策をしていく必要があるでしょう。

 

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BtoB・BtoCの定義と特徴

 

 

BtoBの定義と特徴

 

BtoBの定義

BtoB = Business to Business
企業向けに製品やサービスを提供する、企業対企業の取引形態のことです。例えばSaaS企業やSier、Web制作会社、ゲームデベロッパーを指します。

 

BtoBビジネスの特徴

・製品やサービスの単価が高額、かつ取引も長期的になることが多い
・常に一定のニーズがあるが、購買決定までの時間が長い
・ロジカルなアプローチが求められる

 

BtoBのIT企業例

・パナソニックコネクト株式会社
・バンダイナムコホールディングス
・NTT

 

コンサルティング業もBtoBの代表格

アクセンチュアやアビームコンサルティングなどのコンサルティング業もBtoBビジネスの代表格と言えます。

BtoBマーケティングによってリード客を獲得・育成し、成約までをサポートします。

 

BtoCの定義と特徴

 

BtoCの定義

BtoC = Business to Customer
一般消費者に向けて製品やサービスを提供する、企業対消費者の取引形態のことです。例えばECサイトやSNSといったサービスを展開する企業やゲームパブリッシャーを指します。

 

BtoCビジネスの特徴

・製品やサービスの単価は低めなため、「多く」売り上げることが重要
・顧客規模は大きいが、ニーズの把握は難しい
・消費者心理に訴えかけるアプローチが求められる

 

BtoCのIT企業例

・株式会社スクウェア・エニックス
・SALES ROBOTICS株式会社
・株式会社オープンストリーム

 

EC事業が業界をけん引

BtoC業界で著しく成長を続けているのがEC事業です。

Amazonや楽天といったインターネット通信販売業者は今後も拡大が予想されます。

 

その他ビジネスモデルとの比較

 

BtoB、BtoC以外にもビジネスモデルが存在します。

例えば企業から従業員へサービスを提供するBtoE(Business to Employee)、メーカーから個人へのDtoC(Direct to Consumer)、個人から個人へのCtoC(customer to customer)、行政から個人へのGtoC(government to customer)です。

その他にもCtoCに企業が参入する形のCtoBtoC(customer to Business to customer)などもあります。

 

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BtoCはやめとけ?転職するならどっちがいい?

 

 

「BtoBとBtoCどっちがいい?」これは個人の仕事における価値観によって変わると言えます。

BtoBと比較して「BtoCはやめとけ」とよく言われますが、ここまで解説して来た通りそれぞれメリット・デメリットや適性が異なります。

しかしそのうえでBtoCのきつさとその理由もふまえて転職を検討すると良いでしょう。

BtoCでは相手が一般消費者であるため、クレームやトラブルといった顧客の不安定さに振り回されるといった点が「やめとけ」と言われる大きな理由のひとつになっているようです。

消費者のトレンドは、高性能、プチプラ、ブランド力など目まぐるしく変化します。

それにともなってBtoC企業は経営を大きく左右され、大企業であっても消費者の気分によって赤字を出したり復活したりを繰り返しているのです。

 

言い換えればターゲットとなる顧客数が多いため、ニーズの把握がうまくいけば大きく売り上げ向上につなげることも可能です。

手ごたえをダイレクトに感じられる分かりやすさが魅力でもあるのです。

一方のBtoBでは大きなプロジェクトに時間を掛けて関わることができるという魅力があります。

それぞれにやりがいがあるため、転職する際は自分の価値観に基づいた転職軸に従うのが良いでしょう。

一般的な「やめとけ」という声に振り回されすぎないことも大事です。

 

 

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今回はBtoBとBtoCの違いや転職するうえでのメリット・デメリットについてお伝えしました。

ひとえにBtoBといっても受託か自社かなど、ビジネスモデルによっても違いは大きく出てきます。

さらに企業研究を進めたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

 

【あわせて読みたい】受託と自社の違いについて知りたい方はこちら

 

【あわせて読みたい】企業研究の方法について知りたい方はこちら

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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