【ポータグルメ】リクルートが提案する、新しい『中食』のカタチを徹底解説!
ホットペッパーグルメなどの大手ライフスタイル企業のリクルートが、2019年の新たな食事のトレンドになるとしているのがポータグルメです。この記事では、新しい中食と定義されるポータグルメの定義や特徴、実用例などを紹介します。ポータグルメの利点を理解し、プライベートはもちろんビジネスにも活用されることをおすすめします。
目次
リクルートが提案するポータグルメの定義とは?
リクルートが2019年のトレンドとして提案しているポータグルメは、利便性を表すポータブルと美味しさを表すグルメを組み合わせた造語です。
一昔前までの常識であったレストランなどの店舗での食事から、時代はお弁当やデリバリーなどの持ち運びのできる中食にシフトし、今年はさらに質の高さが求められるとリクルートは定義しています。
また、価格に対するサービスや味の満足度を表すコスパも、2019年からは時間に対する満足度を表すタイパ(タイムパフォーマンス)へとタイムシフトすると考えられています。
ポータグルメとは?リクルートが提案する新しい中食の特徴を解説
新しい中食であるポータグルメではなによりもタイパが重視され、ユーザーはかけたお金ではなく時間に対する食事の満足度を期待します。
そして、今後の中食市場は、便利であること・本格的であること・新しい技術を採用していることの3つが大きな特徴となり、これまでよりも早いスピードで新たなサービスが提案されていきます。
【ポータグルメの特徴1】便利であること
ポータグルメにおいて、もっとも重視される点が便利であることです。コスパよりもタイパに重きを置くユーザーが増加し、都合に合わせられる食事が求められています。
いつでも、どこでも同じクオリティを楽しめる便利さを満たしていることが、リクルートが提案するポータグルメの1つ目の特徴です。
【ポータグルメの特徴2】本格的であること
料理のクオリティが本格的であることもポータグルメの大きな特徴です。
ユーザーの都合に合わせられるだけでなく、その味とのバランスが顧客の満足度となり、この条件を満たしているサービスが新たなトレンドとなると考えられています。
【ポータグルメの特徴3】新しい技術を採用していること
中食市場でありながら、新たな技術を取り入れているかどうかもポータグルメと呼ばれるかどうかの大きな分岐点となります。
現在提供しているサービスや味のクオリティを維持しながら、さらなる価値を提供する必要があるため新しい技術を採用していることもポータグルメの特徴と言えるのです。
リクルートがポータグルメを提案する時代的背景
リクルートが提案する新しい中食を意味するポータグルメには、個人の役割増加による多忙化・中食市場へのニーズの高まり・2019年消費税増税のカラクリの3つの時代的背景があります。
今後はこのスピードがさらに加速化し、食事のカタチも瞬く間に変化していくことが予想されます。
個人の役割増加による多忙化
2019年の中食のトレンドにポータグルメが提案された時代的背景の1つ目が、個人の役割増加による多忙化です。
個人が担うべき役割は人口減少によって顕著になっており、1人がもつプライベートな時間は年々減少傾向にあります。
しかし、短い時間でも満足できる瞬間を過ごしたいというユーザーのニーズは変わることがなく、中食市場においてもタイパという言葉が用いられるようになっているのです。
中食市場へのニーズの高まり
一昔前までは家以外で食事を摂るには、レストランなどのお店を訪れるしかありませんでしたが、ここ数年はコンビニやスーパーなどで買って帰ることが当たり前になりました。
そして、リクルートの調査において、2008年から2017年の10年間で中食の市場規模推移は122.4%であったことが明らかになっています。
同じ期間の外食の市場規模推移は104.7%であることを加味すると、いかに中食市場が急速に拡大しているかが分かるのではないでしょうか。
2019年消費税増税のカラクリ
中食が普及したこともさることながら、中食が2019年10月の消費税増税の軽減措置対象となっていることも、ポータグルメが普及するとされる根拠の1つです。
店舗で食事をする外食は10%の消費税が適用されるのに対し、中食は8%のままで高いクオリティを楽しむことができるのです。
すでに導入されているポータグルメの実例を3タイプ紹介
2019年のトレンドになると言われているポータグルメですが、すでに実績を残している企業も少なくありません。
ここからは導入されているポータグルメの実例を3タイプ紹介します。ポータグルメの知識だけでなく、新しい中食を味わいたいという方は、実際に利用してみることをおすすめします。
すかいらーくグループテイクアウト専用ページを運営
2014年から、という比較的早い段階からポータグルメにマッチした取り組みを始めていたのが、すかいらーくグループです。
すかいらーくグループはいち早くテイクアウトの専用Webサイトを立ち上げ、宅配の売上を3年の平均が年7%成長させたという実績を誇っています。
今後もQRコード決済や専用サイトのリニューアルといった取り組みを行い、新しい中食市場での顧客確保を進める企業です。
バーミヤン伸びにくい麺でタイパをアップ
中華レストランとして知られるバーミヤンも、新たな技術でタイパを高めている企業の1つです。
バーミヤンは宅配をしても味のクオリティが落ちない、伸びにくい面の開発を進めており、今後も新しい技術の導入が予想されています。
お店でなくとも本格的な中華を味わえる、新しい中食としてのバーミヤンブランドの革新を進めているのです。
AKINAI銀座プロジェクトではキッチンカーが登場
2018年11月東銀座にオープンしたAKINAI 銀座プロジェクトでは、キッチンカーが新たな中食のカタチとして注目を集めました。
タイパの高さを望むユーザーに対して、東京餃子楼や坦坦混麺紅麗produced by麺処ほん田などの有名店がキッチンカーでの販売を行い、第3のポータグルメと言われるほどの実績を上げることに成功しています。
ポータグルメが2019年のトレンドになる
時代的背景だけでなく、さまざまな企業の努力からも2019年の食のトレンドがポータグルメになることはほぼ間違いないと言って良いでしょう。
また、2019年を皮切りに、さらに中食は加速度を増して変化していくと予想されます。
ホットペッパーグルメなどの大手ライフスタイル企業のリクルートが提案しているという信憑性はもちろん、タイパの高さを求めるユーザーのニーズと、そのニーズに応えようとする各企業の競争は熾烈になっていくことでしょう。
最後に〜ポータグルメを活用して高いタイパを実感しよう〜
この記事を読んでいるビジネスマンの方々には、知識としてのポータグルメだけでなく、実際にそのクオリティを体感されることをおすすめします。
リクルートはポータグルメという新しい中食のカタチで、ユーザーのニーズと企業の動きを表していますが、今後はタイパを重視するという考え方が、多くの業界の常識になると考えられます。
スピード感とクオリティを追求する姿勢を感じることは、ビジネスマンにとって数多くのメリットをもたらしてくれるはずです。
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