独立系SIerランキング!大手SIerの年収・売上を徹底比較
企業のDX化に欠かせないSIer企業。大手SIer企業へ転職したい、SIer企業の年収が気になる!という方もいらっしゃるかと思います。本記事では、様々な系統が存在するSIer企業中でも「独立系SIer」に注目して解説。独立系SIerの売り上げ・年収ランキングから企業が展開するソリューションについても紹介します。
目次
独立系SIerの売上高・営業利益ランキング
各独立系SIerの売上高・営業利益をランキング形式で紹介します。人気の独立系SIerを知りたい方、比較したい方は是非ご覧ください。
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売上高ランキングTOP5
1位は、「たのめーる」のCMで有名な大塚商会の8,518億円です。AI・IoT 活用ソリューションや、IoT・セキュリティソリューションなどを手がけ、様々な業界から人気を集めています。
大手独立系SIer営業利益ランキングTOP5
営業利益1位は、売上高ランキングでも1位を獲得している大塚商会の558億円、2位は売上高ランキング3位のTISの547億円となっています。
大手独立系SIerの年収ランキング
ここまでは、独立系SIerの売上高と営業利益を紹介しました。
平均年収はどの独立系SIerが最も高いのでしょうか。ここからは、独立系SIerの平均年収ランキングを紹介します。
1位 SRAホールディングス 1,080万円
独立系SIerの年収ランキング1位は、「SRAホールディングス」です。
20〜30代の想定年収は以下の通りです。
20〜24歳 581万円
25〜29歳 897万円
30〜34歳 1,050万円
35〜39歳 1,136万円
2位 オービック 959万円
独立系SIerの年収ランキング2位は、「オービック」です。
20〜30代の想定年収は以下の通りです。
20〜24歳 595万円
25〜29歳 825万円
30〜34歳 937万円
35〜39歳 1,000万円
3位 ネットワンシステムズ 869万円
独立系SIerの年収ランキング3位は、「ネットワンシステムズ」です。
20〜30代の想定年収は以下の通りです。
20〜24歳 526万円
25〜29歳 743万円
30〜34歳 848万円
35〜39歳 907万円
4位 大塚商会 823万円
独立系SIerの年収ランキング4位は、「大塚商会」です。
20〜30代の想定年収は以下の通りです。
20〜24歳 486万円
25〜29歳 699万円
30〜34歳 802万円
35〜39歳 860万円
5位 BIPROGY 810万円
独立系SIerの年収ランキング5位は、BIPROGY」です。
20〜30代の想定年収は以下の通りです。
20〜24歳 457万円
25〜29歳 680万円
30〜34歳 788万円
35〜39歳 849万円
”自分の市場価値は”「IT人材 年収診断」で調べてみよう
仕事量が多いのに周りと比べて年収が低い、評価されにくくて給料が上がりにくい、転職したいけど今より年収が落ちないか不安、など、IT・Web・ゲーム業界で勤めている方にとって「年収」に関する悩みは多いですよね。
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- 勤務地:西日本⇒東京へ転職
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独立系SIerの立ち位置
SIerとは、システムの開発や運用、保守を行う企業です。
自社でシステム開発を行えない企業に対して、最適なシステムを開発・提供します。年収の水準が高く、知名度のある企業が多いのが特徴です。
SIerは、その成り立ちによって以下の4つの分野に分かれています。
・メーカー系SIer
・ユーザー系SIer
・独立系SIer
・外資系SIer
ここからは、独立系SIerの立ち位置や働き方などを紹介していきます。
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独立系SIerとは?
独立系SIerは、親会社やグループを持たずに独立してシステム開発を行う企業です。
独立系SIerとその他SIerとの大きな違いは親会社の有無にあります。
例えば、メーカー系SIerは、コンピュータや家電などのハードウェアを作成している企業の情報システム部門が運営しています。また、ユーザー系SIerは、流通や製造、金融などの大手一般企業に属する情報システム開発部門が立ち上げた企業です。
しかし、独立系SIerは元となる親会社が存在しません。そのため、親会社による制限がなく自由に活動できる点が特徴です。
独立系SIerでの働き方
独立系SIerは他のSIerとは異なり親会社との繋がりがないため、経営の自由度が非常に高いです。
例えばメーカー系SIerの場合、開発に使用する端末のメーカーは親会社のものに縛られます。しかし独立系であれば、このような端末やプログラミング言語の縛りがなく、自由に開発が可能です。
また親会社の縛りなく受ける案件を自由に選別できるため、幅広い業界のシステム開発に携わることができます。様々な業界のニーズを把握でき、大きくスキルアップするきっかけになるでしょう。
「独立系SIerはやめとけ!」と言われる理由は?
インターネットで独立系SIerについて調べると、「独立系SIerはやめとけ」というワードを目にします。これから独立系SIerに転職を考えている方は不安になっていることでしょう。
そこでここからは、「独立系SIerはやめとけ!」と言われる理由について詳しく解説していきます。
客先常駐が多い
独立系SIerの懸念点として代表的なのが、客先常駐が多い点です。客先常駐とは、所属企業から派遣され、顧客企業のもとで働くことを言います。
客先常駐は、現場によって勤務時間などの規則が異なる事や、頻繁に環境が変化する事によるストレスが問題視されています。
特に下請けの独立系SIerの場合、自社内で働く機会はほとんどなく、派遣先での作業ばかりになることも珍しくありません。
客先常駐が苦手な方にとっては、大手でない限り独立系SIerで働くのは厳しいでしょう。
会社の業績が不安定
独立系SIerは、親会社が存在せず業務の自由度が高い反面、コンスタントに案件を獲得できるかどうかは全て自分たちの営業に委ねられます。
その結果、都合により急に案件が打ち切りになったり、営業力に欠けて案件を獲得できなかったりすれば、思うように業績を得られません。
メーカー系SIerやユーザー系SIerのように安定した業績を出せない点は、独立系SIerのデメリットとも言えるでしょう。
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年収が低くなりがち
全ての独立系SIer企業に当てはまるわけではありませんが、一部の独立系SIer企業は年収が低くなる傾向があります。
SIerは多重下請け構造になっており、4次請けや5次請け、6次請けも珍しくない業界です。つまり、下請け企業になればなるほど、大変な作業にも関わらず年収が低くなってしまいます。
本記事の年収ランキングで紹介したような大手独立系SIerの場合は年収700万円以上も珍しくないため、年収の高い独立系SIerを目指すのであれば、大手独立系SIerがおすすめです。
自分の年収が適正か気になった方は、年収診断をしてみましょう。
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働きやすく、スキルアップが叶う独立系SIerの選び方とは?
とはいえ、「独立系SIerは転職先として選ぶべきではないのか?」ということでは決してありません。
正しい選び方をすれば、働きやすく、且つスキルアップを目指せる優良な独立系SIerに転職することは十分に可能です。
ここからは、働きやすく、スキルアップが叶う独立系SIerの選び方を紹介します。
特定の業界や技術力に強みがある
独立系SIerの企業を選ぶ際は、特定の業界に特化したサービスを提供したり、特定の業界に向けて自社製品を開発している企業を選ぶことが大切です。
目に見えて分かる強みを持っている独立系SIer企業であれば一定の業界からの信頼性が高いため、コンスタントな案件の獲得に繋がりやすいです。
その結果、企業の業績が安定して社員への待遇も良くなる傾向があります。独立系SIerの企業を選ぶ際は、独自の強みを持っている企業を選びましょう。
元請で案件を獲得している
一概には言い切れませんが、独立系SIerは下請けになればなるほど年収や待遇が下がりやすい傾向にあります。
具体的には、3次請け以降になれば、多額の中間マージンにより作業量と報酬のバランスが崩れる可能性が高いです。こういった独立系SIer企業では、高い年収と好待遇のもと働くのは厳しいでしょう。
そのため、ホワイトな独立系SIer企業を選びたい方は、元請企業を選ぶと安心です。高い年収とコントロール可能なプロジェクトのもとで働ける可能性が高くなります。
幅広いシステム開発をしている企業かを確認
自分自身が大きくスキルアップできるような独立系SIerを見つけたいなら、幅広いシステム開発の実績を保有する独立系SIer企業を選びましょう。
幅広く案件を獲得している企業に転職すれば、様々な業界のソリューション開発に携われるからです。あらゆる業界のニーズを把握して開発できるようになれば、今後も重宝される人材になることでしょう。
また、幅広く案件を獲得している独立系SIer企業は、自社の強みを活かして活動できていることを示している事にもなるため、年収や待遇も良い可能性が高いです。
社員の年齢層が若い
働きやすい独立系SIer企業と出会いたいなら、社員の年齢層にも注目することが大切です。
年齢層が高ければ自然と年功序列な社風になるため、若手が活躍してスキルを身につける場が限られてしまいます。
つまり、働きやすくて且つスキルアップできる独立系SIer企業を積極的に狙う方は、若手社員が多い企業を選ぶと安心です。
新しい技術を積極的に取り入れ、より向上しようとする力の強い優良企業に出会える確率が高くなることでしょう。
独立系SIerに転職して、さまざまなスキルを身につけよう
この記事では、独立系SIerの売上高や年収をランキング形式で紹介しました。
独立系SIer企業は、親会社による縛りを受けることなく自由に案件を獲得し、自由なプラットフォームを使用して開発できるといったメリットがあります。多種多様な業界のソリューションの開発に携わることで、自分自身も大きく成長できる業界であると言えるでしょう。
ただ、独立系SIerは多重下請け構造を形成しています。つまり、3次請けや4次請けといった企業に転職すると、年収や待遇が悪くなる可能性も考えられます。
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