PREP法による志望動機の書き方を解説!面接官を惹きつける自己PRの方法は?エージェントが例文を紹介
転職準備で悩むポイントの一つは志望動機の書き方や自己PRの仕方ではないでしょうか。特に競争率の高い会社への応募は、志望動機や自己PRの内容で書類選考の合否が決定すると言っても過言ではありません。今回はPREP法を活用して合格しやすい志望動機の書き方や自己PRの方法を紹介します。
目次
志望動機を書くならPREP法
志望動機にも書き方というものがあります。一般的に読み手の立場を考えて分かりやすく簡潔にまとめられた文章が良いとされています。
最近の転職業界では採用されやすい文章の書き方としてPREP法が推奨されています。
PREP法をマスターすると志望動機だけでなく自己PRやプレゼンなどでも役立てることができるので是非積極的に取り入れましょう。
PREP法とはどのような手法か
PREP法というのは簡単に説明すると要点から切り出し、言いたいことを簡潔に分かりやすく説明する文章構成の方法です。
Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(結論)の順に構成することから頭文字をとってPREP法と呼ばれています。
なぜPREP法が好まれるのか
PREP法は要点から述べるため採用担当者の間では要点が伝わりやすく時短にもつながると好評です。
これは採用担当者だけに当てはまることではないのですが、ビジネスマンは常に忙しいものです。人気の企業では何千何百通もの履歴書が送られてきますから採用担当者はそれら全てに目を通さなければなりません。
志望動機がPREP法で書かれていると最初の一文を目にしただけで内容の予測が簡単にでき仕事の効率が上がるのです。
PREP法で結論から述べるメリット
志望動機に関わらずビジネスシーンでも「結論」から伝えることを実践すると多くのメリットを生むことが可能です。
結論から話せる人とそうでない人では相手に与える印象も大きく異なります。結論から伝えるスキルを身につけて以下のメリットを手に入れましょう。
PREP法は説得力を高める
結論から伝えて結論で終わると説得力を高めると言われています。要点が分かりやすく聞き手にも理解しやすい内容が重要です。
説得力がある文章は同時に相手を惹きつけます。結論から分かりやすくまとめる力は仕事上で大きなメリットとなるでしょう。
PREP法は時短になる
「時間」は忙しいビジネスマンにとって非常に貴重なものです。だらだら話されて時間を奪われることに苛立ちを感じる人もいるでしょう。
結論を最初に伝えることで言いたいことを手短にまとめることができ、多忙な人からは非常に喜ばれます。
PREP法は印象がよくなる
結論から伝えられる人は言いたいことがきちんとまとまっているという印象を与えます。
一方、前置きが長く結論を最後に持ってくる人は要点が伝わりづらく仕事ができない印象を与えてしまいます。
普段から結論から伝える癖をつけることで、分かりやすく簡潔に伝える能力が高いと評価されるでしょう。
志望動機の作成で気を付けるべきこと
志望動機はただPREP法を意識すれば良いというわけではありません。文字数や文体など考慮するポイントがいくつかあります。
以下のポイントをしっかり理解してより良い志望動機の作成に役立てましょう。
志望動機の文字数に注意
志望動機の文字数はだいたい何文字程度にまとめるのが良いのでしょうか。
一般的に履歴書に書く志望動機の文字数は二百字から三百字程度が良いとされています。
短く簡潔にまとめることで相手にも読みやすく伝わりやすい文章になるので文字数も意識しましょう。
志望動機の内容に注意
志望動機には「応募理由」「活かせるスキル」「なぜ〇〇会社なのか/〇〇会社で実現したいこと」を盛り込むことを意識しましょう。
採用担当者は志望動機を通して求職者が企業の求める人材なのかどうかを判断します。
短い文章の中で簡潔に自己アピールできる内容を盛り込むことが大切です。
手書きの場合は綺麗な字を意識
手書きで志望動機を書く場合は「丁寧な字」を意識しましょう。
読めない字や汚い書き方は採用担当者に読んでもらえない可能性が高いです。
せっかくの自己PRをできるチャンスなので字に自信がない人も丁寧に書くことを心がけてください。
重複する情報や薄っぺらい表現は避けましょう
TOEICなどの資格を志望動機でもアピールする事はやめましょう。資格は履歴書で記載する箇所があるため重複して記載するのは避けるべきです。
また新卒の方が書きがちな「企業理念に共感した」などのとってつけたような内容は抽象的すぎて書かない方が無難です。
もし企業理念等を使うのであれば、具体的にどう共感したのかまで記載してください。
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志望動機をPREP法で書いてみよう
ではさっそくPREP法をいかして志望動機の文体を考えてみましょう。
まずは冒頭で結論から伝える必要があるので志望動機を簡潔に分かりやすくアピールしましょう。
PREP法で志望動機を書くときは以下の流れに沿って作成することが大切です。
・結論(Point):私は〇〇の経験を活かして△△がしたいので応募しました。
・理由(Reason):なぜなら△△を実現するには▢▢が求められるからです。
・例(Example):〇〇の経験で◇◇することで▢▢のスキルが身に付きました。
・結論(Point):貴社の✕✕職では☆☆が求められると考えますので、私の▢▢のスキルで△△を実現します。
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志望動機に書くべきポイント
PREP法で志望動機を書いても内容が未熟だと面接官を惹きつけることができません。
志望動機を書くときは応募企業がどのような人物を求めているかを研究し、自分がアピールすべきポイントを絞りましょう。
一般的に志望動機では以下のポイントを盛り込むと良いとされています。
・なぜその企業でなければならないのか
・自身の経験ををどのように活かせるか
・入社後どんな仕事をしたいのか
これは採用担当者が知りたいポイントを意識した志望動機の書き方です。
文体はPREP法を意識しつつ自己PRできるエピソードを添えると熱意や人柄も伝えることができるでしょう。
新卒採用の志望動機
基本的に新卒採用の志望動機で採用担当者が見るポイントは熱意や人柄、そして一緒に働くイメージができるかです。
新卒の人は自分がどのような人間でどれくらい応募先企業で働く熱意があるのかを伝えることを意識しましょう。
中途採用の志望動機
中途採用の志望動機で採用者が見るポイントは職務経歴やスキル、そして人柄です。
採用担当者は即戦力になる人材を求めていますが、同時に社内の風潮に合う人柄の人を探しています。
過去の実績やスキルだけでなく、どのような価値観を持つ人間なのかも企業のニーズに合せてアピールすることが大切です。
どのように実績を作ったかや普段どのように仕事に取り組んでいるのかが分かるエピソードを書くことを意識しましょう。
面接官を惹きつける自己PRの方法
では面接官はどのような自己PRに惹かれるのでしょうか。
基本的に抽象的な表現の多い志望動機は面接官の目に留まりません。魅力的な志望動機を書くなら具体的なエピソードをもとに自分の良さが表現できるようになりましょう。
例えば体力と協調性をアピールしたい自己PRで以下の例文を比較してみます。
①「陸上部に所属していたので体力と協調性には自信があります」
②「陸上部の練習を一度も休まず仲間と一丸となって努力した結果、全国大会にキャプテンとして参加し団体戦で入賞することが出来ました。」
最初の文章①からは陸上部=体力と協調性があるという前提で書かれており、抽象的すぎて信憑性がありません。
二つ目の文章②からは真面目な性格で努力家そしてチームに周りに頼られる存在で実際に結果を出していることが伝わります。
二つ目の文章のように一つのエピソードでたくさんの自己PRができる自分なりのエピソードを意識しましょう。
自己PRの見つけ方
自己PRのエピソードがみつからないという人は自分が普段習慣的に実践していることを意識しましょう。
どんな些細なことでも毎日実践していることは継続力をアピールする自己PRになります。
趣味など打ち込んでいる事がある人は興味のあることに情熱を注ぐことができる自己PRができます。
友達が多い人は社交性が高くコミュニケーション力が高いという自己PRも作れます。
自己PRは何か達成した実績だけではありません。特別な能力や経験がなくても自分なりの自己PRを作りましょう。
自己PRのNGポイント
・自分自慢だけの志望動機
・希望職種に合わない自己PR
・抽象的すぎる表現
どんなに華やかな実績がある優秀な学生でも自分自慢になってしまうと面接官から敬遠されます。
大切なのは信憑性がありバランスのとれた自己PRです。応募企業側の立場に立って採用したい人材に近づける自己PRを意識しましょう。
PREP法の志望動機例文
では最後にPREP法による志望動機の例文を紹介します。
『求職者は元アパレルの販売員、応募職種はIT系企業の総合型ショッピングサイトの運営サポートと仮定します。』
販売者と購入者の双方に喜ばれるサービスを顧客目線で提案する事でオンラインショッピングのインフラを実現したいと思い応募しました。
私が貴社で働きたい理由は二つあります。
一つ目はオンラインショッピングサイトでは店舗販売では難しい24時間顧客に寄り添ったサービスを実現することが可能だからです。
二つ目は貴社が同業他社を先取りして顧客のニーズを考えた時短で低価格、高品質なサービスを実現しているからです。
私は3年間アパレル販売員として一度も仕事を休まず、人に喜んでもらえるサービスの提供に打ち込んできました。
店舗だから提供できるサービスを意識して毎月顧客のストレス軽減を考えたレイアウトの提案などで店舗の売り上げに貢献しました。
しかし最近は店舗販売で提供できるサービスに限界を感じるようになりました。
なぜなら顧客は24時間好きな時間に好きな場所で、より低価格で高品質なサービスを求めているからです。
以前は店舗販売では試着や実物の確認ができるメリットがありましたが、現在はオンラインでも店舗同様のサービスが可能な時代になりました。
私は貴社にて顧客の要望を一番に考えたサービスを提案することで、生活に必要不可欠なショッピングサイトを実現したいです。
まとめ
PREP法による志望動機と自己PRのポイントマスターできましたか。
就職活動において志望動機だけが全てではありませんが、合否の判断材料になるものですので準備はしっかりしましょう。
まだPREP法に慣れないという方は普段から結論から伝えることを意識してみてください。PREP法を身に着けることでビジネスパーソンとしての質が上がりますのでより魅力的な人材として合格をつかみやすくなります。
まず実力を試してみたい方はエージェントに相談してみて実践することから始めてみましょう。
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