【2019年】ゲーム市場の動向を徹底解説!気になる市場規模から今後の動きまでわかりやすく解説します。
IT業界の中でも特に盛り上がっているゲーム市場。年々その規模は拡大しており、特に2019年は、ゲーム市場を大きく変えるニュースもあるなど、その勢いは衰えることがありません。今回はそんな今一番盛り上がっているゲーム市場の市場規模や、今後の有名企業の動きなどについて徹底解説していきます。
目次
2018年のゲーム市場の規模は?
世界全体では7兆円超え
子供から大人までだれもが楽しむゲーム。そんなゲーム市場は年々拡大しています。特にここ最近は、スマートフォンの普及もあり、スマートフォンでできるモバイルゲームが急激に増えました。SNSなどで話題になっているものからマイナーなものまで、その種類は膨大です。
今年の1月末に発表されたファミ通の調べによると、世界全体でのモバイルゲーム市場は約7兆円であり、国内の家庭用ゲームでも約4300億円と、昨年よりも規模が拡大されているということを発表しました。
出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005495.000007006.html
アジア圏の市場規模は年々拡大
世界全体での市場規模も拡大されていますが、実際に全ての地域で市場規模が拡大されている、というわけではありません。しかし、それでも世界市場では7兆円を超えるほど拡大されています。具体的にどの地域が拡大されているのかということになりますが、それは日本や中国などのアジア圏です。
昨年と比べるとあまり増加していませんが、2015年の市場規模と比べると大幅に規模が拡大しています。特にモバイルゲームの市場規模の拡大が著しく、日本や中国などのアジアで生まれたモバイルゲームが大半を占めています。
2018年はモバイルゲームがすごい
3年で2倍近くも拡大
先程の市場規模でもわかるとおり、ここ数年でもゲーム市場の規模は年々拡大しており、特にモバイルゲームについては、3年で2倍近くも拡大されています。ではなぜアジア圏を中心に、これほどまでにモバイルゲームが盛り上がっているのでしょうか。
モバイルゲームがこれほど盛り上がっている要因として、手軽にゲーム開発ができる環境にあるためです。スマートフォンの普及により、自分で開発したアプリを簡単に公開できる環境が整い、さらにはアプリ開発にも対応しているプログラミング言語やフレームワークにより、個人でも手軽にゲーム開発をすることが可能になったため、モバイルゲームの市場もそれだけ一気に拡大したのです。
家庭用ゲームはどうなの?
モバイルゲームの市場規模が拡大する一方で、家庭用ゲームの市場規模はどうなっているのかと気になる人も多いはずです。やはりゲームといったら、任天堂やPS4などの家庭用ゲームを思い浮かべる人も少なくありません。
実は家庭用ゲームの市場規模も、モバイルゲームほどではありませんが拡大しています。スマッシュブラザーズやモンスターハンターなどの、家庭用ゲームの代名詞とも言えるゲームの人気も未だ根強いです。また、家庭用ゲームとモバイルゲーム両方に言えることですが、最近話題となっているeSportsの普及も相まって、市場規模が拡大していたり売上が出ているということもあります。
2018年人気だったゲームは?
ディズニーツムツムが一番人気
昨年日本で話題になったゲームといえば、多くの人は荒野行動やPUBG、ポケモンGOなどを挙げる人が多いはずです。確かにこれらのゲームはSNSでも話題になり、特にポケモンGOについては、昨年は特に大きなニュースにはなっていませんでしたが、登場した当時は様々な問題を引き起こすほどの人気ぶりでした。
しかしそれらを差し押さえて人気だったゲームが、ラインから出ているディズニーツムツムです。話題にはなっていませんが、それでも根強い人気があり、登場から3年以上たった現在でも多くの人にプレイされています。
課金額ではモンストがトップ
モバイルゲームの醍醐味とも言える課金。人によってはゲームに月十万円以上課金する人もいるほどです。特にテレビCMで放映されているようなモバイルゲームに課金をしているという人は、かなり多いはずです。
そんな課金額の多いゲームとして最も多いゲームが、モンスターストライク、通称モンストです。こちらに関しては2年連続でトップです。ちなみに先程少しだけ出てきた荒野行動ですが、昨年登場したにもかかわらず、課金額では4位となっています。
2019年起こりそうな動き:ゲーム市場に激震?!
Stadiaの誕生
市場規模が拡大していることについてここまで触れてきましたが、果たして2019年のゲーム市場はどうなるのか、ということについてここからは解説していきます。単刀直入に書きますと2019年のゲーム市場はかなり大きな革命が起こります。
先日Googleが新たなゲームのプラットフォームとして、Stadiaというプラットフォームを発表しました。このStadiaの発表によって、ゲーム市場に激震が走りました。そのStadiaとは一体どういうものなのでしょうか。
ゲームはストリーミングの時代へ
通常ゲームというのは、使用する機器が限定されてしまいます。
例えばPS4のゲームはPS4がなければできません。PS4のソフトをスイッチに入れても何も起きません。モバイルゲームについても、OSなどの推奨環境が決まっているため、全てのスマートフォンでプレイすることができるわけではありません。
Stadiaというのは、ゲームをストリーミング配信するという特徴があります。つまりYoutubeで動画を見たり音楽を聞くように、パソコンなどの通信機器に縛られる事なくゲームをプレイすることができる、というのがStadiaのメリットです。すでにプレイヤー向けのホームページはもちろん、開発者向けのページなども用意されており、今年中には正式にリリースされるのではないかとされています。
2019年起こりそうな動き:ゲームのお金=資産?
ブロックチェーンゲーム
昨年良い意味でも悪い意味でも話題となった仮想通貨。世間が仮想通貨の流出などで騒がれている一方で、その仮想通貨に用いられているブロックチェーンの技術を使ったあるものの開発が進められていました。それがブロックチェーンゲームです。
昨年は多くのブロックチェーンゲームが開発されていましたが、現在ではたった3タイトルほどしか残っていません。その中でも今特に勢いのあるゲームが、マイクリプトヒーローズというブロックチェーンゲームです。
文字通りゲームで食べていく暮らしも?
ゲームの内容としてはヒーローを集めて冒険したり、あるときは他のプレイヤーとバトルをしたりなどという、至ってシンプルなゲームです。
しかし、このゲームの最大の特徴はゲーム内で稼いだお金をそのまま換金できるところです。ゲーム内のお金が実際に出回っている仮想通貨へのトークンとなり、そのトークンを仮想通貨に引き換えて円に交換できるのです。
ゲーム好きの中には、ゲーム内のお金が実際のお金になったらかなりお金持ちになるだろうな、そう考えたことのある人も多いはずです。
しかし、ブロックチェーンゲームというのはそんなくだらないと思われてしまう夢が実現してしまうのです。
2019年のゲーム市場は激動の年
今回は2018年のゲーム市場の市場規模を紹介するとともに、2019年ゲーム市場はどうなるのかということについて解説しました。
Googleの動向に注目
現時点でゲーム市場で最も話題になっていることは、先程紹介したStadiaです。やはり通信機器に関係なくゲームをプレイすることができるというのは、ゲーム好きにとってもかなり嬉しいことです。実際にStadia用のコントローラも用意されているほどであり、すでにいくつかの開発者が参入することを決めています。
Stadiaの登場により、今までの家庭用ゲームやPCゲームが危ないのでは、という声もあります。
しかし別の言い方をすると、今まで家庭用ゲームを中心に展開してきた開発チームがStadiaに参入し、それによってさらに多くの人にプレイされるようになる、ということも考えられます。
まとめ
従来のゲームの悩みというのは、自分がプレイしたいゲームがある場合でも、場合によってはそのゲームをプレイするためのゲーム機を購入しなければいけないという問題がありました。当然ゲーム機というのは決して安くはありません。
そんな現状において、Stadiaというのはかなり大きな影響をゲーム市場に与えるものとして注目されています。わざわざゲーム機を購入しなくても、ストリーミングで自分の通信機器でゲームをプレイする、2019年はゲーム市場はもちろん、ゲームのあり方そのものが大きく変わる年となりそうです。
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