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【採用担当者向け】2021年10月 IT転職市場レポート | ギークリーの利用者から見えるIT転職市場をご紹介!

全国で緊急事態宣言が解除され、コロナウイルス感染者も減少傾向に転じた1ヶ月でした。ようやく厳しい社会情勢に希望が見え始めたように感じます。この状況に、IT転職市場はどのような影響を受けているのでしょうか。ギークリーの利用者を分析して2021年10月のIT転職市場の変化を探ります。

2021年10月 各社IT採用ニーズトピックス

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IT転職専門のギークリーにて取り扱っている求人情報を分析し、各社のIT採用のニーズをまとめました。

2021年10月の主な各社IT採用ニーズのトピックスは以下の通りとなりました。

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▼調査について
調査目的 :求職者集客および求人の仕入れ状況からIT業界の転職市場を知る
調査対象 :10月に当社をご利用いただいた求職者および企業
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クリエイティブ職種の求人数が急上昇中  

 

 

インターネット業種で、顧客リード獲得を目的としたコンテンツ充実化の動きあり 

ギークリーで保有する求人数は、10月も例月通りに増加ペースとなりました。

 

中でも、9月まで毎月求人数を2〜4%と微増し続けていたクリエイティブ職種が、 10月は7%増加し急上昇の兆しが見られています

 

特にネットメディア企業は、Webディレクター・デザイナー職が17%増、SaaS企業もWebデザイナー職が16%増とクリエイティブ職の内製化に向けた求人増加傾向が顕著に見受けられました

外注先である広告代理店のWebディレクター求人も20%増となっており、 顧客リード獲得を目的とした自社メディアコンテンツの充実化に各企業が動いていると考えられます。

 

またクリエイティブ職種の求人数急上昇に付随して、同職種の採用要件緩和と採用ニーズの上昇も見受けられるため、今後もクリエイティブ職種の求人数は増加傾向が続くと推測されます 

 

料率アップ企業が増加。IT採用に大手企業が本気で挑む  

 

 

エンジニアの採用苦戦、採用競合とのバッティングが激化  

ネットメディア・SaaS・SIer・広告代理店など様々な企業が、エンジニアの母集団形成を目指す動きがあります。

 

しかし、採用競合と選考がバッティングするといった IT採用に苦戦を強いられている状況です。

この採用苦戦を乗り越えるため、各企業で転職エージェントのコンサルティング料率アップのご提案を多数いただいています 

 

大手有名企業でもIT採用は苦戦しており、コンサルティング料率を40〜70%、職種によっては100%のご提案も

ギークリーとしても各企業のお声に応えるべく、紹介数や書類通過数のコミットメントをお約束するなど、積極的にご相談を承っています。 

 

2021年10月 集客トピックス

 

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ギークリーでは転職エージェントの面談に訪れた方にアンケートを実施し、1ヶ月ごとにIT転職市場のニーズや傾向を分析を行っています。

1年のちょうど折り返しとなる2021年10月、主な集客トピックスは以下の通りとなりました。

 

エンジニアの割合が向上 

 10月に入り、エンジニアの採用ニーズがさらに高まっているため、エンジニア集客の強化に注力しました。

特にプロジェクトマネージャーや社内SEの集客が増加しています。 

 

46歳以上のミドル層が増加 

採用競争の激化により要件が緩和され、引き続き46歳以上の採用ニーズが高まっています。

ミドル層が事業会社に転職を成功させる事例も出ました。 

 

各トピックスについて、グラフとともに詳細解説をします。

 

エンジニアの割合が向上 

 

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面談者の経験職種区分(先月と比較)

 

 

面談者の職種を分類した結果、9月に比べ10月はエンジニア職が58%から60%に増加しました。

エンジニアの採用ニーズが求人企業サイドでさらに高まっているため、エンジニア職への集客を強化したことが要因と考えられます。

 

エンジニア職の中でも特に、プロジェクトマネージャーや社内SEの集客が増加している傾向です。

他の職種の割合は、クリエイティブ職が12%から11%に減、同じくゲーム関係が9%から8%に減、営業・マーケティング職は18%のままという結果となりました。

 

面談者のエンジニア経験職種区分(先月と比較)

 

 

エンジニア職経験がある面談者を、さらに細かく職種分類してみましょう。

 

9月と比べ10月はプロジェクトマネージャーが15%から18%に大きく増加、社内SEも10%から12%に増加しています。

これは、年齢の拡張をして集客を行っていることが要因です。

 

一方で、制御系・組み込み開発が7%から4%に減少しました。

地方の組み込みエンジニアの集客が減少しているため、このような結果が出たと考えられます。

 

46歳以上のミドル層が増加 

 

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面談者の年齢区分(先月と比較)

 

 

面談者の年齢を区分した結果、9月に比べ10月は46歳以上のミドル層の集客比率が13%から15%に増加しました。

採用競争の激化により要件が緩和され、46歳以上の採用ニーズが高まり続けている傾向が見られます。

 

54歳のエンジニアが、事業会社に転職成功した事例も出ており、ベテランエンジニアの採用ニーズの高さが現れているようです。 

 

面談者の年収区分(1年前と比較)

 

 

面談者を年収別に分類した結果、9月に比べ10月は、601万円以上の年収帯の占有率が18%から29%に大きく増加しました。

 

46歳以上のエンジニアを拡張し、このゾーンの集客が増加したことに付随して、年収帯も上がってきたと見受けられます。

 

1年前の比較した場合は11%増加していることから、年収区分からもミドル世代のベテラン層の集客の増加が顕著です。

ミドル層の転職決定率が高いため、ギークリーでは引き続きこの層への集客を強化していきます。

 

まとめ

 

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2021年10月は、求人企業のエンジニア職の採用ニーズの高まりを受け、集客を強化した結果が現れ始めました。

エンジニアの採用競争が激化しており要件緩和から、46歳以上のミドル層の採用ニーズが高まり続けています。

採用競争に苦戦する企業から、コンサルティング料率アップのご提案が増えていることも、厳しい競争を物語るのではないでしょうか。

 

また10月に入り、求人企業サイドでクリエイティブ職への採用ニーズが高まっていることも、注目を集めるべきポイントです。

採用要件の緩和も見られ、今後クリエイティブの採用ニーズの動きにも注視していきます。

 

ギークリーでは、面談いただく求職者はもちろん企業の採用担当者へのニーズも鑑みて、IT転職市場の動向を探っております。企業と求職者のニーズが1件でも多くマッチングできるように、IT転職のエキスパートとして分析をしてまいります。

引き続き来月もレポートをアップしますので、ぜひ企業の採用担当者の皆様はご参考ください。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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