Chromeのデベロッパーツールって何?何が出来るか徹底解説します!
Webサイトなどを見るときはブラウザを使用します。Chromeのデベロッパーツールとは、Googleが作ったChromeというブラウザに入っている検証機能のことです。普段Webサイトを見るときは使いませんが、開発者にとっては非常に便利なものです。今回はそんなChromeのデベロッパーツールについて解説していきます。
目次
デベロッパーツールってそもそも何?
Webサイトを編集したり構築したりするツール
私達が普段から見ているWebサイトはタグなどによって作られています、と言われても実感がわかない人がほとんどです。そんなWebサイトの仕組みなどを見る上で欠かせないアイテムというのが、デベロッパーツールです。
様々なものがありますが、Chromeのデベロッパーツールが最も有名です。
デベロッパーツールというのはその名の通り開発者のためのツールであるため、Webページを閲覧するときはほとんど使いません。しかし、Webサイトの仕組みなどを調べたり、Webサイトを編集したりするときなどに用いられます。
エンジニアにとっては必需品
エンジニアと言っても、プログラミングを勉強している人にとっては縁遠いものなのでは、と考えていませんか。実は決してそうでもありません。初心者のうちからデベロッパーツールを使いこなせるようになると、実際に自分でWebサイトなどを作るときにかなり楽になります。
というのも、デベロッパーツールというのは熟練のプログラマーやエンジニアでも頻繁に使用しているのです。デベロッパーツールは開発者向けではありますが、初心者からベテランまですべてのエンジニアにとって必需品なのです。
Chromeのデベロッパーツールはなぜ凄いのか
情報がかなり多い
実際にデベロッパーツールについて調べると、ほとんどはChromeのものに関する情報ばかりです。それだけ情報が多いということは、使っている人がそれだけ多いということになります。何よりこのツール自体がブラウザの機能の一部として入っているため、簡単に使うことができるのです。
また情報が多いということは、初心者にとっても嬉しいことです。ツールについてわからないことがあっても、情報が多いため解決策などもすぐに見つかるのです。実際によくある問題に関する解決策はもちろん、初心者向けのわかりやすい使い方など、様々な情報があるのです。
機能が充実している
なぜこれほどの人気があるのか、それは機能がかなり充実しているためなのです。ブラウザの機能の一部と聞くと、あまり機能性に優れていないイメージがどうしても出てきてしまいます。しかしChromeの場合は、ブラウザの機能の一部とは思えないほど十分に必要なものが揃っているのです。
少し前に情報が多くあるということはそれだけ多くの人が使っているということだと説明しましたが、その一方であまりにも機能が充実しすぎて紹介しきれないという一面もあります。それくらいこのツールは機能が充実しているということなのです。
Chromeのデベロッパーツールでできること
Webページの編集テスト
通常Webページを制作する際はテキストエディタなどを用いて構築します。当然Webサイトをリニューアルするとなると、その度にテキストエディタなどを開く必要が出てきます。このツールではそんなサイトをリニューアルするときも、作業をかなり楽にしてくれます。
例えばちょっとしたデザインを変更する際、本来テキストエディタなどいろいろなものを開く必要があります。特にどのようなデザインに変更するか決まっていない場合は、頻繁にブラウザとテキストエディタを行き来しなければいけないため、かなり手間と時間がかかってしまいます。
しかしこのツールを使うことで、ブラウザ上だけで編集テストをすることも可能です。あとはテキストエディタで変更箇所を書き換えるだけで、簡単にサイトのリニューアルが終わります。
他のサイトのコードやサイズのチェック
プログラミングを学習している人であれば必ず聞いたことのあるタグという言葉。Webサイトを構築する上で欠かせないものの一つではありますが、それらが実際どのように使われているのか気になる人も少なくありません。
そんなタグがどのように使われているのかも、デベロッパーツールで簡単に確認できます。
またChromeのツールの場合、タグなどのコードはもちろん、サイズなども確認することができます。
Webサイトというのはパソコンで見る人もいれば、スマートフォンで見る人もいます。当然画面のサイズは大きく変わるため、Webサイトの表示の仕方も画面サイズに合わせて変更されるようになっています。この画面サイズごとの表示のされ方もツールで簡単に確認できるのです。
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Chromeのデベロッパーツールはこんな時に便利
プログラミング勉強中の写経
プログラミングの勉強でなんで写経を、と感じる人も多いはずです。確かに写経というのはお経を書き写すことですが、プログラミングの勉強においては本やツールに書かれているコードを書き写すことを言います。
Chromeのツールはサイト自体を構築しているコードはもちろん、デザインなどに影響を与えるスタイルシートの部分も簡単に表示できるため、写経にもかなりおすすめです。これであなたのサイト設計の腕もかなり上がるはずです。
自分のWebサイトのリニューアルや修正
先程の部分でも少し触れた部分ではありますが、デベロッパーツールでは変更したデザインをプレビュー感覚でテストすることもできます。そしてツールの機能はこれだけではありません。サイトになにかあったときも、すぐに原因を突き止めることができます。
ツールの機能の一つにどこからどのようにアクセスしているかを確認できる機能があります。そこではアクセス数なども確認することができるため、著しくアクセス数が少なくなっている原因などもすぐに発見できます。
デベロッパーツールの注意点
基本的にすべて英語
デベロッパーツールを使うときの注意点として、まずは基本的に英語であることを覚えておきましょう。項目はもちろんすべて英語で書かれているため、最初は苦戦するはずです。
とはいえプログラミングは基本的に英語で行うことになるため、早いうちからなれておくためにツールを使うというのも良いでしょう。ある程度意味を理解することができれば、このツールの凄さを強く実感することができます。
編集中は再読込に注意
これはツール上で編集テストをしているときの注意点となりますが、編集中は再読込を押さないようにしましょう。万が一変更中に更新をしてしまうと、今まで編集した部分は消えてしまいます。もしもデザイン変更で編集テストをしている場合は、くれぐれも更新をしないようにしましょう。
またツールで編集できたとしても、実際のWebサイトは変更されません。そのためもしも編集テストで良いデザインが決まったら、忘れずテキストエディタなどで元のデータを書き換えるようにしましょう。
Chromeのデベロッパーツールは史上最強アイテム
今回は開発者のほとんどが使用しているChromeのデベロッパーツールについて紹介しました。
エンジニア目指すなら絶対マスターすべきアイテム
Webサイトの制作というのはかなり時間と手間がかかってしまうものです。そんな手間や時間を短縮するために、日々画期的なツールなどが生まれているのです。このデベロッパーツールもまた、手間や時間を短縮する上でかなり画期的なアイテムです。
そして機能もかなり充実しており、それでいて使いやすいため、初心者はもちろん現役の凄腕エンジニアまで、幅広い開発者たちが用いているのです。
まとめ
今回はツールの紹介や機能などについて紹介しましたが、最後にツールの出し方について紹介します。と言っても方法は非常に簡単であり、Chromeでコードを見たいWebサイトで右クリックをすると、メニューの中に検証というものが出てきます。あとはその検証を選ぶとツールが開くので、自分がみたい項目をクリックしましょう。
デベロッパーツールはかなり機能性が高く様々なことができるため、一気にマスターするのは不可能です。早いうちから使い始めて、実際にWebサイトを制作するうちに使うようにすると、いずれツールをマスターすることができるはずです。
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