【徹底比較!】MySQL vs SQL!データベースを扱う両者の違いを分かりやすく解説します!

現在私たちが利用しているウェブサービスのほとんどにデータベースが利用されています。データベースとは、サービスを利用する上で必要なデータを管理し、サービス内のデータ操作を一手に担うシステムです。今回は、データベースの中でも最も利用されているMySQLとはなんなのか、そしてMySQLとSQLの違いを分かりやすく紹介します。

 

 

MySQLとは

 

 

MySQLとは、数あるデータベースの中でも世界的なシェアを持つデータベースです。

オープンソースとして提供されているMySQLは、広い範囲のシステム規模を支えることができるため、小規模なシステムから大規模なシステムまで、無料で利用することが可能です。

私たちが日常的に利用しているウェブサービスでも、MySQLは使われていますし、個人的なブログもそのデータ管理にMySQLが使われていることが多いのです。

MySQLは1995年に公開されましたが、2000年以降にオープンソースとなり、商用非商用に限らず、幅広く導入されました。

ウェブサービスのサーバーを構築する時の基本となる構成に「LAMP(ランプ)」がありますが、この構成においてデータベースに当たるのが「M」のMySQLです。

 

※「LAMP」は、構築するOSやミドルウェアそれぞれの頭文字です。

・L:Linux(OS)

・A:Apache(Webサーバー)

・M:MySQL(データベース)

・P:PHP(あるいはperlやpythonなど)

 

ですので、サーバーエンジニアやインフラエンジニアの基礎知識としても、MySQLは必須となります。

MySQLは、コミュニティーもしっかりしていますし、インターネット上でも情報を得やすいというのも特徴のひとつです。

 

SQLとは

 

 

SQLとは、データベースを操作する“プログラミング言語”です。

データベース管理システム(MySQLなど)に対して、データ操作やデータの定義、データベースからのデータ取得やデータ格納といった処理をプログラミングするために存在しており、国際標準機構(ISO)でも企画が標準化されています。

SQLを習得することは、システムエンジニアにとって非常に重要なスキルとなりますし、SQLスキルを自在に操ることができれば、データベースエンジニアとしてのひとつのポジションを確立することも可能です。

SQLは、JAVAやPHPといったウェブサービスに利用されるプログラミング言語と合わせて学習することで、その機能を深く理解することができるでしょう。

SQLをマスターしておくことで、様々な種類のデータベースを操作する基礎を習得することができます。また、現代のサービスでデータベースを使わないモノはほとんど存在しませんので、SQLの知識はITエンジニアにとって重要なスキルとなります。

 

MySQLとSQLの違い

 

 

MySQLとSQLの違いを一言でいえば「システムと言語の違い」です。SQLはデータベース言語なのです。MySQLはデータを格納する箱であり、そこにSQLを使ってデータの管理を行います。

MySQLで利用するSQLの命令をいくつかピックアップすると、以下のようなものがあります。

 

・mysql -u ユーザー名 -p:MySQLへのログイン

・SELECT:情報の抽出

・create user:ユーザーの追加

・show databases:データベース一覧表示

・create database データベース名:データベースの追加

・show tables:テーブル一覧表示

・create table:テーブルの作成

 

これらSQLで、MySQLという箱にデータの格納場所やデータそのものの操作を行うのです。

 

データベースの種類

 

 

データベースには様々な種類があり、オープンソースのデータベースやライセンス料の必要なデータベースもあります。

 

MySQL

 

MySQL(マイエスキューエル)はオープンソースです。一からサーバーを構築する際によく使われるデータベースで、世界で最も利用されているデータベースです。データベースの8割がMySQLだと言われています。

 

PostgreSQL

 

PostgreSQL(ポストグレスキューエル)もまた、オープンソースのデータベースであり、MySQLに並んで人気があります。

MySQLとPostgreSQLを比べた場合、分かりやすい違いとしては、大量のデータに対するSELECTの処理が、MySQLよりもPostgreSQLの方が速いという特徴があります。

 

ORACLE

 

ORACLEは、アメリカのオラクル社が開発しているデータベースです。

ORACLEは世界初の商用データベースシステムとして登場し、利用にはライセンス料金が必要です。

ORACLEは様々な機能を提供していますが、その分しっかりとしたサポートもありますので安心です。また、ORACLEでは、ベンダーの資格試験を提供しており、データベースエンジニアとしての登竜門となっています。

 

Access

 

Accessは、Microsoftが提供するデータベースです。主にWindowsに特化して動作するため、Linuxサーバーで使用できないなど、制限もあります。

※macOSにも対応しています。

Accessもオープンソースではなくライセンス料金が必要です。また、その他のデータベースと比べてオペレーションが独特ですが、GUIによるデータベース設計ができるという特徴から、データベースに精通していない人でも比較的容易に開発することができます

ウェブサービスを提供するコンテンツに利用するには難があると言わざるを得ませんが、中小規模のプロジェクトならば大いに力を発揮するデータベースです。

 

役に立つデータベースの資格

 

 

データベーススキルの指標として代表的な資格が「ORACLE MASTER」です。データベースエンジニアを目指す場合には、この資格に取り組むことで、データベース操作言語であるSQLを学ぶことができます。

また、データベースの管理(バックアップやリカバリ)などの基礎的な知識を習得することもできます。

 

ORACLE MASTER Bronze

 

ORACLE MASTER Bronze(ブロンズ)は、データベースに対する必要最小限の知識を認定する資格です。

データベースの仕組みやSQLの基礎を学ぶためには有用な資格試験となります。

 

ORACLE MASTER Silver

 

ORACLE MASTER Silver(シルバー)は、規模の大きなデータベースの管理について、バックアップやリカバリなどを含めた知識を問われます。

データベース管理の実践経験がなければ難しくなるのがSilver以降となります。

 

ORACLE MASTER Gold

 

ORACLE MASTER Gold(ゴールド)は、データベースエンジニアとして高度な知識と技術を認定します。

環境に応じたデータベース設計・構築、またデータベースのトラブル対処についても熟知しておかなければなりません。

2日間における実技試験が行われ、環境構築から障害対応までの技術を問われます。

 

ORACLE MASTER Platinum

 

ORACLE MASTER Platinum(プラチナ)は、ORACLE databaseに限らず、データベースエンジニアのエキスパートとして認定されます。

ORACLEに特化した技術や知識はもちろんですが、データベース管理において臨機応変な対処ができることが問われます。

データベースの構築や障害対応だけでなく、運用中のデータベースにおいて、状況によるチューニングなどのパフォーマンス管理を的確に行わなければなりません。

 

まとめ

 

 

MySQLとSQLには、データベースシステムであるか、それを操作する言語であるかという大きな違いがあります。

MySQLはオープンソースですので、データベースの勉強を始める際にも、環境構築を含めて比較的ハードルの低いデータベースです。

データベースの仕組みやSQLによるプログラミングを始めたい場合は、自宅にサーバーを立てることですぐに始められます。

また、MySQLは世界でも多く使われるデータベースですので、様々な業界でそのスキルを発揮することができるでしょう。

さらにデータベースエンジニアとしてのスキルアップを目指す場合には、ORACLE MASTERの資格試験を目指すことも視野に入れましょう。

Geekly Media ライター

佐久森

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