1. HOME
  2. Geekly Media
  3. 営業からエンジニアへの転職方法を解説!キャリアチェンジに必要なスキルは?メリットや注意点を確認しよう
手帳とノートPC

営業からエンジニアへの転職方法を解説!キャリアチェンジに必要なスキルは?メリットや注意点を確認しよう

営業出身のエンジニアはIT業界でも大変ニーズの高い人材です。そこで営業経験を活かしたエンジニア職や転職方法についてご紹介!転職のメリットやキャリアに必要なスキルと習得方法。また営業出身者が転職後に気を付けるべき注意点についても解説します。

営業からエンジニアへの転職メリットとは?

 

プログラミングする手とコーヒーカップ

 

IT業界では営業からエンジニアへと転職する人が年々増えています。営業職から技術職であるエンジニアに転職した場合、どのような「メリット」があるのでしょうか。

以下が、主なメリットです。

 

・IT業界は平均年収が高く設定されている

・様々な分野で活用できる接客スキルは高評価の対象

・営業の経験を活かすことができる

・一般的なエンジニアと差別化が図れる

・進行や調整役など重要なポジションにつきやすい

・企画から関われるのでやり甲斐のある仕事ができる

 

IT業界は実力重視の世界であり、日本では完全な売り手市場となっています。

また、営業や接客業はどの分野でも活用できる「共通スキル」のため転職後も重宝される人材です。

そこで転職方法やキャリアチェンジに必要なスキルについてご紹介していきましょう。

 

 

営業出身者の市場ニーズと企業の採用基準

 

 

IT業界の求人状況はどのようになっているのでしょうか。

営業からの転職者に対する市場ニーズや企業の採用基準について紹介します。

 

日本のIT業界は幅広い人材を募集中

 

意外かもしれませんが、営業職からエンジニアへと転職する方は年々増加傾向です。

その理由の一つとして日本IT業界の慢性的な「人材不足」が挙げられます。AIやビッグデータなどの最先端技術によって今後のIT需要はますます増加します。

しかし、日本IT市場では2019年をピークにIT人材は徐々に減少。2030年には最大で79万人ものIT人材が不足するとの予想結果があるのです。

このため日本では国籍や性別、経験を問わず広い分野から多くの人材を募集しています。なかでも「営業出身者」はその経験やスキルを多くの企業が求めているといえます。

 

企業から求められる転職者の特徴

 

・働きながらでもスキル習得に励めるような「やる気」がある人

・顧客対応に慣れたビジネススキルの高い人

・コミュニケーション能力が高く人当たりの良い人

・ポジティブな思考と向上心を持つ人

 

このように各企業の採用基準において上位を占めるのは技術的な要素ではありません。たとえ技術面で優れたエンジニアであってもチームワークを蔑ろにしては仕事に影響します。

また、エンジニアが1からビジネススキルの習得を試みるとなれば膨大な時間を費やすことになります。

そのため後から習得可能な技術スキルよりも、上記の能力を企業は重視しているのです。

このことから顧客の対応を任せられる接客や営業出身者の市場ニーズは年々高くなっています

 

 

営業経験を活かす「セールスエンジニア」

 

スーツの袖口からのぞくおしゃれな時計

 

営業からエンジニアに転職するなら前職の経験も活かしたいと誰もが考えることでしょう。

ここでは営業経験者に向いているエンジニア職についてご紹介します。

 

営業と技術を併せ持つ「セールスエンジニア」の仕事

 

「セールスエンジニア」はその名からも分かる通り営業職と技術職を合わせた職種になります。

これまでは営業職が顧客の要望を聞きサービスや製品を提案してきました。そして営業から依頼を受けたエンジニアがその通りに作るという役割分担が一般的です。

しかし、技術面の知識が無い営業は顧客相手に「説得力のある提案」がなかなかできません。そのため顧客の要望をそのまま持ち帰り、エンジニアに困難な仕事を要求することもよくありました。

一方「セールスエンジニア」は技術的な視点を持つため顧客の疑問や質問にも即座に答えられます。

自社製品やサービスの魅力を顧客に提案しサービス導入後のサポートも行っていきます。

 

気になるセールスエンジニアの年収とは?

 

セールスエンジニアの平均年収は女性で500万円前後、男性は600万円前後となっています。

これは平均年収がおよそ420万円の一般的な営業職と比較しても高い設定です。

なおエンジニアとセールス、どちら寄りのキャリアを選択するかによっても平均年収は変化します。

 

 

文系から人気の「システムエンジニア」

 

システムエンジニア

 

近年では「文理融合」学部が登場するなど「理系」と「文系」の壁も徐々に無くなりつつあります。従来の「理系=エンジニア」のイメージも緩和され、文系が多いとされる女性エンジニアも増えています。

こちらでは文系の転職者に人気の職業「システムエンジニア(SE)」についてご紹介しましょう。

 

システムエンジニアの仕事

 

数多くあるIT技術職の中でも「システムエンジニア(SE)」の仕事は文系の方に人気です。システムエンジニアは主にシステムの企画や設計などの上流工程を担当します。

仕事内容を以下にまとめてみましょう。

 

・顧客とのヒアリングを行いその要望に対し提案する

・顧客のニーズを実現するシステムの基本設計

・プログラミングに関わる技術や仕組みを設計

・システムの動作テスト工程を行う

 

このように「システムエンジニア(SE)」の仕事は顧客と関わりその「求めるもの」を把握すること。

そこからニーズを満たしたサービスや製品作りの方向性を決めシステムの完成まで携わります。

 

システムエンジニアの平均年収

 

システムエンジニアの平均年収は約400万円ほど、また上位職なら600万円以上も可能です。

ITエンジニアの年収はその経験やスキルのほか働く業界の種類によっても変化します。

また顧客のシステム開発や自社サービスかによっても変わることを覚えておきましょう。

 

\ IT転職のプロが無料でサポート! /

キャリア相談をしてみる

 

 

キャリアチェンジに必要なスキルと習得方法

 

 

上記でシステムエンジニアとセールスエンジニアをご紹介しました。

どちらの仕事も必要なスキルとして以下のものが挙げられます。

 

双方のエンジニアに必要なスキル

 

・顧客ごとに異なる対応も可能な接客スキル

・コミュニケーション能力

・プロジェクトを管理するマネジメント能力

・問題解決策を提示できる技術的な知識

 

このようにどの技術職でもキャリアチェンジするにあたりIT関連の知識が必要です。

営業職の「強み」を最大限に活かすためにもプログラミングの知識やIT用語を勉強しましょう。

 

スキルの習得方法のおすすめ

 

プログラミングを学ぶにはオンラインのプログラミングスクールがおすすめです。専門家講師から手ほどきを受けられるカリキュラムなら実践的なノウハウも習得できます。

またフリータイム制のスクールならば、仕事をしながらでも無理のない学習が可能でしょう。

最先端IT技術の導入による新しいサービスが日々誕生している今日。IT業界で活躍するには常に新しい「情報と知識」を獲得し続けることが大切です。

転職後も自ら積極的に「学ぶ」ことを意識すると良いでしょう。

 

 

エンジニアに向いている人の特徴

 

 

顧客視点が身についている人

 

エンジニアの仕事においても、顧客視点に立つことは必要です。

関係構築や情報共有のためのコミュニケーションが必須となるのですが、顧客からニーズを引き出したり分かりやすく伝える能力は備わっていると役立つでしょう。

 

柔軟かつ正確な対応ができる人

 

エンジニアは基本的に細かく正確さを求められる仕事ですが、柔軟性も欠かせません。

また、ルーティンワークを苦とせずひとつの事に没頭できる人は適正があると言えます。

 

ストレス耐性がある人

 

コツコツ地道な作業を繰り返す事が苦手な人は、エンジニアに向いていないかもしれません。

納期がついてまわる仕事ですので、常にストレスにさらされると感じる人もいるでしょう。

営業職で忍耐力を身につけた人はエンジニアとしても活躍が期待できます。

 

新しいものが好きで情報収集が得意な人

 

エンジニアとして活躍を続けるためには、新しいスキルのキャッチアップが欠かせません。

積極的に情報収集できる人、学習意欲の高い人は適正があると言えます。

 

 

営業経験者の「強み」とは?

 

上述した通り多くの顧客と関わってきた営業出身者は「ユーザー視点」に立てることが強みです。

営業というポジションは多くの分野に関わるためジェネラリストのようになります。多角的な視点や顧客との関りで培われてきたユーザー「視点」は営業職ならではの強みです。

これら営業職の‟強み”はユーザーの「求めるもの」を反映した製品開発に欠かせません。

またプロダクト改善に役立つユーザーからの情報も営業経験者の方が比較的得やすいといえます。

組織やチームを活性化させる「マネジメント」も営業職の経験が活かされます。顧客との調整にも慣れているため自然と部門間の‟調整役”が回ってくるのです。

 

つまり、営業職からエンジニアへキャリアチェンジした人は重要なポジションを任されやすいといえます。

このことから転職者の「コミュニケーション能力」は企業が最も重要視するポイントです。営業目線を活かしたフォローが行える人は転職後も重宝されることでしょう。

 

 

営業からエンジニアへ転職する際の注意点

 

 

営業からエンジニアに転職するにあたり陥りがちな注意点を解説します。

 

コミュニケーション不足に注意

 

人と人が関わる以上、さまざまなシーンでコミュニケーション不足による相違はでてきます。

たとえば営業とエンジニアでは言葉の「認識」が食い違いです。開発に携わるエンジニアはプログラミングの間違いや仕様外の異なる動作に対して‟バグ”と表現します。

しかし営業では「想定外のこと全て」をバグと認識している人が多く、意図した通りに伝わり難いのです。

プロダクトの開発には何よりもチームワークが大切になります。双方の認識のズレを把握して適切なコミュニケーションを心掛るようにしましょう。

 

「チーム開発」だということを忘れない

 

営業職では主に売上や利益など事業価値にポイントを置きがちです。そのため「数字に囚われやすい」という営業ならではの欠点があります。

たとえば顧客からのフィードバックでも「今月は〇件で先月より〇%多く…」と数字が並びます。確かにユーザーのフィードバックはエンジニアにとってモチベーションアップにつながります。

しかし、あまりにも日常的に使用すれば「利益」しか興味がない人と誤解されることでしょう。

エンジニアとして「ものづくり」への意識を大切にし、営業目線に偏り過ぎないよう注意してください。

 

必要なスキルの習得には時間がかかる

 

エンジニアの仕事に欠かせないプログラミングスキルですが、未経験から習得しようとした場合、およそ300時間程度要すると言われています。

営業職として勤務するなか、さらに独学で進めようとするのは困難に感じられる人もいるかもしれません。

実績を可視化するためのポートフォリオ作成なども必要となるため、学習以外にも時間がかかる事に注意してください。

 

 

「企業研究」で転職の不安を解消する

 

異なる分野からしかも未経験での転職活動となれば誰もが不安を覚えます。

しかし、営業で培ってきた自分の「強み」を最大限に発揮できる環境がIT業界にはあるのです。あなたの転職に理想的な企業が見つかったら、まずはその企業に関する様々な情報を集めましょう。

実際に営業からエンジニアへ転職された知人などIT業界で働いている人の意見も貴重です。

また、転職エージェントなど専門家のアドバイスは企業の情報収集に役立ちます。相手企業について研究し理解を深めることであなたの転職や面接への不安も解消できることでしょう。

 

\ IT転職のプロが無料でサポート! /

キャリア相談をしてみる

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

手帳とノートPC

この記事が気に入ったらSNSでシェアをお願いします

あわせて読みたい関連記事

この記事を読んでいる人におすすめの記事