ライター志望動機をサンプル付きで解説!経験者・未経験者のコツの違いは?
IT化が進む現代ではWebライターの需要が非常に増えています。数多くのWebライター希望者の中から人気の企業に採用されて正社員のポジションを勝ち取るために今回は書類・面接に使える志望動機の考え方を説明します。職種未経験の方はまず志望動機を考えるところからスタートしましょう。
目次
安定したWebライターを目指そう
Webライターという仕事は誰でも目指せる職種です。しかし企業に所属する人やフリーランスで働く人など働き方は様々です。
お給料も月数千円~数十万円まで仕事の内容によってかなり格差があるのも特徴です。
多くの方は安定した収入で働ける企業の正社員採用のWebライターになりたいと考えるのではないでしょうか。
フリーのWebライターは自由度が高く主婦や在宅ワーカーに人気の仕事ですが、安定収入や高額報酬を得るには難易度が高いと言われています。
一方企業のライターであれば月々安定した収入を得ることが可能です。しかし正社員採用の枠はごく僅かで競争率が高いのが現状です。
将来人気の企業でWebライターとして採用されるためにも、今回は採用される志望動機について紹介します。
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書類に使えるWebライターの志望動機の書き方
Webライターを目指すのであればWebライターの職業に焦点をあてた内容で簡潔にあなたの魅力を盛り込んだ志望動機を作成する必要があります。
ライターは文章力が求められますので書類選考で記載する志望動機も一種の実力テストだと考えてみてください。
合格するために分かりやすく魅力的な志望動機の書き方を習得しましょう。
志望動機を書くポイント
Webライターだけに限りませんが採用される志望動機を書くにあたりいくつか採用担当者の興味をつかむポイントがあります。
志望動機は企業があなたを採用の合否を判断する材料の一つです。以下のポイントを意識して採用担当者に選ばれる志望動機を目指しましょう。
・会社ににどんなメリットを提供できるのか
・なぜその職種(Webライター)で働きたいのか
・なぜその会社(案件)でなければならないのか
・入社後にどのように働きたいか
企業は志望動機をもとにあなたの人柄や能力が企業のニーズに一致しているかどうか、将来性や熱意があるかどうかを判断しています。
だからこそ志望動機には企業の知りたい情報と熱意を簡潔に分かりやすく記載することが必要です。
志望動機を書く手順
分かりやすい志望動機はどのように書けばよいのでしょうか。志望動機を簡潔に書くにはPREP法が良いとされています。
PREP法は冒頭で要点(Point)を伝え、そのあと理由(Reason)や具体例(Example)を述べ最後に結論(Point)でまとめる手法です。
必ずしもPREP法を使用しないといけないわけではないですが、志望動機の書き方に自信のない方はまず以下のことを意識して作成してみましょう。
・志望動機や目的を簡潔に書く(Point)
・志望動機を補う理由を明確にする(Reason)
・具体的になにができるか/なにをしたいかを記載する(Example)
・会社のニーズにマッチするポイントでまとめる(Point)
採用者は数多くの求職者の志望動機に目を通さなければならないため、なるべく一目で分かりやすく簡潔にまとめることが大切です。
日本人は最後に要点を持ってこようとする人が多いのですが、起承転結の書き方はビジネスシーンや志望動機には不向きです。
本気で合格を目指すのであればPREP法を参考に企業のニーズに合う志望動機の作成を意識すると良いでしょう。
とくにWebライターの職業は文章力が勝負ですので、志望動機で面接官の目に留まる文章目指してください。
書き出し例
冒頭には要点を持って来ますので、書き出しは次の3パターンがおすすめです。
- 「私が貴社を志望する理由は○○です。」
- 「私は貴社の○○に魅力を感じて志望しました。」
- 「私は○○の経験を貴社の△△に活かしたいと考えております。」
1つめは最も端的かつストレートに伝える方法です。
採用担当者に伝えたい結論が最も伝わりやすい方法だと言えるでしょう。
2つめは企業理念や社風、事業など具体的なポイントに焦点を当てて話したい場合に有効的です。
この際、しっかりとした中長期的なビジョンの提示も欠かさないようにしてください。
3つめは即戦力としてアピールする事ができる書き出しです。
もちろん、志望する企業の利益となるどのような業務経験があるか具体的な説明が出来る事、入社後にどのように活用するかイメージ出来ている事が前提です。
書類・面接で使えるWebライター経験者の志望動機の考え方
では実際にWebライターの志望動機を上記のポイントを意識した志望動機の例文を紹介します。
志望動機といっても職種経験者と未経験者ではアピールポイントが変わりますので、まずはWebライター経験者を想定した志望動機を紹介します。
応募者はファッションや美容業界でWebライター経験者あり、専門を趣味を活かせるコンテンツ作成に転向したいと考えています。
応募する企業は日本文化や伝統工芸品などを世界に向けて発信し地域の活性化を目指すウェブサイトを運営する会社と仮定します。
<経験者志望動機サンプル>
ライターの経験と自分の趣味を活かして日本の良さを世界に向けて発信したいと思い応募しました。
私は3年間〇〇会社にて主にファッションや美容系記事の執筆を担当しています。現在は企画から編集まで担当するようになりました。
流行を意識した新しい情報を扱うことでクライアントにも読者にも喜んでもらえる記事を心掛けることでPVを前年対比120%に伸ばしました。
私は歴史や日本の伝統が好きで毎週末美術館巡りをすることを趣味としています。
現職でも着物の特集記事を好んで執筆していましたが、最近は日本の古き良き場所や伝統を守りたいという気持ちが強くなりました。
そこで日本文化に携われる求人を探していたところ貴社のウェブサイト求人を見つけました。
趣味で培った日本文化知識をより魅力的に発信しすることでクライアントとユーザーに喜んでもらえるウェブサイトを作っていきたいです。
<ポイント>
・冒頭は自己アピールをしつつ簡潔に志望動機をつたえましょう
・ライター経験のある方は経験スキルが最大のアピールポイントですので必ず実績を具体的に文章に盛り込みましょう
・転職したい理由も簡潔に伝えましょう。転職理由をポジティブな表現でアピールすることが大切です
・なぜその会社を選んだのか簡潔に伝わるようライターとしての意欲をまとめましょう
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未経験からWebライターを目指すには
ライターの経験がなく未経験からWebライターを目指す人はどのように志望動機を書けばよいのでしょうか。
Webライターは未経験でもできる仕事ではありますが、正直経験がないと採用される確率は非常に低い職種でもあります。
しかし中には未経験可の条件で求人を出している企業もありますので、まずは未経験可の企業で書類選考に通るよう志望動機の書き方を練習しましょう。
未経験者がWebライターを志す理由で多いもの
実際にWebを目指す動機として多いのは「文章を書く事が好き」「反応が嬉しい」といったものです。
例えば自分が書いた文章で誰かが行動を起こすきっかけになった、前向きな気持ちになれたといった反応をもらえる経験をした人は、その面白さに気付きます。
人の役に立ちたいという思いからWebライターという職業を目指す人は多いのです。
未経験がアピールするポイント
未経験のWebライターがアピールできるポイントとして以下のことが考えられます。
・過去の経験がどのようにライターとして活かせるか(何かの専門的分野に詳しいなど)
・自身のブログやSNSを通してアマチュアライターとしての活動をしてきた
・ライタースクールを卒業した或いはライターに活かせる資格を取得した
未経験のWebライターはいかにライターとしての準備ができているか、そしてどれくらいライターとしての意欲があるかを見られます。
例え日記のような内容でも普段から書く作業をしていることがアピールポイントになるので未経験のかたは書くことから始めましょう。
未経験でもライター実績はつくれる
実はライター未経験でもライターの実績をつくる方法があります。それはクラウドソーシングなどを利用して記事を書くことです。
記事単価が低くお小遣い程度にしかならない案件が多いですがインターネットで「ライター求人」と検索してみてください。
クラウドソーシングでは未経験でも執筆可能なライター案件をたくさん見つけることができます。
このような求人で一回でもライターの委託業務を経験すれば一つのライター実績として語ることができます。
ライター未経験者はまず実績作りからチャレンジしてみましょう。
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書類・面接で使える未経験からの志望動機の考え方
では未経験からのWebライターの志望動機サンプルを紹介したいと思います。
ここでは教育機関に事務員として勤めていた方がWebライターとして転職すると仮定しましょう。
採用企業はワーキングマザー向けのWebサイトを運営する会社と仮定します。
<未経験者志望動機サンプル>
現職で学校説明会や学内外向けの資料作成するに携わったことから、今後書くことでキャリア形成したいと思いました。
もともと書くことが好きで、毎日子育ての様子を自身のブログやフェイスブックで発信しています。
学校事務の仕事でも毎月資料作成の仕事に積極的に携わり編集や文章校正まで担当しました。
私は今までずっと教育の仕事に携わり、また子育てをしながら仕事を続けてきましたので、忙しいワーキングマザーの時短に役立つ記事などをを執筆したいです。
<ポイント>
・まず冒頭には印象に残る志望動機をシンプルにまとめる(そのとき過去の経験や実績をからめるとより信憑性がでます)
・書くことが好きで、毎日実践しているというライター意欲をアピール
・資料作成などの経験をふくらませて仕事で書く経験をしたことをアピール
・企業のニーズに合せて自身の活動や経験をアピール
・企業の求めている人材が自分ですよとさりげなくまとめる
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未経験でもプロ意識を~書類・面接で合格するために~
未経験からWebライターを目指すかたは未経験でも即戦力になるというアピールができている志望動機を書くことが大切です。
例えば「〇〇の業界に興味があり応募しました」という動機よりも「〇〇の業界で私の〇〇なスキルを活かしたい」の方が説得力があります。
企業は学校ではありませんので未経験の方でも即戦力として一緒に働けそうな人をイメージして採用します。
未経験でも志望動機の内容や面接にてプロ意識を感じさせる表現ができると採用担当者に採用してもらえる確率が上がります。
また書類の場合は二百文字~三百文字程度でコンパクトな文章にまとめることを意識し、面接の場合は二分程度で収まるようにしましょう。
自己分析からキャリアプラン作成まで
役立つワークシート
こんな方におすすめ
- キャリアプランを見つけたい
- キャリアの方向性を再確認して仕事のモチベーションを上げたい
- 能力や興味に合った新しいキャリアの方向性を見つけたい
志望動機のNG例
あなたが本当に採用されたいと望むのであれば志望動機を準備するにあたり以下のことは絶対にしないようにしましょう。
志望動機の使いまわしはNG
Webライターの業界でもコピペやリライトは厳禁と言われておりますが、志望動機の使いまわしは絶対にやめましょう。
使いまわしができるような内容の志望動機はまず通らないと思ってください。なぜなら採用者は自社のニーズに合う人を求めているからです。
志望動機の準備は大変ですが、受かるためには企業のニーズや方向性に合せた内容を考えましょう。
スキルアップを目的にしない
未経験だと〇〇の勉強をしたいなどのスキルアップを目的とした動機を使用する人がいるのですが、このような表現は避けましょう。
職場は学校ではないので勉強したいということが目的となってしまうと、採用担当者にマイナスイメージを与えてしまう可能性があります。
あくまでも採用者はスキルアップの意欲よりも働く意欲を求めているということを忘れないでください。
マイナスイメージにつながる内容はNG
転職の理由として「前職の人間関係が悪くて」や「前職で希望の仕事ができなかった」などのマイナス発言はNGです。
企業はネガティブな人よりポジティブな人を求めています。志望動機ではマイナスな理由は伏せてポジティブな言い回しを意識してください。
私的な理由の志望動機はNG
例えあなたが給料が良いという理由だけで応募していたとしても、「給料が良いから応募しました」という志望動機は絶対に避けましょう。
仕事をする上で条件も大切ですが、志望動機とはあくまで企業側にあなたの価値を伝えるツールとなりますので私的な理由は厳禁です。
企業にもとめられるWebライターとしての必須条件
Webライターとして採用されるためには企業が求める人物像に自分をすり合わせる必要があります。
そして専門性の高い記事がかける人で経験豊富なライターが優先的に採用されることが多いです。
しかし専門性は経験からみにつくものですから、初心者の方もまずは以下のことを意識してWebライターを目指しましょう。
人を惹きつける文章が書ける
Webライターの仕事は最低条件として文章力と表現力が求められます。ただ記事を書くのではなく読者のニーズを考えた執筆を心掛けましょう。
記事のボリュームは様々ですがWebライターを目指す方は最低でも二千字から五千字の記事をすらすらと書ける能力が必要です。
必要な情報は積極的に学び専門性を高めることで記事の質が上がります。そして記事には読み手の役に立つ情報を入れることを意識しましょう。
期限は絶対に守る
どこの会社でも常識ですが社会人は遅刻はしないのが当たり前です。
つまりWebライターにとって記事の期限が守れるかというのは企業や職場の仲間と信頼関係を築く上で絶対に守らなければなりません。
漫画家や小説家と違い、Webライターというのは取り換えが聞く職業ですので企業と末永くお付き合いするためにも締め切りは厳守しましょう。
ITリテラシーやコンプライアンススキルを身につけよう
Webライターは書く力も必要ですが、記事を執筆するには基本的なITスキルやコンプライアンスの知識が求められます。
特に著作権など法に触れることは自分の身を守るためにも学んでおくことを推奨します。
研修などがある企業もありますが、HTMLタグに関する知識や著作権に関わるライティングの知識は学んで損をすることはありません。
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まとめ
志望動機の考え方のポイントはつかめましたか?志望動機はコピペではなく必ず自身の言葉で文章を考えてください。
インターネットには様々な志望動機例がのっていますが、他人の志望動機からは自分らしさをアピールすることができません。
自分だけが書ける志望動機を意識して採用者にアピールしましょう。
志望動機に自信がない方は上手く転職エージェントを活用し添削してもらうことも一つの方法です。
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