AI×RPAの有名企業8社を紹介!ツールの種類や市場シェアはどれくらい?転職エージェントが解説します
AIと一口に言っても様々な業界において開発ツールとノウハウがあり、転職者にとっては、自分の持つスキルや経験が、どの企業にマッチするのか悩みどころです。群雄割拠と表現したくなるような魅力的な創始者やスタッフが、優秀な人材を募集しています。有名企業からスタートアップ企業まで、AI活用とRPAをアピールポイントとしたIT企業8社をご紹介いたします。どのような方がその企業に向いているのかも解説していますので、参考にしてみてください。
目次
RPAとは?
RPAとはRPA(Robotic Process Automation=ロボティック・プロセス・オートメーション)の略語です。
別名をデジタル・ワークフォース、デジタルレイバーと呼びます。
これまで手作業で行っていたようなオフィスワークを自動化する仕組みの事で、あらかじめ画面上で登録しておけば自動的かつ効率的に処理が進みます。
RPAはさまざまな業務を自動化し、効率的に行う事を得意としています。
例えばデータの収集・集計・加工といった処理、複数アプリケーションでの同時進行、問い合わせ対応などです。
人間と異なるのは、ミスなくより効率的に24時間365日安定した水準で行える点と言えます。
実は人口5万人以上の自治体におけるRPA導入率は67%なのに対し、民間企業では40%弱に留まっている事が分かっています。(参考:株式会社MM総研)
総務省のRPA導入補助事業が自治体での導入率を後押ししていると考えられますが、民間企業では財務、購買、人事、給与の分野が大きく先行する状態となっています。
本記事では、その中でも代表的なAI×RPA企業8社について転職エージェントの目線で解説します。
SENSY株式会社
アパレル業界における販売予測や需要に3独自開発AIツールを使用
SENSY(センシー)株式会社は、アパレル業界にクライアントを多く持っています。
販売戦略予測や需要予測にAIを使用してのマーケティング開発ツールを独自開発しています。
ファッション業界に今やAI導入は欠かせません。ECサイトの重要性が高まり、AIツールを活用する企業は増加しております。
しかし、使いこなすノウハウもコミで探すとなると、実績のあるSENSYは他会社とは一線を画しています。
どのようなタイプに向いているのか
販売効率を上げるためのRPAツール導入は他企業にも展開が見え、さらなる分野成長も見込めます。
職場は自由度が高く裁量も任される部分が多いです。
営業やエンジニアなどの分担にこだわらずに実績を積みたいと考えるタイプには非常に向いているといえそうです。
社内の雰囲気は明るく、社員同士の信頼関係もあり、社長の強いリーダーシップに牽引されて風通しも良いと評判です。
人間関係に悩んで退職をした方にとっては非常に魅力的な職場環境といえるでしょう。
株式会社イエラエセキュリティ
サイバーセキュリティに、さらに重要性が高まっている昨今です。
サイバーに限らず物質的な意味でのセキュリティにも視野を広げ、「セキュリティ」全般を扱うツール・製品の開発にも努めています。
社長自ら率いるハッカー集団は数々のハッキング大会で優勝した実績を持ち、株式会社イエラエセキュリティの広告塔でもあります。
サイバーセキュリティはネットインフラとしてプレゼンスキルが高く、普及にも努めて、社内外で勉強会や講演も行っています。
入社後も、最新情報の共有や社員の人材育成にも気配りがあります。
北海道大学と共同開発したAIプログラムを活用し、ブランディングやデザインの分野でも事業展開しています。
さらなる効率化を目指す為にRPA自動化プログラミングにも取り組んでおり、経験者は朗報です。
国内だけでなく中国でも営業展開が進んでおり、アジアで仕事を志す方には魅力的な企業です。
自己裁量性の高い職場のため、求める人材には積極的な姿勢が問われますが、やりがいがあると社員からの信頼は絶大です。
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株式会社Gunosy
TVCMなどでお馴染みのグノシーですが、社内は活気がある人材が集まりベンチャーらしいドライな雰囲気で働きやすい環境だと評判も良い会社です。
エンジニアを優遇をする風土があり、社内システムやサービスもフレキシブルな対応で仕事がしやすい環境が整っています。
情報処理系ではよく聞く話ですが、数字絶対主義といっても良いほど数値基準を徹底しています。
エンジニアにはやりがいのある業務内容だといえるかもしれません。
特筆すべきは広告メディア系では珍しく、残業が少なく、定時退社を推奨する文化が根付いており、仕事の業務効率化は徹底しています。
業務が膨大な分、自動化やRPA活用の業務改善などは急務を要しており、社内業務での人材の求人もあります。
株式会社A.L.I.Technologies
最新ドローン技術とホバーバイク開発で「スターウォーズ」を目指す
株式会社A.L.I Technologies(エー・エル・アイ・テクノロジーズ)社長は東大航空宇宙工学科卒で、航空テクノロジーに深い造詣があります。
ドローンの運用コンサルと産業用UAV開発を主に事業展開している会社です。
社長がスターウォーズ好きを公言しているだけあって、開発中の世界初実用型ホバーバイクは大変魅力的なデザイン外観をしています。
将来性は十分
宅配やデリバリーサービスの自動運転化が予想される昨今。
運送技術や航空事業への布石を打ち、事業開発をすすめている点においても他社より優位性の高い位置についているともいえます。
この分野はブルーオーシャンといって良いでしょう。
AI管制技術を応用したロボット技術にも興味があるなら、新規開発段階から関わることができ、大変魅力的な企業だといえます。
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株式会社AIメディカルサービス
株式会社AI(エー・アイ)メディカルサービスは、内視鏡の画像診断支援AI医療運用開発が事業の根幹を占めます。
健康を守る事業会社らしい特色として、胃・大腸内視鏡検査・人間ドック・予防接種は会社負担・フィットネスクラブ補助など福利厚生が充実しています。
しかし何よりも、IT系ではあまり感じることの少ない「人の命を救う仕事」に関わる充実感が得られる、医療系の臨場感が感じられる職場です。
それだけに現場のニーズが求める人材にダイレクトに反映し、個人の技量だけでなく、チームワークで成果を出すことに興味のある方に向いている職場だといえます。
医療とAIという組み合わせは、健康という幸せを生み出すテクノロジーの結晶です。
やりがいという言葉だけでなく、人類の進化の最先端に関わる仕事でもあり、今後は様々な事業展開や業務展開も見込めます。
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株式会社ALBERT
精鋭データサイエンティスト達の分析力が武器
株式会社ALBERT(アルバート)は自動車・製造・金融・通信・流通などさまざまな業界でAIを用いたデータ分析で実績をあげています。
生産ロボットの現場においては、製品の確実性の追求・オートメーション作業の故障予知・業務効率化などに積極的に取り組んでおります。
センサーやデバイスのサポートはもちろん、AIのアルゴリズム構築から取り組み、人材の育成まで行なっています。
また、新型コロナウィルス対策で厚生労働省のクラスター対策班にも協働しており、早期発見・感染防止のためのデータ分析にも関わっています。
多様な業界で培った高いデータ分析力を官民の壁を超えて貢献しました。
社風と取り組み
株式会社ALBERTでは優秀な人材を育成するために、自己研鑽や社内論文読会などを定期的に開き、常に最新の技術や情報に接しているよう機会を設けています。
IT系、理工系だけでなく文系出身者の採用も多く、新たな見識を刺激してくれる魅力的な人材を積極採用しています。
様々な事象に興味があり、好奇心の強いタイプの方には合っている社風です。
RPAツールとAIとの連携に積極的に取り組んでおります。
UI Pathと連携したチャットボットの開発やGoogle カレンダーとの連携利用によるスケジュール管理機能開発を行なっております。
株式会社PKSHA Technology
時代を牽引するアルゴリズムソリューション技術
株式会社PKSHA Technology(パークシャテクノロジー)は、自社プロダクト製品を多数開発しており、業務展開をしている会社です。
少数精鋭のチーム内で、それぞれの志向性を尊重したキャリアを築くことで専門性を極めています。
相互扶助が継続的な成長を促し発展につながるという企業理念を掲げています。
言語処理技術やテキスト解析の自社プロダクト製品は高い性能を評価されております。
その一方で大手IT企業内の製品改善に技術提供をしたり、共同開発行をなっており、自社運用だけにこだわらない、経営者の柔軟な発想が伺えます。
代表の上野山氏は東京大学のAI研究第一人者である松尾研究室出身で、同研究室卒業生にはグノシーの創業者もおり、華やかな人脈が伺えます。
スタッフメンバーはアカデミックなタイプの方が多く、大いに刺激を受ける職場であることは間違いありません。
向いている人とは
研究とビジネスの微妙な狭間で経験を積みたいと考えるタイプには、価値観の合う会社といえます。
UI PathのCEO長谷川康一氏は、下村勇介氏と同じ大学、同じ会社出身の先輩後輩の間柄でもあります。
AIとRPAの連携に早い段階から注目して開発に取り込んできました。
AIのデータ分析にRPA活用は今や必須ですが、技術開発現場においてツールの開発と密な関係があるのは有利です。
AI関係の転職を考えるとしたら最先端技術の最高峰の職場と言えるでしょう。
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株式会社エクサウィザーズ
社会課題解決を通じて、幸せな社会を実現する
株式会社エクサウィザーズは、「AIを用いた社会課題解決を通じて、幸せな社会を実現する」というミッションを掲げています。
介護・医療・ロボット・金融など多様で幅広い業界の企業と、プロダクト開発と実用化に取り組んでいる会社です。
スタッフには、AIエンジニアを始めとしたIT系研究者や政策・金融コンサルタント・介護医療専門家などが各分野を超えて活躍しています。
現場の課題とニーズをダイレクトに反映したプロダクト開発を行なっております。
今後の日本
超高齢社会を迎えた日本では、高齢者用利便向上サービスを整えることが結果的に社会的コストの軽減になります。
社会の弱者に配慮したデザインやアプローチは不可欠であり、既存の概念にとらわれない革新的な発想が必要だという理念のもとに、優秀な技術者が集結しています。
同じビジョンを見たいと共感できるタイプであれば、能力を発揮できる場を獲得できるでしょう。
今後、さらに躍進されることが期待されます。
注目のRPA上場企業と最新ツール
NTTデータ
国内SIer最大手のNTTデータが開発したのがRPAツールで国内シェア第1位のWinActorです。
プログラミング知識は一切不要でExcel、WEBブラウザ、業務システムまで幅広く対応した業務効率化ロボットです。
銀行、保育施設、役所などで導入事例が挙げられています。
RPAホールディングス株式会社
RPAホールディングス株式会社は、国内シェア第2位を誇るBizRobo!を提供しています。
導入規模の大小、AI-OCRソリューションとの連携有無を軸に、大きく5種類に分けられたロボサーバー不要のRPAツールが特徴です。
医療、小売や自治体はじめとした12業界で導入事例が挙げられています。
SCSK株式会社
SCSK株式会社はUi Path、Automation Anywhereを始めとした複数のRPAツールを提供する代理店です。
RPAをまんがで解説するなど、業務のIT化を推進するなかで、RPAをソリューションの中心と捉えています。(参考:SCSK まんがでわかるRPA)
まとめ
RPAとAIを掛け合わせることによりどのようなプロダクトを作り出しているのか、有名な企業を通してご理解いただけたかと思います。
これから転職をお考えの方は各企業の特徴や携わる業務イメージの参考にしていただけましたら幸いです。
もしも本格的に求職をするのであれば転職エージェントに自分がこの業界に向いているのか診断してもらうこともできますので、相談してみてください。
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