Unreal Engineとは!Unityとの関係性はある?基礎知識から徹底解説します!
実際「『Unreal Engine(アンリアルエンジン)』と『Unity(ユニティー)』とは何でしょう?」と思う方もかなり多いと思います。実際に調べてみると専門用語言語が難しくわかりにくいですよね。そこで今回はこの専門語は何を表しているかや、使い方をできるだけわかりやすく説明していきたいと思います。
目次
Unreal Engine と Unityは『ゲームエンジン』
ゲームエンジンとは?
ゲームエンジンとは、コンピュータゲームの動作において必要となる処理を代行して行い、効率化するソフトウェアのことです。
ゲームを制作するにあたってゲームエンジンを使用することで、プログラミングに慣れていない人でも簡単に映像を表示したり動作確認をしたりできるようになり、より効率的に高クオリティのゲームが制作可能になります。
Unreal Engineと Unityは代表的なゲームエンジン
ゲームを作るための核となる開発ソフトが「Unreal Engine」と「Unity」で、上記で説明した通りこの開発ソフトの事をゲームエンジンと呼びます。
他にもこれ以外のソフトが有りますが主にこの2つが有名で人気があり、好んでどちらかのゲームエンジンを起用する業界が大半です。
Unityは特に世界でもシェア率が1番で、最も使われているゲームエンジンです。初心者の方やどちらか迷った方はUnityを使えば間違いないでしょう。
Unreal EngineとUnityの紹介説明
Unreal Engineの紹介説明
Unreal Engineは「EpicGames(エピックゲームズ)」という名前のゲーム開発会社が開発したゲームエンジンで拠点がアメリカということもあり日本語版の本書が少ない傾向にあります。
ですが、ゲーム業界で知らない人はいないといった有名ゲームエンジンの一つです。
Unreal Engineは日本での大人気のTVゲームソフト「ファイナルファンタジーVII リメイク(FF7)」や「ドラゴンクエストXI(ドラクエ11)」更に「キングダム ハーツIII(キンハ3)」などが挙げられます。
格闘ゲームだと「鉄拳7」や「ストリートファイターV(ストファイ5)」がUnreal Engineを起用。このように現在のゲーム業界に欠かせないゲームエンジンがEpicGamesのUnreal Engineとなります。
Unityの紹介説明
一方Unityの場合も海外の会社ですが、日本語の資料が豊富でその分取り掛かりやすいのが特徴。多くのゲーム開発会社はUnityのゲームエンジンを導入しています。
その影響もあり日本でのゲームエンジン開発起用のツールがUnityの比率が大きく求人が豊富なゲームエンジンになります。
スマホやTVゲーム、AR&VRで実装したいなど複数のプラットホームに実装する予定であればUnityがおすすめです。
Unreal Engineのメリット・デメリット
Unreal Engineのメリット
- 感覚的にプログラミングができる
- ハイクオリティーなグラフィック性能
- 開発物を販売しない場合は無料で使える
Unityとの最大の違いは感覚的なプラグラム感が挙げられます。Unreal Engineはブループリント機能で様々なプログラムを知識無しで感覚的に組み込むことができる機能が最大の魅力です。
そしてもう一つの最大の魅力がハイクオリティーなグラフィック性能。感覚的な操作で作り込めるグラフィックが綺麗に創作可能なため、リアルな作品創作に向いているエンジンと認知されています。
更にこのUnreal Engineは無料で使えることでも有名で、開発したゲームソフトの売上を5%のロイヤリティーとして徴収する方法で運営できているため試しに使ってみたい人にもおすすめです。
もちろん売らなければ趣味として無料で使えるので、じっくり独学で楽しく創作可能です。
プログラミング業とデザイン業に特化したツールが備わっているので得意分野を勉強しながら制作可能。(Unreal Way)
Unreal Engineのデメリット
- 日本語の資料が探しにくい
- 収益が高額になると払わなければならないロイヤリティーも増える
Unreal Engineは海外の会社ということもあり日本語の資料が探しにくく少しだけ資料を探すのが大変です。事前に資料を集めとくといいでしょう。
作品が売れたら売れた量のロイヤルティーが税金のようにかかり、収益が高額になると払わないといけない金額も増えます。現在のUnreal Engineは売上率が4半期で3000ドル以上利確している場合、売上の5%をロイヤルティーとして払うことが条件です。
独自のライセンス方法などでロイヤリティーを少なくする方法もあり、売れたときの立ち回りを事前に模索することも大切です。
Unityのメリット・デメリット
Unityのメリット
- ゲームを発表できるプラットホームが多い
- 利益が一定額以下の場合は無料で使える
- 学習教材が充実している
ゲームを発表できるプラットホームが多くスマホゲーム、PCゲーム、VR&ARゲーム、TVゲームなどとても幅が広く対応しているのが最大の魅力です。こちらも無料ゲーム創作が可能。
Unityは、100000ドルを超える収益が超えなければ無料で利用できます。
本格的に行う場合は、個人開発で年間25ドルのプランとチーム開発向け月125ドルのプランが利用可能となっています。
もちろん初心者開発の方も利用可能。コツコツプログラミングを学びたい人にもとてもおすすめです。書店に行くと基礎のプログラミング本が数多くあるので誰でも始めることができます。
確実にスキルが身につき将来の仕事にも繋がります。一方、パッと見た感じではUnreal Engineの方が作れている感はありますが実際はそんなに差がないので、自分の好みに合う方を選びましょう。
Unityのデメリット
- プログラミングが苦手な人には退屈に感じられるかも
デメリットは比較的少ないのですが、感覚的にゲームを作りたいと持っている人や、プログラミングが苦手な人には少し退屈になる傾向があるので、そんな方はUnreal Engineをおすすめします。
もちろんUnreal EngineもUnityと同じでプログラミング言語をコーディングしないといけません。最終的には好みの差が大きく左右します。最終的には自分が作りたいゲームに合わせて変えていくのがおすすめです。
最後に比較してみよう
他のゲームエンジンとも比較
ゲームエンジンの各種最大の特徴を紹介します。様々なゲーム開発ツールがありますが、ここでは一部を紹介します。
Unreal Engine
ブループリント(ビジュアルスクリプティング)機能実装。この機能により感覚的なゲーム作りが可能。
日本語情報が少ない。
Unity
初心者から上級者のニーズに答えられる世界で最も供されるゲームエンジン。更にプラットホームが多いのが魅力でこれからの時代のAR/VRに対応。
日本語の情報が多い。
Lumberyard
無料のアマゾンが開発したゲームエンジンなので、同社運営のTwitch、AWSとの連動可能でスムーズ。
Defold
完全無料の2Dに特化し、エンジンが軽いため作業サクサク。「Lua」と言うマイナーな言語を起用しています。
Cocos2d-x
「ディズニーツムツム」や「モンスタースタライク」で有名なゲームエンジン。動作も軽くサクサク動き、マルチプラットホーム。
他にも内製エンジンと呼ばれるメーカーが独自開発したゲームエンジンが存在します。
ワールドエンジン
『モンスターハンター:ワールド』などで使用されているゲームエンジンです。
フォックスエンジン
『メタルギアソリッドV』や『メタルギア サヴァイヴ』などで使用されるゲームエンジンです。
REエンジン
『バイオハザード7 レジデント イービル』や『バイオハザード RE:2』他にも『デビルメイクライ5』などで使用されているゲームエンジンです。
他にも数多くのメーカーが社内で独自開発し、ゲームエンジンを使うことで利益を伸ばし各メーカーの求めるクオリティーを実現するために開発されるゲームエンジンもこの例のように沢山あります。
今後のゲームエンジン業界とチャレンジする人へ
今後のゲームエンジン業界
今後のゲーム業界はUnreal EngineとUnityを中心にAR/VRやスマホゲームにも今以上に力を入れていくことが予想されるでしょう。
近年ゲーム実況者や人気ゲームが続々と生まれる影響を受け、様々な分野から注目を集め急速に進化を続けるゲームエンジン業界。その技術を使いこなせるエンジニアも増加すると予測されます。
これからチャレンジする人にアドバイス
ゲームエンジンに興味が湧いた人はまず自分が作りたいゲームのジャンルを決めそのジャンルに合ったゲームエンジンを選びましょう。
Unreal EngineとUnityのどちらか悩んでいる人はWebサイトなどでも求人が多いUnityをおすすめします。リアルやクオリティーにこだわりたい人や、海外でも将来やっていきたい人はUnreal Engineをおすすめします。
どんな理由で選んでもさほど影響がないので自分の好きなスタイルで創作できるゲームエンジンを選ぶことが最も重要です。基本無料なので同時に試すのも面白いのではないでしょうか!
ただゲームエンジンでゲーム開発をしていくとどんどん重くなってくるので、できるだけPCは高いスペックのものを選ぶようにしましょう。
まとめ
- Unreal EngineとUnityはどちらも代表的なゲームエンジン
- Unreal Engineは感覚的にプログラミングできるのが強み
- Unityは配信できるプラットフォームが多いこと、教材が豊富なことが強み
- 自分の好みに合うほうを選んで問題ない
Unreal Engineは独自の機能で誰でも簡単に使えるのが魅力です。またUnityの場合は日本語の資料がたくさんあり動画も豊富で不明点部分を解消しやすく、完成したゲームはマルチプラットホームで読み込むことができとても便利。
ゲームが個人で開発できる時代。無料でもハイクオリティーなゲーム開発が努力次第で完成させられ、そこから作品を販売することも可能です。
完成したときの喜びはとても大きな喜びになり、初心者にもすぐにゲーム開発に触れることができます。今回紹介説明したUnreal EngineとUnityは無料で始めることが可能なので一度試してはいかがでしょうか。
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